金曜日, 4月 13, 2007

Leopardデビューは秋

 どこかの会社のようにドツボにはまってOSを出せない訳じゃないのだろうが、春には出荷すると約束されていたLeopardが秋に持ち越されてしまった。その理由が、iPhoneに手を取られて最終版としてWWDCまでにリリースするのは無理だと判断したからだというのだ。出す気なら出せないことはないのだろうがVistaのようにみっともないものは出せないというのが本当のところなのだろう。それと、Vistaのお売れ行きを見て焦る必要はないとの判断も入ったのかも知れない。

 という話とは別にちょっと気になるのがウィルコムのティーザー広告。まるでOSXのロゴのような”X”マークが表示され夏に何かが発表されるぞと暗に示しているのだが...”X”、”Windows Mobile6"と続けて出るのだが、”X”と”Windows Mobile6"は別の行なので別のOSなのか”X”というのが端末のコードなのかわからない(恐らく端末のコード名)が、Leopardの遅れが端末(iPhone)に人手を取られるからなどと言われると妙に期待してしまうのである

結論:秋になるまではハードで儲ければいいと判断したのであろう。それとこの遅延はOSXが、Mac以外にも広く使われるOSになると言うことを示す例でもある。Mac版とは別(Vistaの代わりにPCでも動くかも知れないし、Apple以外のデバイスにも乗ると言う意味だ)にLeopardが出てくると読むのが正しいだろう。

木曜日, 4月 12, 2007

サブスクリプション開始?

 前から書いていることなのだが、音楽は聴き続けるのでサブスクリプションには馴染まないが、テレビや映画のデータはサブスクリプションの方がデータ容量から考えて合理的なのだ。AppleTVというのはそう言った目的で使われるSTB(セット・トップ・ボックス)の一種であると考えるとAppleの戦略がはっきりと見えるだろう。

 つまり、AppleTVはDVDのデータをリッピングして見るようなものではないのだ。もちろんお気に入りの映画をダウロードしてコレクションするのは悪くないが、今まで見たことのない作品を見てみるというツール(その中にお気に入りがあれば普通に購入すればいいだけだ)として使うのが正しい姿なのである。

 DVDに焼けなけりゃなどという固定観念を捨てきれないバカはSONYのBDと心中すれば良いのかも知れない。もうメディア(コンテンツ)はディスクと言う形のある媒体を必要としない時代になってしまった。もうソフト(コンテンツ)は専用ハードを必要としないのだ。

結論:ハードしか作っていないメーカー、ソフトしか作っていないメーカー。これからどうやって儲け口を探す気なのだろう。顧客がいるからこそAppleはサブスクリプション(月極め)が可能なのである。

火曜日, 4月 03, 2007

AppleTVはMacのサブノートと兄弟?

 今回発売開始されたAppleTVのバラシ記事があちこちに出始めているが、使われているチップなどは当初予想されていたものとは若干違い、次世代用の省電力タイプのチップ構成になっている。つまり良くある使わなくなった型落ちの安いチップを利用した訳では無くこれから使われる最新のチップ(サイズが極端に小さく、消費電力も信じられないくらいに少ない未発表の次世代チップ:LPIAは、今までのCeleron Mとは違う)が使われている。これらのチップセットの大きさは従来のサブノート用と比較しても4分の1近くに縮小され、噂に上がっているApple製のサブノートで使われるものになるだろう。Appleは小さくする代わりにきっと薄くするつもりだ。

 ハックの好きな人達は既にAppleTVでOSXの起動にも成功しているし、逆にAppleTVをMacで起動させることにも成功している。このコンパクトなパッケージを利用して、HDDを積まない(flashメモリを使う)小さな電池で長時間作動する薄型のサブノートが、いよいよ現実味を増してきた訳である。

結論:今夜は新しい8コアのMacProが発表されるが、その後にMacBookやサブブック、iPhone。そしてOSXで動くiPodと、今年のAppleは去年以上にエキサイトなのだ。