木曜日, 3月 25, 2010

「紙と共存共栄を」?

 国内大手出版31社が「日本電子書籍出版協会」発足させ、KindleやiPadのj狼陸に備え電子書籍のフォーマットを統一しようと動き出したようだ。失敗に終っているパプリ(まさか単なる時期尚早だなんて考えていたりして)だけでも3つも4つもフォーマットがあるのに、その上で統一とは言えもう一つ作る理由が私には全く見えないのだ。どうせ今までのフォーマットは温存するのだろうし。自分たちの権益を確保したいからiBook Storeに電子書籍を提供する気はないのだろうが、手間を増やすだけで何も生み出さない気がするのだ。
 
 日経みたいに紙(新聞)を売った上で電子版で儲けようと算段しているのかも知れないが、電子版で儲けた上で紙の書籍を続けられるビジネスモデルに組替えるのでなければ間違いなく破綻してしまうだろう。電子版をオマケみたいに考えているからビジネスとして成り立たないことに早く気付いて欲しいと思うのだ。まあ、カスとゴミしかいないから無理な話かもしれないが。
 
 「紙と共存共栄」ではなく「デジタルとの共存共栄」。もう主語は紙では無くデジタルの方に動き出している。

結論:統一フォーマットなど、縦書きをサポートした上でePUBで良いと思うのだが、何か問題でも?電子書籍を成功させるのに必要な事はフォーマットの統一ではなくコンテンツのボリュームなのだ。もしかして、未だに出版社を通さないと出版できないとでも思っているのだろうか?バカじゃないの。

2 件のコメント:

kiza さんのコメント...

いっそ、電子書籍に限って、縦書きを廃止して横書きに統一したらどうか? って言うのは暴論ですかね?

最近は新聞もネット上でしか読みませんので、横書きでも何ら問題ないと思うのですが。 産経新聞をiPhoneで読むと、(紙面そのままの縦書きなので)スクロールを多用せざるを得ず、却って読みにくいと感じます。

中国語圏でも、もはや縦書きは滅多に見ません。

G4 Cube Everlasting さんのコメント...

 コメントを頂きありがとうございます。

 年寄りなもので書籍は縦書きの方が読みやすいと...(笑)。

 私も産経のアプリは公開の日に落としましたが、流石にtouchの画面では疲れてしまって(老眼年齢なので小さいままでは...あの画面では若くても見えない?)。

 iPadのサイズであれば縦だろうが横だろうが格段に読みやすさは増します。どうにかして不正コピーされないようにと自分たちに都合の良いフォーマットにしたいのでしょうが、そんな事をに時間を掛ける前に返本を出さないビジネスモデルに切り替えるのが先決だと思います。

 日本のメディアがやっているのは、死んだ子の歳を数えているのと同じようなこと。そんな事をしているうちに自分の寿命が尽きることを認識していないのです。