無理をしたためにiPhone以上にバッテリー消耗が激しいXperiaの話は置いておく(そう言いながら書いたが)が、「Android Developers Forum in Tokyo」の中でAndroidとiPhoneは戦争ではなく共存の関係になりたいとの発言があったようである。Appleはエッジを目指し、Androidはコモディティに寄れば棲み分けられると言うことで、その考え方は正しいだろう。
しかし、Androidで起死回生を狙うメーカーにとってはちっとも嬉しくない話であることも事実。エッジを目指すAppleは独自のOSによって他社との差別化を常に図れ、価格競争の外側で利益を享受できるのに(タネが尽きればその限りではないが)、Android陣営は結局余計なハードウェアの搭載と価格競争で勝負をせざるを得なくなり他社を、駆逐出来ない限りは大きな利益を得ることはできないと言われたわけだ。
今回の発言は、メーカーではなくAndroidの開発者に対するものだったかも知れないが、Androidが美味しい市場ではなさそうなことをはっきりさせてしまった。生き残る方法としてAndroid独自のアプリではなくHTML5+JavaScript(ECMAScript 5)+CSS3でアプリを開発する方が良い(Windows Phone 7以外のスマートフォンなら動くし、IE以外のブラウザーでも動く)とサジェスチョンしてあげれば良かったのにと思うのだ。
結論:儲からない市場で頑張るなら共存出来ると言われて喜ぶ人は少ない。そうかといってエッジに打って出ればそれこそ自爆だが。AndroidとiPhoneは共存は出来るが、残念ながら共栄は出来ないのである。
火曜日, 4月 20, 2010
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