木曜日, 3月 31, 2011

「最後発のWindows PhoneがiPhoneを抜き去る」

 2011年は間違いなくAndroid OSがスマートフォンの世界のメインストリーム(あくまで台数だが)になることは、Apple盲信の私でも十分に理解している(イワシとシシャモのどっちが多いかと言うような話だ)。そして、その市場にやっとMicrosoftが登場する。KINなどと言う何を考えれば出てくるのだと言うクズ製品を出してしまったためにどうなることかと思っていたがNokiaが乗ってきた事により十分にメインストリームに打って出る事が可能になった(じっと続くかは定かではないが)。シェアの事を言えば多勢に無勢。Appleがどんなに頑張ろうが台数ベースでAndroidやWindows Phoneを圧倒するのは無理な話(例えiPhone 5が年間1億台になろうとも)である。よっぽど始末に負えないOSにならなければ複数のメーカーにライセンスされるのだからAppleに勝てなければ逆におかしな話なのである。ただ、Windows PhoneがiPhoneを抜くと予想されるのが2015年という遠い未来の話。その頃にはAppleの主戦場はスマートフォンではないと思うのだが。

結論:Xboxさえ売れない日本。世界でどんなに売れようが日本で飛ぶように売れる日はやって来ないと思うのだ。

Amazonのロッカーサービス

 Appleに先駆けてサービス開始を謳ったAmazonのロッカーサービスはレーベルとのライセンス契約を結んでいない事が明らかになった。こう言う事は秘密裏に進める必要があるのに、それなしにユーザを人質にするような方法で打って出たのではライセンスの話そのものが飛んでしまうのではないだろうか。正式なアナウンスはまだだが、AppleのMobileMeのロッカーサービスは既にライセンスの話が進んでおり噂ではワーナーは4月からの提供開始に合意したと言われる(恐らく他のレーベルも最終段階だ)。年額20ドルとされるMobileMeのロッカーサービス代金はAppleの儲けではなく合意したレーベルへのライセンス料に充てられるのだろう。

結論:権利関係をきれいにした上でサービスを開始するAppleに対し、他はそれをクリアにせず(Appleが先に独占契約を結んでいるのかもしれないが)に見切り発車といういつもの構図。いざサービスを開始してから撤退なんてことになって迷惑を被るのは最終ユーザだと判っていたらこんな無茶な事は出来ないのだ。

水曜日, 3月 30, 2011

GarageBandはiPadのキラーアプリ

 楽しみにしていた「iPad 2」(もう1,000台発注予定だったのに)が発売延期になってしまいめっきりAppleネタが少なくなってしまった(震災の影響もありそちらの情報を漁ってたのも影響)。進めなければいけないプロジェクトも全然先が見えない体たらくでいつ会社を追い出されるかと気が気でない毎日だが、そんな切羽詰まってる筈の本日iPadに漸くGarageBandをインストールした。Mac用のGarageBandを初代から使い続けている(そんなに使っていないがKeynoteベースのデモムービーのBGMに使用)が、正直なところMac用はあくまで音楽を作るツールに過ぎず、これがiPad用になったとしてもKeynoteやPages、Numbersと同様に簡易版なのだろうと、正直たかを括って手を出していなかったのだ。さて、そんな経緯で手に入れた600円のGarageBandはMac版とは全く別な代物だった。Macと同様に単純にループを継ぎはぎして(ちゃんと打ち込みができる人は別)曲を作るだけだと考えていたが、デジタル楽器の側面も合わせ持ちギターなど単体のアプリにお金を注ぎ込んでいたとしたら…残念ながらミュージシャンではないので言葉では上手く説明出来ない。

結論:これが600円なんてあり得ないのだ。

WWDCは6月6日開幕

 今年のWWDCは6月6日開催と正式に発表された。セミナーのチケットは考える間もなくソールドアウト(10時間で完売)になってしまったようだ。例年ならiPhoneなどのハードウェアも同時に発表されるWWDCだが、今のところそのような発表はないのではと噂されている。「iPhone 5」の製造がまだ始まっていないから6月6日に発表はないということなのだが、CDMA版の登場からすれば、例年通りのスケジュールはいくら何でも早過ぎると考えていたので順当だろう。残るは、まだSandybridgeになっていないiMacのリリースだが、これはLionの発表とは関係なく発表しても特に問題はない。
 
