金曜日, 3月 05, 2010

次の、「三種の神器」

 明日(3月5日)、UIEジャパンの中嶋聡氏が「DTV/STB開発ソリューションセミナー2010 Spring」の中で講演をされる。その中でテレビが今後どう進化していくのかという話と、次の「三種の神器」はどうなるかという話をされるそうである。暇があればぜひ講演を聴かせていただいた上で、お近づきになろうと思っていたのだが、それどころではないので非常に残念である。
 
 中島氏が問題提起されているのは、一つはテレビの進化がどうなるかで、CESでは各メーカーが次は3Dテレビだと騒いでいるが、その方向ではないと中島氏同様に私も考えている。じゃあ何なのだと聞かれればヒントはcellとiPadにあると謎掛けをしてみたい。
 
 という訳(どういう訳だ?)で、私の考える次の「三種の神器」を提示して上の質問(誰も私に質問はしていないが...
 
次の、「三種の神器」
その1:もっと大きなiPad(Apple TV)
 GIZMODOのネタに、iPadが大きなったiPhoneなのだから次はもっと大きくなってiBoardになり、それが更に大きくなってiMatになるというのがあったが、実は結構いい線を突いているのだ。3Dテレビは徒花にすぎずテレビの本当の進化形は大きくなったiPadになるのである。単純に言えばそれはPC化したテレビである。PCとテレビの融合などと言うとテレビにブラウザーが入ったものか、テレビチューナーの入った大画面のPCしか頭に浮かばない連中には想像もできないだろうが、次のテレビはcellテレビや巨大なiPadのようなPC化したものになるだろう。PC化したテレビとは、簡単に言えば持ち運べない大きさのコンテンツ端末。今までのテレビは放送局単位で時間に縛られて視聴するものだったが、これからのテレビは時間も放送局も関係なくコンテンツ単位で自由に見られるものに変わるのだ。ニュースのように速報性を重視されるものはライブ・ストリーミングが主体になるが、通常の番組はアーカイブを再生するスタイルになるのだ。コンテンツ選びは音声によるサーチで可能で、選び出される結果は動画、音楽、Webやメール、雑誌であろうがコンテンツアイコンとして画面上に並列に表示され、どれも簡単なコントローラで実行できるのだ。申し訳ないがPC化するといってもMS Officeが動くと言う意味ではないのと、大きいiPadと言ってもタッチパネルではないのだ(コントローラと音声で操作)。
その2:環境に応じて音場を変化させるミュージック・プレイヤー
 一つの音楽ソースを環境に応じて自動的にイコライジングする音楽プレイヤー。どういうことかと言えばノイズキャンセルの進化形。ノイズキャンセリングは、マイクで拾った音の逆位相を再生している音に加えて外の音を消す機能だが、逆位相を作り出すだけではなく同時に環境音から得られる反響、減衰などのデータを元にその空間の音響特性を割り出し一つのソースをイコライジングして聴く場所によって全く違う臨場感を作り出してしまう音楽プレイヤーだ。簡単に言えばコンサートホールで聴くとライブのように聴こえ、4畳半で聴くと侘しく...勿論オートではなければ4畳半でもコンサートホールの設定を選べるのだが。勿論、スマートフォン機能はあるが当然ケータイではなくIPフォンなのだ。
その3:そのうち書きます

結論:2つしか書いていないのに「三種の神器」では詐欺なのだ。

4 件のコメント:

kiza さんのコメント...

「なぜ三つなんですか?二つじゃダメですか?」by 蓮舫

G4 Cube Everlasting さんのコメント...

 コメントを頂きありがとうございます。

 「三種の神器」につい縛られてしまいました。3つ位出せると思ったのに2つめで力尽きてしまい...

 巨大なiPadが、iTVになりそれがTVの進化形になるという部分が主題ですので、その辺をもっと突っ込んで書き直したいと思います。

kiza さんのコメント...

ベッドの中から、半分寝ながらiPhoneからのコメントでした、すみません。

ドイツ人がよく使うらしいと聞いたことありますが、最初に「3」というと、理論的に聞こえるらしいです。 私は、「持ち歩くもの」と「持ち歩かないもの」の二つに収斂されるのではないかと考えております。

「神器」というからには、人々の生活を大きく変えたと言うことと、製造メーカーが儲かったと言うことが大事だと思います。 初代三種の神器(洗濯機・冷蔵庫・炊飯器)と二代目の所謂「3C」に比べると、「薄型テレビ・デジカメ・DVDレコーダー」と言うのは、いかにも軽いし、(儲かった)期間も極めて短かったですね。 中島氏のブログを先に読みましたが、これが「神器」と言うには、ちょっと過大評価(間違った意味での「役不足」)だと感じました。

話は変わりますが、主宰はソフトバンクが嫌いだから、iPhoneは買わないとの事ですよね? 私は日本で一度も携帯を買ったことがないので、キャリアのサービスの違いは全く知りません。(香港はどこも似たり寄ったりです。 少なくとも、日本のようなややこしい料金体系はありません。) 日本ではソフトバンクはめちゃくちゃ評判悪いですね。 孫社長のiPhoneにかける熱意以外に良い評価を聞いたことがありません。 それでもこれだけ売れるのはiPhoneの凄さと言うことでしょうね。

ソフトバンクは対応が悪いらしいですが、そもそもiPhone買う時に説明なんて必要ですかね? 私が香港で買った時も、キャリアからの説明は一言もありませんでした。すでにiモードメールとか、絵文字とか、香港(海外)にはない独自サービスが日本にあって、それとの違いが皆さんを躊躇させたのでしょうね。

長文、失礼しました。

G4 Cube Everlasting さんのコメント...

 再度、コメントを頂きありがとうございます。

 弊社にも3と言う数字がいたく大好きなトップがおりますが、私自身は全く3と言う数字には拘りがありません。

 SoftBankが嫌いな理由は、今時珍しいヤクザな営業(詐欺まがいの契約)で押し通しているからです。

 そのトップが孫さんなので、そこは完璧に許せませんが、経営者としての嗅覚と言うか動物的な勘は日本ではピカイチな経営者だと思います。

 あれで、あこぎな営業をかけないならJobsの次に一目置く存在だと思います。

 最初に戻りますが、実は2つで終った理由は布団の中で、半分寝ながら書いていたので、思考がストップしてしまったからです。

 というわけで、お互い様だったようです。

 これからも、コメントをお待ちしております。