iTunesの一人勝ち状態で完全に首根っこを捕まれにっちもさっちもいかない状態にある音楽業界。Appleに喧嘩を売っても一銭の得にもならないことは分かっているが、対抗馬が現れれば交渉が進めやすくなると考えてGoogleの参入を歓迎しているようである。しかし、Googleが考えているのはクラウド経由のストリーミングサービス。年間25ドルと噂されるサブスクリプションがメインとなったのでは何の意味もない。どうころんでも、それで喰っていけるような金額など稼げる仕組みではないのに何で歓迎するのかが私には理解できない。
話は変わるがiTunesで”中山うり”が復活したと松田純一さんが書いていたが、iTunesで一躍有名になった中山うりさんはレーベル契約の問題(要はSONY専属になってしまったのだ)でiTunesから姿を消してしまったアーティストだったのだが、今回目出度く契約を解消しフリーランスとしてiTunesに復活した。レーベルとの契約がなければ音楽を売る方法がなかった時代はとうの昔に終っているのにそれに気付かないノータリンだから、Googleが乗り込んでくることを歓迎などとノー天気な事が...
結論:サブスクリプションは金にならず、iTunesから入る70%の売上の方がマシだと気付くのに、そう時間はかからないだろう。Googleを白馬の騎士だと考えるのは自由だが、彼らの合言葉はフリー(自由と無料)だと言うことを忘れているのだろうか。だとすれば相当お目出度いのだ。
木曜日, 9月 16, 2010
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