Android 2.1にアップデートを検討中としていながらご免なさい状態になってしまいtwitterでボロクソに書かれているauの「IS01」。ハードウェアスペック上マルチタッチは不可能なのにXperiaを2.1にアップした(特に速度も向上しなかった)ソニエリを褒めるべきかどうかは置いておくとして、今回の体たらくの原因は甘い商品戦略の賜物としか言いようが無い。
そもそもの問題点はAndroidがハードウェアの仕様を考慮して作られたOSではない事。それが大きな問題になるからAndroidは買ってはいけないと言うのが最初からの私のスタンス。iOSと同じスマートフォンのジャンルに含まれるAndroidをオープンだから素晴らしいなどと言う形而上の利点を強調してカスゴミが騒ぎ立てるから今回のような無様な姿(まさに形而下の問題)を曝す事になってしまったのだ。
今回の騒ぎではauとアップデートを諦めたSharpが槍玉に上がっているようだが根本的な問題はヘタレなauやSharpではなくGoogleの方にある。無事に2.1にアップデート出来たXperiaユーザは2.2へのアップデートもあるだろうと安心している(それが出来なかったSharpを嘲笑っている?)かも知れないが、2.2にアップデート出来る保証はどこにもない。それどころかiOS4なんか蹴散らす3.0が自分の端末で動くという妄想に取りつかれている哀れな人もいるかも知れないが、そんな日は決して訪れないだろう。
何故ならAndroid 3.0で要求されるハードウェアスペックを持った端末は市場に出ていないからだ。Android 3.0はスマートフォンではなくタブレット用に考えられたOS。恐らく快適に使おうとなったらCPUはデュアルコアが前提になるだろうし、メインメモリも今のままでは足りない。そんなものをiPhone並に使えるようにしようとすれば携帯のサイズに収まるバッテリーでは数時間の稼働時間。とてもじゃないがモバイル機器として使える代物にはなりようが無いのだ。
WILLCOMやイーモバで出ていたHTCやIS01を笑っていられるのは今の内だけ。世界に出て行けるケータイにするためにAndroidを選んだなどと偉そうなことを言っていながらやっていることは国内しか見ていない端末の開発。それが原因でOSのアップデートさえできない端末の山を築くのが目に見えている。
結論:IS01の体たらくを他山の石と考えているAndroidユーザが多いかも知れないが、間違いなく明日のあなたの問題。だから言ったじゃない、Androidなんて買うなって。
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