火曜日, 2月 28, 2006

28日に発表されるもの

 ボタンを持たないiPod(HD表示が可能なワイドスクリーンが全面を覆っている)は、4月まで発表されないが、iTMSでの映画の発売は発表されるだろう(昨日も触れているようにビデオのフォーマットサイズが変更され始めている)。そうなってくるとiPodの中に蓄えたビデオ映像を表示させる為に別なデバイスが追加で発表されてもおかしくは無い。それがPC機能を持つのであればMac miniになるし、そうでなければ噂になっているBoomboxになるだろう。

 どちらにせよ29日の深夜(現地時間28日)には明らかになる。それがどんなものになるにしても、がっかりするような商品でない事は予想される。MicrosoftはAppleを牽制しようと、Origamiなるデバイスの発表をしようと画策している(大体の予想では持ち運べるXboxだが持ち運べる大きさにする技術があるのかは定かではない)が、その前にAppleが実働する商品を発売する事は間違いないだろう。

 MicrosoftのようにOrigamiのOSはCEベースなどと戯けた事を言って失笑を買う事の無いように頑張ってもらいたいものだ。例のタッチパネル用のOSが最初に搭載されるのが、その商品になるに違いないが、多いに気にしてゆきたい。

結論:iPodが全く別のOSを使ったように新しいデバイスはOSXではない可能性が高い。Microsoftのように何が何でもExcelが動く必要は無いからだ。Microsoftはその辺りが分かっていないから、Xboxだろうが何だろうがWindowsで動かそうと自分からアリ地獄にはまっている。バカは死ななきゃ直らないとは良く言ったものである。

月曜日, 2月 27, 2006

ガセネタ

 iPodの新商品の画像だと言われるものがネット上に上がってきたが、やはりガセネタのようである。大体画像についていた商品のModelコードがiPodではなく、Xserveのコードであった事が最初の段階で指摘されていたが、まさにその通りである。大体まだ画像が出てくるのは早すぎる(4月1日まではまだ時間がある)。明日の夜明けに発表される商品は、Mac miniの後継機とiPod用のboomBoxだと言うのがもっぱらの噂である。

 iTMSで販売されるビデオのフォーマットが12:9(現行は4:3)のHD比率に替わると言う事なのでiPodの画面比率は間違いなく12:9のワイド画面でなければいけないが、件の偽画像は比率が違う。単純に現行のiPod全体をスクリーンに見立てているだけの代物なのでインチキである事は間違いないだろう。

 さてiPod Boomboxとはどのような機器になるのだろうか。iPod専用のステレオラジカセのようなものと言われているがそれだけでは、わざわざ出すまでもない商品のように思える。ということは何かしらBoomboxにしなければならないような仕掛けがどこかにあると言う事だろう。出てみるまでのお楽しみと言う事にしておこう。

結論:2月22日に新製品の発表があるというガセネタもあったが、それもこれも神秘のベールに包まれているAppleの秘密を探ろうと言うニーズがあるからだろう。

水曜日, 2月 22, 2006

強権発動

 如何にもAppleらしいと言うか、ついに強権を発動してMac以外のPCでOSXが動くように頑張っている連中(困難を乗り越えて挑戦したいと言うハッカー魂を持っている)に待ったをかけた。確かにOSXはWindowsのように高価なOSではない(開発ツール込みだから本来なら数十万の根付けでも文句は言えない)ので、ハードを買ってくれなければ困ってしまうという事情は分かるが、OpenSauceの連中を敵に廻すようなことは余りしない方が良いのではないだろうか。今回の件は恐らくおおっぴらにやるのを止めてもらおうと言う事で大々的に発表されたが、裏では話が付いているのだとは思う(今迄ハックでAppleが訴えた人達とは結局和解したし、それどころかAppleからのサポートも得ている)が取りあえず釘を刺したのだろう。

