シャープがアップグレードを断念したIS01に引き続き天下のMotorolaもCLIQ XTを2.1へのアップグレードを断念との事らしいが、Androidが登場した時に懸念していた問題がやっぱりなの状況になりつつある。SONYのXperiaのように根性を見せてアップグレードしたものもない訳ではないが、それだって鳴り物入りだったUXを外す事によってどうにか実現したのだから苦渋の決断だったことだろう(まあ、評判の良くないUIだったから仕方がないが)。
中嶋聡氏も書かれているようにハードウェアのアーキテクチャもまちまち(画面解像度さえバラバラ、ハードウェアボタンも好き放題)でBiosのようなレイヤーさえないスマートフォンがそう簡単にOSのアップグレードが出来る筈もない事は分かり来た事だったが、同時にコスト削減のために利用したOSの後ろ向きのための(旧機種)アップグレードに金を掛けるなど余程の余裕がなければ出来ない芸当なのだ。
そんな状況のAndroidを未だにメディアと一部の開発者は持ち上げている訳だが、愛機のために個人的にアプリを作るのならば素晴らしい環境(一部のマニアにとって)であるAndroidだが、これで飯を食べようと考えている開発者にとっては悩みの種は尽きないのである。
Windowsのようにデファクトになるなどと戯けた事を考えている連中もいるが、Macユーザから見れば出来損ないだったWindowsだってMicrosoftが互換性に責任を持ってくれていたからアプリの開発が行えたのだ。少なくとも今までのGoogleにはその半分も責任感があるとは到底思えない。だから、Androidは不幸になると書いたのだが皆さんはどう感じているだろう。
結論:Googleの動きを見ている限りAndroidの進化にはユーザへの視点もソフトウェア・ベンダーへの視点も抜け落ちているように思える。どうやら見ているのはAppleの方だけのようなのだ。iOSよりも凄いと言われたいだけでOSを作られたのでは迷惑なだけだと思うのだが、如何だろう。このままじゃ、Javaの二の舞い?
土曜日, 2月 05, 2011
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