水曜日, 6月 30, 2010

Appleは、M&A企業

 Appleと言えば自前の技術に拘る排他的な純血主義の企業の筆頭のようにイメージされている(ブランドイメージはまさにそうだ)が、再建以降(Jobs復帰後)のAppleはM&Aによってなりたっている混血企業の代表。混血なのに純血に見えるブランドイメージのプロデュース力が他社との差別化のキモであって、Appleオリジナルの技術ではないのである。
 
AppleがM&A企業である証拠
その1:Appleの命となっているOS(OSX、iOS)は買収したNeXTの遺産
その2:大成功しているApple Storeは、買収したPowerComputerのオンラインショップ
その3:iTunesは、サウンドステップから権利を買い取ったSoundJam MPがオリジナル
その4:iPadやiPhoneの頭脳であるA4チップは、買収したP.A. Semiの設計
その5:明日から開始されるiAdは、買収したQuattro Wirelessの広告プラットフォーム
その6:まだ明らかにされていないがiTunesのクラウド・サービスは、買収したLalaの技術

結論:今のAppleの利益を生み出しているのは外様の叡知を元にエコシステムを作り出した垂直統合にあるのだ。

Windows 7が搭載されたキーボードPC

 AppleがiPadにキーボードを付けなかった事に対する逆張りなのかどうかは知らないが、Commodoreからキーボードの中にPC本体を組み込んだマシーンが登場するそうである。キーボードには小さなディスプレイ(タッチパネル兼用)が搭載されているが、PCとしてまともに操作しようと思えば外部ディスプレイは必須。HDMI出力で液晶テレビを大画面ディスプレイとして使わせるつもりのようである。Commodoreとすれば逆張りなのかもしれないが、思い出すのはテレビをディスプレイとして使っていた遠い昔のこと。MSX、FM77などApple II以降の初期のパソコンはみんなこうだったと思うのだ。

結論:逆張りではなく逆行。Commodoreの先祖返りなのである。

火曜日, 6月 29, 2010

170万台売れた内の8割は買い替え

 170万台売れた事は発表されたがその内訳に関しては正式な発表はない。Piper Jaffreyが行列に並んだ人に聞き取り調査をした結果、約8割の人達が今までにiPhoneを使っていた人達であったそうである。

結論:Macと同じでシェアの伸びが頭打ちになっているのか、iPhoneの良さを知っているからこそアップグレードしたのか。後一月もすれば答えが明らかになるのだ。それにしても最近iPhoneユーザ多いな。

美しさにこだわったばかりに

 3日間で170万台を売り尽くしたiPhone 4。恐らく初日だけで100万台は売れたのだろうが、握り方で電波が弱くなる(これはキャリブレーションの修正で直ると言われているが)、見た目の割に重い(薄くなったのに両面をガラスで覆った為に重量が増した)などの苦情が相次いでいる。この辺りは間もなく登場するiOSのアップデートと慣れの問題だが、宝飾品のようだと形容される事もある機能美を作り出しているアルミノケイ酸ガラスの脆さだけは如何ともしがたい。
 
 日用必需品であるiPhoneは美術工芸品とは違い持ち歩くのが当たり前。そうなればうっかり落としてしまう事など茶飯事だろう。柔らかい絨毯の上に落としただけならば割れる事はないが、路上や硬質ガラステーブルの上に落とせば間違いなく半数は表面を覆うガラスが粉々に砕け散ってしまうだろう。

結論:バンパーを標準ツールとして同梱する位しか直ぐに対処する方法はないが、それでは根本的な解決にはなりそうもない。対処の仕方によっては暗雲が立ちこめかねない。信じられないくらいの人気があるからこそ大問題なのである。

月曜日, 6月 28, 2010

わずか3日で170万台

24日の発売開始からわずか3日間で170万台のiPhone 4を販売したとAppleから正式に発表があった。需要に供給が追いつかない状況はこのまま暫く続く(半年位?)事だろう。

結論:生産が追いつかないから皆さんAndroid携帯でも買いましょう。

退化か進化か

 一度は完全にお亡くなりになってしまったPowerBookをゾンビ化して使っていたところで使い始めたiPad。メールやTwitter(呟くわけではなくfollowだけ)、Webと使い倒して2カ月近くになった。先週末、間違いなく動くMacBook Proを自宅で起動してみて感じた事は、アプリの開発をするのでなければiPadがあるだけで十分という結論だった。

 マカー以外の何物でもない私がそうなのだから、普通に人はMacなんていらないのだ。

結論:FlashゲームをしないのだからMacがなくても困らない事がはっきりした。そうは言っても、いずれMacBook Proは買うのだが。

海外でもパケホーダイ

 Twitterで「やりましょう」と呟いたSoftBankの海外パケホーダイの利用料金が決定された。今まで青天井だった海外のローミングサービスが一日上限1,980円で済む事に(キャンペーン価格は1,480円からで動画を見まくったら2,980円)。

結論:海外でプリペイドのSIMを買う手間は省けそうである。

Intelも見限る

 ネットブック向けのXPが終了するのを受けたのかは知らないがAtom上で軽快に動くOSを欲しているIntelは、Android 2.2をAtom向けに移植する作業を行っているようだ。アナウンスだけで本当はどうなるかが分からないWindows Phone 7の登場を座して待つなど愚の骨頂。Linuxよりも敷居の低いAndroidを対応させれば分が悪くなっているAtomが再浮上する目が出てくると読んだのだろう。

結論:Windowsの販路はどんどん縮小していくのだ。

ハードウェア分野惨敗のSONYが痛々しい理由

 表題と同じ題名の記事がGIZMODOに掲載されていた(SONYではなくソニーだが)。ソフトウェアでMicrosoftや任天堂に負けていたSONYはハードウェアだけは負けていなかったのに、今年のE3ではそのハードでもMicrosoftや任天堂に水を開けられたという内容の記事なのだが、ことSONYに関しては他の家電製品においても痛々しい限りだと言うしかないだろう。
 
 DVDからBlu-rayへと光デバイスの置き換えは進んでいるのだろうが、東芝さえ扱うようになった現在。SONY=Blu-rayという公式にはなっていない。そもそも、共同開発のパートナーであったPanasonicの後人を配しているのだからハードウェアに強い状況にはない。
 
 メモリ戦争ではSDに敗れ、電子書籍ではその他大勢の一郭を占めるに過ぎず、スマートフォンやゲーム機でAppleにしてやられ、音楽プレイヤーに関しては言わずもがな。

結論:SONYの凋落は全社的なもの。最後のとりでの筈のゲーム機さえも存在価値がなくなったと言う事のようだ。私は、最初からそう考えていたが。

もう一つの3D

 私の大嫌いな家電メーカー主導の3Dテレビ。元になっている理屈は人の立体視は左右の視差によって起こるというものだが、人の立体視はそれだけで成り立っている訳ではない。極論すれば簡単に錯視が発生するのだから輻輳や視差で距離感などつかめないと言いたいくらいである。
 
 立体視が両眼の視差から起こるとすれば、両眼視のできない人(片眼しか見えない人など)は奥行きも距離感もつかめないとなってしまうが、実際には片眼でも立体視も奥行き知覚も可能である。その辺りは認知心理学で証明されているのでご自分で確認して欲しい。
 
 両眼視と関係のなく立体視が可能だという私の説明が理解出来ない方に言葉で説明するのは難しいので、iPad用の「Holo Toy」というアプリをご覧になることをお勧めする。iPadは、3Dディスプレイを使ってはいないが間違いなく立体に感じるだろう。片目で見ても。
 
 遠近法と奥行き差による画像の運動量の変化が立体視を生む第一の要因だと言う事が理解出来ることだろう。
 
 3Dには両眼視が必須だなどと言う世迷い言は...
 