 まあ、昔のように本気で強権発動してきたのであれば、”またかよ”で済まされない大きな問題になってしまうが、今のApple(Jobsか?)はそこまで子供ではないはずだ。実際にはOSXを通常のIntelのマシーンにインストール出来ても、出来る事もあれば出来ない事もあるという状態になってしまう(DellのマシーンにAppleの筐体を付けたような物では決してない)。要するに全て同じハード構成にしたカスタムボードでなければ使い物にはならないと言う事なのだ。それを手に入れようとしたら現在はAppleから入手するしか方法はないのである(製造委託メーカーに忍び込んで盗むと言う手はあるが、これは完全な犯罪だ)。

結論:今回の発表はそういう事をやるなと言う事ではなく、誰にでも出来るような情報を提供するなと言う意味である。恐らくJobsが一番嫌がっている事はDellのように氏素性の悪いマシーン上で動くOSXを見たくないと言う事だけなのである。

デファクトは近い

 ここに来てMacOSXを標的にしたvirusがどんどん発表(発見か?)されているが、やっとOSXもメジャーOSとして認められたかと頬を緩ませる今日この頃である。後はvirusに向ける熱意をユーティリティや役に立つアプリケーションに向けてくれる事を祈るばかりである。マシーンを買ってくればその場で使う事が出来るMacには、ほぼ完璧な開発環境が無料でついてくる。Microsoftで言えば、Visual Studio 2005 Professional Editionみたいなものだろうがこれが無料なのだ。使える言語もCから始まって数限りなくサポートされている。もちろんその中で一番に覚えるべきなのはObjective C(エレガントなくらいスマート)だが、そういう私はAppleScriptでひーひー言っているのだから世話が無い。

 Objective C による開発は、Cocoaと呼ばれるものであるが、MVC(Model View Controller)という体系(これがオブジェクト指向なのだ)を使って行えるわけである。というわけで迷惑なvirusが出てくると言う事は、OSX用の開発ツールに気付いたユーザが徐々に増えてきた事を明確に表している。Windowsマシーンが如何に安いと言ってもあちらには不正コピーでもしない限り開発ツールは付いてこない。悪い事は言わないからvirusが作りたい人はMacにswitchしましょう。その余禄でWeb アプリケーション(WebObjects)の開発を覚えられたらめっけもんですよ(いつでも独立出来ます)。

結論:馬鹿はユーザ数の多いWindowsのプログラム作成が金になると思っている。ところがどっこい大手ならいざ知らず、個人のプログラマであった場合はユーザ数が多いと言う事は自分と同じような人間が山ほどいると言う事なのだ(要するに貴方に仕事が廻ってくる事は限りなくゼロに近いと言う事だ)。それに引き換えOSXでプログラムをバリバリ書いている人は少ない。なおかつMacのプログラマは旧OS時代からの猛者が多い為、実はCocoaで作っていない人が殆どなのである。Intelに乗り換えたMacはCocoaが無ければ始まらない。というわけでvirus以外のアプリケーションも作り始めましょう。

火曜日, 2月 21, 2006

クルマ型ミュージックプレーヤー

 トヨタが発表したクルマ型ミュージックプレーヤーとは結局iPod用の接続ソケットを標準装備するBbだった。これで日産とトヨタの両社がiPodがデファクトだと宣言したわけである。確かにどうなっちゃうか分からないSONYのWalkmanを接続出来ても何もならない事は間違いないが、余りにも当たり前過ぎて拍子抜けしてしまったのも事実である。これくらい当たり前であるならば、わざわざティーザーなどせずにと思うのは余りにも擦れた考えだろうか。

 先々週のデジタルプレイヤーの売上ランキングにはSONYの商品は無く、10位にD-snapが唯一食い込んでいた。今週出る結果はiPod nanoの1Gが発表された直後なので、恐らく全てAppleの商品になると思われるが、WalkmanがついにD-snap以下になったという事実だけで十分だろう。