 今回のWWDCは、まさに次期OSオンリーになりそうだが、「iOS 5」とLionだけでも通常の二倍のボリューム。”Back to Mac"で朧げながらも方向性の見えているOSXがiOSを含んだOSとなるのかiOSがOSXになっていくのかが見えてくるだろう。ハイブリットになるのかデュアルブートになるのかさてどちらなのだろう。

結論:Appleの進化が止まる事はなさそうである(Androidのように暴走はしない)。

これからは音楽はクラウドだ?

 MobileMeの新しいクラウドサービスとしてロッカーが提供されるのではと噂されているが、同様のサービスがAmazonで始まった。クラウドで音楽をと言う流れは当然として、それが今までのサブスクリプション型の聴き放題型なのか、AppleやAmazonのコンテンツ預かり型なのかで大きく性質が変わってくる。Appleのサービスは有料のようだが、その代わりにiTunesに入っているコンテンツのバックアップの色合いとストレージを持たないデバイスでのオンラインストリーミング再生(これは、Amazonも同様)。恐らく、聴き放題型もユーザのコレクションを預かる形になるだろう。

結論:速度が二倍になったiPadの容量が据置だったのはクラウドが前提になるから。じゃあ、何故Apple TVのようにストレージレスにしないのかと言われればアプリはストリーミングで実行とはいかないからなのだ。

火曜日, 3月 29, 2011

ゴスリングがGoogle?

 元Sun Microsystemsで副社長を務めていたJavaの父ゴスリングがGoogleへと転職した。OracleによるSun買収後、Oracleにてシニアアーキテクトに就任したが昨年春に退社。AndroidでのJava利用に対して快く思っていなかったと思うのだが、最終的にそのGoogleを選んだようだ。

結論:Googleの方がJavaで好きな事が出来ると考えたのだろう。

月曜日, 3月 28, 2011

RIMがAndroidアプリを動かせるようにした訳

 前回にも書いたRIMの「Blackberry Playbook」のAndroidアプリのサポート。エコシステムの拡大などと言っているのでBlackberry用のアプリだけじゃサードパーティがアプリを作ってくれないからと単純に考えていたのだが、何の事はない現状はPlaybook用のアプリはJavaだけで、C/C++のSDKさえリリースされていないお粗末な状況。端末のデビューに備えてSDKを先にリリースさせたAppleとは大違いだ。ハードを出せばそれで良いと考えるからこんなバカな話になってしまうのだが、こんなものに付き合うとしたらそれはユーザの方が悪いと言うしかないかも知れない。

結論:SDKもないのに専用のアプリを作るなど愚の骨頂。それでエコシステムをなど臍で茶が沸くのだ。

結局、Xperia X10はGingerbreadにアップグレード

 Xperia X10の機能そのままでGingerbreadには出来ないのでサポートしないと発表したのに結局押し切られた形でアップグレード対応。でも、これってほぼ素の状態のAndroid。SONYらしさが無くなればまたユーザから文句が出るに決まっているのに対応に踏み込まざるを得なくなったのは明らかな戦略ミス。バカだチョンだと言われようがIS01を見捨てたシャープの方が長い目で見たら得策だったのではないだろうか。
 
 出すとは約束したもののX10用のGingerbreadが用意出来るのは第2四半期末か第3四半期始めと今秋の話。その頃にはiOSは5.0になっているし、Androidだって2.4になっているのは間違いない。結局どこかでイタチごっこを終りにしなければならないのは間違いないのだが、1年もしないうちにサポートがままならないような大幅な仕様変更が発生しかねないAndroid。必ず、そう言う結末になるから乗るなと私が書いた通りの結果なのだ。

結論:自由に手を入れても構わないと言われたから独自のUXとアプリを載せたために身動きが取れなくなったSONY。自社OSじゃないから何度も同じ事が繰り返されるだけの話なのである。それでも続けるんだ。それじゃ東電と同じ。バカじゃないの。

