今日も中嶋聡氏が的確なblogを書いて頂いているので私のような素人がとやかく書くのはおこがましいのだが、合わせて間もなく100億ダウンロードを達成するApp Storeの話も含めて書いてみたいと思うのである。「ヨドバシカメラにAndroidタブレットが並んだら…」に対して相当たくさんの人(物が分からぬと条件が付く)から、反論があったようで具体的な数字を示した上で、シェアでWindowsが勝っていても儲かっていないのを勝ちというのか、携帯もその利益の半分を持っていってしまっているAppleが負けなのかと再提示されていた。中嶋聡氏のblogを昔からトレースしている人からすれば今回のblogに反論する事の愚かしさを分かっているのだろうが、私のblogにいきなり食ってかかって来る人(滅多にそんな人はいないが、そう言う意見が来る時は目に見えて来訪者が増えるのでツボにハマる話だったのだと納得する次第)と同じように何も分かっていないようである。
たった7%しかシェアのないAppleがPCメーカーの利益の3分の1を占め、たった2%の携帯シェアしか持たないAppleが半分を持っていっているのが負けだというのなら、それ以外のメーカーは負け組以下(ゾンビのようなもの)とはならないのだろうか。単純にシェアで言うのならば間もなく100億ダウンロードに達するApp StoreよりもAndroidのApp Storeは多くのダウンロード数が多いのだろうか。どうせ殆どが無料アプリだと反論してきそうだが、AppleのApp Storeよりもフリーアプリの比率が高いAndroidがそうでないのは何故なのか。出てくるのはどれもAndroidが勝っている(消費者に受け入れられている)証拠にはならないものばかりだ。PCのトップ10に名前の上がっている東芝は恐らく近い将来PCを作るのは止めるだろう(儲かっていないのだからこれ以上レッドオーシャンで踠く理由はどこにもない)。同じ事はケータイでもタブレットでも起こる筈である。余計な機能を付けなければ他社と差別化が出来ないと勘違いしているメーカーは自ら利益の出しようが無い戦略を取り続け、そしていずれは自爆(自沈の間違いか、爆発音さえせずに沈んでいくのだ)する。生き残れるのは何の機能も付けずに売る事が出来るブランド化したメーカーか、そんなものを作る余力のない弱小メーカーだけ。皆で渡れば怖くないのは、責任を取らなくて済む連中だけで実際には...
結論:レミングの大移動をしていることに気付かないと手遅れになってしまうのである。
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