結論:頭の運動量と視線の運動量(輻輳)を瞬時に判断し、画像の変形をリアルタイムに映像化出来れば二次元表示しかできないディスプレイで3D表示は可能なのである。但し多人数での立体視は不可能だし、飛び出す映像は作れないが。飛び出す形の3Dは光学起源の考え、飛び出さない方の3Dは心理学起源の考えと捉えてもらえば良いのでは。

MicrosoftとAppleの違い

 「Origami」に「Courier」と構想だけで失敗になってしまった素晴らしいプロジェクトを数多く手がけた実績(失敗だって立派な実績だ)を持つMicrosoft。その失敗の根源的な理由は、Microsoftの付け足しの発想にある。不要なものをそぎ落とす事で軽く動作するOSに仕上げるAppleとは全く違う発想のもとにOSが設計されているのだ(設計思想がないから付け足しになってしまうのだが)。
 
 AppleのiOSは、OSX(iOSに統一すると言う話も出てきた)と共有しているのはCoreの部分だけ(極論すれば設計思想の部分だけ)で、それぞれのデバイスに応じて必要なインターフェイスと、Frameworkに繋げる部分をデバイスによって変える形で組み上げられている。内部処理で目に見えていない部分は共通だが目に見えるインターフェイスはデバイス独自に一から設計されていると考えれば分かりやすいだろう。
  
 MicrosoftのようにフルのWindowsの上にタッチインターフェイスを載せるような屋上屋の発想で作られたモバイルOSでは、新たなインターフェイスが載れば載るほど速度とエネルギーが犠牲になり、遅いくせに直ぐに電池が切れるという根本にまつわる問題を抱えたデバイスしか作れないという弱点が消せなかったのだ。それに対する回答が、Windows Phone 7だと言いたいのだろうが、その実態はWindows CEのカーネルにZuneのUI(Metro)とSilverlight(Microsoft版Flash?)を載せただけの代物のように思えるのである、インターフェイスを大幅に変更したため(iPodのようにOSが変わった訳ではない)に既存のWindows mobileと互換性がなくなるらしい。

結論:ものを捨てられなくてゴミ屋敷にしてしまったのがMicrosoftである。HPの逃げ出した「Slate」もまた失敗に終るのか。

Windows mobileが、Windows Phone 7になったように?

 NシリーズのスマートフォンにSymbianを搭載していたNokiaは、「Nokia N8」を最後に、スマートフォンにはSymbianではなく、Linuxベース(Androidもそうだった)の「MeeGo」をベースOSとして採用する事に決定したようである。数年前は文字通り世界最大の携帯電話メーカーであったNokiaだが、iPhoneを筆頭にするスマートフォン勢力の伸びに過去の栄光になりかけている。iOSやAndroidに対抗する目的で買収したSymbianだったが、競争力を持つには力不足だったのだ。
 
 Mac OSXから派生したiOSやLinuxがベースのAndroidは元々のルーツはパーソナル・コンピュータだが、Symbianは携帯がルーツ。元々平屋だった家をいくら増築しても高層ビルにはできないように、ガラケーがスマートフォンにはなれないという話なのである。基本設計が違うものを無理やり使おうとすれば(携帯のあの小さい画面でプログラムマネージャーが使えるか?)、Windows mobileのように大失敗に終るのである。Microsoftは結局時代にそぐわないWindows mobileを捨ててWindows Phone 7に掛けるつもりのようだが、画面構成から感じられるのはAndroid端末のUXのようなわざとらしさ。Nokiaが同じ轍を踏まない事を願う限りである。
 
結論:今から、「MeeGo」で時代に付いて行けるのだろうかと心配だが、webOSやAndroidと同様に頑張ってもらいたいのである。

iPhone 4のカメラの性能

 MacWorldにiPhone 4のカメラがどれ位の性能かという他のスマートフォンなどとの比較記事が掲載されていた。結果は、好みも含まれているのかも知れないが、画素数でiPhone 4を圧倒している筈の、Droid XやEVO 4Gを押えてトップクラス(Xperiaは入っていないので負けているかも知れないが)と言う結果になった。iPhone 4に勝ったのはより高画素のデジタルカメラ(スマートフォンではない)のSony DSC-WX1やSamsung HZ35Wであった(一眼レフではないが、そもそもレンズの口径が違う)。動画の方も比較されているが結果は動画撮影専用のFlip Video M2120(フィリップ製)にトップを譲ったものの、デジタルスチルカメラよりも高評価になっていた。単純に画素数競争することなく裏面照射型のCMOSを使い高感度撮影に強くなっている事と画像処理を行うアプリケーションの作り込みの差が出来上がった画像の差になったようである。

結論:前にも書いたように小さなレンズしか載せていないのに高画素を謳うのは本末転倒(解像度の低いレンズによる収差の影響の方が撮像素子の画素数よりも問題)。同じダイサイズであれば画素数が少ない方が暗さに強くなるので光量の足りない状態で撮影した画像は...レンズ解像度、撮像部の感度、ソフトウェアのバランスが画質を決めるのである。単純に画素数に騙されてはいけないのだ。

まだやってたんだ

 電通が乗り出した段階で終っていると書いたSecond LifeのLinden Lab。うちの情室のチーフも数歩遅れでSecond Lifeに出店していたのは今は昔。話を持ってきたのは富士通だったような。一時の流行もの以下の盛り下がり振りだったのに食付いたのだから、その感性は時代遅れも...Linden ドルの取引が始まった時から私の扱いは円天だったのに。

 そう言えば日本の電子書籍も電通が旗振り役でやっているところが、電通にぼったくられるくらいならAppleに乗る方がまだ実入りが多いと思うのだが。

結論:Linden LabのCEOが退任と言う記事が出ていたが、まだ生きていた事に驚いていたのだ。どういうバカが続けていたのだろう。

金曜日, 6月 25, 2010

使い易さを決めるのは機能ではなくインターフェイス

 iPhoneの何たるかが知れ渡った現在、お財布機能がない(Edyカードやパスモが入るiPhoneケースを使えば良い)からiPhoneは駄目だなどと言うアナクロな人間は殆どいなくなっただろうが、iPhoneの価値を決めているのはユーザインターフェイスだと分からない人は未だに多いかも知れない(収差の大きな小さなレンズしか載せていないのに1,400万画素だなどと言って売ろうとしている連中など)。スペック上は凄いが使い切れない程の高機能(使い物にならないとも言う)をふんだんに取り入れて消化不良になり、分厚いマニュアルを精読しないならば一生使わないで終る機能を自慢しても、マニュアル無しで操作が出来てしまうスマートフォンが当たり前になってしまったのだからもうお仕舞いなのである。
 
