ソフトウェアやライセンス費用を含まないiPadの原価率は52%だろうと、iPadを分解したiSuppliが調査結果を発表した。複数のサプライヤーから提供されているのはディスプレイやメモリだろうが、恐らくどこも同じ金額なので概ね今回の調査結果を上回ることは無いだろう。
原価率を低いと見るかどうかは人それぞれだが、粗利益が4割以上取れている商品が数日で数十万台(既に60万台は越えた筈である)を売り切ったのだから、開発費の回収も直ぐに終るのだろう。
Apple以外のメーカーがこんな商品を売り出したら500ドル以下で売ることなど出来ず、その上同業他社との価格競争に陥りとてもではないが原価率を52%に押えることなど不可能なのである。
結論:Appleの強みは、ハードウェアの設計とソフトウェアの設計を一社で行なえることにある。その上どこにもライセンスしないのだから価格も自由にコントロールできる。誰もが欲しくなる商品を言い値で売れるというのは誰にでも出来る芸当ではないのだ。
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