金曜日, 12月 04, 2015

まだ、PC続けるんですか?

PCが赤字なだけではんく不正会計で歴代の社長が塀の向こう側に落ちるかと気が気ではない東芝と一時はNECなんか目じゃないと強気だった富士通、そしてSONYから分離されたVAIOがPC事業を統合して仕切り直しをしようとしている。同じCPUを使い同じOSで動くPCを作っていれば待っているのは価格競争以外ないことは当事者以外には分かりきったことだったが(もちろん当事者じゃない人でそれが分からない人もいた)、それを回避しようと国内メーカーは差別化をお題目にそんなものに食いつく人は日本にどれだけいるのですかと聞きたくなるようなどうでも良い差異を競い合い、それでなくても利益の確保が難しいのにモデル数を増やして自らの首を絞めていった。

ハードで儲けられないからなのだろうが無駄な場所とPCの処理速度に悪影響を与えるバンドルソフトの山も国内メーカーのPCの売り上げに悪影響を与えたが、それ以上にWindoowsそのものの印象を悪くするのに大きく寄与したもの事実だ。素人ユーザは何が原因で自分の使っているPCが遅いのかも分からず処理速度が速くなるという胡散臭いユーティリティーまで入れなければいけなかったのは本当に不幸な話であった。

ソフトウェアはアプリケーションのことだと考え様々なサービスを含めたエコシステムがソフトウェアであると考えるAppleに敗れ去ったApple以外のPCメーカーはサービスやエコシステムをMicrosoftやGoogleに握られてしまいハードに余計な手を入れるしか道が残されていなかったのは自らのビジョンがなかったから自業自得。PC業界が失敗を重ねていたのにAndroidで同じ轍を踏んだのだから同情の余地はないのである。

結論:合従連衡しようがWindows PCを作っていたのではバラ色の未来は決してやってはこない。三社を合わせればレノボ・NECよりもシェアが大きくなるなどという意味のない話に踊らされないで完全撤退をするかMacの製造でも請け負う道を探ったら良いのである。

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