ストレージを捨ててフラッシュメモリ・オンリーになったMacBook Air。iPadなみのインスタント・オンが可能になったのもゼロ・スピンドルとなったから。バッテリが消耗するのは駆動部分となるモータの起動(モーターの起動時に必要な電流はバカにならない。iPodがバッファー用のメモリを積んでいたのはそのため)。駆動部分をなくしフラッシュにしたことでスリープからの復帰に余計な電池の消耗が無くなったのだ。と、いうことでハードにFlash(メモリ)を搭載した新しいMacBook Airなのだが、Flashはハードだけで十分と考えたのか標準のシステムからFlashプラグインが削除された。流石にiOSとは違い後からインスト−ルは可能だが、Appleが標準のシステムとしては要らないものとのレッテルを貼ったのは大きな意味があるのだ。
Flashと同様に、「お前はもう既に死んでいる」と名指しされたのが駆動系のデバイス。初代Airの時からオプションとなっていたDVDドライブだけではなく、今回はHDDも引導を渡された。いくらでかくても何れは容量の限界を向かえるHDDは、Flashとクラウドの連携で不要と考え、単価の下がったUSBメモリを使えばリカバリとOSのインストールのためになくてはならなかったDVDドライブは不要である。初代Airの時代にはDVDドライブ以上に高価だったUSBメモリも今ではBlu-rayのメディア並に安価になったのでリカバリーメディアとして添付可能になったのが今回のMacBook Airなのだ。
結論:Mac用のアプリのためにストアを用意したのもDVDドライブが無くなるのが前提条件。映画が観たければクラウド型のiTunes。10.7以降はiOSだけではなくOSXもOTA(On The Air)で提供されるかもしれない。そのためにノースカロライナに最大規模のデータセンターを作ったのでは?
金曜日, 10月 22, 2010
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