金曜日, 10月 30, 2009

Windows 7はたった4日でVistaの1年分を販売

 マイクロソフト(日本の方)が、22日に発売されたWindows 7のパッケージ販売数が4日間でVistaの1年間の販売数を越えたと代表執行役社長の樋口泰行氏が発表した。「こんなことを言うとVistaは何だったのかということになるが、Windows 7はWindows 95/98/XPなど過去のOSと比べても一番の勢いがある」とも言及したそうだが...

結論:Vistaを買ったバカには申し訳ないが、Vistaは何だったのかと言えば、私の予言通り糞だったのである(出る前から無かった事になるOSと指摘していた。誰だってそう考えていたとは思うが)。何本売れたかは知らないが4日で抜かれたのだからほとんど売れなかったと言うだけの話だが...

木曜日, 10月 29, 2009

Windows 7に乗り替えるべきか?

 Windows 7が発売されたので、乗り換えるべきかどうかと言う話題が多くなっているが、概ねXPで良いじゃないかという結論になっている。身から出たサビと言えばその通りなのだが、まともな部類ならSP1が出るまでは手を出すなになるし、まともな後はとんでもないクズなので絶対に手を出すなが、合言葉になっているだろう。

結論:ユーザは待ったところでちっとも困らない。待たれて困るのはMicrosoftの方である。少しは困らせた方がユーザの事を真剣に考えるようになるのではないらろうか。まあ、アップデートするくらいならMacにした方が賢明だが。

タッチにすれば良いってものではない

 Windows 7ではタッチスクリーンで操作できる事を盛んにアピールしようとしている。メーカ各社もタッチスクリーンを備えたノートPCをいくつも発表しているが、タッチスクリーンがマウスの代わりになっているだけ(キーボードが付いている)で、そこに必然性のあるアプリケーションも存在しない。AppleはMagic Mouseでマルチタッチをサポートしたが、それはマウスの可能性を引き出すものになっている(マウスなので画面が汚れる事もない)が、Windows PCのそれはAppleのノートPCのトラックパッドで出来る事とさして違いはない。Appleはそんな無駄なもののためにタッチスクリーンを使う事などあり得ないのである。
 
 具体的に言えばOSXをフルに使うシステムにタッチスクリーンを使う可能性はない(少なくともすぐには考えられない)。iPod touchと同様にOSXのサブセットにマルチタッチ機能を加えたものを使用した多機能なブックレットならば間も無く出るだろうが、キー入力の頻度が少なくて良いアプリケーションが主体になるからこそインターフェイスからキーボードを削除し、必要に応じてソフトウェアキーを表示させるUIに意味があるのだ。キーボードやタッチパッドのスペースが取れるならタッチパネルなど無駄なインターフェイスとしか言いようが無いのである。
 
結論:iPhoneやtouchは、マルチタッチ・インターフェイスを使いたいが為に開発された製品ではない。必要最低限のボタンしか持たないデバイスを簡単に使いこなすにはどんなインターフェイスが必要かを考えてマルチタッチ・インターフェイスが選択されただけである。GUIが、マルチタッチ用に設計されていないOSでマルチタッチを利用させると言うのは単なる自己満足(ユーザにとっては傍迷惑)に過ぎないのである。音声入力だって有効な時があるが、全てが音声入力だったらPCなど誰も使わなくなってしまうのだ。

金曜日, 10月 23, 2009

Microsoftとvs Appleの行方

 Windows 7の発売に堂々と新製品をぶつけてきたのはAppleの自信(それとも傲り?)の現れかも知れないが、実際に新しいiMacを今日セットアップした感想からすれば自信を持ってぶつけてくるのが当たり前の出来だった。Magicマウスもキーボードも快適そのものだし、CPUもメモリ容量もローエンドモデルで十分だと思えた。
 
 アルバイトを動員したかどうかは分からないが、秋葉原で深夜に盛り上がった事が嘘のような扱いのWindows 7。速くなりました、軽くなりましたと言われたってVistaがダメ過ぎただけで、別に良くなった訳ではないのだから当然の扱い。

SnowLeopardは、目新しさはないが確実に進化してい上に僅か数千円でアップグレード出来たのに、Microsoftは仕様ミスを改めたバグフィックスを商品として出したのだから飛ぶように売れる事など無いのである。

結論:Microsoftは対向車線の逆走を進化と呼び、Appleは追い越し車線の独走を進化と呼ぶ。ソウフトウェアで利益を上げなければいけないMicrosoftはOSを無料にする事は出来そうもないが、AppleはいずれOSを無料にするつもりだろう。OSをライセンスしなかった事がAppleの最強の武器になりつつあるようだ。