 技術者にも使いこなせないAndroid端末(Xperia)の事を取り上げたら思いの外、訪問者が増えたので書くのではないが、iPhone以上に洗練されていると言われたPalm PreのwebOSのインターフェイスを担当していたMatias Duarte氏が(HPを嫌ったのかは知らないが)、Androidチームに加わったことにより、より使い易いOSに変わって行く事を願う限りである(2.2には間に合わないだろうが、2.3では見違える)。
 
 Androidには、まともなインターフェイスが載っていなかったために(というよりは差別化が目的だとは思うが)、HTCのSense、MotorolaのMotoblur、ソニエリのTimescapeなどのUXが必要だったのだが、それが原因で速度(操作スピードも重要なインターフェイスの要素だ)が犠牲になっていたのだから、インターフェイスが駄目だと言われるのも仕方がなかった。

結論:インターフェイスを蔑ろにすると言う事は最終ユーザの事を考えていない証拠。使えない端末がいくら高機能を謳い文句にしても踊らされるユーザはどんどん減って行くのである。物づくりの根本に帰らない限り国内メーカーに明るい未来は用意される事はないのである。

初日の販売台数100万台?

 ロイターなどは初日一日だけでiPhone 4は100万台を売ったのではないかと予測している。先行予約が初日にパンクしたことなどからみて、あながち外れていないような気もする。販売に先駆けて相当量のストックを用意していたのだろうがiPhone 4で使われているIPS液晶の供給量には限りがあるため、相当の期間にわたって需要に対する供給量不足は続くだろう。

結論:iPhone 4の実機を眼にすればMacバカのアーリーアダプターが買ってるだけだなどと言う奴はいなくなるだろう。今後需要が加速する(友達の使っている実機を見て欲しくならないようだと診察を受けるべき)事はあっても減速する事はないのだ。

木曜日, 6月 24, 2010

iPhone 4の良さは?

 iPhone 4は、SIMスロットを差し込む音さえドキッとする色気があると林信行氏が評価。iPhone 4は、ドイツ車がドアの閉まる音にまでこだわりを持つのと同じ(トヨタは同じ音が出るように工夫をする会社)ように細部まで作り込まれていると。
 
 SONYの商品ならSONYの社員よりも間違いなく詳しい”It's a ..."さんは、3Gの時からiPhoneユーザでもあるが、先行予約でiPhone 4をゲット。林氏がドキッとした音を出すSIMスロットは、頻繁にSIMスロットを出し入れする”It's a ..."さんにとっては固くてたまったもんじゃないとお叱りの言葉もあるが、ユーザビリティ・PC/インターネットの親和性では和式ケータイなどは足下にも寄せ付けないレベルのiPhoneが、和式ケータイ並ののハードウェアスペックになって、本体のの質感もナンチャッテではない本物の素材を使う事でさらに向上させてしまったのだから、国産ケータイどころかAndroid陣営もうかうかしてられないぞとのことである。

結論:ソニエリファン(Xperiaだけでも、もう既に何台も所有)の”It's a ..."さんも「興味があるならこれは間違いなく買い」とお奨め。iPhone 4の良さが分からない奴は、ものの良さが分からない...

一日前のお祭り

iPhone 4発売前日の今日、長らく入手困難だったiPad 3Gをようやく手に入れた。アクティベーションが終了した端末立ち上げると左隅にいきなり3Gの文字と受信マーク。Wi-Fiで慣れた身からすれば速度は遅いが、Wi-Fi環境を気にせず通信が出来る事を実感。現金一括で購入してしまえば月々3,200円ばかりに気持ちが...

間も無くお亡くなりになりそうな会社のPowerBookの代替えとしてMacbook Proも本日購入。13でも良かったのだが、社内で一番速いマシーンをと、つい欲が出て15インチを(今迄と同じサイズと言う苦しい言い訳?)。

データ移行はTime Capsuleから(PowerBookからは失敗。やはり壊れ始めている)行い、システムアップデートの後、入手可能になったiPhone SDK 4をインストール(ファイル容量は2Gを突破)。

iPhone 4は、Softbak モバイルから2台入るか?

結論:明日はMacbook ProでiPhoneの事は忘れよう。

水曜日, 6月 23, 2010

iPadの販売台数が300万を突破

 iPadに食付くのは、Macバカのアーリーアダプターみたいな穿った見方をする人いるかも知れないが(もうそんな人はいないか)、アーリーアダプターに行き渡っていない状態で300万台が販売されたとAppleから正式な発表があった。1カ月で100万台、2カ月で300万台だったが、9カ国に拡大されたせいか僅か80日で300万台の大台に乗り出荷のスピードは更に加速しているようである(7月には更に9カ国で発売が開始される)。

結論:iPhoneのアーリーアダプターも予約だけで100万を越えそうな勢い。Appleの製品を流行ものみたいに言うのはもうやめた方が良いのである。そんな事言ってたら笑われるよ。

火曜日, 6月 22, 2010

価格で勝負?

 iPhoneどころか未だにiPadを手に入れられない人達がウジャウジャいる状況のAppleに対抗して、KindleやNOOKなどの電子書籍端末が100ドル台に値下げ攻勢をかけてきた(iPadに対抗すると言うよりは電子書籍リーダー同士の戦いだとは思うが)。iOS 4がダウンロード開始され現行のiPhoneやtouchが電子書籍化する中、結局はレッド・オーシャンの道を進むしかないのだろう。

結論:値下げせざるを得ないものしか回りにないのだから、Appleは安泰のようである。

本のような「libretto W100」

 日本で8月に出荷開始予定の「librette W100」。一回り小さめのiPad 2枚を蝶番で繋いだような筐体には標準で電子書籍リーダーが搭載され、両画面に2ページを表示した状態はまるで本物の書籍のようである。重量もほぼiPadと同様で持ち運びに困るような事もなさそうである。二つのマルチタッチ画面は独立して使用するこも、1つにする事も可能なため様々な用途に使える事だろう。と、ここまでは優れた点を例に上げているが、そうは問屋が卸さない。大型バッテリーを使っても4時間しか持たないし(カタログなので実際にはもっと短いだろう。原因はCPUがPentium 5400だからだろうが、OSが重いのだから仕方がない)、OSはWindows 7なのである。
 
 iPadに意味があるのは1回のフル充電で10時間は間違いなく動くと言う事。iPadと変わらない重量になる標準バッテリーではカタログでたったの2時間。アダプターを持って歩かなければいけないのでは何のために小さく折り畳めて持ち運びに便利なのかが私には理解出来ない。トータルの使い勝手を考えないからこういう見掛け倒しの商品になってしまうのだ。

結論:これってMicrosoftのコンセプトモデル「Courier」(こちらは、Windows Phone 7)のWindows 7版なんじゃないの。悪いけど売れないよ。

