噂になっていたRetina ディスプレイを載せなかったのに、iPhoneよりも薄く軽くなったのに従来通りの長時間使用が出きるだけで、Android陣営に製品戦略の建て直しを迫ることになった「iPad 2」。使われているCPUは、デュアルコアになったが取り立ててAndroid版タブレットを脅かすスペックを誇るものではない(グラフィックスはケタ違いかも知れないが)。カメラだって800万画素が載っても別に驚く事ではないAndroidと比較して僅か100万画素。スペックだけを見たら見劣りするとはまでは言わないが、少なくとも到底一等賞になるようなものではない。それなのに、Samsungの大将自ら製品戦略を見直すと言っているのだから、予想通りだっただけなのに十分以上のインパクトだったのだろう。
画面の大きさは現状のままなのに、CPUをA5(2倍速くなったのに消費電力は同じ)にアップし筐体をより薄くし、重量も軽くした上に価格は据え置き。Honeycombよりも完成度が高い(機能が多いのではなくユーザビリティが高い)OSで動作するのだから、場合によっては発表したGALAXY Tabの10インチモデルの発売を取りやめる可能性さえあるのかも知れない。
話が横道にそれてしまったので表題に戻すが、メインメモリと処理速度を2倍にアップした(メインメモリの容量は発表されていないが)「iPad 2」で、画面解像度と同様に全く変化の無かったのがストレージ容量。Android端末などの他社のデバイスであれば本体のストレージ容量を増やす以外にSDなどの外部メモリでストレージ容量を増やすのが王道な筈なのにAppleはその辺を全く無視してきたのは噂されるMobileMeに替わるクラウドサービスが準備されているから無制限の音楽ダウンロード(正確には、Apple IDで管理されたクラウド空のストリーミング)の交渉を4大メジャーレーベルと続けている訳だ。いつでもストリーミング出来るのだからデバイスの中には一時的のキャッシュ出きるだけのストレージがあれば良いわけだ(これは、Apple TVで実現している)。今後Appleから出てくるであろうiOS端末は、どれもバカみたいな容量のストレージを載せる事はないと言うことである。
結論:iPadに必要なのはアプリを保存しておくのに必要な容量だけで、音楽やビデオは必要最低限で良いと言う事である。デュアルコアにしたのはダウンロードをしてもアプリや音楽再生などに遅延を発生させないため。Androidのように重いOSをどうにか使い物にするためではないのだ。
月曜日, 3月 07, 2011
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