全米ではアナリストの予測を裏切るように(私の予想通り)にシェアの伸び(前四半期ではシェアは減少している)に陰りの見え始めたAndroid。Appleの自由さ(ディズニーランドの自由さ)を理解出来ない人達からすれば、何でもありのAndroidの自由(アウトローまでOKな西部開拓的な自由さ)の方が素晴らしいに決まっていると言う事で右肩上がりしかあり得ないと考えたのだろうが、誰もが未開拓の荒野を愛する訳ではないという結果に収まりそうな雲行きだ。そんなことは、ディズニーのビッグサンダーマウンテンは人気アトラクションだが、実際の鉄道があんなだったら誰も乗らないことを考えれば分かりそうな事だ。
ユーザ(個人ではなく企業ユーザ)からの要望でiOSだけではなくAndroid用のアプリを作って欲しいと言う要望が増えているが、それこそ日経を始めとするカスゴミの提灯記事に踊らされたIT音痴の連中の戯言。そんな無駄なアプリを作る暇があったらHTML5+JS+CSSでWebアプリを作る方が食いっぱぐれる恐れはないのだ。
Webトラフィックに占めるタブレット型デバイスのシェアはiPadがダントツ(と言うよりAndroidタブレットなど存在そのものが疑われる状況)の89%(アメリカに限れば97%で、日本では100%)。日本ではAndroidタブレットが全く売れていない訳ではないのだろうが、少なくとも小数点1に満たないのが事実である。
Androidが伸びていたのは取り扱っているキャリア(AT&Tやソフトバンク)が嫌いと言う理由が一番で、Androidが欲しかった訳ではないのはVerisonが売り始めた途端にアメリカにおけるAndroidのシェアが落ちたのが何よりの証拠。揚げ句の果てがAndroidをまた欲しいと言う人はiOSユーザの40%とは大きな差の17%なのである。
結論:知らない人は間違って買うかも知れないが二度目はない。二度目も買う人はAndroidの良さも悪さも分かった上で買う確信犯。少なくとも現状のAndroidは一般ユーザが喜んで何度も手を出すような代物ではないと言う事。ユーザが求めているのは本当の冒険ではなくワクワク感なのだ。
金曜日, 6月 24, 2011
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8 件のコメント:
なんだ。apple信者か。
真面目に読んで損した。
コメントを頂きありがとうございます。ご指摘の通りApple信者です。Apple信者と知らずに読まれたのはお気の毒でしたが、私のBlogに辿り着いたということは何か気になることがあったのではないでしょうか?
私の主張は基本的に一般ユーザーにとって使えるのはどちらかと言う基準であって、しがらみのあるメーカーやベンダーの視点では捉えていません。本当にiOSを超えるAndroidが出れば認めるのはやぶさかではありませんが、GoogleのAndroidのスマートフォンとタブレットの開発者間で主導権争いをしているようではとてもじゃありませんが、お勧めする訳にはいきません。
> Androidが伸びていたのは取り扱っているキャリア (AT&Tやソフトバンク)が嫌いと言う理由が一番で
違うよ。Androidが売れた一番の理由は「広告力」だよ。
その辺分かってないとアレだよ。大変な事だよ。
優れた物が生き残っていくんじゃなくて、
生き残った物がより優れた物に成っていくんだよ。
勿論、共存共栄もありえるけどね。
コメントを頂きありがとうございます。
ご指摘の通り広告の力もあるでしょう。でも、今回の私の文章の趣旨はその辺にある訳ではありません。広告で売れたかどうかなどは重要ではなくてAndroidが次ぎも買ってもらえるのだろうかなのです。アメリカだけの話かも知れませんが、VerisonでiPhoneを取り扱い始めたらAndroidのシェアが落ちた(台数は伸びているでしょうが)と言う現象を説明する上でキャリアの縛りを出しただけです。
幸いにも日本のキャリアはAppleに良いように扱われるのがいやでドコモのように取り扱わないと言う立場をとりそうな雲行きです。auだって同じ事になるでしょうからVerisonのような事にはならないでしょう。でも、それでメーカーが幸せになるのでしょうか。PCと同じで各メーカーの競争相手はAppleではなく同じAndroidを出している他社になり、機能と価格の不毛な競走になり結局は全世界で数社を残して終わるのではないでしょうか。
最後にほくそ笑むのはGoogleだけだと思うのですが。
キャリアの問題、OS自体の問題、色々あるとは思いますね。ですが、一般ユーザー(日本に限ったことかもしれない)はどこまでAndroidの自由さを認識しているかが問題ですね。周囲の人たちを見ているとあまり危機感を感じていない(あまり認識していない)様子です。そう考えると、別の要因が強いのかなと思います。個人的に、何だかんだガラケーの方が使いやすいってのが大きな要因なんじゃないかなと思いますよ。(日本ではですが。)
コメントを頂きありがとうございます。
国内のAndroid端末は徐々に良くなっているとは思います(最初が悪過ぎたのですが)。但し、ユーザを増やすためにガラケー機能が必要なのだとしたら何もAndroidである必要はないと言うのも正直な感想です。
グローバルであるはずのOSを取り入れていながらガラケー機能(ドメスティックサービス)をアプリの形で載せるなど本末転倒だと。
国内のメーカーの動向しか気にしていないのに海外に出ていこうなどと大言壮語にも程があるのではないでしょうか。
上司にiPhoneを勧めたら、何を血迷ったのかREGZAフォンを買ってきてレスポンスが悪いと文句ばかり言っています。なぜiPhoneにしな買ったのか?と聞いたところ「スマートフォンなんかみんな同じだと思った」とのことでした。
やはり「iPhoneみたいなもの」を買わすAndroidのCMがうまくいっているのが売り上げを伸ばしている要因だと思いました。
コメントを頂き有難うございます。
REGZAフォンにはREGZAフォンの良さがあるのでしょうが(笑)、iPhoneとAndroidを同じスマートフォンと一括りのして同じだと勘違いさせるのは問題ありですね。iPhoneとAndroidが圧倒的な差があった頃は、良心的な人だったら、docomoショップでも初代のXperiaではなくiPhoneの方が良いと言っていましたからね。
iPhoneのCMでiPhoneじゃないのはiPhoneじゃないって言うのが一番真理をついた言葉だと思います。
iPhoneが誕生してスマートフォンが再定義されましたが、その再定義されたスマートフォンのジャンルにWindows的なアプローチで参入して来たのがAndroidだと思いますが、最終ユーザの使い勝手を最優先しているのはAppleではないでしょうか。
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