中島さんのアプリはキラー・アプリ

 iPad用に無料で提供されている中嶋聡さんのアプリ。Cloud ReadersもNeu.Noteも即ダウンロードしたが、これで無料というのが信じられないくらいに非常に良く考えられたアプリケーションである。いつ始まるとも知れない日本の電子書籍市場を待つ事なく、青空文庫を読めるようにするために始まったCloud Readersは、地道なバージョンアップを重ね、現行のバージョンではプレゼンテーションツールとして使えるようにビデオアウトの機能を備えている。手書メモアプリであるNeu.Noteは無限回数のUndoが可能な上、ファイルのやり取りが簡単なようにPDFファイルとしてメールで送信できるものになっている。

結論:中島さんが有用なアプリを無料で公開する事によってiPhoneのアプリ市場はより良いものになって行くに違い無い。

iOS 4は快適

 Androidの2.2は4倍速いと言うが、1.6はiPhone 3.13よりも遅いのは確かである。様々な機能追加が施されたiOS 4を早速ダウンロードして同僚に人身御供となってもらった結果(マカーとしては恥ずかしい話だが、私はiOS 4が動く端末を持っていない)、マルチタスクが可能になったのに若干の速度向上が見られた。カメラも機能強化され人身御供さんに感謝されるというオマケまで...
 
 iPhone 3GS用のiOS 4のサイズは378M程あったがダウンロードに要した時間は僅か数分(一部4時間越えの人もいたようだがいきなりインストールではなくダウンロードを選ぶべきだろう)。ダウンロード完了後に早速インストールを開始したが10分強で無事にインストールは完了した。

 Leopardが、Snow Leopardになった程ではないが、iPhone 3.1.3からiOS 4になって速度が犠牲になる事なく機能が拡張された。Androidが、1.6から2.2になって4倍も速度が向上したというが、要は1.6は最適化とは程遠い粗削りなバージョン(α?)だったと言う事に過ぎないのではないのだろうか。

結論:iOS 4対象のデバイスは、絶対にアップするべきだろう。

月曜日, 6月 21, 2010

携帯事業の統合話

 富士通と東芝が携帯事業を統合し、3月のNECとカシオ日立モバイルの事業統合を越え国内2位になりキャリア横断的に端末を出している国内1位のシャープに追いつこうとしているそうだ。キャリアにおんぶに抱っこ状態でスタートしたケータイ事業も利益が出せたのは昔の話。指紋認証など尖った(行き過ぎたとも言う)ハード技術は持っているがスマートフォンを持たない(持てない?)富士通がスマートフォンの実績(国内売れてるとは言えないWindows mobileフォンの実績?)のある東芝と手を組む事によって互いにメリットがあるのでは無いかと虎算用を...
 
 大量生産して世界中に出荷したいらしいが、そうなれば国内とは全く別ラインの製品を製造しなければならず一社では無理と判断したのだろうが、そんな理由で統合して世界でやって行けるほど甘くはないと思うのだが...

結論:何かと言えばAndroidだが、既に多くのメーカーが参入しているレッド・オーシャンで何をしようというのだろう。要は将来性がないから本体からの切り離し?

Androidのジレンマ

 9月になればXperia用のAndroid 2.1が用意されるようだが、既にGoogleの気持ちはAndroid 2.3の方にある。そんなAndroidが、どうやら余りにも字義通りにオープンを認めてしまったために収拾がつかない状況に陥り、統一性を失ったUIがコンシューマへの足枷になるのではないかと危惧しているようである。「オープンは自由で素晴らしい」という理想論は立派であるが、Androidを供給するメーカーに与えた自由度の高さがメーカーのやりたい放題を許してしまっているのも事実。ベースOSが一緒ではあっても製品としてのAndroidフォンはメーカーごとに別物と考えなければいけないのだが、カスゴミはまるで一つの統一された規格があるようにしか思えない無責任な報道ぶりである。結局、迷惑を被るのは知らずにAndroidを買ってしまった何も知らないユーザなのである。
 
 AppleのiOSは厳密なコントロールの元、統一感を持ったUIからエクスペリエンスを提供している(個々のアプリにはこれがiOS用かと目を覆いたくなるような酷い見た目のものも数多くあるが、それは置いておく)が、素のAndroidで提供されているものなどほとんどない(Desireは、ほぼ裸のAndroid2.1。Desireに対する評価が2.1に対する評価だと言える)。 
 
 厳密にコントロールされているiOSは商用OSだが、製品化も考えずにどんどんバージョンアップを重ねるAndroidはGoogleの趣味(趣味で悪ければ実験だ)の世界のOSと言えるだろう。何故なら、商品の開発サイクルを無視したようにメジャーに近いバージョンアップを重ねているからだ。複数のOSが無秩序に混在している一番の原因は、自社内のOS開発でさえ好き勝手にさせているGoogleのオープン(無法と言う意味)な気風なのである。
 
 メーカーにしてみればAppleじゃないのだから外見のデザインだけで売れる訳もなくベースOSに手を加え、自社独自のUIとアプリケーション(場合によってはハードウェア)を載せなければ他社との差別化を図れないのだから文句を言われる筋合いじゃないと主張をするだろう。メーカーの立場からすればもっともな意見かも知れないが、ユーザからすればそんな事情を解っている訳ではない。今までのA社のAndroid端末からB社に乗り換える時に全てのデータが何の造作もなく移行出来、尚且つUIも同じだと考えるのが普通だろうが、ことAndroidに関してはそうはイカの...(自粛)。
 
 要は、Xperiaを気に入って使っているユーザが次に乗り換える端末はソニエリになると言う事。iPhoneを使う事とOS以外に違いなどないではないか。もしも、次がXperiaでなくDroidやDesireだったとしたら、それはAndroidの問題ではなく単にXperiaのUIが性に合わなかったと言う話に過ぎないのである。確かに、iPhoneにはSoftBankしか選択の余地がないと言う致命的な不自由さがあるが、それはiOSが原因ではない。

結論:Android系の端末の前にAppleは敗れ去るなどと言う妄言がまことしやかに囁かれているが、今以上のペースでAndroid端末が増え続ければ崩壊するのはAndroidの方である。カオスが生み出すのは自由ではなく自己崩壊。コントロールされていないのだから何が原因で崩壊するかは全く予測出来ない。Unixが分裂し、Linuxが各ディストリビュータ版に別れて行ったように、Androidも何れはメーカー独自の進化を遂げて行く以外に生き残る道はない。これは、オープンという理想論の定めなのだ。

金曜日, 6月 18, 2010

Blackberryはスマートフォン界のWindows

 「Blackberry Bold 9700」がdocomoの夏モデルとして登場する。前モデルとなる「Blackberry Bold」よりも小型軽量となったが、相変わらずの面構えは「Windows NT」(4以前)を彷彿とさせ、お金をくれると言われても持ちたくはないと感じさせる出来栄えのようだ。ビジネスでは使い易いのかも知れないが、何のゾクゾク感も抱けない商品は私にとっては存在しないも同然なのである。

結論:要するに私はただの遊び人(Macで遊んでいるだけ)。Blackberryは仕事をしない人間には必要が無いものなのだ。

自信の現れ?