結論:日本のメーカーで唯一まともな(真剣にと言う意味だ)PCを作っているのはPanasonicだけである。Let'sNoteは他社製よりも価格が高いがあれだけしっかりと作っていれば当たり前である。なぜそう考えるかと言えばPanasonicだけテレビチューナーなどと言う虚仮威し(ガジェットを)を搭載していないからだ。これは家電メーカーであるPanasonicとしてはまさに英断の一言である(テレビを見たければプラズマを買えと言う事なのだろう)。このように見てくるとAppleがもしもOSのライセンスを考えた時に白羽の矢が立てるパートナーはSONYではなく松下電器だとなりそうである。

PS3なんて要らない

 めでたくPS3の発売が予定よりも大幅に遅れる事になった。これで心あるSONYユーザの望んでいた通りに事は運びそうである。大体製造原価がXbox360よりも高いもの(原価換算で900ドルだが、販売価格は400を切らないと無理だろう)を売っちゃいけないのだ。口が酸っぱくなるほど繰り返しているように、今時ハードで得られない利益をソフトで稼ぐと言うビジネスモデルは成り立たない。ソフトは限りなく安価にしてそれを動かすハードで儲けなければいけないのだ。それが分からないでハード屋(メーカー)を名乗っているのだったら、いっそのことやめた方が良い。何故それが分からないかと言うとちゃんとしたソフトを作った事が無いからだ。SONYはゲームを作っていないから、ゲームに必要なものが何であるかをちっとも分からずにゲーム機を作っている。要するに未だにソフトよりもハードが上だと勘違いしているのだ。

 これはハードを作っているメーカーが陥ってしまうアリ地獄である。今は上手く行っているAppleも10年前までは同じように、ソフトの重要性を軽視していた。デジタルで無かった時代は確かに道具の使い易さを決める要素はハードの設計にかかっていたが、デジタル化された現在ではハードの弱点を全てソフトでカバー出来るようになったのである。逆にヘボいソフトしかこさえる事が出来なければ”SONYになっちゃうよ”ということだ。任天堂の最大の強みはRevolution用のゲームは既に揃っている事だ(過去のゲームをプレイ出来る)。今から新しいゲームを揃えていかなければいけないMicrosoftやSONYには真似の出来ないセールスポイントだ。過去に人気のあったゲームは古臭いかもしれないが面白くないわけではない。確かに飽きるほどやった直後ならばやらないかもしれないが、まさかファミコン用のゲームを未だにやっている人はそう多くは無いはずだ。そうなると派手で重いゲームばかりが当たり前になっている今こそ気軽に楽しめる過去のゲームは新鮮なアイテムとなりえるのである。

 機能の数をボタンの数としか捉えられないSONYには理解出来ないかもしれないが、次のiPodにはボタンは無い(見たんかい?)。任天堂がDSでタッチパネルや音声認識を標準にした事によって今迄に考えられなかったゲーム群が現われたが、Appleが同じようにサードパーティーのためにのiPod用アプリケーションを解放する事があればライバルは任天堂DSになる時が来るかもしれない。

結論:AppleはiPodのビデオ再生はおまけとして付けた。同様にオマケのゲームも付いている。SONYはWalkmanを音楽Playerとしか捉えていない(PSPはメディアプレイヤーにもなるがゲーム機としてコンセプトで既に失敗している)。AppleはもしかしたらiPodをエンターテイメントツールとして捉えているかもしれない。そうなると最大のライバルは任天堂だ。それ位の先見性が無ければ時代を切り開く事など不可能だ。それが出来ないメーカー(SONYなど)は下請けに徹すれば良いのである。

水曜日, 2月 15, 2006

4月馬鹿

 Appleの創立記念日は知る人は知る(知らない人には言っても仕方ないが
)エイプリル・フールだが、今年のエイプリル・フールはApple創立30周年にあたるため、2月22日のスペシャル・イベントを越える発表が待ちかまえている。今、噂に上がっているのはタッチパネルで操作する大きなスクリーンを備えたiPod(Appleのパテント申請と同様のジェスチャーを使ったニューヨーク大学のビデオを見たが、その操作法は画期的である)が発表されそうである。本体サイズはそのままで画面を今の二倍にするという仕様(本当か)から判断する限り、スクロールボタンはタッチパネル上に仮想的に表示されるインターフェイスを取る事になるだろう。