金曜日, 3月 25, 2011

PS3はゴミ箱へ

 高性能なのは間違いないが電気をバカ食いするのでMacに搭載される事のなかったcellチップを使ったPS3。もうしわけないが計画停電だと騒がれているご時世に冷蔵庫の5台分の電気を使うなど言語道断。最新モデルでは3分の1に減っているらしいがそれでもMacBook Pro3台分。初期モデルだったら10台のMacBook Proを使っているのと同じだというのだから如何なものだろう。

結論:PS3は一人で乗るだけなのにV12で8,000ccエンジンの車を持っているようなもの。趣味趣向を悪く言いたくはないが、もしもエコを標榜する気ならPS3など勝手はいけないのだ。

「Blackberry PlayBook」でAndroidアプリ

 HPのWebOSやSymbianの「Windows Phone 7」と同様に、Android陣営には与せず独自OS路線を歩んでいるBlackberryだが、このままではPlaybookで使えるアプリケーションが増えないと危惧したのか、Android 2.3向けのアプリを実行する「app player」を準備しているらしい。RIMの共同最高経営者(共同CEO)のMike Lazaridis氏が「Blackberry App World」からAndroidアプリもダウンロードでき、「アプリの選択肢が更に広がるとともに、このプラットフォームの柔軟性が示される」述べたそうだ。

結論:要はBlackberryのアプリを作ってくれるデベロッパーだけでは他のプラットフォームに対抗出来ないと言う話である。まあ、ユーザの選択肢が増えるのは大歓迎だ。

木曜日, 3月 24, 2011

MotorolaがWebベースOSを開発?

 Androidしか選択肢がないから心中する気なのかと思っていたMotorolaが、どうやらWebベースのOSを開発しているようである。XOOMを出したと思ったら「iPad 2」で冷や水を浴びせられたMotorola。商品戦略を練る上で独自OSが必要だと漸く気付いたのだろう。AppleやAdobeで働いていた技術者を一本釣りしているとも言われる(まさか、退社予定OSXの開発者担当のBertlandは違うよな)。そんなに簡単にOSが出来上がるものではないが、Androidだけにコミットし続けて共倒れ何てことだけは避けたいところだろう。

結論:WebベースOSというと最近すっかり話を聞かなくなったChromeを思い出すが、本来ChromeはタブレットやネットPC向けのOSだったはず。いっそのことChromeをライセンスすれば良いように思うのだが。

水曜日, 3月 23, 2011

改訂版「GALAXY Tab」発表

 全てにおいて見劣りするXOOMをそのまま発売する事にしたMotorolaに対し、CES 2011で発表していながら「iPad 2」の発表を受けて販売を見合わせて計画を変更すると発表していたSamsungが、仕様を変更(厚み、重み、価格を改定)した「GALAXY Tab」をCTIA 2011で仕切り直しの上で発表した。僅かとは言え、「iPad 2」よりも大きな画面なのに薄く、軽く仕上げ、価格も10.1インチは「iPad 2」に揃えてきたのは素早い対応といえるだろう(Appleの様にアルミノ削り出しではないので再設計は簡単だろうが)。
 
 OSは、Honeycombで取りあえず最新のタブレット用のAndroid。SamsungオリジナルのUX(TouchWiz UX)を搭載しているが、それが使い易いのかどうかは実機が販売されてからの検証によるだろう。

結論:米国での発売開始は6月8日とアナウンスされているが、それまでにどれだけの「iPad 2」が販売されているかが気になるところ。その上時期的に「iPhone 5」とバッティングするのがマイナス要因。タブレットとスマートフォンは土俵が違うが、マスメディアは当然「iPhone 5」の話題で持ちきりとなり余計に影が薄くなるのは間違いないだろう。

月曜日, 3月 21, 2011

Samsungの最高のお客様?