 今更と言ったら申し訳ないのかも知れないが、auからWindows mobile 6.5.3 + 322万画素 + IEEE802.11b/g + Bluetooth 2.0+EDRと何から何まで全て世代落ちの前世代スマートフォン「IS02」が6月24日に発売開始される。自信の現れなんてGIZMODOに皮肉を書かれているが、もしも本当にそう考えているとしたら...

結論:例え1秒でも待つのが嫌なイラチな方は、24日にこちらをお求め下さい。朝早くから列を作らなくても(きっと列はできないでしょう)間違いなくその日のうちに確実にお持ち帰り出来るでしょう(恐らくいつ行っても大丈夫です)。iPhone 4には全く影響を与えない端末の情報でした。「IS01」よりはデザインはましだが、こんな端末のためにau続けている訳ではないのだ。

SoftBankも予約受け付け終了

 初日で先行予約受け付けを終了したアメリカに習った訳ではないのだろうが、いつ渡せるかが不明なのに予約を受け続ける訳には行かないと言う事で日本での予約受け付けも終了となった。予約とは別に当日売りをいくらか用意しているようだが、どちらにしても焼け石に水。当分の間欲しくても手に入らない状況が続くようである。

結論:いずれAndroidにやられるという意見もあるようだが、Appleは別に市場を独占する必要はないので十分棲み分けられると考えている。そんな風に考えているのは私だけだろうか?

水曜日, 6月 16, 2010

iPhone 4、初回予約分が1日で売り切れ

 世界5カ国で同時発売開始されるiPhone 4の初回出荷量がどれ位あるかは不明だが米国内の初回予約数はたった1日で売り切れとなってしまった。日本同様にシステムがダウンするという状況の中で本当に初回予約分が完売されたのかは不明だがiPad景気に湧く中での発表が人気に拍車をかけたのは間違いないだろう。

結論:追加のiPadが手立てできていない状況の中、今度はiPhone騒ぎ。まだ、アプリのアイデアも出ていない。こんなアプリが欲しいとコメントを頂ければ無料で提供出来るよう頑張るぞ。

ネットブックのシェアが縮小

 「iPad」など(まがい物のePadも含むのか?)のタブレット型デバイスがネットブックのの市場シェアを確実に奪っているとDisplaySearchがレポートを発表した。既に200万台以上の販売実績のあるiPadだけではなく、今年後半に市場に出回る他社のタブレットによってネットブックのシェアは更に低くなるだろうとレポートしている。

結論:iPadは携帯とPCの間を埋めるデバイスだが、ネットブックは携帯とPCの間に存在する中途半端なデバイスだったのだから仕方がないのだ。

iConciergeじゃなかった

 電子秘書じゃなく単なるアプリ版の「Apple Store」が「iConcierge」になるのかとがっかりしていたが、実際にアップされたのは名前通りの「Apple Store」。内容はwebページで提供されているものだが、サービスを含めて一つのアプリで完結するのだから便利なのは間違いない。

 本物の「iConcierge」はどんな姿に?

結論:iPhoneでも物販がスタート。そのうちAmazon化?

ひっそりとモデルチェンジ

 Appleの中でも一番地味な商品である「Mac mini」が「iPhone 4」の予約開始に合わせてアップデートされた。

結論:地味だが着実に進化した「Mac mini」。次はAirか?

技術者でも使い難いXperiaって

 iPad、iPhone用のアプリケーションを依頼してしているベンダー。情報システムの方からAndroidはどうだろうと問われて、発売日に手に入れたXperiaを使ってみて技術者にも使い方が分からない事がままあるAndroidは、iPhoneの比較対象ではないとのことだった。
 
 ことXperiaに関しては、Timescapeが最悪(実はTimescapeを開発した人はそのベンダーさんの知ってる人)。メールとTwitterは別なツールなのにそれを時間ベースに並べ意味が分からないとのことだった。使われているOSが世代遅れなため全体的にスピードが遅いのに、余計なインターフェイスを載せているために見た目だけで実用にならないというのが彼の答えだった。

結論:XperiaのTimescapeはVistaのAeroみたいな失敗作である。こう言うのをクール(寒い技術)と言うのだ。

「iPhone 4」予約受け付けでサーバがダウン

 「ビューン」でしくじったばかりのSoftBankがiPhone 4の先行予約受け付けでサーバがダウンし受け付けを中止するという失態をまた演じた。「やりましょう」、「やります」とTwitterで即答するのは良いのだが、準備が整っていない現場を軽視した発言がもとで結局顧客のニーズに応え切れないのは大きな問題である。

結論:「予想以上に好評で対応出来ずに申し訳ございません」というセリフはそろそろ通用しないと思うのだ。口だけで何も出来なかった鳩山さんよりはましだが。

火曜日, 6月 15, 2010

金ならある

 MicrosoftがApp Storeで成功しているiPhoneゲームデベロッパに接触して、Windows Phone 7プラットフォームに移植して貰うための奨励金を提供しているらしい。Windows Phone 7がCやC++でコーディング可能であればわざわざお金を積まなくても勝手に作ってくれるのだろうが、Silverlightじゃ、一からの作り直しとなり二の足を踏むのは見えている。移植を促すには開発費を負担するしかないと考えたのだろう。

結論:札束でケツを叩くとは...金ならあるというよりは金しかない(知恵も魅力もない)と言う話でした。

Androidケータイのバッテリーが持たない理由

 アプリの実行速度が4倍速くなると噂のAndroid 2.2(JITが速くなっただけ?)。バッテリーも持ちが悪過ぎるとの苦情に対してOSが悪い訳じゃなく、マルチタスクで動き続けているサードパーティのアプリが悪いと答えたそうだ。この辺りはマルチタスクを可能にして欲しいというiPhoneへの要望に対してJobsがそんなことをしたらバッテリーの消耗が激しくて使い物にならなくなるから駄目だと答えた事と全く同じである。
 
 Appleは、マルチタスクとバッテリーの持ちのバランスをトレードオフした結、iOSのマルチタスクはバックグランド・ジョブという結論に至った訳だが、Googleはでかいバッテリーに換えろというもの...要はハードウェアで補う話だというのだ。
 
 docomoショップの中には、Xperiaを欲しい顧客に対してやめた方が良いと説明するところもあるようだが、OSが2.2になろうが2.3になろうが解決出来ない問題を抱えているAndroidケータイは、普通に使いたい人にとってお勧め商品では無いのかも知れない(単にiモードをやめて欲しくないだけだったりして)。

結論:ハードウェアの事を全く考慮しないで開発されたOSとiOSの違いはこう言うところに出てくるのである。

iConciergeスタート?

 名前だけは噂になっていたConcierge。Appleの純正アプリ「iConcierge」としてApp Storeからリリースされるのではとの新たな噂が出始めた。最初に名前が上がった時には「Knowledge navigator」(スカーリーの夢)の中の秘書アプリのようなものかと思っていたが、どうやらiPhoneやiPadなどのモバイル機器から製品を購入したり、Genius Barを予約したり出来るアプリケーションのようである。

結論:遂にモバイルでの物販も開始するようだ。

月曜日, 6月 14, 2010

OSXはどこに行った?