 それだけではない、OSレベルまで踏み込んでタッチパネルによるジェスチャーを取り入れてくるとするとそれはタブレットPCのような中途半端(タッチスクリーンをマウス替わりに使っているだけ)とは全く違う操作方法を使う事になる。これがOSレベルですぐに可能になるとは思えないが、これはGUI依頼の画期的なインターフェイスになる物に違いない。4月1日にどこまでのものが出るかは分からないががっかりするような事はないだろう。


結論:既存のOSから離れる事が出来ないほど大きくなり過ぎて身動きが取れなくなってしまったMicrosoftを置き去りにしてAppleは、突き進もうとしている事は間違いない。このままでは、Microsoftは4月だけではなく一年中馬鹿を見る事になってしまうのである。

木曜日, 2月 09, 2006

大物に期待

 Appleのスペシャルイベントでshuffleの後継機が出るかもしれないと言う噂も一部にあったが、私の予想通り(うっかり記事を上げていなかった)nanoとshuffleの価格改定はひっそりと行われた。ということは22日のスペシャルイベント(デマでなければ)でもっと大物が発表されるのだろう。.Macも明日からバージョンが上がりさらにサービスが拡充されるが、それもこれも新製品に対する準備のような気がする。

 さてどんな商品が発表されるのかは予測も付かないが、外れてもともとということで私見を少しばかり。もう大分前から何度も書いているのはメディアセンターとなるデバイス(PCではない?)の発表だ。QuickTimeをフルに活用する絵だろうが音だろうが何でも来いのマシーンだ。もしかしたらゲームも動くかも(Xboxをあざ笑うようなものか)。いやゲームはいらないが例のタッチパネルで操作するMacでもいい。それ自体でムービーも見られるし大型のディスプレイに表示出来ると言う代物だ。もちろんiPodとドッキングして使っても良い。そんなものならば売れるかもしれない。

結論:Appleの出す商品は訳の分からないような予測不能なものでは決してないが、出す時にはトータルのシステムとして完璧に使えるものにしてきている。そこがハード偏重(単体でしかものを見られないと言う意味だ)のどこかのメーカーと違う部分なのである。そこが分かるようだとAppleも困るんだけどね。

水曜日, 2月 08, 2006

Jobsは英雄ではない

 Jobsとゲイツのどちらが善玉かという記事に対して案の定多くの批判が寄せられたが、それに対して”おかしいぞ”という記事が掲載された。私自身Jobsに対してはかなり好意的な意見が多いかも知れないが、人間としてみて立派かどうかは全く問題にしていない。大体彼くらい扱いにくい相手はいないはずだ。少なくとも敵にしたら最低最悪のはずである。

 もともと良い奴かどうかの基準で彼を見てはいない。というよりもその視点で見ればJobsの情け容赦ない姿勢は悪玉そのものである。善玉かどうかと言うかの記事の問題点は、寄付をしているか(偽善行為)どうかで二人を比べると言う良く言えば至極クリスチャン的な単細胞な基準で記事を書いた事がおかしいよと言う声が多かったの訳である。確かに中には非常にファナティックなバカ(これも如何にもクリスチャンだ)がいた事は確かだが、Jobsはとんでもなく嫌な奴かもしれないが同時に魅力のある人間でもあるのは間違いない。

 天下のゲイツが一目置く相手はJobs以外には少ないはずだ。というかゲイツに対してまるで小僧のように扱っても(到底対等とは思えない)文句も言わないというのは、少なくともゲイツにとってJobsは魅力のある人間だと言う事だろう。Pixarの人間から見ても十年以上ただ飯を食わせてくれたJobsはそれなりにいい人だったはずだ。あれだけ口うるさいマクネリーなどでさえJobsを悪し様に罵る事がない(まさかMacバカが怖いわけではないだろう)ということは凄い事なのである。

