他社製タブレット(Windowsベース)を葬り去り、ネットブック市場(Windowsベース)さえ取り込む可能性まで取りざたされているiPadだが、Dellを抜いて世界2位にまで登りつめてきたAcerのCEOは、「見かけほど重大なインパクトは持っておらず、従来のPCに取って代わることはない」と断言したそうだ。もっともiPadのようなタブレット端末はPC市場の新たなセグメントにはなるとは考えているようで、iPad対抗となるタブレット端末(Androidベース?)はリリースと発言している(きちんとしたものを作ればある程度は売れるだろう。少なくともAndroid 3.0以降なら)。
このような発言になったのはネットブックが、瀕死の状態になってしまった英米を除いた世界各国(日本は瀕死ではなく壊滅状態?)でまだ売れているからなのだが、マカーの目から見たら貧乏な国で貧乏臭い端末が売れているだけの話で、英米(もちろん腐ったとは言え日本も含む)で売れなくなったのはネットブックにはiPadに対抗するほどのアドバンテージがない証拠なのである。
確かにiPadには出来なくてネットブックに出来ること(満足とは言えなくとも)はあるが、Appleはそれに対応する商品を今まで作ってこなかった(Airの旧モデルはG4 Cubeと同じようにエグゼクティブ用のおしゃれな端末というジャンル分け)。ネットブックを作らないのかと聞かれて「糞を作る気はない」と返答したJobsの最終回答がMacBook Airの11インチ。それまでのジャンル分けではある意味でMacBook Proよりも上のヒエラルキーに位置されていた筈のMacBook Airが、糞しかいない筈のネットブックの世界にいきなり降臨してきたのが今回のスペシャル・イベント。
iPad単独では驚異じゃないと言える(英米以外では)のかも知れないが、MacBook Airとタッグを組んで上下から挟撃されたら手も足も出ないような気がするのだが。
結論:iPadは確かにそうかも知れないが、MacBook Airは間違いなくネットブックの驚異である。「糞って言うなら糞でないものを出してみろ」と思っていたのかも知れないが、本当に糞ではないものが出て目が点になっている情景が浮かぶのだ。
金曜日, 10月 22, 2010
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