木曜日, 10月 22, 2009

新製品のファースト・インプレッション

 魅力的な新製品が発表されたので昨日、早速昼飯がてらにアップル銀座を覗いてきた。商品の入替えがまだ終了していなかったので、新しいiMacは取材用の一台が中央にデンと構えているだけで、試してみたかったMagic Mouseも撮影中だったので一瞬勝手に触っただけだった(撮影中なのに手を出すのはどうかと思うが...)。
 
 同じ時刻にiMacの回りにいたのは取材のカメラと林信行さん、それと何故かTBSの鈴木純アナウンサー。一方的に知ってるだけで面識がなかったのでお話はしなかった(当たり前だ)。
 
 さて、本題だがMacBookは既に並べられていたので触る事が出来たが、iMacはまだ一台しか展示されていなかったので実際の操作感は試す事が出来なかった。画面がきれいと言う以外に...Mac miniサーバとMagic Mouse以外の商品は既に持ち帰れる事を確認し、ショップを後にしたのである。

結論:何処がファースト・インプレッションだと言われれば、まさにその通り。でも、Magic Mouseが欲しくてMacを買うユーザが出てくるぞと予感した。あれは、大化けするのだ(WindowsではBoot CampでもMagic Mouseは使えません)。Windows 7の販促に付ければ7が売れるかも...

Windows 7発売に思う事

 Windows 7はMagic Mouseの影に隠れちゃうのではないかと半分冗談、半分本気で書いたのだが、あながち間違いではない気がする。飛び石で二度も大きな失敗作(MeとVista)をリリースしたMicrosoftの起死回生を狙うWindows 7は、XPモードも備えVistaほどの体たらくを見せる事はないだろうが、だからといって飛びついて直ぐに手に入れなければならないOSではない。Windowsユーザをつなぎ止めなくてはいけないので次期OS(Windows 8)の話もちらほら出ているが、OSが単独のパッケージとして発売される事を騒ぐのはWindowsに関してはこれが最後なのではないだろうか。何故ならばPCは既に当たり前の存在になっていてOSが何であるかは重要ではなく、自分がやりたい事が出来るか出来ないか、そしてそれが快適かどうかに比重が移り、それに失敗したからVistaは無かった事にされただけなのだ。
 
 Macユーザにとって新しいOSXが発表される事とWindowsユーザ(ヘビーユーザは別だが)にとってのそれは、全く次元の違う話である。シェアが9割あろうが無かろうがWindowsユーザの大半はMicrosoftのOSが入っているからWindows PCを使っているわけではない(Macのユーザも最近の主流は同様だが)のである。当たり前の事が思った通りに出来る環境を作るのがOSの仕事だとすればバージョンが変わるたびにお作法が代わるようなOSは失敗作と言うしかないのだ。だとすれば、今後Windowsが8になろうが9になろうが、その違いをユーザビリティで表現しようなどと言うバカな考えは捨てざるを得なくなる。見た目は違わないのだからOSは限りなく空気に近くなり、空気にお金を落とす人はいなくなるのだ。OSのライセンスビジネスで大きくなったMicrosoftは、そのビジネスモデルのためにライセンスでしか生き残れない企業になってしまうのである。

結論:OSの主戦場は既にモバイルに移っている。そこで、一番劣勢なのはMicrosoftだが今後起死回生を図る事は恐らく無理だろう。そこには、iPhoneやAndroidのようにWindows mobileの数年先を行っているOSが既に存在するのだ。PCのライセンスで細々と生延びるしか方法はないのではないだろうか。

水曜日, 10月 21, 2009

底意地が悪い

 Vistaの汚名をそそぐためにスタートダッシュで話題を独占したかったMicrosoftの思惑を知っているのに(知っているからこそ、出鼻を挫く)、その一日前に一挙にコンシューマ用の新製品をぶつけてきたApple。ネットブックなどいらないとばかりに文句の付けようの無いスペックのMacBookを出したり、Mac miniをスモールサーバとして出したりと、明日以降のメディアがAppleに相当数のページを割かざるを得ない状況を作り出したのである。

結論:Windows 7はMagic Mouseよりも注目されないような気がする。OSがマウスに負けるなんて普通はあり得ない話だが、今回はあり得そうなのだ。Jobsは、底意地が悪過ぎるのである。

「Windows 7 をインストールできるか」判定ツール、正式公開

 手持のPCがWindows 7に対応しているかどうかを判定する「Windows 7 Upgradde Advisor」をMicrosoftが正式に公開した。周辺機器やソフトの互換性を調べる「Conaptibilty Center」も同時に公開されたようだが、発売当日にパッケージを買うのは単なるオタクで、普通の人は2、3年は乗り替えないから今から出すのでも遅くないと考えているのだろうか。