結論:私はファナティックではないのでJobsを神だなどとは思わない。しかしゲイツとJobsを比べればどちらの方が凄いかと聞かれればJobsに決まっていると答えるだろう。ただそれだけの事なのである。

火曜日, 2月 07, 2006

Dellも撃沈

 発表の時は、『ライバルはiPod』であったはずのDellのDigital Jukeboxが先月で販売終了になっていた。消えてなくなるのを大々的に発表する必要は無いが、敗北宣言ぐらいはして貰いたいと考えるのは、意地の悪い私くらいだろうか。そういえばSONYヨーロッパは敗北宣言と言えるニュースリリースを先月行ったが、日本のSONYはそれを知らんぷりして済まそうと言う事らしい。Connect Playerが駄目だと言う発表を行わずに、Sonic Stageの3.4をアップしてきた。確かにSonic Stageは、既存のWalkmanの全て(本当だろうか?)で使えるアプリケーションなので、あのConnect Playerを使わないで済む。WalkmanのAタイプが最初のWalkmanなどという見当外れをしてしまった人にとっては目も当てれられない(そのまま上手く変換出来るのだろうか?)状況だろう。

 ここではっきりしているのは、Appleをライバル視してきた企業は生き残れないと言う事だろう。端からAppleとは別の土俵を考えて商品戦略を練っているメーカーはバッティングしない形で生き残れるが(Panasonicなどが良い例)、SONYやDellは自ら土俵に上がってしまったばかりに痛い目にあっているのだ。もちろん、こう言ったものは一年や二年で結論を出すべきものではないかもしれないが、その戦略を見ている限り半年も待つ必要が無いくらいやっている事はお粗末だ。

結論:全く同じ市場の中でAppleはブルーオーシャンなのに、SONYやDellは自ら血しぶきを上げながらその市場でのたうち回っている。その原因は、単に安売り(Dell)やモデルチェンジ(SONY)で解決出来ると考えている頭の硬直(バカ)が原因なのだ。往生際が悪いのは見苦しいだけなのに、まだぐずぐずやっていると言う事は、もしかして往生際が悪いとをマスメディア罵倒してもらいたいのだろうか。

金曜日, 2月 03, 2006

どうでもいいけど

 XPの後継であるVistaが出てもいないのに次のOSのことを話題にしているようだ。2003年には出ているはずだったVistaが今年の年末(今はまだ2月だ)に出るかもしれない状況で次期バージョンの話をする真意はどこにあるのだろう。もしかしたらこのまま2010年まで何も出ないと言うんじゃないだろうな。XPのSP3はVistaの後だと言うし(SP3が出たらVistaをリリースする意味が無いのだろう)、どうでもいいけど世の中はドッグイヤーよりも短くなっていると言うのに、縄文杉のように気長にやっているようである。

 対するAppleはLeopardの発表を来年まで先延ばしにしてくるだろう(1年おきでは余りに早いと言う発言がTigerの発表時にあった)。まずサードパーティーにIntel版をそろえる時間を十分に与えることが必要だからだろう。その上でLeopardに一機に進むわけだ。

 昔から来年の話をすると鬼が笑うと言うが、Microsoftの次期次期OSの話など笑いも出ないお粗末な話である。Appleだって既にLeopardの次のOSに関して仕様の定義は始まっているだろうが、そんなことを話題にしても仕方ないのである。まだ出ていないOSの次のOSの開発が始まっている事は、OSがいつまでたっても完成しない言い訳にはならない。

結論:どうでもいいけど、ここまで遅れたVistaなんて何時出たって同じ事なんだから、まずXPを安定バージョンにするのが本筋なんじゃないの。その次のバージョンに色気を出すなんて喧嘩を売っているのか?

