年間2,500万台を販売し黒字に復帰させようと目論んでいたSONYのテレビ事業だったが、起死回生を図った筈の3DとGoogle TVが足を引っ張る形になったわけではないのだろうが結局目標を達成出来ずに2010年を終る事になったそうだ。自社パネル(シャープとの共同?)工場への追加投資を諦め、低価格サプライヤーからの調達に切り換えるかもしれないようだが、ビジョンを持たない企業の姿をさらす結果になったのは間違いなさそうである。
3DにせよGoogle TVにせよ、どこでも出せる商品で利益を出そうと言うのは甘い考え。利益が出せるならば他社にデバイスを出しても良いと考える方が結果的に良ければそれもありと開き直れる度量の大きさが不透明な時代には必要。映画はiTunesに提供を始めたのに未だに音楽は不可侵というのも大人げの無い考えだと思うのだが。
結論:GALAPAGOSで一見鼻息の荒そうなシャープは一方で間違いなく売れるAppleの為にiPhone用のディスプレイを製造する工場を作りそうだし、東芝もApple用にFlashメモリを大増産しそうだ。日替わりで人気商品が入れ替わるAndroidを頼みにしていても始まらないと現実主義にも対応した方が良いとSONYも考えられる賢明さが必要だと思うのだ。
火曜日, 12月 21, 2010
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