 NDAがあって出てこないだけなのかも知れないが、WWDC 2010では全くOSX(10.7)の話が出てきていない。まさか、Windowsはもう敵ではないとおっとり構えているわけではないだろうが、何も出てこないのは変だと、疑心暗鬼に...
 
 今後、WWDCはiOSとOSXと二本立てになるのではないかとの噂も出てきているが、だとすれば少なくとも半年先にでも会場を確保する必要が出てくるはずだが、今のところそのような情報はどこからも出てきていない。今後数ヶ月以内に発表されそうなものはApple TVとクラウド化されたiTunes。Mac絡みでアップデートされそうなのはMacBookAirにMac ProなどのハードウェアであってOSではない。OSのメジャーアップデートが先延ばしになっている理由は10.7ではなく11に...だとすれば尚更WWDCのようなものが必要なはずである。今回OSXがスルーだとすれば、大きな変化が必要ないか大幅に変わるかのどちらか(それ以外はない?)。A4チップがいくら高性能だと入ってもCoreシリーズを越えるものになることは思えないが、他にも別なチップが手だてされているとしたら...

結論:次のOSXがどうなるのかが全く予測出来ないのだ。

iAd、反トラスト法抵触の疑い?

 iPhoneアプリからAdMobを排除する規定の改訂が反トラスト法違反になるのではないかと調査が始まるようである。Appleの懸念は自社のサイトで取り扱うアプリケーションがGoogleの広告収入で成り立ち無料で提供されたのではたまったものではないと考えたのだろう。全てがAdMobアプリになるかと言われれば、そんなことはないだろうがそれでも収入源の一つになるものをみすみす明け渡したのでは...

 AdMobが締め出される予定なのはあくまでパッケージ販売のアプリ。GoogleはWebアプリでAdMobを使えば良いじゃないかと思うと同時に、AppleはAdMobの入ったアプリの無料提供は許可しないという辺りを落とし所にしたらどうだろう。

結論:GoogleからApp Storeの所場代でも取ったら?

金曜日, 6月 11, 2010

自前主義なんて時代錯誤

 世の中には独自のものを作れと言われると、世界中に色々なものが転がっているのに(場合によっては無料で)、一から十まで自前でこさえないといけないと勘違いする旧世代の人が未だにいたりする。一からソースを書かないと独自なものは出来ないと思い込んでいるのだ。勿論簡単なアプリを作るのならばそれも良いだろうが(所詮趣味なのだから)そんな人に限って頭でっかちで、自分たちでは手に負えないようなものまで組み込もうと考えるから何時出来上がるかもわからないような仕様にしてしまって結局...
 
 何から何まで自前のプラットフォームを作ろうなどと言うのでは今の時代の流れには付いていけない。どこぞの国の出版業界もそんなことを相談しているようだが、既にいくつものフォーマットやプラットフォームがあるならば、それを利用するのが賢い選択なのだ。全て自分たちで作り込んで囲い込めば他所様に一銭もやらないで済む(Appleに美味しいところを持っていかれる?)と算盤を弾いているのかも知れないが、そんな事に注ぎ込んだお金や時間を取り戻す自信の根拠はどこにあるのだろう(恐らく電通あたりに騙されているのだ)。

 そんなことをしたのでは独自なものは作れないと反論されるかも知れないが、必要とされているものは大抵世の中に用意されている。独自性を生み出すのはどう組み合わせるかやどう使うかにかかっていることに早く気付いた人が成功を手にするのではないだろうか。
 
結論:誰も考えつかないような事は、間違いなく私にも思い付かないの。他にはないものにこだわる人で本当にそうだった人に出う事なんて、まずあり得ないのである。

木曜日, 6月 10, 2010

ビデオ電話は電話ではない

 アナリストから期待を寄せられているiPhone 4のテレビ電話。60年代のSFドラマの見過ぎかどうかは知らないが、テレビ電話が電話のメインストリームにでもなると考えているのだとしたらアナリストのカンバンは降ろすべきだろう。
 
 電話がコミュニケーションツールとして成り立っていたのは音声だけなので余計な気を使わないで使える道具だったからという大事な視点を忘れているようだ。現在の日本では音声でさえ感情の動きを悟られそうだと思われているせいかメールの方が普通になっている(メールは同時双方向の必要がないせいだと思うが)。
 
 テレビ電話は通常使われるものではなく、AppleがこさえたCM(アメリカ用。日本でやると他のケータイでの失敗と言う悪い刷り込み情報があるため?)のように恋人同士や、孫と祖父母の間で顔を見たいという目的のための特別なコミュニケーションツール。生のビデオレターと考えるべきなのだ。

結論:AppleのCMは正しく、アナリスト分析は正しくない。

「Office for Mac 2011」は32-bit版のみ

 Jobsにバカにされ続けのAdobeでさえCoCoaに完全移行したと言うのに、天下のMacBU(Microsoft内のエースチーム)が次期Officeも32-bit版になると発表した。Windows Officeとの互換性を向上させるためらしいが、そのためにCoCoaに完全移行できないとは...

結論:まさか、まだCodeWorrior使っているわけじゃ?そんなことは無いと思うけど32-bit縛りとは...情けない話である。

AdMobが、iPhoneの新しい広告ポリシーを非難

 iOS 4.0で広告ポリシーを変えた事を非難しているAdMob。アプリケーション開発者が他社の広告を載せる事は構わないが、AdMobのような広告屋の広告をApp Storeで提供するのはまかりならんというAppleの決定のどこに問題があるのだろう。
 
 今回の非難は、言って見れば電通の枠のテレビ番組で電通には内緒で別の広告屋が自社のクライアントの商品を広告するように番組プロデューサーと取引させろとと言うようなもの。どう考えてもAppleの防衛策を批判するような筋合いの話ではないのだ。
 
 App StoreがAdMobの広告を収入源にした無料のアプリばかりになってしまったら...お金の問題ばかりではなく、App Storeの顧客からこっそりマーケット情報を収集出来る術にもなる。AdMobは技術革新には競争が必要だというが、それは他人の家に土足で上がり込んで勝手に商売をするようなものではない。何をはき違えているのだと言いたいのである。

結論:Android MarketではiAd付きのアプリケーションを許すとでも言うのだろうか。そんなバカな事をすることなどないと思うが、違うの?

水曜日, 6月 09, 2010

「PSP goは今後の計画のためのテスト」?

 全く相手にされないで既になかったことになっているらしい「PSP go」を今後の計画のためのテストだと言い切ったSONY。揚げ句の果てに「PSP go」の成功は売上では計れない、たくさんのことを学んだと宣われたのでは、いかなSONYバカと言えどもさぞやご立腹の事と。

結論:PSP goでSONYファンがたくさんのことを学んでくれたのなら良いのだ。まあ、知った事ではないが。

iPhone 4にあったらよかったもの?

