木曜日, 2月 22, 2007

Microsoftがダメな訳

一言で言えばOSがどうあるべきかが判っていないということなのだが、それじゃあんまりなのでVistaに足りない点と要らない点を少し述べてみたい。

足りないもの
安定性:Microsoftはあると言っているのだが無いと思う
安全性:高くなったと言うが言っているだけのようだ
互換性:DOSが未だに裏に隠れているのにWindowsやハードに対する互換性は低い

要らないもの
DOSのサポート:未だにベースにDOSが隠れている
無駄なGUI:Macが優れているのは見かけでなく使いやすさである。Jobsに騙されるな
管理できていないAPI群:不具合の原因はすべてこれだ
ファイル拡張子:未だにこんなものでファイルを区別するなんて

Windows3.1:Window内で動くアプリがあった
Windows95:まるでMacOSのように見えた
WindowsNT3x:出来ないことは多いが安定していた
Windows98:ネットが使えるようになった
WindowsNT4.0:味気ないが業務では信頼できた
Windows Me:そういうOSは無かった
Windows2000:業務用として非常に良くできていたが面白味は全くなかった
Windows XP:見た目はOSXになったが、中身は2000だった
Windows Vista:5年間を全く無駄にした

結論:Microsoftがダメな理由は、OSに何が必要か判らないだけではなく、何が要らないかさえわからないことだ。これって物事の根本なのに...まともな神経を持っている人は、まともなOSがMicrosoft発売される日を首を長くして待っているのだ。来ないとは思うが。

ほらね。言ったでしょ

 Ciscoとの間で揉めていた”iPhone”に関する商標問題はお互いに自由に使うと言うことで決着した。どちらも好きなように使って良いと言う結論だ。さすがにCiscoを吸収するという話しまでは行かなかったようだが、こうなると2年後に位にはAppleの携帯電話は、携帯機能も持っている携帯IP電話になるだろう。そうなれば携帯でiChatが当たり前になるのだ。

 Cingularが再びAT&Tに戻ったのだって携帯や固定がIPになってしまうことを睨んでのこと。未だに狭い電波の範囲でシェア争いをしているのはまさに時代錯誤なのである。携帯の電波は広域無線LANの補助機能でしか無くなる(高速移動時と広域無線LANの無い地域だけで使用)のだ。だから、今からそこに投資しようと言うのは地デジをやろうと言うのと同じくらい阿呆なのである。

結論:これで固定電話は完全に”iPhone”に置き換えられてしまうだろう。携帯の通信速度の違いなどあまり意味がないのだ。

まもなくモバイルMacが出る

 ゲーム開発者を募集したかと思ったら、今度はモバイルMac(まだそんなジャンルの商品はない)のアーキテクチャのマネージャーを募集している。いよいよディスクレスのApple製サブノート(サブノートの概念を変えるものだとは思うが)の登場だ。ゲームの方もiPod用と早合点しないように。Appleには既にゲーム機(Apple TVと言う名前だが)が用意されているのだから...

結論:大型ディスプレイを出すと言う話もあったが、そんなことをしなくてもいくらでも売るものはあるのだ。

水曜日, 2月 21, 2007

Windowsにびっくり?

 Windows Vistaにびっくりというページがあるのだが、そいつの一番始めが、”PCの操作が簡単”って、そりゃあんまりじゃないの。そんなもんがびっくりになるMicrosoftにがっかりだよ。

 ”PCが自動でバックアップを作成”っていうんだけど、結局スケジュールに応じて自動的にバックアップするだけだったりするのにもびっくりさせられる。それでびっくりするようならLeopardのタイムマシーン使ったら死んじゃうんじゃないの。それよりはアップグレードしたらファイルが消えてなくなったと言う方がよっぽどびっくりだと思うのだが...

 突っ込みどころ満載なので是非皆さんに見てもらいたいのだが、一番呆れたのが”これまでで最も安全なWindows”って奴だ。確かに比較の問題だとは思うが、リリースと同時にセキュリティの問題を山ほど抱えているOSとは思えない言い草なのである。

結論:ここまでユーザーの神経を逆なでできるMicrosoftにはびっくりである。

火曜日, 2月 20, 2007

PCメーカーはMicrosoftと心中

 Appleは絶好調なのに、PCメーカーは悲惨だ。これはVistaが発売されても変わらないどころか、Vistaが発売された為にそうなってしまったと言うべきだろう。PCに新しい機能を付け加える為に何かをしようにもVistaが足を引っ張ってしまっているのが現状だ。国産メーカーはMicrosoftのメディアセンター機能とは別にワンセグやチューナーなどを加え、ホームPCを目指してきたがVistaに変わった為にそれらに不具合が発生している始末だ。

 こんな酷い目に遭わずに出したい時に出したい商品を出せるAppleはハードを捨てなかったおかげで一番健全なPCメーカーになることが出来た。それ以外にもiPodなどの商品が下支えをしてくれる為逆にMacに資源を大きく割けるアドバンスを持っている。それもこれもハードとソフトの両方を持ち、私の持論であるソフトで吊ってハードできっちり儲けると言う健全なビジネスモデルが唯一可能なのだ。

 デジタル時代はコンテンツ(情報)が価値を持つという間違った概念でビジネスモデルを考えている人達が未だに多いが、完全なコピーが可能なデジタル時代には価値は持っていてもそれ自体で利益を産まない(タダで利用される者が多い)という自己矛盾をクリアするモデルが必要なのだ。それを可能にするにはお金をとれるハードと無料(限りなく無料に近いと言う意味だ)でソフトを提供できなければいけないのだが、Apple以外のPCメーカーはソフトを無料には出来ず(自社OSではないのでそんなことは出来ない)、ハードで儲けられない(そんなことをしようものなら他社のPCを買われてしまう)というジレンマに陥ってしまったのだ。