結論:今日から1週間の話題の中心はWindows 7ではなくMagic Mouseの方だろうな。アップル銀座に行って取材中のマウスを勝手に触って邪魔をしてきたが、クールでセクシーだった。

火曜日, 10月 20, 2009

明日発売される商品

 いよいよ本当にiMacやMac miniなどの新製品が発売されそうだが、その中で一番地味なMac miniは一番強力なラインナップが含まれているようである。Mac miniの使われ方で多かったのがWindowsマシーンの代替えやLinuxサーバだったのだが、噂によるとMac miniの一つはOSXサーバとして売り出されそうなのである。Unlimitedが入るのかどうかは分からないがホームサーバとして使うのであれば10ユーザ版でも十分に役に立つ(自宅でサーバを立てる人がそんなに沢山いるかは疑問だが、小規模のオフィス用なら十分あり得る)だろう。

結論:Mac miniがお手軽な本格的サーバの代名詞になるかも知れないのだ。

月曜日, 10月 19, 2009

いよいよLTE版iPhoneか

 VerizonのLTEネットワーク上でCDMAのiPhoneをテストしていると言う噂が流れている。日本ではdocomoが2010年にLTEのサービス開始を目指しているので場合によってはiPhone 4Gはdocomoから発売されるかも知れない。2012年からサービス開始を目指しているauはここでも置き去りに去れるのか、それとも3.5GとしてCDMA2000 EV-DOでiPhoneを出すのかが気になるところである。

結論:どう転ぶかが分からなかった初代iPhoneではキャリア独占が必要だったが、既にデファクトとなりつつある現在。AT&Tの独占契約終了と同時にEV-DO(LTE対応)が発表されるかも知れないのだ。

Windows 7にアップデートするくらいなら

 パッケージ版の販売が22日に迫ったMicrosoftに対抗するためにAppleが乗り替えキャペーンを計画しているようだ。Vistaを使っているユーザならばアップグレードは簡単だが、XPからのアップグレードならクリア・インストールしか方法がないのを逆手にとって、そんなことならMacの方が簡単だと言う話なのだろう。確かにMacからMacならばバカみたいに簡単だが、XPからWindows 7に比べて簡単かどうかは定かではない。勿論、同じソフトウェア会社のシステムの移行が、引き合いに出される段階で多いに問題なのだが...
 
結論:Appleは、今週iMacやMacBookなどのコンシューマ用のラインアップを一新してくると思われるが、Windows 7を買うくらいならハードごと替えたらという根付けを果たしてしてくるのだろうか。だとしたら、底意地が悪過ぎると思うのである。1週間くらいは夢を見させてあげても良いのに...

金曜日, 10月 16, 2009

Blu-rayはBTO

 次のiMacにBlu-rayが搭載されると言う噂が以前にあったが、Blu-rayドライブはオプションでBTO可能になるという新たな噂が出ている。Blu-rayがデファクトになる事はないと考えている私から見ればBTOの一つになると言う選択は正しいと思うのだ。それよりは、iFrameフォーマットの方がAppleには重要ということなのだ。

結論:チップはCore7らしいが、これは上位機種だけだろう。今のチップでも十分仕事には使えるのだ。まあ、メモリは4ギガが標準になるのだろうが。

iFrameはiPadへの伏線?

 Appleが発表した最新のビデオフォーマット「iFrame」ベースはH.264とAACだが、解像度が960×540(Full HDの1/4)となり、画像処理によってFull HDで表示させた場合に好都合な事が伺える。明らかにAppleTVやiPadを睨んだフォーマットの追加。まずはAppleTVで発表し、iPadの発表でiTunes StoreのビデオフォーマットはiFrameが標準になってCocktail形式のブックコンテンツが...

結論:地味な発表と言うのは実は重いものなのである。

水曜日, 10月 14, 2009

iPodでFM?

 Appleがラジオ用のアプリケーションを準備中だと言う噂が出てきた。nanoでは既にFMの視聴が可能なのでtouchにチューナーを搭載したモデルが出るのだと思っている人がいるかも知れないが、touchに使われている通信チップは元々FMも受信出来るもの。カメラ付きの本物の第3世代touchが登場する前に、既存の第2世代ユーザ向けにアップデートで対応するのだろう。

 nanoとの違いは、iTunes Storeとの連携だろうか。

結論:アプリさえあればFM受信(ラジオ)だろうと、送信(トランスミッタ)だろうと可能なのだ。

金曜日, 10月 09, 2009

128ビット版もいいけど

 間も無くWindows 7が発売されるが、既にMicrosoftは次に向けて動き始めているようである。どう考えてもVistaのサービスパックと思える7がやっと出たとしか思えないのに、次のOSでは128ビットに対応させたいと言う事らしい(128ビットに関する記述は削除されたらしい)が、それよりはきっちりと足下を固めて64ビットで実績を積むべきでは無いだろうか。

結論:64ビットでさえ覚束ないのに...