 世界最大の家電メーカーとなったSamsung。ウォン安のインチキも奏効してそれなりの業績を上げていると日本では見られているが、細かく見ていけば業績の悪いものもぞろぞろ、Samsungが何かを作ればその部品を供給している日本の家電メーカーが潤うという事実は決して報道される事はない(10年度はエコポイントで稼げたが、3Dで大穴をあけたメーカー多数)。そんな、Samsungの一番の稼ぎ頭は恐らくモバイル機器用のCPUとフラッシュメモリ。何と言っても全生産量を買い取ってくれるだけの需要があるメーカーがあり、値切る事もなく前金で払ってくれるのだから…

結論:SamsungにとってAndroid端末が売れるよりもiPhone(iPadも)が売れる方が業績が良くなるという皮肉なお話なのだ。

XOOMは敵ではない

 鳴り物入りのタブレット用Android(Honeycomb)を搭載したXOOMが27日から発売開始されるが、その前に発売開始された「iPad 2」の前に討ち死にになりそうな気配が濃厚である。スマートフォン用の2.3を流用したタブレットと比較すれば格段に使い易くなったのかも知れないが、所詮は最初のタブレット用バージョン。既に、初代から一年を経たiOSの方が作り込みが進み、明らかに両者の間の差は縮まっていない。
 
 速くなったと言われるXOOMの速度もiPadや他の「なんちゃってタブレット」との比較でしかなく到底「iPad 2」の敵ではないことは多くの人が指摘するところである。僅か2週間の差で発売されるとされていなかったので、アメリカでの入手を手配していなかったところに今回の大震災。いつ国内で発売が開始されるかが不明な現在。iPadとどれ位の速度差があるのかを実機で判断する事が出来ないのだが、Jobsの言を信じるならCPUで2倍、グラフィックに関しては最高9倍高速化されている「iPad 2」に対抗出来るAndroidタブレットが、存在しない事は間違いないだろう。

結論:価格、厚み、速度で販売を見直したSamsung。どれも、「iPad 2」に負けているのに出してしまったMotorola。どちらの判断が正しかったかは国内で「iPad 2」が発売開始される前に出ていそうな雲行きである。

土曜日, 3月 19, 2011

お詫び

 本来ならば今回のような事が発生したら真っ先にいろいろな書き込みをしそうな私が、何も書かない事に不信感を持たれているかも知れないが、書きたい事が山ほどあるのにまとめて書く時間がとれていません。そんなに仕事が忙しいのかと言われれば、iPadに導入するアプリの計画などで時間が足りない事もあるが、実際にはTwitterやFacebookに時間がとられ過ぎて書けなくなってしまったのが、正直なところなのだ。私が、Twitterで何を呟こうが世の中に与える影響などたかが知れているのだが、最新の情報の収集とそれを社内のFacebookユーザに伝える事が私の役目なのじゃないかと勝手に…。

結論:blogを早急に書き始めます。iPad2も出たし政治的な発言もどんどん書きます。それにしても、始めた頃から私が書き続けた通りの無様な展開をするとは流石に考えてもいなかった。Facebookで土曜日に最悪のシナリオが始まるぞと書いたが、まさにその通りになってしまったのは残念だった。今の私は、福島原発に関しては何の心配もしていない。千葉沖で巨大地震が起こらなければあとは復興に集中するだけなのだ。

火曜日, 3月 15, 2011

更新していません。

いつもなら、どうでも良い事を書きなぐっている当Blogですが、東日本大震災以降更新できていません。TwitterやFacebookで地震に関する書き込みと情報収集で時間が取れなくなっているのが原因です。折角、iPad 2が発売開始されたのですから色々な事を書かなければと思っているのですが、暫くお待ち下さい。

火曜日, 3月 08, 2011

どうでも良い話

 私の尊敬するプログラマである中島聡氏がFaceBookを始められたので早速アクセス。個人的には全く面識がないのだが、Wallを確認すると遠慮しているのか怖じ気づいているのかは知らないが、まだ誰もコメントを上げていなかったので「恥はかき捨て」と一気にコメントをアップ。あんな程度のコメントでも大丈夫なのかと皆安心したらしく無事他の人もコメントを開始。

結論:最初の一人になるのは少しだけ勇気がいる。

月曜日, 3月 07, 2011

「iPad 2」の売りは?

