火曜日, 3月 26, 2013

Androidに未来はあるのか?

何も疑問形にする必要が無いほど未来が決まってしまったAndroid。Samsungばかりが儲かっているので気が気じゃない国内メーカーやキャリアはTizenやFirefoxに保険を掛ける気なのだろうが、そんなSamsungさえいい加減Androidに嫌気がさしているのだからお笑い草だ。

アンディ・ルービンの退場で、キャリアやメーカーの気持ちを全く考慮せずに行われていたAndroidのアップデートはここいらで間違いなくペースダウンするが、それは同時にAndroidが徐々にシュリンクしていく事を意味する。そもそもLinux+Javaと言う考え方は疑問符の付く選択。ネイティブ・アプリが動くのであればその方が良いに決まっているが、現状のAndroidにはそんな選択肢はなく、セキュリティが甘いまままで見切り発車してしまった事が、今以上に足を引っ張るのは間違いないだろう。

App Storeと同じくらいに数だけはあると言われるAndroid マーケットにある多くは、クソと不正アプリと言われる始末。使う人が増えるほど評判を落とすのは間違いないだろう。ハードスペックでは補えない問題がこれから足を引っ張るのは目に見えているのだから未来が明るい筈はないが、メーカーがやっている事は速いCPUと画面の大型化(最近は小さくしようとし始めている)とメモリの増量なのだから…

結論:私の当初からの予想通りAndroidの未来は暗いのである。

土曜日, 3月 23, 2013

アンディー・ルービン干される?


iPhoneを喰うつもりでゴーサインを出した訳ではないAndroid。いつの間にやらiPhoneを凌駕するところまで成長したのはある意味誤算だったのだろう。遂に開発の責任者であったアンディ・ルービンが責任者の任を解かれたが、これはGoogleの戦略からすれば本流であるChromeへの統合路線に応じる筈のない(ルービンはAndroidが本流だと思っているのだから)ルービンを外したのは当然の結果だったのである。

Androidスタート時の話を知らない人は先に産声を上げた(出荷された)Androidを本流だと勘違いしているようだが、元々Googleが考えていたのはChrome OSによるGoogleへの常時接続と情報のトレース。スタンドアローンのアプリで済んでしまうようなAndroidでは困る訳だ。その上、現在の様な断片化とコントロール不能の環境を作り出した張本人はルービン。揚げ句の果てには、OSの更新に一番積極的に関わったSamsungが一人勝ちして他のメーカーが根を上げて他のOSに乗換えようと言うのだ。黙ってこのまま見過ごしにする事などあり得なかった訳である。

マスメディアはiPhoneがAndroidに負けたと書き立てるが、冷静に状況を判断すれば超巨星の最後のように一機に弾け飛ぶ恐れがあるのが現在のAndroid。ハードランディングを避けようと考えたらここいらでアクセルから足を放させる必要があったのだ。

結論:Androidがここまで伸びたのはシュミットとルービンの頑張りであったのは間違いないが、Androidの伸びと広告の伸びがリンクしていないのでから仕方がないのだ。

木曜日, 3月 14, 2013

Androidに吹く秋風

クオリティーペーパーと呼ばれる新聞でさえ、iOSではなくAndroidがトップを死守すると持ち上げる今日この頃。Androidの育ての親であるアンディー・ルービンもその責任者を離れる事が決まった。世界中の携帯メーカーはポストAndroidのOSに動き始めている中、本当にAndroidの天下が続くとどうして考えるのかが、私には全く理解出来ないのだ(単にバカだから。勿論、私の方ではない)。

全世界で見たら確かにAndroidのシェアが拡大するのは間違いないが、それがスマホとして使われるためかと言われれば間違いなくそうではない。単純にそれまでの廉価な携帯の代わりがAndroidしか存在しないからであって(iPhoneなど手が出ない人の方が多いのだ)、Androidが欲しいからではないのだ。そう言った人達はより新しいiPhoneの登場を待っている訳ではなく、安価な電話を欲しているだけなのでFirefoxやTizenがより安価で登場すれば躊躇なく乗換えるだろう。つまり、Androidの天下が約束されていそうなのは2013年までなのである(それだって怪しい)。ビジネスでスマホを利用したい法人ユーザを見れば現段階で一番環境が揃っているのはコンシューマ向けの筈のiPhoneだし、将来的にはWindows Phoneだってもう少しまともになるだろう(アプリはないが、今だってAndroidよりは安心だ)。

目を国内に向けてみればAndroid陣営には2013年問題が控えている。どうしてこんな糞を出すんだと私が吠えた国内メーカーの初代Android端末の2年縛りが消える2013年。千葉県では、「Androidで2年修行してiPhoneに機種変」するのが、iPhoneを使った真の喜びを得るための王道との噂が流れているとさえ言われているのだから、iPhone 5Sが出ようが出まいが次もAndroidなんて言う酔狂な御仁は千葉県以外にもそういるとは思えないのだ。

結論:見切り発車でAndroidを販売してくれたお陰でスマホを必要としている国ではiPhoneの売上は伸びるのである。どうして、そう言うまともな記事が書けないのだろう。

水曜日, 3月 06, 2013

サブスクリプション全盛?

レコチョクのレコチョクBest、SONYのMusic Unlimited、KDDIのLISMO unlimitedとサブスクリプションタイプの音楽聴き放題サービスが花盛りだが、これで音楽業界が潤う事が無いのは間違いない。その中で1,700万曲の曲数を誇るのがSONYだが(他も2,000万曲を目指すようだ)、問題は聴き放題はサービスを解約してしまえば元の木阿弥な事。着メロのように新曲を消費する目的で乗っかるサービスは、音楽好きには不要。人が何を聴いているかなんてどうでも良い話で自分の好きなアーティストの手に入らない曲が手に入るのでなければ曲数が何億になろうが無用の長物に過ぎない。音楽にお金を落としてくれるユーザに魅力のないサービスなのだから、そんなもので落ち込むしかない音楽業界の裾野など広がる余地はどこにもないのだ。

キャリア主導のサービスだと、割引やキャッシュバックを餌に強制的に加入を促した会員で水増しされた会員数をベースに成功しているように粉飾が可能だが、更新時にそのまま継続するとは到底思えないので直ぐに頭打ちになるだろう。アナログレコードを後生大事に買い集めた世代がどういう気持ちで、アルバムを買い続けたのか。その辺りを理解した上で考え抜かれたサービスでなければサブスクリプションは全く駄目なサービスなのである。勿論、音楽好きが皆私と同じ気持ちだとは言わないが、摺りきれるまで聴くのでお気に入りは何枚も購入した世代からしたら大好きな曲を人質に取られてお金を要求されるのを良しとするとは思えないのだ。

結論:音楽に限らずサブスクリプションを喜ぶユーザはその作品に思い入れを持っていない人なので直ぐに他のものに興味が移ってしまう事をまず考えたらどうなのだろう。