 ITmediaにiPhone 4に対し、一部のユーザが求めていたものが実現しなかったと言う記事が出ていた。恐らく以下に書いているような項目の大半はiPhoneで実現すべきものではないと思うのである。一部にユーザは恐らくAndroidを選ぶべき人達だろう。
 
1.Verisonバージョン:これは一部ではなく多くのユーザが望んでいる項目だが、早ければ秋にも実現するのでは。
2.4Gネットワーク対応:まだインフラも整っていない4Gに対応する意味が私には理解出来ない。開始当初のFOMAのように結局3Gで使うものに高い金を払う意味はない。
3.ディスプレイをもっと大きく:Dellの糞でも使え。そのためにiPadがある。Appleはディスプレイに大きさではなく高精細を選んだだけの話。
4.800万画素カメラ:次のモデルはSONY製の800万らしいが、HDが撮れるから500万で十分。大口径レンズを付けるわけでもないのに画素数だけを競っても仕方がない。
5.Google Voice:アプリの話なのでこれはあっても良かったかも(なくても良いが)。FaceTime普及のため?
6.交換可能なバッテリー:普通のケータイで交換バッテリーを持ち歩いている人を見た事が無いのだが。バッテリー交換で新品と交換になるAppleのシステムを知らないのだろうか。
7.iPhone 4以外のデバイスとのテレビ電話:Appleはテレビ電話がメインストリームなるとは考えていない。
8.ハードウェアキーボード:こんなものを望むと言う事はiPhoneを使うべきではないと言う事。自宅でならAppleのワイアレスキーボードが使える。
9.ワイアレスでのOSアップデート:700メガ近くもあるアップデータを直にインストールしようというその意欲は認めるが単なるバカだと思う。それとも数十メガだと思ってるのか?今まで500メガ以下だった事は一度もないぞ。
10.その他諸々:そりゃいくらでもあるだろうが、どうでもいいものばかりだと思う。

 バーに置き忘れたり(盗まれたり?)ベトナムで発見されるほど既に大量にストックされているiPhone 4。iPadよりも先に製造が開始されていた事は間違いだろう。

結論:元記事があちらのせいか、オサイフとかデコメがないだけましか?

ビデオ編集が当たり前になる時

 8ミリカメラが消え(歳がばれる)、フルサイズのVHSだったビデオが、8ミリからデジタル、テープからメモリに移り変わる中、置き去りにされてきたのは動画の編集だった。勿論色々なソフトウェアは開発されてきた(AdobeのPremiere付きのビデをキャプチャを何十万も出して購入したこともある。勿論仕事でだが)が、どれもが素人が手軽に作業出来るようなものではなくPC(当然Macに決まっている)を動かせる事が唯一のアイデンティティになっている(私の)人間がするものだというのが定説だった。
 
 MacにiMovieが登場したことによって大分ビデオ編集の垣根は低くなってきたが、それでもそれなりのデジタルビデオカメラを持っていなければ話にならなかったし、カメラだけでは編集作業などは行えなかったわけで、出先でそんな大それた事をしたいオタクはMacBook Proなどを持ち歩くと言う訳の分からないことをしなければいけなかった。
 
 iPhone 3GSでもっと簡単にビデオを取る世界が始まり(国産のケータイは昔からそうだった?)撮ったビデオをその場でYouTubeに上げられる(Wi-Fiなら?)世界が始まったが(実際にiPhone登場以降に爆発的にアップされるビデオが増えた)、それは作品と言うよりは一発芸の世界だったのではないだろうか(作品と呼べるものは当然PC上で手を加えられていた)。iMovieの登場でそれが手の平の中で可能になろうとしている。

結論:4.99ドル(恐らく日本では600円)のソフトが世界を変えようとしている。Macなしでそれが出来るようにしてしまう事がAppleの強さなのだ。SONYなら絶対に出来ないだろうな。

iPhone 4のキラーアプリは?

 iOSで一番重要な事がマルチタスクとか、iPhone 4でテレビ通話が出来るのが凄いとか素っ頓狂な感想を抱くルーピーな人は、この際脇に置いとこう。
 
 iOS 4で一番重要なものは誰が何と言おうとiAdであり、iPhone 4で一番重要な事はビデオ + iMovieである。ホームビデオは子どもの運動会や卒業式で大活躍だが、実際には撮りだめされるだけで死蔵されるもの(延々見せられても困るが)。その理由は簡単にかっこうよく編集する手段がないからである。YouTubeなどが一般的になり個人のムービーが簡単に上げられるようになってきたが誰もが簡単にアップ出来る環境は用意されていないし、ましてやかっこうよく編集するなど夢のまた夢だったのだ。
 
 そこに登場してきたのが720P×30fps(個人的には個人でフルHDはオーバースペックだと思う)で撮影ができるカメラとそれを簡単に編集出来るiPhone用のiMovie。Mac版と比べ簡易版だと思われているかも知れないが、あの画面の中で簡単に編集を行う為に必要な機能だけに絞っていると考えれば十分以上のスペックだろう。一番重要なことは編集のためにPCがいらない事だ。そして、そのソフトが僅か数百円で手に入る。
 
 3軸ジャイロと加速度センサーで手ブレを軽減し、iMovieでどこでも編集が出来る。出来上がったムービーはワンクリックでMobile meやYouTubeにアップできるのだ。

結論:iMovieによってビデオのあり方が根本的に代わろうとしている。iMovieは間違いなくiPhoneのキラーアプリである。正式名称が、iPhone 4に決まる前にHDに拘っていた理由はそこにあったのだ。

火曜日, 6月 08, 2010

夏野さんの意見

 まだ実機に触れたわけではなくWebで見る限りの評価と断った上で、「日本のケータイと比べて遅れていたカメラや動画機能を盛り込み、かつ薄くという携帯電話開発の好循環に入ってきた」と夏野剛氏が評価。「問題は手をこまねいているニッポン(不甲斐なさを揶揄?)のメーカー。またチャンスが一段小さくなったが、頑張って欲しい。今年がラストチャンスか」とコメント。

結論:まさに仰る通り。iPadでガラパゴスの何たるかを知ってしまったユーザはもうガラパゴスに引きこもる事はないはずだ。

iAd既に6,000万ドル受注

 7月1日からスタートするiAd。既注が6,000万ドルとは(下期)。ご祝儀とも言えなくはないがAppleのブランド力に対する信頼感が大口の受注を可能にしたのだろう。

結論:日産も第一弾に名乗りを上げている。

iPhone 4

 外側をアルミではなくステンレスにしてアンテナとして使うとは(Apple = アルミと思い込んでいた)。小さく薄くなったのに2g重くなったのはステンレスを使ったからではなく背面をガラス(プラスチックの13倍の強度。iPhoneはひび割れが問題になっていたからな)に変更したから。加速度センサーに加え3軸ジャイロで6軸の動きを捉えられるように機能強化。予想通り(予想も何も当たり前の事だが)ビデオはHD対応。iPhone版のiMovieを用意し、iPhoneだけで高品質ビデオをネットにアップ出来るようになった。テレビ電話機能はFACE TIME。取りあえずはWi-Fi環境でしか使えないようだがいずれは...

