火曜日, 7月 25, 2006

Zuneは凄い!!

 MicrosoftがZuneなる携帯メディアを出すと発表した。無線LAN機能を持っているためPCを必要としない(ということはWindowsで動いている出来損ないのPCだ)と言う事だ。HDD搭載で、大きな画面で重さはきっと1キロは切るだろう(要するにUMPCだろうが)。何故今こんなものを発表するかと言えば、出る見込みのないVistaから注意をそらす以外の何物でもない。

 大体ティーザー広告が、とてつのなく不気味で何が言いたいのかが全く伝わってこない。こんなティーザーじゃ何も期待出来ないのだ。

結論:その昔(2002年)、Miraというデヴァイスを発売するとMicrosoftは言っていた。そしてタブレットPCとUMPCは、取りあえず出してみた。でもどちらももう無かった事になっているのと同じだ。今回のZuneが、本当出るかどうかは分からないが売れない事は間違いない。

土曜日, 7月 22, 2006

タッチパネルじゃないの?

 次は、タッチパネル式のiPodだと思い込んでいたが、どうやらタッチさえしない(指の油で汚れるからか?)非接触型のiPodに一気に進むのかも知れない。これから出てくる新しいMac(bookではなくnote)にも使われるのだろう。タッチスクリーン自体は既に練れている技術なのであとは量産されれば価格が下がってくる段階に入っているが、それじゃどこかの会社の出した”origami”になってしまうと言うことか。

 それにしてもiPodの機能強化はビデオ(撮れると言うことだ)からゲームへと進もうとしている(本当かいな)。そしてVoIPを利用した無線ネットワーク電話。iPodだけでもこれだけのネタが用意されているのに、Microsoftは携帯音楽プレオヤーをこれから出そうとしている。

結論:SONYとMicrosoftはもう既に死んでいる。

火曜日, 7月 11, 2006

Appleが何故凄いか

 Jobsは、Appleのロードマップを40〜50年と言う長期戦略を元に事業計画を持っているようである。Jobsが正式にAppleに復帰した(前のCEOを追い出したとも言う)1997年当時、既にIntelへの移行計画をスターしていたというのだ。計画では10年と言う期間を考えていたが、それが1年前倒しになったと言うのか真実らしい。

 それだけではなくiMacと言う機種を販売した理由は、代理店契約を結んでいた販社との契約対象製品名が、”Macintosh”だったからだと言うのだ。つまりiMacは契約対象外の製品なのでマージンはそれまでの25%ではないと言う形で、マージンを自社に取込んだというのだ。つまり今までの契約のままであれば価格は25%は高くなければAppleの儲けは無くなり、またインパクトのある価格設定には出来なかった訳だ。まさに契約の裏をかいた必殺技だった訳だ。

 さらにWindowsをライバルと考えず(シェアを取り合うと言う発想がない)、自分たちが実現したいと言うビジョンを実現する事だけを考えて進めてきたと言う事だ。つまり目の前に立ち現れた明確な敵を潰す事が目的化しているMicrosoftとは全く違う進み方をしているのだ。現に自らのビジョンを持たないビル・ゲイツは戦線を離脱する事になった。

 また、短気で有名だったJobsは、iPod戦略でその粘り強さを示した。今では最初から大成功だったと都市伝説化したiPodだがWindowsに完全対応するまでは大いなる失敗作と思われていたのだ。

結論:Microsoftが、今のような形で50年後にあるかどうかはわからないが、Appleはもしかしたらあるような気がする。何故ならば、まだ実現していないビジョンが沢山残っているからである。

水曜日, 7月 05, 2006

AppleとMicrosoftの大きな違い

 何度も書くのもなんだが、Microsoftは既に恐竜になってしまった。その一番の原因は、巨大な組織をMBAが動かしている事だろう。つまり今日明日の利益を考える(だから利益は出る)ことは出来るが事業は何も分かっていない連中が組織を固めてしまっているのである。

 それと引き比べAppleにはMBAに事業に口出し出来るような素地はない。良くも悪くもJobsのvisionが大事であって、MBAは利益の取りこぼしを無くす役くらいしか与えられていないように見える。何人いるかは知らないが、いないかもしれないと思えるくらいまともに運営されている(MBAの中には優秀な人もいるが全てがそうだと考えるのはあまりにも単細胞だ)。

結論:算盤が弾ける事が大事ならば、税理士や会計士や算盤塾の先生にだって経営は出来るだろう。MBAなんてそれ位のものである。