 前のblogで「iPad 2」はスペック的に見てAndroidと比べてどうってことなはいと書いたが、それではあんまりなのでいくつかの売りを上げたみたい(あちこちで取り上げられているのでご承知の事だろうが)。

「iPad 2」の売り
その1:A5。1GHzのデュアルコアで2倍の処理速度と9倍のグラフィック処理。消費電力はA4と同じなので間違いなく2倍以上のパフォーマンスである。NGP(PSPの後継機)は一部でPS3よりも速いなんてデマが出ていたが、そんなスピードだったらバッテリーは5分も持たず、ズボンに火が点いてしまうと言う代物になるらしいので低消費電力で高速なA5は良く出来たチップなのは間違いない。
その2:カメラ。今時カメラが売りというのもなんだが、少なくともFacetimeが使える意味は非常に大きい。インカメラはVGA、背面カメラは720pと言うのはスペック的には、ふた昔以上前だって驚くようなものではないが…
その3:CDMA/EV-DO対応。発売と同時にVerizonにも対応と言うのは大きな売り。Androidを手に入れたばかりの人達が「iPhone 4」への乗換えを躊躇する恐れがあるのとは違い、実質的にライバルといえる端末が出ていないタブレットで先行出来るのは大きな売りになるだろう。
その4:筐体の変更。2年間は筐体デザインを変えてこないというのが今までのAppleのやり方だったのに行きなりの変更(Android陣営はそこを見誤ったようだ)。僅か8.8ミリの厚みで重さも1割以上の軽減。それでいて筐体は従来通りのアルミの削り出し。安っぽさはどこにも見られない。
その5:3軸ジャイロ。加速度センサーに加え、3軸ジャイロが加わったことで更にインターフェイスを向上させる事が出きる。ゲームだけではなく3軸ジャイロを活かした新しいアプリがこれから出てくるだろう。
その6:白いモデル。iPhoneの白がいつになったら出るのかと言われているのに行きなり登場した白モデル。ひと目で「iPad 2」と分かるのは大きな売りである。Android陣営でカラーモデルがない訳でもないだろうが、少なくとも殆どのモデルはナンチャッテiPad(電源が入っていなければ見間違う)ばかりの中、白いモデルが出た意味は非常に大きい。他のメーカーが作るとすればボディーも含めて白なのだろうが筐体がアルミではないので白い筈のボディーがいずれは黄ばんで…デザインコンセプトが違うのでどうしても貧乏臭いのだ。
その7:フロ蓋。どんなぶきっちょが使おうがカバーの方で付くべきところにカチッと装着される「Smart Cover」(カバー自身が付くべきところにくっつくからスマートなのだ)。マグネットとの組み合わせでiPadのスリープもコントロール出来るのも売りである。
その8:ディスプレイ出力。Keynoteなどアプリケーション・レベルで対応していなければ出力出来なかった映像をシステムレベルで出力可能にしたのは大きな進化。HDMIで接続すれば「iPad 2」よりも高解像度で出力出来るのだから大きなアドバンテージかもしれない。

結論:何の変哲もないと思っていたが「iPad 2」は飛んでもないデバイス。Samsungが慌てるのも仕方がないのだ。

「iPad 2」は何故ストレージ容量を増やさなかったのか

 噂になっていたRetina ディスプレイを載せなかったのに、iPhoneよりも薄く軽くなったのに従来通りの長時間使用が出きるだけで、Android陣営に製品戦略の建て直しを迫ることになった「iPad 2」。使われているCPUは、デュアルコアになったが取り立ててAndroid版タブレットを脅かすスペックを誇るものではない(グラフィックスはケタ違いかも知れないが)。カメラだって800万画素が載っても別に驚く事ではないAndroidと比較して僅か100万画素。スペックだけを見たら見劣りするとはまでは言わないが、少なくとも到底一等賞になるようなものではない。それなのに、Samsungの大将自ら製品戦略を見直すと言っているのだから、予想通りだっただけなのに十分以上のインパクトだったのだろう。
 
 画面の大きさは現状のままなのに、CPUをA5(2倍速くなったのに消費電力は同じ)にアップし筐体をより薄くし、重量も軽くした上に価格は据え置き。Honeycombよりも完成度が高い(機能が多いのではなくユーザビリティが高い)OSで動作するのだから、場合によっては発表したGALAXY Tabの10インチモデルの発売を取りやめる可能性さえあるのかも知れない。
 
