火曜日, 9月 29, 2009

iPadはMacじゃない

 前から書いているようにiPadはMac OSではなくiPhone OSで起動するコミュニケーション機能を持ったメディアデバイス。アプリケーションの提供はiPhoneと同じようにApp Store経由だけだろう。iPadの発表が年明け早々で、6月に発売開始。その時までにApp Storeは全てのコンテンツを販売するオンラインストアとなっているのである。

結論:iPadは来年のお楽しみ。来週にも発表される次期MacBookが、ネットブックに対するAppleの解答となるだろう。

木曜日, 9月 24, 2009

Wiiの値下げの真意

 Xbox 360やPS3が値下げを受けて売上げを伸ばしているからではないだろうが、任天堂が10月1日からWiiから値下げすると発表をした。価格政策によるPS3などに対する対抗措置と言う捉え方がされているようだが...

結論:次期AppleTVに対抗する事前措置だと思ってるのは私だけだろうか。

火曜日, 9月 22, 2009

iPodの進化に見る「単機能デバイスの終わり」の可能性

 アメリカではKindleがそれなりに売れているようだが、それは一時的な傾向。Kindleのそれなりの成功を見てSONYが再挑戦しようとしているが書籍を電子化しただけでは何の意味も無いだろう。単機能のデバイスは飛び抜けていなければ生き残る可能性などない。iPodが成功した理由は、突き詰めていけば進化の一言で終る。iPodは単機能からスタートしながら飛び抜けた使い易さでデファクトになり、そしてハードウェアとソフトウェア、サービスのコンビネーションによる段階的な進化で多機能製品に変わっていった。iPodには他のデバイスでは当たり前の、思い付きで取り入れられ、いきなり消えてしまうような機能の追加は一切行われていないのである。

結論:計画性のない機能追加は進化では無く突然変異による奇形に過ぎないのだ。

Windows Mobileに「全力投球」を決めたMicrosoft

 中嶋聡さんのblogに”Windows Mobileに「全力投球」を決めたMicrosoft”が上がっていた。流石に、中島さん隙の無い分析であった。

1.OSが時代遅れ
 次期OSであるWindows MobileもベースはWindows CE。OSXベースのiPhone OSとは隔世なのである。まあ、OSXのベースは1989年にデビューしたNeXT STEPなのでオリジンは古いが設計思想が時代を超えていたのだ。
2.ブラウザーが時代遅れ
 WebKitがデファクトになろうとしている時代にHTML5に対応出来ないIEを導入するOEMなどいない。AppleはFlashさえ時代遅れと捉えているのだ。
3.時間がかかり過ぎ
 主戦力をWindows部隊のトップクラスのエンジニアにごっそりと入れ替えたまでは良いのだが、3,000人を越える開発部隊では動きが取れないのだ。
4.ビジネスモデルが違う
 端末一台辺り300ドルを越えるAppleに対し数ドルしかロイヤリティを受取れないMicrosoft。Appleの100倍も売れればどうにか商売になるが、スマートフォンの大半はWindows Mobile以外のOSで動いているのが現実なのだ。
5.Androidの出現
 iPhone OSをライセンスしそうも無いAppleは別だが、過当競争になっているスマートフォンの世界では僅か数ドルのライセンスフィーでさえ無くなるに越した事は無い。その上、Windows Mobileよりも開発が楽だったらMicrosoftの出る幕などないのだ。

結論:力技が通用するのは相手に力が無い時だけなのである。

金曜日, 9月 18, 2009

WebKitがデファクトになる

 ブラウザーと言えばIEというのが決まりだったのも過去の話。PCの世界では僅か数%しかシェアの無いAppleのSafariだが、SafariのベースとなっているWebKitはモバイル端末のブラウザーのレンダリング・エンジンの事実上のデファクトになろうとしている。AppleだけではなくAndroid、Nokia、RIM、SONY Ericssonまで端末用のブラウザー・エンジンはWebKitなのである。そればかりか、Microsoftのmobileチームさえ採用を望んでいると言うのだ。

