土曜日, 10月 12, 2024

iPhone 16 Proを買ってはいけない 〜 10の理由 〜

 既に手に入れてしまったので遅いよと言われると思うが、書かないのですかとリクエストを頂いたので遅ればせながらiPhone 16 Proを買ってはいけない理由を書き連ねてみたい。それにしても最近は、Mark Garmanのほぼ正確な情報が多くなりイベントの発表に驚きがなくなってしまったのは寂しい限りだ。

買ってはいけない理由
その1:Apple Intelligenceは未搭載
あれだけ、大見得を切っていながら肝心のApple Intelligenceは最初のバージョンには搭載されていない(徐々に機能追加されていくと最初から言っていたのに開発が遅れていると騒ぐバカはいまだにいる)。日本語版となると更に登場が遅れる(来年末になると書いている人もいるが発表されている全ての実装が終わるのはもっと先かも知れないが、最初のバージョンは来春には出るはず)。私のように日本語しか使えないなら慌ててiPhone 16 Proを購入する必要はない。

その2:iPhone 16で事足りる
既存のモデルではiPhone 15 Proシリーズ以外にApple Intelligenceをフルに使えるiPhoneは存在しなかったが、今年のiPhoneは無印の16でも同じようにApple Intelligenceが動くし、スパーシャルビデオ撮影もできる。どうしても見栄が張りたいとか、Proモデルのカメラ機能が必要と言うのでなければiPhone Proを買う必要はどこにもない。同じようにどうしてもでかいのじゃなければ嫌と言うのでなければ、iPhone 16シリーズに関してはPro Maxを買う必要もない。

その3:相変わらず高い
ドルベースで考えれば値上げはしていないのに円安のせいでバカ高くなってしまったiPhone 16 Proを進んで買う理由はない。ただし、いくら安いからといって割引価格で手に入る無印の14(キャリアでは端末代はわずか数十円だったりする)や15は絶対に買ってはいけない。なぜならフルのApple Intelligence機能が使えるよになることは未来永劫ないだろうし(一部OSのアップデートで賢くなる可能性はある)、来年になれば14や15よりも高性能で全てが使えるiPhone SE4が低価格で出てくる。iPhone SE4が出る頃には日本語版のApple Intelligenceの初期バージョンもきっと出ている。iPhone 16 Proはストレージが512GBになると512GBのM3 MacBook Airよりも高くなってしまうのだから始末に追えない。

その4:カメラ・コントロールがウザい
カメラを多用する人には好評なようだが、無器用な人にはカメラ・コントロールを使いこなすのは容易くないように思える。押したつもりはないのにカメラが起動してしまうこともあるだろうし、機能選択のための半押しのつもりでシャッターを切ってしまうこともままある。横持ちでホールドする時は間違って押してしまうことは滅多にないが縦持ちだと…アップデートに期待するしかない。

その5:デザインが大して変わらない
マニアからすれば小さなアップデートが多くあるが、一見しただけでは、ノッチではなく「ダイナミックアイランド」になったiPhone 14 ProのiPhoneと見分けることなど出来はしない。

その6:折り畳めない
もうそんなバカはいないかも知れないがiPhone Proには折り畳めるモデルはない。そう言うものを欲しがる感性の人はそもそもiPhoneに限らずApple製品を購入してはいけないし、オンラインも含めApple Storeは出禁にした方が良い。

その7:Apple Watch 10が欲しい
両方購入できれば良いが手持ちの予算がと言うこともあるだろう。そんな人は慌ててiPhone 16 Proを購入する必要はない。iPhone SE4が登場する頃に吟味して何を手に入れるかを考えれば良い。

その8:iPhone 15 Proユーザー
多少の処理速度の差が発生するかかも知れないがiPhone 15 Proを使ってるならiPhone 17が出てから機種変をするので構わないと思う。恐らくとびっきり薄くて軽いAirが出ていると思うので待つ価値は十分にある。

その9:AIが他社に比べて貧弱
捏造写真やフェイク文章を容易く作れる他社のAIとは違いApple Intelligenceで出来る生成機能は子供騙しに過ぎないとお考えなら発売とほぼ同時に値下げされる(iPhoneだって実質半額で手に入るが)PixelやGalaxyを買うべきだ。Appleが考える生成AIはユーザーのドキュメントや画像をより良い形に修正するためのツールにに過ぎない。サードパーティーからはそう言うアプリが出るかもしれないが、いくら待ってもAppleのOSには作り物を量産してくれるような紛い物の機能は載ってこない。

その10:カラフルなiPhoneが欲しい
カラフルなiPhoneが欲しいならiPhone 15よりも色味の強いカラーになった無印のiPhone 16をお勧する。

結論:
iOS 18はApple Intelligenceがなくても良いOSだと思う。壁紙に使っていたSteve Jobsの画像(床に胡座をかいて座り初代Macintoshを抱えている有名な写真)の顔がアプリアイコンで隠れることがなくなっただけで個人的にはアプデートする価値が十分にあった。そんなOSにインテリジェント機能を付加してくれるのがApple Intelligence。新たに発売されたiPhone 16シリーズは無印も含めていずれは搭載される。その肝となるのがA18チップ。今後はSEシリーズも含め全てのデバイスがA17 Pro以上の処理能力を持ったチップになるので、正直な話初めて無理をしてProを買う必要はないラインアップになった。何がなんでもProじゃなければという考えは捨てても良い頃かも知れない。そういう私は初日にiPhone 16 Proを手に入れたので説得力が全くないが。

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