 話が横道にそれてしまったので表題に戻すが、メインメモリと処理速度を2倍にアップした(メインメモリの容量は発表されていないが)「iPad 2」で、画面解像度と同様に全く変化の無かったのがストレージ容量。Android端末などの他社のデバイスであれば本体のストレージ容量を増やす以外にSDなどの外部メモリでストレージ容量を増やすのが王道な筈なのにAppleはその辺を全く無視してきたのは噂されるMobileMeに替わるクラウドサービスが準備されているから無制限の音楽ダウンロード(正確には、Apple IDで管理されたクラウド空のストリーミング)の交渉を4大メジャーレーベルと続けている訳だ。いつでもストリーミング出来るのだからデバイスの中には一時的のキャッシュ出きるだけのストレージがあれば良いわけだ(これは、Apple TVで実現している)。今後Appleから出てくるであろうiOS端末は、どれもバカみたいな容量のストレージを載せる事はないと言うことである。

結論:iPadに必要なのはアプリを保存しておくのに必要な容量だけで、音楽やビデオは必要最低限で良いと言う事である。デュアルコアにしたのはダウンロードをしてもアプリや音楽再生などに遅延を発生させないため。Androidのように重いOSをどうにか使い物にするためではないのだ。

「Windows Phone 7」アップデートでまた不具合

 せめてもの救いは殆ど出回っていない事と笑うに笑えないMicrosoft。不具合に対応するためのアップデートで二度も不具合が発生する大失態。昔から「仏の顔も三度まで」と言うのだから、もう失敗は許されないだろう。OSとハードのアップデートで他社の商品戦略の見直しを喚起する企業があるというのに、自ら足を引っ張るような事ばかりを続けて何か良い事でもあるのだろうか。

結論:誰も記事にもしてくれない程の体たらくの「Windows Phone 7」。こんなことでも取り上げてもらえば宣伝になると、まさか考えてるわけではないよな。

木曜日, 3月 03, 2011

いじくり回すのと使うのは違う

 ユーザである赤松さんに焦土しか残されていないと指摘されるAndroid(GingerbreadではなくHoneycombもですよ)。Cnetで、「iPad 2」と「XOOM」の選ぶならどっち?という読者アンケートページはわざわざ見るまでもなく「iPad 2」の圧勝(午前中はXOOMは無得点。今は間もなくトリプルスコア)なのだが、投票者のコメントで明らかなのは「iPad 2」を押しているユーザは使えるかどうかが基準で、「XOOM」を押しているユーザはいじくり回せるかどうか。
 
 いじくり回せるかどうかが選択の基準になっている人には使い易いかどうかなどは二の次、三の次(もしかしたらそんなことはどうでも良いのかも)。使い辛ければそれだけいじくり倒す楽しみが増すとさえ考えているようにさえ思える。Androidのコアユーザはそもそもそう言う人達なのだ。そんな人に奨められて何も知らずにAndroidを買ってしまったユーザこそ良い面の皮…そう考えると、性もないauのスマガラは結構一般ユーザには有り難い存在なのかも知れない。「遅いだ。糞だ」と私のように心無いマカーにヤジられても取りあえず今までやっていた事がAndroidのお作法を知る事なく…
 
結論:使うのなら「iPad 2」、いじくり回したいならAndroid。どう考えてもユーザ層の広さはiPadに軍配が上がる。こんな状態で本当にAndroidがiOSのユーザを越えられるの?

水曜日, 3月 02, 2011

iPad 2は直ぐに販売開始される

 今晩、正式に発表される「iPad 2」が、いつ販売開始されるかが気になるところだが、既にiPadの生産も出荷も終了したことを鑑みれば、遅くとも17日の週には発売が開始されるだろう。MacBook Proのように開封厳禁の荷物がAppleStoreに届いていると言う噂はないので即日とはいかないのかも知れないが、何ヶ月も待たされる事は少なくとも米国ではあり得ないだろう。
 
 進退が問われている病気療養中のJobsが、「One more thing」で登場するとの噂もあるが、これからも新製品が目白押しの今年のApple(iPhone 5、Lion、Air、iMac、Mac Pro、iPad 3)。前倒し出来るものはどんどん出荷していかないと時間が足りなくなってしまうのだ。

結論:今回の発表の目玉は、新しいMobileMeとiOS 4.3。Appleの考えるクラウドの披露なのである。

他社さんがFlashをサポートするのは?

