AppleがSONYを買収するのではないかと言うレベルの低いうわさ話でSONYの株価が上がり、SONYの経営陣は嬉しがっているのかも知れないが、それは単なる糠喜びに終るだろう。何故なら、今のSONYにAppleが欲しがるようなものはないからだ。キャッシュが5兆円もあるAppleから見ればSONYはお手ごろの物件なのかもしれないが、そのレポートが書いているようにBlu-rayやPS3(ゲーム部門)が欲しいと言う話を私は聞いた事が無い(聞ける立場にもないが)。
SONYで欲しいとしたらiPodやiPhoneに添付されているイヤフォンよりも音質の良いイヤフォンかも知れない(SONYのDigitalチップが良いのは分かるが、SONYの方がいい音だと思う最大の理由は単純にイヤフォンが良いからだ。他社製のイヤフォンしか使わない私には関係のない話である)が、そのためにSONYを買収したら笑いものになるだけである(SONYがAppleにイヤフォンを卸さないと言うならAKGなど他のメーカーを当たれば良いだけの話だ)。
結論:Blu-rayや3Dテレビが売れると考えているような蒙昧な企業を買うほどAppleはお目出度くはない。次世代の基幹技術を持っている企業ならいくらでも買うだろうが過去の遺産しかない企業に付き合っている暇はないのである。「バカにするのもいい加減にしろ」って怒られるぞ。
水曜日, 10月 27, 2010
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5 件のコメント:
井深、盛田の両巨頭が97, 99年に相次いで亡くなられた後は、もはや価値のない企業に成り下がってしまいましたね。 今のAppleが、数十倍のSKUを作っている会社なぞ買うはずがありません。
コメントを頂きありがとうございます。
粗利が40%を越えない商品しか持ってない企業などAppleから見たら何の価値もないでしょうね。元のリポートでは、ディズニーやAdobeなども買収候補に上がっていたみたいですが、その段階で書いてあることに一文の価値もないのは明らか。SONYやディズニーのようにコンテンツを持っている企業を買収したら今のAppleのビジネスモデルは崩れてしまいます。SONYなどそこのところを理解出来ないから自分たちにはコンテンツがあるなんて自慢していた訳ですが、ネット時代に何の資産にもなっていないのが現実です。
同様にAdobeみたいに重厚長大なソフトしか作らない(作れない)企業も百害あって一利なしです。
大賀さん以降のSONYは佐々木さん(今でも顧問だとは思いますが)がいなくなって以降のシャープみたいなものです。
1995年頃でしたっけ、アップルが潰れ掛けていた時、SONYに買収されるかもって話があったと記憶していますが、ディープMacファンとしては逆の噂があるとは、感慨深いです。
コメントを頂きありがとうございます。
SONY、Sun、IBMに話を持ちかけたけど相手にされなかったボロボロの会社が今は世界でもトップクラスの高収益企業ですから、まさに隔世の感ですね。
潰れそうなAppleと目のでなかったNeXTが一緒になって今のAppleになるなんてシナリオのドラマを作ったらふざけるなと言われるに違いありませんが、それが現実なのですから事実は小説よりも奇なりですね。
続けてコメントします。
日本の今年前期のスマートフォン市場の6割はiPhoneだと発表されましたが、その次がXperiaの2割。
世の中に、そんなに不幸な目にあった人がいたのかと残念で仕方ありません(騙される方が悪いとは思うのですが、マスコミを信じる人が多いのには困ったものです)。
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