結論:HTML5をモバイルで実装しようと考えた場合WebKitが最良の選択肢なのである。AppleがSafariを開発し始めた時に何で今更そんな無駄な事をすると思われたが、IEは時代遅れと考えたAppleの判断は間違っていなかったのである。

木曜日, 9月 17, 2009

BlackBerry向けアプリケーションを提供

 NTTドコモがスマートフォン向けサイト「ドコモスマートフォンサイト」(そのままじゃんけ)で、BlackBerry向けのアプリを10月6日から提供すると発表した。どんなに沢山のアプリが出るのかとtouchユーザとしては気が気でないので早速情報を検索してみた。何と全部で6本。12月になれば後2本も登場するらしい。

結論:僅か6本の為にサイトを開く意味が何処にあるのだろう。

新しいWalkmanは...

 また、新しいWalkmanが発表された。凄くくどいデザインのA-シリーズがnano対抗機となるようだが(価格はnanoより高い設定だが、どうせ売価は安くなる)、ミッドレンジなのに機能は半年前に発売されたWalkmanの最高峰よりも音質が上のようである。フェアプレイを使っていない楽曲を簡単に入れらるので純粋に音楽プレイヤーとして考えればありかもしれない。ただ、くどいデザインが受けるとは思えないが。出井さんの時にデザインチームを解散したツケは大きかったのだ。

結論:半年でミッドレンジが最高峰よりも良くなってしまうのでは、最高峰を買った人間の立場がないのだ(バカ丸出しになってしまう)。

水曜日, 9月 16, 2009

モデルチェンジ

 touchのカメラ付きばかりを気にしていてiMacやMacBookのことを忘れていた。二週間後くらいに新しいモデルが登場するという話を見て、そう言えばそろそろかなと。iMacは今よりも薄型で有機的なスタイルになると言われているが、さてどうなることやら。

結論:そろそろ買い替えようかな。今購入を考えている人は、もう二週間待ってから決めましょう。

月曜日, 9月 14, 2009

touchの3rd generationは間違いなく存在する

 新しいnanoの機能拡張の陰に隠れて、地味な存在になってしまったtouch。早速解体して情報をアップしているサイトがあるが、そこから分かった事はtouchに使用されている通信チップは、iPhoneよりも高機能で8011.nでLAN接続が可能でFM送受信も可能なものだということだ。更に、一部のサードパーティから発表されていた3rdモデル用のケースでカメラ用の穴が付けられてる位置には、6×6×3ミリ程のスペースがありnanoに加えられたビデオカメラモジュールを収める事が可能なのである。噂になっていたように、ビデオモジュールの不良で今回の発表は見送られたが、必ず近いうち(1年も待たされる事はない)に、touchの3rdモデルが発表される事だろう。但し、今回のイベントでは全くそのことに触れてはいないので、私が予想した時期よりも後になる可能性は高そうである。

結論:今回のモデルを第三世代と報道しているが正式名称は、「iPod touch(Late 2009)」。32Gや64Gは3rdではなく2.5と考えるのが順当だろう。本当の3rd generationの登場はこれからなのだ。

Cocktailは、AppleTV用?

 「iTunes LP」、「iTunes Extras」として発表されたCocktail。HTML、CSS、JavaScriptなどで作られたコンテンツはハイビジョン(1,280×720)の解像度向けにデザインされているらしい。この解像度はMacBook Pro 13インチよりも大きくApple TVのHDTV出力と同じなのである。コンテンツの対象はtouchではなくApple TVと考えるのが理屈に合っているのだが、今回の発表ではApple TVは完全にスルーされた。アメリカでは40Gモデルは既に販売を終了し160Gだけになっている。そろそろ、何らかの動きを示すのではないだろうか。

 テレビ番組や映画はケーブルテレビのSTBでも普通に見る事が出来るが、ブックレットやライナーノーツを見ながら音楽を聴くようなデバイスではない。kindleは書籍の代わりにはなるが動画を再生できるものではない。前にも書いたようにCocktailによってAppleは新たなコンテンツ・フォーマットを手にしたのである。

結論:iPadとApple TVはCocktail用のデバイスになるようだ。

Windows 7へのアップグレード、場合によっては20時間かかる?