 Appleが納得する状態に改良されればiOSでもサポートされるのではないかとAdobeが考えているのは勝手だが、現在のバージョン(Flash Player 10.1 for Mobileが遠く及ばない事はApple以外の人も認める状態)が橋にも棒にも掛からない出来損ないなのは間違いない(アンドロイダーは認めないと思うが)。
 
 そんな、FlashをAndroidなどの他のOSがサポートしているのを見て、何も知らない人達はAppleが難癖を付けているだけで、世の中はFlashムービーで溢れていると誤解しているようだがエロサイトを含めて世の中はiPhone、iPad対応が当たり前。WebページからFlash消えるのは間違いなく秒読み段階に入っている。
 
 それでは、何故他社はFlash対応を謳うのか(バッテリーと処理速度を犠牲にしてまで)と言えば、iPadと間違いなく差別化を図れるからだ。Apple以外の他社の端末ならどうせドングリの背比べ、あわよくばと考えてのFlashの採用なのは見え見え。正直に言えばFlashに将来があるなんて考えて対応しているメーカーなど一社もある筈はなく、ダシに使われているだけなのである。

結論:Web上のH.264対応も既に6割を超える中、Googleはライセンスフリー(常套手段だが、特許侵害で訴えられるのが関の山)を武器にWebMの標準化を企んでいるが、ライセンス関係に問題のないH.264がデファクトになるのは間違いない。AppleがAdobe詫びを入れる日など来る事はないのだ。

iPad 2にThunderbolt?

 どうせ今晩、発表されれば分かる事なのだがドイツのAmazonにフライングで「iPad 2」の情報があるぞと「Cult of Mac」に出ている。そこに、あるのは499€の16G/Wi-Fi/3Gモデルなのだが、気になるのがThunderの文字。本物だとすればスピーカーだSDスロットだと噂になっていた場所にThunderboltのコネクターが収まりそうな話なのだが、さてどうなる事だろう。

結論:ミニディスプレイポート兼用と言う話もないではないが、Thunderboltのコストってそんなに安いのだろうか。

火曜日, 3月 01, 2011

やっぱりここまで

 意地でAndroid 2.1に対応してきたソニエリのXperia X10。2.2以降になんて対応出来るはずがないと言うのが私の考え(Xperiaユーザはそう考えていなかったらしい)だったが、私の予想通り「2010年の製品をAndroid 2.1よりも上のバージョンにアップデートする計画はない」とキッパリと切り捨てられた。

結論:自前のOSではないので悪いのは自分たちじゃないと考えているかも知れないが、たった一年でアップデート出来なくなるものが、本当にスマートフォンと呼べるのだろうか。

あまりに凄過ぎてMacBook Proはオーバースペック

 SandybridgeにThunderboltととんでもないハイスペックなのに低価格で登場したMacBook Pro。私のように高望みが癖になってしまっている人間からすればゼロスピンドルで無かったのを嘆くのだろうが、冷静に考えたら少し前のXeonを2発積んだ高性能なサーバよりも高速処理が可能なノート(ThunderboltでSSDのRAIDを繋げば会社で使っているOracleサーバよりも高機能)なんて使い切れないよという言うのは当然だろう(使い切る必要も無いと思うが)。
 
 一番ロースペックの13インチモデルでさえ私が現在使っている15インチのCore i5モデル(2.4GHz/2010 Mid)の1.5倍以上の処理速度を叩き出すのだからコストまで勘案すると優に2倍以上の…夏以降に登場するOSX Lionでは更に処理速度を上げるモジュールも加わると言われており更に速度が速くなるに違いない(少なくとも他のOSのように遅くなる事はない)。
 
 最近Airを買ったばかりと言う人は今直ぐ購入する必要はないだろうが、それ以外の人なら購入の対象に考えて後悔する事はないだろう。じゃあ、どれを買えば良いのだと問われたら画面のサイズを気にしないのなら13インチのローエンドで十分だろう。

結論:こんなノートが僅か10万そこそこで手に入るなんて、凄い時代になったものだ。胆になるのはThunderbolt。今のところ、こいつが付いているノートはMacBook Proしかないのだ。