木曜日, 12月 30, 2010

結局、iOSのUIを越えられなかった2010年

 Androidのスマートフォンが多数リリースされた2010年後半、不動の一位を守り通していたiPhoneも売上ランキングで抜かれる日がやってきた(16Gと32Gを合わせて単一モデルと見れば圧倒的に不動の一位。IS03の2倍近くになる)。メーカによって手を入れる事が可能な為ガラケー化さえ可能なAndroidだが、各社各様のサービスに終っているのは間違いなく、日本におけるAndroidは結局ガラパゴスな端末になってしまっている。
 
 特に日本のメーカーはどれだけ余計な機能を組み込むかに時間を裂いているのは間違いなく、ユーザの使い勝手は後回しになっているのは間違いない。iPhone 4のように指の動きにぴたりと追従する操作や感性を刺激する気持ち良さははシステム上の制約で無理なのはしかたないにしても、誰もが直感で使いこなせるUIが出てこなかったのはメーカーの怠慢だったのである。Androidに欠けているのは使用されているフォントからも解るように「美しさ」に対するこだわり。XP以前のWindowsのフォントよりはマシなのかも知れないが、それではMacを使った事があるユーザには通用しない。私がWindowsを使わない最大の理由が汚い画面(フォント)を見たくないからだと言ってもWindowsユーザには何の事だか分からないように、Androidユーザにも理解出来ないかも知れない。

 IS03はモリサワを使っているのでiPhoneと同じように画面がきれいらしいが常駐ソフトが多すぎてまともに1日使えないのではお話しに...

結論:機能の多さではiPhoneを凌駕するAndroidフォンは腐るほどあるがiOSを越えるUIを持ったAndroidはない。それどころかAndroidが2.2になっても設定の複雑さは解決されておらず、未だにproxy設定が出来ないのだから社内のネットワークには繋ぐなと言う事らしい。Apple TVがproxy経由を使えないのはストリーミング再生の障害になるからだろうがAndroidに実装されていない理由は全く不明なのだ。

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