ニューズコープなどの米大手出版社が共同で、デジタル雑誌の販売プラットフォームを擁立しようと動き出した。これは販売のプラットフォームであって、フォーマットのプラットフォームではない。ファイルのフォーマットなどはAppleのCocktailやAdobeのAirなどがデファクトになっていくのだろう。現段階では紙メディアの代替えとして伸びているKindleやSONYのリーダーがあるが、まだ紙メディアの置き換えにもなっていないと思う。インクや紙の資源を節約する効果はある(新聞の押し紙や返本を考えたら多いに意味がある)ので悪いとは言わないが、紙では出来ない事がプラスα以上に含まれていなければ、個々のデバイス(紙、電波、ディスクの媒体)を越える事は出来ないのだ。
iPod用の辞書などを見れば分かるように、基本となる辞書機能は当然としてマップ、手書認識、推論インクリメンタルサーチ(濁点なしで濁点付きの語句も検索)などはデジタル出版には不可欠の機能になるだろう。
デジタル出版に必要な機能
その1:デジタル情報の統合(オーディオ、ビデオ、読者参加型のSNS、Web情報のファイル内表示など)
その2:マルチレイアウト(雑誌として楽しむ標準のレイアウトと情報検索時のフィードのようなレイアウト、画像やビデオだけを集約したコンテンツ別のレイアウトなど複数の表示方法が可能)
その3:読み上げ機能(これはKindleなどにも実装されているが複数の読み手を選択可能にする)
その4:雑誌内での決算機能(バックナンバーや新刊の購入、ミュージックやビデオ、ゲームの購入)
結論:AppleはそれをiPadで実現しようとしているのである。
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