DisneyのCEO

 JobsがいずれDisneyのCEOになるのではないかと言う意見が出始めている。確かにAppleではそうであったので、Jobsならばやりそうだと言えばその通りなのだが大事なのはJobsはDisneyに対してそこまでの思い入れがないと言うことだ。上手く行っているPixarだけでなくAppleの経営にも手を貸したのは、もう一度自分の会社にしたいと言う気持ちもあっただろうが、それ以上にAppleと言う会社を理解している経営者が一人もいない事がわかったからだったのだ。つまりJobsが思い描いているAppleの理想形(Jobsにとってのという意味だ)を具体化出来る人間が、Appleに一人でもいたならば表に出てくる必要などなかったということだ。現に自分の物にしようとしている人間が半年後に全ての株を売却などしないはずだ(株を持ってもいないのに真剣に建て直し戦略を立てると言うのも良く解らないが)。

 Jobsは完全に掌握しているが世間で考えられている程にAppleの株を持っているわけではない。与えられたストックオプションの権利の多くは放棄されているためストックオプションで私腹を肥やしたわけでもない。世間では金の亡者みたいに思われている(そんな時もあったが)が、彼は自分の資産を増やすためと言うよりはゲームの勝者としての立場を得るためにAppleで頑張っていると考えた方が良いだろう。

 さて、それではDisneyはどうなのか。JobsはPixarを作る時に第二のDisneyになろうとしているわけではなく新しいDisneyになるのだと言っている。そうまさにDisneyに替わる物になろうとしてきたわけだ。これはDisneyグループッ全体ではなく新しいアニメのスタンダードになると言う決意を示したわけだが、完全にそれは実現された。Jobsは少なくともアニメに対する思い入れはあるが、他のメディアに対してそれがあるかといえばないように思える。つまりJobsがDisneyのCEOになったとしてもアニメ以外に明確なビジョンは今の所持っていないということだ。

 重ねてAppleとDisneyの経営者が同一になってプラスになる事は何一つない(Jobsがマードックになりたいのならば別だが)。もう巨大になればいいなどという時代ではないのだ。恐竜を食わせるほど無尽蔵に餌が出てくる(経済の右肩上がり)と思うのはおめでたい奴だけである。

結論:Jobsがどうするかは神(Jobsは神かもしれないが)のみぞ知るである。彼がもし引き受けるならば、それはメディア業界を一変させることになるだろう。一つの会社の盛衰ではすまない力を彼は持っているに違いない。

木曜日, 2月 02, 2006

IEの呪縛

 Mac用のMicrosoftのIEのサポートがついに終了し、ダウロードページもSafariへのリンクページに変わった。これでIEに由来する問題が発生する事が無くなったのである。かのWindows版は新たなβバージョンによるトラブルが発生しているようで、先物買いの許されない状況は相変わらずのようだ。まさかIEの7を入れているオッチョコチョイは多くは無いと思うが、FirefoxやSafariで当たり前になっているタブを使いたいばかりにインストールしてしまうような怖い物知らずな行為だけは慎むべきだろう。

 それにしても何時になったらMicrosoftは責任ある行動を取れるようになるのだろう。一般的な環境(マカフィーなどのセキュリティ−ツールがインストールされている)で、インストールが出来ないばかりかIEとセキュリティーソフトの両方が使えないようななってしまうような物をβ版として公開するその神経が分からない。こんな状態ではVistaなど誰も入れてくれないOSになってしまう。PCユーザはこの際Macに乗り換えて自らこの呪縛を立ち切るべきだろう。

 OS9からOSX、PowerPCからIntelチップへとどう考えてもMicrosoftよりAppleの方が無茶なことを繰り返しているように思えるが、結果はAppleの方がずっと地に足のついた成長を続けている事は全く皮肉である。まあそれ位、Microsoftは無計画にことを進めていると言う事なのだろう。

結論:IEが無くなってMacはまた一つ身ぎれいになった。あとはOfficeが無くなる事を祈るばかりである。