 心待ちにしていた”Snow Leopard”のディスクが到着し特別なバックアップもせず(Time machineは当然使ってますが)にいきなりインストールを開始。いつもよりも長引いた会議の間にインストールは無事終了し、共有画面を利用して序でに、10.6.1へのアップデートも終了。席に戻った時には最新のOSで動くマシーンを手に入れる事が出来たのである。私の設定では容量が20G以上も削減され、快適そのものなのである。
 
 Appleの推奨通りに上書きだったのだが、設定の画面さえ一度も現れず(だから放ったらかしに出来たのだ)に無事に完了したのである。

結論:見出しが本当かどうかは知らないが、恐らくそうなるんだろうな。本当に気の毒な話だ。

金曜日, 9月 11, 2009

本命はこれから

 期待されたtouchの3rd Generationが発表されなかったスペシャル・イベント。搭載予定のビデオカメラがテストに合格しなかったために急遽、容量だけ増やされて投入されたのが今回のLate2009モデル。昨日も書いたようにクリスマス・シーズンまでには新モデルを投入してくるのではないだろうか。勿論、僅か1カ月かそこいらでビデオ付きの高機能モデルが出れば(それも同一価格で)、ユーザからブーイングが起こるのは間違いないので年明けまで引っ張るかも知れないが、そうなると後に控えているTabletやAppleTVとバッティングする可能性が高くなってしまうだろう。

結論:出せば間違いなくバカ売れする商品が、あまり多いと言うのも考えものなのだ。

Apple、iTunes競合サービス「Rhapsody」のiPhoneアプリを承認

 Real Networksの音楽配信サービス「Rhapsody」を利用できるiPhone用のアプリケーションが、App Storeからダウンロード可能になったと発表があったそうだ。「Rhapsody to Go」に加入する必要があり月額14.99ドル掛かるので、PCで「Rhapsody」に加入しているユーザー以外がこのアプリをダウンロードするとは...新規ユーザーの掘り起こしなど夢のまた夢なのである。もしも、上手く行けばAppleがiTunesでサブ・スクリプションのサービスが始まるだけの話なのだ。

結論:別段騒ぎ立てるような競争相手と見られていないという話なのである。

木曜日, 9月 10, 2009

そう言う事か?

 予想よりも小さな発表だったので多少残念ではあったが、無事スペシャルイベントの終ったApple。噂をされていたビデオカメラ付きのtouchは出なかったが、カメラに問題があって出荷が遅れるとは言えないので発表を遅らせたようである。全体の価格を大幅に下げ(64Gで昨日までの32Gよりも安いのだから)、iPhoneに取られているユーザを取り込もうと言う戦略なのだ。
 
結論:クリスマスまでにビデオ+GPSの3rd Generationが、AppleTVと一緒に発表されるのかも知れない。

携帯オーディオ:WALKMAN、約5年ぶりにiPodを破ってトップに

 日本で5年ぶりにWALKMANが携帯オーディオのトップシェアを取った(飽く迄も週次の話)と言うのだが、販売台数のシェアが互角になったのはiPodがモデルチェンジ後1年を経過し次期モデルが出る前の販売低下と同時期のiPhoneのニューモデルの発売開始が要因であり、SONYの販売台数が飛躍的に伸びたからではない。金額シェアでは相変わらず大きな差があるし(台数の差が殆どないのだからSONYの儲けなど無いと言うことだ)、明日になればまた7対2位の圧倒的な差になってしまうのである。

結論:どんな理由であれ、SONYファンには嬉しい話である。

水曜日, 9月 09, 2009

突然の値下げ

 アメリカのApple Storeが、touchやnano、classicの価格をいきなり下げてきた。日本はまだのようだがイベントの前に値下げと言うのはどういう事なのだろう。

結論:発表は出来るが発売が出来ないから値下げで需要の掘り起こしか?

どいつもこいつも

 iidaがどうでも良い端末なので呆れていたが、まだPreが出てから大して経っていないPalmが、新しい端末(Pixi)を発売するようだ。iPhoneに出鼻を挫かれたと言う不運(というよりは当然の帰結)が、あったのはしょうがないにしても新しい端末をどんどん出すほど経営状況が明るいように思えないのだが...

結論:起死回生なんてそんなにあるものではない。大抵はキズを深くするだけなのである。合掌。

オバマ大統領、演説でXboxやiPhoneに言及

 オバマ大統領が新学年をむかえる子供達に向けた演説で、「君たちの両親には、君たちが問題なく生活し、宿題をやり、起きている間中テレビやXboxの前に座っていたりしないようにする責任がある」とMicrosoftを貶し、教育の必要性について、「次のiPhoneや新薬を発明するような革新者になるためには、科学の授業を受ける必要がある」と述べたそうだ。

結論:iPhoneを褒めたのは良いが、それなら早くBlackberryからiPhoneに乗り換えて下さい。

明晩発表されるのは?

 一晩前に予想をしても仕方がないのだが、どれくらい当たるかも一興。間違ったとしてもまさか命まで取られる事はないだろうと言う事で勝手に予想してみたいのだ。

発表されるもの
その1:Cocktail
 ライナーノーツや歌詞カードなどを含めたマルチコンテンツのアルバム販売。実現度90%
その2:iPod touch 3rd ジェネレーション
 カメラ(動画対応)に問題が発生し、出荷が遅れるとの噂もあるが遂にカメラ付きで低価格で登場。実現度95%
その3:カメラ付きnano
 こちらのカメラは大丈夫なのだろうか。実現度95%
その4:The Beatlesの楽曲ダウンロード
 同日、発売開始になるデジタル・リマスターに合わせiTunes Storeでダウンロード開始。もしかして、楽曲プリインストール(当然ロスレス)のtouchを販売か。Apple Inc.の合併発表だったりして。実現度75%。
その5:Jobs復帰
 肝臓移植も終え元気な姿で発表会を取り仕切る。実現度60%。
その6:AppleTVのニューモデル
 いつまでたっても大成功にならないのに続けていると言う事は次があると言う証拠。フルハイビジョンにゲーム。実現度55%
 
 どちらにしても、iTunes絡みの発表だけなのだ。
 
結論:何が出るにしろ楽しみなのである。

月曜日, 9月 07, 2009

iPod classicは終了

 64Gのフラッシュメモリがここまで安くなって、大抵の人のコレクションをカバー可能になった事を受け、iPod classicは終了するのではないかという話が現実味を帯びてきた。まあ、classicがなくなるのは織り込み済みではあるのだがいよいよとなる(正式に発表はされていないが)と感慨一塩である。

結論:2001年からのユーザなので、ちょっと寂しい気はするが時代はそうなっているのだ。

XPモードを捨てられなかったMicrosoftの敗北

 いくらVistaに比べて処理速度が上がり、資源も喰わなくなったと言い張ろうが主力で使われているXPを不要のものと出来ず普及のためにXPモードを用意せざるを得なくなったMicrosoftは、明らかにAppleに敗北した(シェアではなくOSのグランドデザイン)。OSXに切り替える段階で、ClassicやRosettaという過去の資産を引き継ぐための仮想化技術を使ってきたAppleは、Snow LeopardのではデフォルトではRosettaもインストールしないという暴挙(必要ならインストールは何時でも出来るが)に出てきた。Appleのサインは過去との決別だ。それに対してMicrosoftはXPを捨てたら乗換えさえして貰えないという大きな問題が立ちはだかっているために過去を捨てられなかった。

結論:互換性を確保するために過去を捨てる事が出来なかったと言うかも知れないが、それならば何故過去のシステムの良さを自ら破壊したのだ。首を絞めておいて、蘇生しようなんて余りにも無計画なのである。

Vistaを葬り去るMicrosoftの愚

 誰がどう見ても最低最悪だったVistaを始末してWindows 7を導入させるために、Microsoftはなりふり構わずに暴走している。同じマシーンにVistaと7を入れてどちらの方が速いと言う比較などまさに愚の骨頂。Snow Leopardと比べてこんなに、優れていると言うのならば理にかなっている(そんなことしたら劣っている事を証明する事になるだけだ)が、自分たちの失敗作と比較するなど支離滅裂としか言いようがない。

 あれだけ前評判が悪かったVistaの発表時にMicrosoftは何と言っていたのか、それが如何に酷いペテンであったかを知っているのは実際にVistaに移行したユーザたちである。自ら下げてしまった評判を取り戻すために自社のOSを貶すなんて、どういう神経をしていればそんな芸当が出来るのだろう。

結論:糞OS(Vista)を作った会社が作ったOSを喜んで喰う奴は変態なのだ。

木曜日, 9月 03, 2009

『Snow Leopard』の本質は「ハードウェア性能の増強」

 Wiredに表題の記事が掲載されていた。”Snow Leopard”にすることで強力なハードウェアを手に入れられるという内容である。元の記事を読んで頂けばそれで済むのだが、それでは私のblogを見て頂けなくなるので余計な事を書いてみたいと思うのだ。
 
ハードウェアの増強
その1:処理速度の向上
アプリによっては恩恵を受けられないものもある(そもそも起動しない)が、まともに動くとすれば処理速度は1.5倍以上になる。縁の下のシステム回りが軽くなっているのだから、体感は倍である。Vistaと比べて...比べる相手が悪過ぎるか。
その2:ディスク容量の増加
どこかのOSではバージョンが上がるほどシステムがディスクを占有する容量が増える仕様のようだが、アップデートすることによってシステム容量が半分以下に減少し使えるユーザエリアが拡大する。数百ギガ増えるような事はないが空きエリアを心配しながら使っていたノートユーザにとって10ギガ以上の空きエリアが増えるのは大歓迎の筈だ。
その3:バッテリーの増量
タスクの処理に必要な時間が劇的に減る(処理速度とCPUの使用率が劇的に改善)ため、一番消費電力を喰うファンが回らなくなる。当然、1回の充電で使える時間はノートの場合減る事はないだろう。

 とは言え、この前も書いたように私の手元にはインストール出来ない”Snow Leopard”のディスクがあるだけ。会社貸与のノートはPowerBookなので、実機の話をしている訳ではないのだ(私がAppleの回し者の可能性だってある)。

結論:どこかの出来損ないのOSでは、インストールするためにハードウェアの増強が必要だが、”Snow Leopard”はインストールすることによってハードウェアの増強が可能になるのである。あなたなら、どっちのOSの方が優れていると思うだろう。

水曜日, 9月 02, 2009

AT&Tがモトローラ製のAndroid携帯を「時代遅れ」と拒否

 オープンソースでOSにコストが掛からないから安心と考えているのか知らないが、日本ではAndroidが救世主のように勘違いされている。今のところiPhoneを独占出来ているせいかは知らないが、AT&Tがモトローラ製のAndroid携帯を「時代遅れ」と言う理由で拒否したという事らしい(正式な発表ではなさそうだが)。ロクでもないOS(何とかmobileと言う名前らしい)にライセンス料を払わないで済むと言うだけで、それなりの意味はあるのかも知れないが、自分のところでコストが掛からないとすれば同業他社も全く同じ条件な訳で、わざわざレッド・オーシャンに飛び込む価値がそこにあると思えないのは私がメーカーの人間ではないからだろうか。

結論:ハードまでコントロール出来ないAndroidでiPhoneを越えるスマートフォンが開発出来るなんて思ってるとしたらタワケモノだ。

『Windows 7』を選ばない理由

 目出度くリリースされたSnow Leopardの後を追って10月22日には、『Windows 7』が発売される。『Windows 7を選ぶ7つの理由』という記事に続いて『Windows 7を選ばない7つの理由』と言う記事が、”Wired”に掲載されていた。それを参考に私なりに突込みを入れてみたいと思うのだ。
 
選ばない理由
クリーン・インストール:流石にVistaからではないが、Vistaへのアップをしなかったユーザの方が多い状況でXPからはクリーン・インストールしかないのだとしたら、どれだけの人が”7”に乗り換えると言うのだろう。Microsoftが提供する旧システムからの移行ツールもあるが、Microsoft製だと言うだけで使いたくなくなるユーザの方が多いと思うのだ。そんなことなら”Snow Leopard”(要はMacにチェンジ)にして、Apple製の以降ツールでデータを移行した方が安心なのだ(元は間違いなくPCに残っているのだから)。
値段が高い:どのバージョン(出来損ないのVistaも含む)でもアップグレードに120ドルも掛かる。XPは一つ飛ばしだからまだ良いが出来損ないのVistaを買わされたユーザはたまったものではない(大体はダウングレード費用さえ掛かっている筈)。Appleは、Intel版のLeopardユーザには30ドルでSnow Leopardを提供しているが少なくともLeopardは出来損ないのOSではなかったのだ。LeopardにしていないIntelユーザ用にはLeopard以降しかインストール出来ないiWorkやiLifeをパックしたお徳用セットを用意している。
時間がかかる:ディスクの初期化をした上でOSをインストールしアプリケーションのインストールや設定の再構築をしなければいけないのだから、余程の暇人じゃなければそんな酔狂なことをする訳などないのだ。Snow Leopardは、僅か45分で終了。デフォルトは上書きという大英断。上書きした後はファイルサイズは半分になっていると言う次第だ(DVDディスクが読めないと言う不良品に当ってしまうと1週間掛かるが...私がそうだ)
セキュリティーの問題:サードパーティーのアンチ・ウイルスソフトや小まめなセキュリティー・アップデートを欠けていればXPだって殆ど替わらないセキュリティー・レベルのはず。
やっぱり、Windows:Auto runのウイルスは勝手に動くくせに、USBメモリを差し込んだら黙ってストレージとして認識すればいいのに、どのアプリケーションで開くかを聞いてくる融通の無さは今迄通り。至る所にWindowsの悪いところを残しているのは、きっと企業ポリシーかただのバカのどっちかなのだ。
Snow Leopardがすでに登場している:使い易さと考え抜かれたインターフェイス、快適な処理スピードが欲しいならば、”Snow Leopard”がある。

結論:Macのアプリが動くとしても、Macユーザだったら絶対にこんなものに金は使わないのだ。

火曜日, 9月 01, 2009

9月9日はAppleの日

 Appleから正式に発表のあったメディア向けのイベント開催。iPodのフルモデルチェンジとCocktailとThe BeatlesとJobsの復帰。どれか一つだけでも十分イベントとして成り立つのだが、それを一遍にしようと言うのだから今回の気合いの入れ方は半端ではないのである。
 
発表されるもの
その1:カメラ(動画も)、GPS付きのtouchとカメラ付きnano。
その2:これからのメディアフォーマットとなるCocktail(オーディオ、動画、テキスト、静止画の集約)。
その3:デジタルリマスターが発売されるThe BeatlesのAppleでの取扱い(iTunes Storeとは限らない)。
その4:Jobsの復帰(引退宣言になるかも知れないが)。

結論:9月9日は忘れられない日になるのである。