木曜日, 10月 08, 2009

DellのAndroidケータイ

 DellがAndroidベースのスマートフォンのリリースに向けて準備を始めているようだ。高級機路線はiPhoneやRIMが押え、低価格路線はAndroidベースというのがモバイルの世界の潮流となるのだろう。これに一人取り残されているのがMicrosoftのWindows Mobile。Officeソフトとの連携に縛られたために二世代近くも前のアーキテクチャを引きずっているのだから取り残されるのも仕方のない話である。
 
 ガラパゴスの日本メーカーは現状のままでは、よりガラパゴス化を進めるか、Android化して世界に目を向けるか、撤退するしか方法は無いだろう。DoCoMoやauは独自サービスを死守するためにお化けケータイをメーカーに作らせようとするのだろうが、Androidにシフトすれば海外のメーカーを締め出す事は不可能になり、結局は日本のメーカー全部載せで...

結論:お財布ケータイ、日本独自のコンテンツなしでiPhoneが売れている事実を冷静に受けとめたらキャリアの言いなりなるのはやめると思うのだが。

火曜日, 10月 06, 2009

勝負あった?

 何時までたってもFlashをサポートする気配のないiPhone。Apple育ちのWebKitベースがスマートフォンのブラウザーのデファクト・スタンダードになろうとしている中、WebアプリはFlashではなくHTML5がデファクトになりそうな気配である。PCではデファクトであったIEもシェアを落とし続け、モバイルに関しては無いも同然。Flashを必要としないiPhoneに合わせたHTML5ベースのWebアプリが大勢を占めるようだとMicrosoftの出る幕は無くなってしまうだろう。
 
 WebKit陣営には、Apple、Google、Nokia、Samsung、Palmが控えている。GoogleのChromeもWebKitベースだから開発スピードが早いのである。

結論:Microsoftがどう考えていようと、周回遅れのIEとSilverlightがメインストリームになる事などありえないのだ。

出版業界がAppleのTabletに対抗

 年が明ければ間違いなく発表されるAppleのTablet(iPad?)。手をこまねいていたら音楽業界と同じようにデジタル書籍をAppleに独占されてしまうとの警戒感から、出版業界がAppleに対抗するデジタルストアを開設しようと動き始めたようである。JobsはJobsで大手出版会社とデジタル書籍の話を進めているが結果は如何に。

結論:SONYは懲りもせずに単機能のデバイスをKindleに対抗して出したが相手が違うのは間違いないだろう。出版業界が定期購読の形でデジタルコンテンツを売ろうとしているが専用端末はどこが出してくれるのだろう。PC専用だったらアウトなのだ。

Windows 7でホームパーティー

 IE6の履歴ファイルを見て嘔吐するCMを作ったり(IE8の宣伝らしい)、バルマーの直筆サイン付き特別バージョンのWindows 7を作ったりと支離滅裂なMicrosoftが、「Windows 7のホームパーティを開こう」(日本版ではランチパーティ)と言う企画を大まじめに呼びかけている。パーティのホストにはPremium Editionをプレゼントするらしいが、アムウェイやニュースキンのネットワークビジネスじゃあるまいし、どこの世の中にOSを友人に奨めるためにパーティーを開くバカがいると言うのだろう。

結論:おまけにガンプラでも付けた方が売れるんじゃないの。今週発表のiMacをくれるならパーティーに参加してやってもいいぞ。

木曜日, 10月 01, 2009

新しい「iMac」

 MacBookののモデルチェンジよりも二週間前になりそうな「iMac」と「Mac mini」の発表。既に二年を経過したiMacは筐体も新しいものになり価格も引き下げられるだろう。翌々週にはMacBook、そしてその後も...

 価格も円高を受けて黙っていても今迄よりも安くなるのは間違いなし。

結論:Mac購入をお考えの方は今月までお待ち下さい。

「au BOX」受け付け終了

 KDDIが昨年末に開始されたばかりの「au BOX」の新規受け付けを終了した。初期生産分が終了したからで、既存ユーザ向けのサービスは引き続き利用出来ると言うが、どう考えてもこのサービスが発展していくとは思えない。現状日本での付加サービスが、何もないApple TVでさえこんな無様な状態では無いと言えるくらいにみっともない話だと思うのだが。

結論:ちゃんとしたサービスが提供出来ないなら、自前でどうにかしようと言うバカな考えはやめるべきなのだ。結局被害を被るのはユーザの方なのである。