火曜日, 1月 04, 2011

本当に普及するかどうかは誰もが使えるかどうかに掛かっている

 ユーザに要求される敷居が低いと言われるiPhoneでさえアカウントの作成で躓いてしまえば何時までたってもSafariとマップを遊ぶしかないケータイに成り下がってしまうが、それでもiTunesがあればWalkmanよりも楽曲管理の簡単なデジタル・プレイヤーとして立派に機能する。どう言う権利関係の障害があるのか分からないがソニエリのAndroidフォンであるXperiaにはiTunesどころかWalkmanで使われているSonicStageによる音楽の管理さえ出来ない(コンバータを使い別な管理ソフトへ転送)。
 
 そして、それ以外の端末は当然それ以下。iPhoneから電話機能を削ったiPod touchに対抗するつもりでSamsungがGALAXY Playerろいうデバイスを間もなく出すようだが、iTunes Storeのように統一されたマーケットもなく簡単に管理を行えるツールも音楽プレイヤーもないのに、なぜそんなことを考えついたのか理解不能なのである(touchが成り立つのはiPhoneと同じエコシステムが同様に使えるからだ)。
 
 機能面などで互角以上の端末(Nexus S)がいよいよ登場してきそうだが、使い易さでAppleを越えるエコシステムがないAndroidでは、その敷居は相変わらず高いままである。その上日本のメーカーはデフォルトの機能で他社との差別化を図ろうと余計な事をするから、ますます使い易さが犠牲になっている。どんなに見た目を似せようとしてもAndroid端末には理系の臭いが満ちあふれている。アメリカではどうかはわからないが日本では案外その臭いで普及が頭打ちになるような気がするのだ。

結論:2歳の子どもでも90歳の老人でも使えない(使いこなす必要など無い)のでは、最初から手足を縛ったようなもの。らくらくフォンがカタログスペックから考えて高額にもかかわらずベストセラーを続けているあたりに答えがあると思うのだが、如何だろう。

0 件のコメント: