水曜日, 2月 25, 2009

スピーカー同梱のWalkman

 スピーカーを付ければお得感が出て売れると考えたのかどうか判らないが、WalkmanのFKシリーズのスピーカー同梱もDellを拡充したようだ。全シリーズのNW-S630FKが店頭に並んだ時にどんな音が出るのかと試してみて、オマケだからこんな音でも良いのかと妙に納得させられる音だった。

 腐っても鯛と言う言葉はあるが、SONYは腐ったイワシみたいな会社になってしまったなと...オーディオ・メーカーの巨頭だった筈なのに音よりもサイズのスピーカを付けるなど言語道断。どう欲目に見てもパチモノにしか見えないのだ。BoseのM3クラスを同梱しろなんて言わないが、音には徹底的に拘ってもらいたいのである。

結論:あんな音の悪いスピーカーを付ける意味が全く理解できないのだ。あんなもんはサンワサプライ(失礼か?)にでも任せれば良いのである。

金曜日, 2月 20, 2009

パチモノはパチモノ

 バルセロナで開催されている世界最大のワイヤレス業界展示会GSMA Mobile World Congressで、Nokia、Samsung、LG、SONY-Erikson、HTCと世界携帯のメインプレイヤー達が、iPhoneクローンと呼べる端末を数多く発表していたが、国内のケータイメーカーと同じように、iPhoneのユーザインターフェイスを真似ようとしても、iPhoneには程遠い完成度だったようである。初代のiPhoneが発表されてから2年になる(発売から1年半)が経つ。Appleはその間に3GモデルとApp Storeを用意して大成功させたが、初号機(エヴァか?)が出るまで、どんなものか判らなかった為に待っていたのかは知らないが、2年経っても今のレベルだとすれば、Appleに追いつくことなど絶対に出来ないのである(6月にはもう次のモデルがデビューする)。

 中国みたいに全く別物の外側だけiPhoneそっくりにするとか割り切ってしまうのならまだ良い(どうせインチキなのだから)が、何処まで頑張っても出来損ないで終るのなら最初から同じ土俵に上がってはいけなかったのだ。iPhoneの開発は昨日今日の話ではなくiPodが成功した時に既に始められていたプロジェクト。確固たる戦略の元(App Storeを前提にして開発)に作り出されていることは明らかなのだ。そして、間違いなく次はMacも同じ土俵に上げようと企んでいる。

結論:戦略もなしにパチモノを作っても恥を曝すだけなのである。そう言えば、App Storeのパチモノも...

木曜日, 2月 19, 2009

Microsoftの直営店

 マーケティング戦略とOSの駄目さ加減で先行きが不安になってきたMicrosoftが直営店を立ち上げることにしたようである。Appleの大成功に対抗しようと言うのかは判らないが、直営店で何かを売ろうとでも言うのだろうか。

Microsoftの売り物
その1:OS。今はどうにも売りようの無いVistaしかない。店内でライフスタイル別にVistaの使い方でも提案するつもりだろうか。それとも、PC持ち込みで無料でOSのインストールでもしてくれるのだろうか?PCユーザにOSを買ってアップグレードすると言う文化があるのだろうか。何度も酷い目にあっているのでバンドル以外は考えていないような気がするのだが。
その2:アプリケーション。ソフト会社であるMicrosoftが他の会社のソフトを販売するのだろうか。OfficeならPCに最初から入っている。店頭でデモンストレーションすることによって始めてユーザが目にするようなソフトがMicrosoftにあるとは思えないのだが。
その3:Zuneってまだあったっけ。どうやらまだ作っているらしい(アメリカではAppleに次ぐのだが、シェアは10%も無いようだ)が、Appleの後塵を拝しているのは、売り方が不味いのではなく商品に魅力が無いだけだと思うのだが。もしかして、Zuneという素晴らしい音楽プレイヤーの存在を一般ユーザは知らないと考えているのだろうか。知らないのではなく忘れ去られただけだと思うのだが。
その4:Xbox360。これはまだ売っているけど、こんなものを置いたらゲームオタクが押し寄せて一般客は寄りつかなくなってしまうに決まっている。確かに最近はWiiに押され始めているようで、任天堂には負けたくないと考えているのかも知れない(SONYは埒外)が、全くタイプの違うゲーム機にムキになるのはどうかと思うのだが。
その5:Windows mobileで動く携帯の販売?Appleのリテールストアで、iPhoneを売るのは自社製品だから、OS以外は他社製のものを売っても仕方がないような気が...もしかして噂のMicrosoft製の携帯でも直販するのだろうか。

結論:直営店で売らなければならないような商品が全然無いような気がするのだ。

水曜日, 2月 18, 2009

雨後の竹の子

 App Storeの大成功に釣られたのか、以前から考えていたのかはあずかり知らぬが、mobile用のアプリ・ダウンロードサイトの立ち上げの話が花盛りである。

雨後の竹の子
Nokia:Nokia's Ovi Store。携帯の雄であるNokiaが、まずN97用に用意し、そこから拡大するらしい。
Microsoft:Windows Marketplace。Windows Mobole 6.5が前提になるようだが、簡易版のWindowsソフトを売るつもりなのだろう。
Symbian:App Store for Symbian。Symbian、Windows Mobile、Palmと手広くやりたいのかもしれないが、Nokia傘下になったSymbian。Oviとの棲み分けが出来るのだろうか。
Google:Android Market。Android用の無料アプリを公開する為に用意したが、今後どうするのだろう。
RIM:BlackBerry Applications Center。オバマお気に入りのBlackberry。スマートフォンの代表だがうまく行くのだろうか。
Palm:Palm Software Store。PalmとWindows mobile用の無料アプリを提供すると言うが、負け組Palmがこれで復活するとは到底思えない。

 音楽ダウンロードサービスも各社が色々とやっては見たがどれも上手くいっていない。それだけで、結論を出すのは早いのだが自社純正だけではなくWindows mobile用で保険を掛けようなどと言う発想で始めたのでは、お互いに喰い合うくらいしかないのは、始める前からわかっていること。つなぎ止める為にやるのは良いが、ちっとも儲からなければ結局撤退してしまうだけだと思うのだが...

結論:
この前も書いたけどAppleは既にiPhoneの向こう側にシフトしている。一歩も二歩も遅れているのだ。

火曜日, 2月 17, 2009

MSはアップグレードスキップに警告

 企業ユーザが、「Vista」をスキップし「Windows 7」にアップグレードされたのでは困ると騒いでいるようだが、今更遅いのだ。

結論:アップグレードスキップとは良く言ったもので、要は「Vista」が猫またぎだっただけの話なのだ。

月曜日, 2月 16, 2009

iPhoneはトロイの木馬

 iPhone用のゲームを作って1ヶ月で5,500万も儲けたプログラマが誕生するほど上手くいっているApp Store。一般的なユーザから見れば、iPhone(iPod touch)とMacはAppleの製品だと言う以外に共通点は無いように思えるかも知れないが、長年Macを使ってきた人間からするとiPhoneはトロイの木馬に見えるのだ。iPhoneのOSは、OSXのサブセットである(逆にCore Locationの様にこれからOSXに組み込まれるものもある)。

 iPhoneもMacも開発環境はXcodeで、使われる言語はCocoaと呼ばれるObjective C(LeopardまでのOSXにはCarbonという古いお呪いで作られている部分が多く残っていた)である。同じ言語なのでiPhone用のアプリが作れるようになればMac用のアプリも直ぐに作ることが出来るようになる。つまり、iPhoneのアプリを開発している人達は意識もせずに潜在的なMacの開発者になっているのだ。勿論、現在のOSXにはCarbonという過去の遺産が残っているためCocoaだけでMac用のアプリを全て作れる訳では無い。Carbonまで覚えるのはしんどいという理由でMacに手を出さない開発者も多くいる筈なのだ。それさえなければ...

結論:Snow Leopardは、全てがCocoaで作られている始めてのOSXである。Macの開発環境は全てのMacに標準で添付されている。そして、App StoreはiPhone用だけのアプリケーションで終わる筈は無い。世界中の開発者がMac用のアプリを作り始める日はもうそこまで来ているのだ。iPhoneは、ソフトウェア界のトロイの木馬だったのである。

 

日曜日, 2月 15, 2009

WiiやiPhoneにシフト

 ハードゲームの世界にのめり込んでいたアメリカのゲームメーカーが任天堂のWiiにシフトしてきた。PS3やXbox360はきれいな映像を描画できる高性能な端末だが、その分開発コストが嵩み大量に売れなければそのコストの回収もままならないという構造的な欠陥を持っている。EAなどがWiiにシフトしてきたのは、ネット機能や加速度センサー付きのコントローラ以外に、GameCubeと大きな違いのないWiiの開発コストの低さにあるのだ。開発に何年も掛かるような大作に頼っていたのでは、完成する前に会社が消えてなくなるかも知れないと真面目に考えているのだろう。

結論:1週間くらいでゲームを作り出せるiPhone。基本的にMac以外に投資費用も掛からない。単価は低いかも知れないがパッケージする必要のないiPhone用ゲームソフトは当れば大きい。シフトするのには、当然理由があるのだ。引きこもりのゲーマーを相手にしていたのでは埒が明かないのである。

Mac信者

 一般的に昔からのMacユーザは、Mac信者と呼ばれる。頑なにWindowsを拒む私などは典型的な信者だろう。しかし頑なにWindowsに拘る人とMacに拘る人を比べた場合。どちらがマニアックかと言われれば間違いなくWindowsユーザの方に違いない。そんな事はないと批判されそうだが、Windows PCは基本的に使えるようにすることに喜びを見いだす(そのままではやれない事が多い)人が愛するマシーンであり、Macは使える事に喜びを抱くマシーンなのである。

Macを好きな訳
その1:システムの移行をマシーンに委ねる事が出来る。Windowsしか使った事のない人には何を言っているのか判らないかも知れないが、新しいMacに現在使っているシステムを移行する時にMacはたった一つのダイアログの”OK”ボタンを選択以外に何も要求されない。それだけで、システムの設定ファイル、ドライバからインストールされているアプリケーション、そしてユーザファイルの移行まで全てが自動で行われるのだ。移行が終了したマシーンは、今迄使っていた環境が完全にコピーされており、そのまま使う事が出来るのだ。
その2:パブリックに公開されているホット・スポットにAir Macを起動させたマシーンを持ち込むと、何の設定をしなくても勝手に接続をしてくれる。通信カードだってモデム・Scriptが予め用意されているので、接続先の電話番号とパスを入力するだけで終了だ。使えるようにする為にアプリケーションのインストールが必要な機材の方が圧倒的に少ないのだ。
その3:専用の管理ソフトがどうしても使いたいと言うお目出度い精神の持ち主じゃない限り、USBでデジカメを繋げばそれでデジカメ写真の管理は終了である。USB接続をすれば自動的にiPhotoが起動し、画像を取り込むかどうかと、元画像を消去するかどうかに答えるだけで全ては終了なのだ。

 そんな事、Vistaなら出来ると言うかも知れない(使った事が無いのでどうかは知らないが)が、Macならばとっくの昔から出来た事である。XPでもユーザファイルの移行は出来るかも知れないが、アプリケーションの設定まで完璧に移行できるとは思えない。Macを使っている人達はそういうPCの煩わしさが嫌いなだけで、それ以上のものをWindowsマシーンが用意してくれていればMacなんか使わなかったのかも知れない。

結論:Mac信者とはPCオタクになりたくないだけの人の事なのである。Mac信者は道具を使いこなしたいのであって、道具を作りたい訳ではないのだ。

餅は餅屋

 昔から「餅は餅屋」という諺があるが、この渾沌とした時代にそんな事を言っていたのではジリ貧になってしまうのではないだろうか。ゲーム機で他を圧倒している任天堂はもともとおもちゃ屋ではない。まだ誕生したばかりだが、DSiやPSPと同様に騙れるようになったiPodやiPhoneをゲーム機として捉えれば間も無く任天堂やSONYの携帯ゲーム機を凌駕しようとしているが、Appleはゲーム機では一度完全に敗北している。だからこそ、AppleはiPod touchをゲーム機として販売などしなかったのだ。ゲーム機能は、iPodやiPhoneの”Some of Them"に過ぎず、ゲームソフトを入れるかどうかだけの話なのだ。

 AppleがiPodやiPhoneに組み込んだハードウェアは、別にゲーム機として必要な物ではない。SONYがPS3に無理やりBlu-rayを突っ込んだり、cellチップを入れたのとは分けが違うのだ。Appleは唯我独尊で自社の技術でマーケットを組み立てていると良く誤解される事なのだが、Appleは常に顧客のニーズを後追いしている。iTunesの動画配信だってどこよりも遅かったし、iPodをゲーム機として捉えれば最後発だ。普通に考えれば今更遅いと言われても仕方がないだろう。

 しかし、そう指摘する人は「餅は餅屋」のジレンマに囚われているのだ。Appleは、既存のジャンルに入る商品を作ってはいないのに「餅屋」の人は自分の範疇に置き換えてiPodを評価しようとしてしまう。そして、そんなことをした為にAppleに敗れる事になってしまうのだ。

 「餅は餅屋」と考える人はAppleが作っているのはモチではないと批判するがAppleは、そもそもモチだとは考えていない。何を言っているか判らないかも知れないが、モチを音楽プレイヤーやゲーム機と置き換えてもらえれば判るだろう。iPodやiPhoneはパッケージ・コンテンツをこの世から消滅させるネットワーク・デバイスなのだが、餅屋は未だにモチに拘っているのである。

結論:次に来るのは間違いなくテレビである。勿論、地デジのような遅れた(ローカライズされた)技術の話ではないのだ。

金曜日, 2月 13, 2009

パワーのないスポーツカー

 私が褒めないのは当然だが、私だけではなくアメリカの新聞でもパワーのないスポーツカー(なんちゃってスポーツカー)と書かれたVAIO type P。見た目はスポーツカーの軽自動車と言うことらしく。見た目だけ(解像度など)はいっちょまえなのに肝心のエンジンが...

 こんなものを買うのなら見えを張らずにネットブックを買った方が明らかにリーズナブルなのである。

結論:日本の雑誌や新聞と違ってアメリカの新聞(Wall Street Journalと言うらしいが、有名なの?(笑))は、手厳しいのだ。

Core Location

 Snow Leopardには、Core Locationが実装されるらしい。何の事かって?iPhoneやiPodみたいに自分の居場所を自動で掴んで、サービスと結びつける事が出来るのようになるのだ。

結論:悪用されるとblogに書いてはいけない真実を書き込んだだけで刺客が送り込まれる事になるかもしれない。

火曜日, 2月 10, 2009

MicrosoftのApp Store

 「My Phone」を始めるMicrosoftは、AppleのApp Storeのようなアプリケーションダウンロードサイトを展開しようと目論んでいる。ゲーム機さえまともに作れない会社がスマートフォンを製造すると言う馬鹿げた話と比べればよっぽどまともな話である。OSをライセンスしているMicrosoftが競合するハードウェアを出したのではケンカを売っていることになり何の得もない上に、もしメーカーよりも劣る商品しか作れなかったら、それこそ目も当てられないのだ。

結論:コンシューマに対するサービスの何たるかを理解していないMicrosoftのお手並み拝見とAppleは考えているかも知れない。やってみたら良いんじゃないの。それにしてもAppleの真似しか出来ないのかな。

水曜日, 2月 04, 2009

iPhone neo?

 iPhone nanoが出ると言う噂は前からあるが、そんなものは出さないという噂もある。そんな中、6月に次のiPhoneが発表されると言う噂が浮上してきた。nanoが出ると騒いでいる連中は腹の底でiPhoneは売れていないから廉価版が必要だと考えているのだろうが年間数千万台も売れる商品の廉価場など出す意味は何処にもないと私は考えている。Softbankだけを見ていればそんなに売れていると言う印象はないかも知れないが、それは見るべき先を誤っているだけなのである。

 新しいiPhone(出ると決めている)は、恐らく3Gよりも小振りになるだろう。iChat用に自分撮りのカメラも搭載されるかも知れない。モデムとして使用するためのアプリも標準搭載になる筈だ。そしてCDMA2000にも対応...

結論:どんなものが出るのかは蓋を開けてみなければ判らないが、4Gなんて付けると嫌な過去を思い出すのでneoで良いんじゃないだろうか。

Appleがネットブックを出さない訳

 ネットブックをハッキングしてMac OSXをインストールする人達が増えているようだが、実行した結果のベンチマーク情報なども出てきてその実力のほどが窺うことが出来るようになった。結論を言ってしまえばネットブックに搭載されているAtomはAppleが望むようなパフォーマンスを持ったチップではなく、iPhoneで使えるほど省電力でもない。OSXは決して重いOSではない(Vistaほど)が、その実力がフルに発揮されないようなCPUをわざわざ使うと言う気はAppleには更々無いのだ。もしそれがあるのならばiBookを残してサイズを小さくしたに違いない。そうすればMacと言えども6万円くらいでこさえることは出来た筈である。

結論:Appleの製品はおもちゃのように簡単に扱えるが、おもちゃではない。Appleがネットブックを出さないのは、今更iBookG4なみのパフォーマンスのAtomを使う意義を感じていないからなのである。まあ、G4よりはAtomの方がバッテリーの持ちは良いとは思うが。

火曜日, 2月 03, 2009

Macが何で売れているのか

 PC業界や家電業界がガタガタの今、一人Appleだけが好業績を上げている。今後年間4,000万台位はiPhoneやtouchが売れるのではないかという予想から、PSPやDSを脅かす存在になるとさえ考えるアナリストもいる。既にゲーム機の一極になっていると言うことなのだが、iPodのハロー効果で売れたとされるMacもじわじわと確実にユーザを増やしている。

 長いことMacを使っていると、それが当たり前になってしまうため見過ごされ勝ちなことなのだが、ここ数年のMacは買って後悔するようなことは全く起きていないと言うことに気がつく。使い方によって最適なマシーンは違うのだが、批判を恐れずに言ってしまえば、どれを買っても絶対に文句は出ないし、後悔もしない筈だと言えるのだ。

 正直な話、Appleが最悪の状態だった1995年当時はMacユーザでない人にどれが良いと聞かれても答えに窮するような製品群しか存在しなかった。最新のMacを使わずにSE30などの初期のMacを使うべきだと言いたいくらいに、魅力のない商品ばかりだったからだ。

Macが売れている理由
その1:iPodとの相性が一番良いから。携帯オーディオの世界をほぼ独占してしまったiPodなしには、Macは語れないかも知れない。
その2:期待を裏切らないから。スペックには書き表せない満足感を与えてくれるPCは多くないが、Macは間違いなくそう呼べるPCである。ここ最近Macを買って後悔したと言う話を聞かないのが何よりの証拠である(私に文句が言えないだけか?)
その3:使わない時にも満足感を味わえる。電源を入れずにただ置いているだけで見とれるようなPCは他には無い。ナンチャッテ金属ではなく本当の金属を削り出して作り出される質感はオブジェと同じように心に響くのだ。PCを裏返して作りを見てから買う人なんかいないのかも知れないが、PCしか勝った事の無い人は是非Macを裏返してみて欲しい。どこにもネジが無いのを見て他のPCとの違いを是非感じて欲しいのである。
その4:デフォルトのOSが、Windows Vistaではない。結構これが一番の理由だったりして...そんなバカは少ないか?

結論:経済状況が最悪の今、最低価格が一番高い(しかも値引はない)Macが売れるのは本物の価値を持っているからである。

月曜日, 2月 02, 2009

AppleがOSをライセンスする時

 Microsoftが評判を落とす中、徐々にシェアを拡大し始めているApple。全てAppleの商品ではあるが、MacだけではなくiPodやiPhone、Apple TVとOSXが使われている機器は増え続けている。iPodやiPhoneに使われているOSXは、Mac OSXのサブセットだがOSXがCPUに依存しないことは既に実証されている。Snow Leopardが発表される前にモデルチェンジされるMacのCPUはIntel製だが、今年の後半から来年にかけて出てくる次のマシーンがIntel製だけとは限らない状況になってきている。

 現在のAppleはIntel製の高性能チップを主力としているが、他のPCメーカーは価格競争に巻き込まれ、既にバリューチップからAtomに軸足を動かし始め、Intelの思惑(PCは高性能チップで、Atomは別デバイス用)とは別に、Vistaなど重いOSでも動かす能力を持っているAtomで製品群を構築しようと言うのがPCメーカーのメイン・ストリームになろうとしている。他のメーカーとは違いAppleはNetbookを出していないが、出すとすればチップはAtomだろうが(実際にはiPodやiPhoneに、Atomを使おうと思っていたのだが、そこまで省電力ではない)、他のマシーン(Apple TVには使うだろう)には、もっと強力なチップを載せてくるだろう。そんな贅沢が出来るのは、Appleが価格競争に巻き込まれることのない製品だからである。

 既に、NetbookにOSXをインストールして使っている事例も数多くなってきているがAppleは正式にPC用のOSXを出すとはアナウンスしていない。それは、パッケージとしてのMacとPCが同じメーカーのCPUを使っている(同じ仕様で比較すればMacは高くはないが、そんなこと一般ユーザには判断出来ないだろう)現状ではの差別化をはかるのは難しいからだ。

結論:Macが自社製のCPUに移行した時が、PC用のOSXの発表の時である。それが、今年の終わりか来年になるかは定かではないが、Intel製チップのアドバンテージが低くなった時(既にチップセットはそうなった)なのは間違いないだろう。もう、そこまで来ているのだ。そして、その時のチップはPowerPCの流れを汲むのである。