水曜日, 3月 21, 2012

いつか来た道?

アプリやハードを作る側でもユーザでもなく無責任な夢物語だけで飯を食っているマスメディアが持ち上げていたAndroidだったが、ここに来て頭の鈍い人達も付き合ってられないと漸く気付いたのか右肩上がりだったAndroidへの関心が薄れ始めている。勿論、iOSだってiPadが予想通り4倍の密度の画像を扱う新しいiPadになってしまい画像処理の方法によってはiPad2よりも重い処理を強いられる現象が発生しているようだが、影響を受けるのはそんなに多くはないだろう。
 
 Androidの端末の数は今後も増え続けるのだろうけれども、それはスマホの世界に限っての話。タブレットでは、全く役不足(そうでなければ漸く統一出来たばかりのAndroid OSをまたデバイス別に分けたりするはずはない)で、どう考えてもiPadと伍してゆくなどと言えるような状態ではないのだ。タブレットに関してはiPadだけではなくWindowsも暮れになるころには8が搭載されて出てくる。現状でも確固たる位置を占めているとは言えないAndroidはフラグメンテーションの問題で更に株を下げる事になるだろう。
 
 iOS用のアプリではなくAndroid命だと考えているデベロッパー(そんな者はメーカーにしかいないだろうが)は、安全パイとしてWebアプリを作るべきだろう。勿論、それは自分の身を守る為であってAndroidを後押しする事にはならないが…

結論:面白いくらいにAndroidは、私の予想通りの道を歩んでいるのである。

水曜日, 3月 14, 2012

Windowsが勝ったのは?

随分昔の話になるが日経Macが存命の頃(丁度Appleが最悪の時代でした)、Macユーザの中ではこのままではAppleは終りだと言うのが恐らく共通認識だった。Windows 95はMacOS 87だと揶揄していたが、一方でどこに行くのかが全く見えていなかったAppleはクズばかりの会社だと見做していた。あまりの不甲斐なさに日経Macの読者投稿で、Macを作った天才達が戻ってこなければどうにもならないと思わずハガキを出したりもしたが(有り難い事に雑誌に掲載され粗品を頂戴した)、まさかSteveがAppleに舞い戻るなど考えられなかったので、流石にその天才の中にSteveの名前はなかったのだ(一生の不覚である)。
 
 やり場のない怒りの矛先は当然Microsoftへと向かう。WindowsはMacの真似に過ぎないのに何で売れるのだ。PCを使っている連中はモノの良し悪しが分からん薄らバカだと叫んでみても負け惜しみに過ぎず、ユダヤ人のように(虐げられるほど選民思想は強くなる)蔑まれるだけの存在だったのだ。中島みゆきではないが、そんな時代があった事さえ今の人達は知る由もないのだが、風前の灯だったのは動かしようがない事実だったのだ。そんな、我々の気持ちをストレートにSteveは、「MacがWindowsに負けたのはMicrosoftが優れていたからではない。Appleが革新を怠ったからだ。」と語っている。Macintoshが出た当時、Appleは確実にMicrosoftの10年先を行っていた。だからWindows 95が出てくるまでどうにか持ちこたえる事が出来たのだ。そんな時代があったのである。
 
結論:革新的だったはずの企業が駄目になってしまうのは、より強力なライバルが登場したからではなく自己革新をやめてしまったからである。日本の家電メーカーが駄目になってしまったのも全く同じなのだ。

水曜日, 3月 07, 2012

3月7日に発表されるもの

泣いても笑っても十数時間後には発表されている次期iPadとApple TV。iPadに関してはiPad 3ではないと言うのが大方の予想だけど、個人的にはiPad 3ではないとずっと思っていたので、HDになろうが2Sになろうが新しいモデルがデビューすれば良いのである。

出る事が決まっているiPadよりも気になるのが、市場から在庫の消えてしまった(日本国内には在庫あり)Apple TVの行方。 今回のアップデートはどう考えてもApple TVのiOSへの移行と1080p出力への対応が含まれているはずなので、その上でどのようなコンテンツサービス(iTunes for Cloudは当然)が始まるのかが気になる。

どちらにしろ間もなく発表なので予想する必要もない(間違えたら立場がない?)のだが、今回のiPadはCPUは、A6ではなくA5XでRetinaディスプレイで解像度は2048×1536(4対3)、合わせてカメラの解像度も5MクラスとなりフルHDの動画が撮影可能になる。OS絡みでは5.1には正式版のSiriが搭載され日本語がサポートされ、その他に今まで隠されていた新しい機能が二つ追加されるようである。

Apple TVのコンテンツ・サービスは日本では未だお遊びに過ぎないが、アメリカではテレビ放送のライブ・ストリーミング(これをやられてしまうとケーブルテレビは…)

結論:今年度中には日本で、iTunes Matchも始めるとアナウンスされているが、テレビに関しても面白いものが出てくる事を期待しているのだ。