月曜日, 5月 26, 2014

WWDC2014で発表されるもの

NDAがあろうが無かろうが様々な(玉石混交とも言う)情報がリークされるApple界隈。出来もしない事を勝手に開発者がリークして自らの首を絞 めたsSteve以前と比較すれば随分と情報量が少ないがそれでも未発表の製品の情報は山のようにあふれている。あと一週間で正式な発表があるので予想を しても仕方がないとは思うのだが、取り敢えず何かを書き残しておこうと考える次第である。

OSX:今回のバージョンは、 11ではなく10.10。Microsoftのように命名規則に一切の迷いはない。11になるまでARM(A9?)が載ったMacは出ないよと捉えるべき だろう。11になればOSXとiOSは本当にシームレスになる(統合なのか融合なのか)と言うお話。
iOS:こちらはすっきりとiOS8。最新チップもA8になり秋までにはiPhoneもiPadもニューモデルが登場。画面は大きくなり薄くなる。モックからすると物理ボタンはまだ残りそう。NFC?そんなもの私は要りません。
Apple TV:Appleらしからぬと言われそうだが、Amazon Fire TVの出来はかなり良いのでGoogle TVのように無視してはいられない。iOSのアプリが動くように手を入れたものが登場するのでは。
iWatch:新製品が発表されるともっぱらの噂だが、iOS8でフルにサポートされそうなヘルスケアに一番近いデバイスはウェアラブル。その中でもメガネ型の噂は聞こえてこないので発表されるとすればiWatchが最有力候補に。

結論:うっとりするような製品を待っています。

火曜日, 5月 20, 2014

ウェアラブルはどこに向かうのか

Googleが開発者向けに発売していたGoogle Glassのプロトタイプを一般向けに販売するなど盛り上がっているのかそれとも頭打ちになってしまったのかが気になる昨今だが、メガネ型も「雰囲気メガネ」だけではなく「J!NS MEME」が発表されるなどHDM型ではないものが相次いで発表され独自のアプローチが始まった日本。マッチョな世界では影の薄く見える日本のメガネ型ウェアラブルが台風の目になるよう頑張らねば。

センサーによるセンシングは単純なライフログ型からより医療に近づいたアプローチになるのだろうが、今のところそれを真剣に出してくるのはAppleになるのではないだろうか。日本以上にその辺りの厳しいアメリカでAppleはFDAとの事前交渉に入っているとの噂も出始めているのでiOS 8で載ってくるとされるHealthbookとの連携をとれる標準APIが出てくるとセンサータイプは一気にそちらの方向に進むだろう。そのための最初のキーデバイスはiWatchになるのだろうがSamsungが出したようなあんな変な方向に行く事は金輪際ないだろう。そして、Beatsの買収の噂。単純にヘッドフォンが欲しい訳はないので頭に付けないとセンシング不可能なものをトレース出来るデバイスに仕上げるつもりなのだろう。

さて、そんな中で今後ポシャってしまいそうなデバイスは単純な活動量を計測する部類に入るもの。実際、nikeがFuelをやめるのではないかと噂されているようにあの辺りはもうお仕舞になるし、カメラの付いた時計型などは芽が出る前に立ち枯れになってしまうだろう。

Appleさん以外の色々なところからお話を頂いている「雰囲気メガネ」がどう進んでいくかはまだ内緒だが、iOS以外のOSに関してもBtoBの形であれば…

個人的な意見ですがRingのようなモーション系のウェアラブルは花咲く事なく消えていくのでは、凄く操作が大変なんです。


結論:今の技術では時計型、メガネ型でスマートフォンなしで全ての機能を補えるものは存在しない。であれば最初からウェアラブルであるものがスマートフォンと連携する形を取るのが正しいアプローチだと考えている。Google Glassは両眼全視野で情報を提示出来る形にならなければ実用にはならない。中途半端なデバイスは大人のオモチャ以上にはなれないのである。

月曜日, 5月 05, 2014

日本メーカーは本当にガラパゴスなのか

さんざっぱら日本のケータイはガラパゴスだと叩いてきたが、他のPCや家電も見渡した結果今の国内メーカーはガラパゴスどころかただの井の中の蛙に過ぎないと結論づけるしかないことに思い至った。ガラパゴスは曲がりなりにも独自の進化を遂げたものに対しての尊称、名付け親の中島聡氏もネットに繋ぐ事もアプリもない欧米のケータイに対し日本はキャリアの中に閉じた仕組みの中でインターネットとのメールのやり取りやケータイアプリなど独自の世界を構築した事を評価してガラパゴスと命名し、そこには揶揄する意味合いは含んでいなかった。

少なくともケータイはiPhoneが入ってくるまではぎりぎりガラパゴスを保っていた。但し、それは世界に出ていくことなど全く考えず日本市場だけを見続けた結果。海外に手を伸ばそうとしたドコモがことごとく失敗して撤退を余儀なくされているように世界標準として通用する形にはなってはいなかったのだ。それなのにスマホの時代になっても同じサービスをスマホの世界に持ち込もうとあがき、そんな事に時間を取られているので海外勢に後れを取り世界に出ていく事も可能なOSを選んでおきながら自滅していったのだ。

それはケータイ以外の家電にも言える。国内の他社との横並びの戦略をとっていながら、その中で他社に抜きんでようとどうでも良い機能を無理やり載せて世界には出せない製品に仕上げてしまい結果的にSamsungやLGの後背を追う形になってしまったのももとはと言えば視野狭さくに陥っていたから、そんなものは進化でもなくただの「井の中の蛙」だったからなのだ。

結論:日本のメーカーは井の中から世界を臨んで国内の動きを臨み、その上で社内の空気だけを見ながら製品を作っている井の中の蛙に過ぎない。世界で通用している企業は最初から世界で必要としているものをターゲットに製品開発をしているのである。