結論:こういう時代にシェアをとると言うことはユーザーには利益(価格競争だけが起きる)になるが、メーカーには何の利益も無いのである。MicrosoftがAppleよりもまともなら、こんなことにならずに済んだのに。

月曜日, 2月 19, 2007

馬鹿げた機能のために資源を消費するOS

 Vistaの省エネ機能は強化されていると言われているために世間の人はバッテリーの持ちが良くなると考えているようだが、どっこい流石はMicrosoft、XPよりもバッテリーの持ちは明らかに悪くなっているのだ。もちろんこれは全てのVistaではない。鳴り物入りのAero Glassを使わなければ問題ないレベル。あんなインチキ3D(実はAquaと同じで2.1Dに過ぎない)表示のためにGPUをフルで使うとは...

 基本的な設計がヘタレなのに、GPUでどうにかしてしまおうと言う本末転倒な発想。効率を考えないOSなんて今どき珍しいぞ。

結論:Vistaで儲かるのはデバイスメーカーだけである。このOSじゃPCメーカーは全然儲からない。

金曜日, 2月 16, 2007

5倍売れるんじゃなかったっけ?

 ちっとも売れないせいか知らないが、Microsoftのスティーブ・バルマーCEOがアナリストの売上予測が高過ぎる(そんなに売れないよ)と注意を促したらしい。ちょっと待てよ、あんたのところの社長は95の5倍も売れるって言ってたぞ。

 加えて次のバージョンが出るまで5年はかからないだろうと発言しているが、5年後までMicrosoftは持たないだろうの間違いじゃないよね。

結論:日本法人の社長は単なる馬鹿?前(のも馬鹿だったからな。

火曜日, 2月 13, 2007

Vistaなんていらない

 流石は天下のMicrosoft。84%のユーザーがVistaを購入する気がないとアンケートに解答した。シェアが95%も無ければいこんな立派な数字は得られないのだ。アンケートの回答者をMacユーザに限定したわけは無いと思うが結果は、まるでMacユーザ並みに惨憺たるものだった。

 XPで不都合がないからというのが一番の理由らしいが(まあ慣れと言うものは恐ろしいものだ)、安定して使えるか判らないから(皆学習したのだ)というのが2位なのはOSメーカとして如何なものだろう。持っている周辺機器が対応していないからと言う解答をしているのはかなり使い込んでいる人間(こういう人を大事にしなきゃ)。まあ大方の意見はMicrosoftを信用していないことの現われである。

 面白いのは”あなたにとってパソコンはどんなものですか”という質問に対して一番多かった解答が、”必需品”だった。生活に無くてはならないものだからこそVistaなどは使えないと言うことなのだ。

結論:3年前なら騙されて買う奴もいたかも知れない。

木曜日, 2月 08, 2007

発表

 iPod絡みの発表が今週あるかも知れません。バレンタインデー前なのでビートルズだと思います。

結論:”Love me do”です。

NANDフラッシュ

 AppleがHDDタイプのiPodをNANDフラッシュ型に変更しようとしているようだが、これはMacbook ProのNAND化をも射程に考えた仕様変更だろう。MacBookだけでは対したディスカウントは望めないが、iPodがNANDに変われば同じもの使用するという条件が揃うわけで、大幅なコスト削減が可能になり、NAND版のノートが現実味を帯びてくる。

結論:コストと言うものはこうやって下げるのだ。

火曜日, 2月 06, 2007

そんなこと言ったって

 Get a Macの新しいCMで、”Vista”と思しきキャラクタがMr.PCの前でMacの様にふるまい。Macが来ると「ファンなんだ」と小声で囁いて消えてしまうと言うCMに対してビル・ゲイツが苦言を呈したらしい。

結論:ゲイツ自身がMacの熱烈なファンなんだからそれを皮肉っただけなのである。

神の交渉術

 Jobsの交渉術(神の交渉術)という本が発売開始されたが、まさに神業を見せてくれた。何かと言えば、Apple Corpsと揉めていた商標の訴訟で何とAppleの商標権はApple Inc.(JobsのAppleだ)が取得し、Apple Corpsにライセンスすると言う形に納めてしまった。こんなことが出来るのは世界広しと言えどJobs以外にはいない。

結論:だから言ったでしょ。もめ事が起きるとそれが最後には大きなプラスになるって。

木曜日, 2月 01, 2007

Vistaの仕様

 Vistaは流石はMicrosoft製と言いたくなる素晴らしい仕様になっているようだ。

仕様1:OSのアップデートをするとユーザフォルダを消去する(すぐにまたアップデートされたが、消えたファイルは復活しなかった)
仕様2:日本語入力時に英字交じりにすると不具合を起こす(常時だったのが時折になった)
仕様3:日本語入力の応答が遅い(考える時間を与えてくれる)
仕様4:未使用中のUSBデバイスを取り外せない(電源が入っていると壊れることもあるからだろう)
仕様5:削除したアプリケーションのアイコン抜け殻が画面に残る(何が入っていた何の確認に便利)
仕様6:ActiveXをフルに使っているページは表示できない(危険回避だ)
仕様7:同梱ディスクでアップデートしないとDVD再生もできない(富士通だけらしいが)

結論:αにしてはまあまあなのだろうが、値札を付けて売ってはいけない。まさか正規版と言うことはないと思う。バグ探しが趣味の方には少し物足りないかも知れない(すぐに見つかるから)。