月曜日, 7月 18, 2011

孫さんは素晴らしい経営者?

 サヨクのように見えて実はネオリベの朝日新聞。ちょっと前に「AERA」のムックで「Appleはお好きですか」というのが出たそうですが、その中でどうやら孫さんを持ち上げていたようです。それを読んだ松田純一さんが、日本におけるiPhoneの成功はソフトバンクの孫さんのおかげではないと、感想を述べていたが、私もその意見に一票。他のキャリアの経営者が大バカなだけで、手を上げれていればどこのキャリアだって大成功したのは間違いないと思うのだ。
 
 未だにソフトバンクだからiPhoneは持たないと言うユーザがどれ位多いかを考えれば自明の事だが、日本のキャリアやメーカーの問題は世界を全く見ていない事。日本のケータイ業界という村の中だけで、ライバル関係(私にはなかよしごっこのキズの舐めないにしか見えない)を続けていたのではスマートフォンがケータイ電波を必要としなくなった時に業界そのものが消えさってしまうことにさえ気付かない井の中の蛙状態を未だに続けいている。
 
 ドコモも株主総会での発言とは裏腹にAppleと交渉は続けているとコメントがあったようだが、日本のキャリアはAppleと交渉する立場にない事をまず自覚しなければいけない。条件を付けるのはAppleであって、キャリア側で​はないのは明らか(iPhoneの四半期の販売数は既に日本国内の年間販売数量を超えている)。どこまでAppleの条件を飲めるかがiPhoneを手に入れる鍵​であって、自分たちに少しでも有利になる条件を出す積もりなら最初から交渉のテーブルを持つ​必要はないのだ。
 
結論:日本のスマートフォンは急速にAndroidで動くガラケーと化しているが、それも一つの方法かも知れない。Androidのアプリ・マーケットなど絵に描いた餅に過ぎないのだからプリイストールのAndroidアプリだけで閉じると言うのもありだろう。それじゃ、スマートフォンじゃないって?その方が、トラブルが起きなくて良いのでは。アプリ開発者にしたら目も当てられない状況だけど。表題と関係ない展開になってしまったが、誰が売っても売れるものを売るのは当たり前の話なのである。

3 件のコメント:

kiza さんのコメント...

>>iPhoneの四半期の販売数は既に日本国内の年間販売数量を超えている

さすがにそれはまだですw Appleの2四半期分なら、十分に超えますが。 1四半期で越えるのは、来年でしょうか?

2007年1月7日の発表日には孫社長は出席してなかったかも知れませんが、既にトップ同氏で話していたと、後でばらしてましたね。

あのJobsのプレゼンを見て、自分の会社で是が非でも売りたいと思わなかった時点でNTT/auは負け確定でした。

私がNTT/auの幹部なら、SBMを潰すために、他の全ての事に目をつぶって、今からでもiPhoneを取りに行くのですがね~ 変なプライドは捨てるべきです。

G4 Cube Everlasting さんのコメント...

 コメントを頂きありがとうございます。

 Androidを作っている日本のメーカーだって、今のような状況では全然幸せではないわけで、それならいっその事iPhoneと戦わずに生き残る別な選択肢を考えさせるためにもiPhoneを取りに行くべきでしょうね。

kiza さんのコメント...

コメント返し、ありがとうございます。
iPhoneは、使っている部品・技術こそ枯れた技術を集めたものですが(だから誰よりも安く作れる)、突然変異で生まれたような物。だからAndroidの様な寄せ集め・ボトムアップの手法では決して追いつけません。 Jobsは2007年1月の発表時に「5年先を行っている」と言いました。もうすぐその5年が経ちますが、誰も初代iPhoneの感動・衝撃に追いついてません。 日本メーカーはOSレベルからつくり直すしか生き残る道はないと思いますが、それが彼らの一番苦手な事なんですよね(泣