 ネーミングは4GでもHDでもなく「iPhone 4」。OSもiOS 4。本体と同様にすっきりしたのでは。

結論:Xpreia全機種を購入する勢いのIt's a SONYさんも速購入だそうです。Android端末にこの完成度は望めないだろうな。

月曜日, 6月 07, 2010

スティーブ・バルマー、Microsoftの誤りを認める

 D8 ConferenceにおいてMicrosoftがスマートフォン分野で誤りを犯し、現在は市場の5番目に過ぎず、Appleから1周遅れてしまったと発言したそうだ。更に競合各社が大きなシェアを持っている事も認め(認めざるを得ないが)、特にAppleはゼロから始めて見事な成果を実現したと評価したようだ。iPhoneの最大の差別化要因はWebブラウザ(Safari)だとべた褒め?
 
 Androidに関しては強力なライバルだが、それでタブレットでうまく行くかは分からないとの見解。AndroidとChromeを容易する理由が良く分からないとも...

結論:こんなに素直になるなんて、一体どうしちゃったのだろう。

iPad vs PowerBook

 AppleのHTML5ショーケースでPowerBookがiPadに負けてるのじゃないかと感じたので、JavaScriptのベンチマークテストの「SunSpider」を実行してみた。結果は、iPadが11に対しPowerBookが6.4でどうにか勝てたのだが、MacBook Proの値は僅かに0.4。
 
 GoogleのV8ベンチマークでもスコア122で僅かにリード。流石にiPadには負けていないと胸を撫で下ろしたのだがMacBook Proは2,000オーバー。PowerBookの現役引退は今週中か?

結論:わが輩のPowerBookはMacBook Proの15分の1の速度。JavaScriptが全てではないがあまりの大差に...iMacは0.5だったので面目が...

WWDC 2010で発表されるもの

 今夜の深夜から開催されるWWDC2010。iPhone OS 4がメインである事は分かり切った事であるが、Jobsのキーノート・スピーチでどんな発表があるのかが一番の関心事である。今までに噂で出ているものを列挙してみたい。
 
iPhone 4G:発表されない筈はないニュー・モデル問題は発売開始が何時なのかだけ(120%)
iTunesクラウド:5月一杯でサービスを終了したLalaがiTunesのクラウドとしてスタート(60%)
Mac mini:HDMI端子付きでホームサーバとして生まれ変わる(55%)
Apple TV:Google TVが時代遅れに見えるポケットサイズに(35%)
MacBookAir:今回は関係ない(20%)。全く噂になっていなかったかも。
Safari 5.0:OSXとは関係なくSafariはバージョンアップ(75%)

結論:期待して良いとは答えていたが贅沢を言えとは言っていなかったのである。

「HTML5」vs Flash

 Safari 5(HTML5をフルサポート)の登場が噂されるWWDCだが、「HTML5」のデモページ(Showcase)をAppleが用意したので早速アクセスしてみた。「うわ〜思いな」と言うのが素直な印象。これじゃFlashを....と思ったのだが、iPadでアクセスしてみるとサクサクと。

結論:PowerBookは少なくとも速度の点ではiPadには敵わない事を思い知ったのである。

金曜日, 6月 04, 2010

iPhone版「電子文庫ぱぷり」雑感

 満を持して電子書籍1万点を販売する電書協がiPhone向けの無料アプリ「電子文庫ぱぷり」を無用公開したと言うので早速App Storeで確認。インターフェイスのプレビューを見た瞬間になかったものと心に刻みつけた。クズに付き合う暇など...時間はいくらでもあるが...ケータイ小説とどこが違うのだろう。もしかして縦書き対応?

 フォーマットその物に根本的な問題があるのでは?

結論:こんなインターフェイスで本を読ませようなどと甘い事を考えているから今まで電子書籍は売れなかったのだ。こんなのではiPad版が出たって誰も買わないと思うが?

電話としてはでかいしタブレットとしては小さいし

 電話にはならないiPadと違い電話として使えるDellの「Streak」。価格は3Gが使えないiPadと同じなのだから非常にお得な気が...二世代前のOS...ちっともしてこないのだが。

結論:こいつも失敗作のリストに...Dellってつくづく商品企画力がないなと実感。

広く使われている事がオープンってどういう理屈

 「Flashはクズだ」というAppleの批判に対して「Appleは閉鎖的だ。Flashはオープンな技術だ」と反論したAdobe。Web上で広く使われている事がオープンだと言うのならばMicrosoftのWindowsはオープン(最近クローズし始めているが...シェアが落ちてると言う意味)な技術である。
 
 自分たちはオープンだとAdobeは主張するが、AdobeのFlashはスタンダードであるだけでオープンではないと思うのだが...

結論:Appleは傲慢なくらいに自分たちの主張を絶対視するので姿勢は非常にクローズだが、利用しようとしている技術はどう考えてもオープン。利用者がいくら多くてもproprientallyなFlashをオープンな技術だと言い張るのは論理破綻しているのである。シェアが高いから人質が多いって言うなら分かるが...

丁度、1,000件目のblogだった。

木曜日, 6月 03, 2010

「Google TV」は失敗作品に終る

 「Google TV」は数カ月のうちに、この分野の失敗作品のリストに名前を連ねるだろう。そこまで私にはきっぱりと言い切らないことをJobsが宣った。確かにGoogle TVがやろうとしていることは「趣味の領域」だったApple TVと代わらないもの。iPhone OS 4.0が載った次期「Apple TV」は、GoogleやSONYが考えているような代物ではないだろう。

結論:Appleが本気のAppleTVを出してから出せば良かったのに。

iPhoneがテザリングを開始する理由

 追加料金なしでiPhoneのテザリングを開始すると発表したAT&T。何で突然にと思うかも知れないが、VerisonのCDMA版iPhoneやiPadに対抗するために打ってきた対抗策なのだろう。テザリングが可能になればAT&TのユーザはiPad Wi-Fiを買うだけでどこでもネットが利用出来るためVerisonへの乗換えを思いとどまるかも知れないとAT&Tは...

結論:VerisonはスペインのようにダブルSIM(同じSIMをiPhoneとiPad用の2枚セット)にで対抗したりして。

iPhoneがテザリングを開始する理由

 追加料金なしでiPhoneのテザリングを開始すると発表したAT&T。何で突然にと思うかも知れないが、VerisonのCDMA版iPhoneやiPadに対抗するために打ってきた対抗策なのだろう。テザリングが可能になればAT&TのユーザはiPad Wi-Fiを買うだけでどこでもネットが利用出来るためVerisonへの乗換えを思いとどまるかも知れないとAT&Tは...

結論:VerisonはスペインのようにダブルSIM(同じSIMをiPhoneとiPad用の2枚セット)にで対抗したりして。

水曜日, 6月 02, 2010

国内出荷台数は10万台か?

 CloudReadersのダウンロード数から中島聡さんが予測された日本でのiPadの初っぱなの販売台数は8〜10万台。アメリカの初日の販売台数が18万台だったことから判断すると思いの外健闘したと言えるだろう(マスコミの煽り方が半端じゃなかったのが影響したのか?)。

 正直な話、流石の私でさえそこまで盛り上がらなくても良いのにと言うくらいのはしゃぎっぷり。回りから見たら私もこうなのだと背筋に冷たいものを...
 
結論:昔は良くWBS(日経)が提灯持ちをしていたが、猫も杓子もである。

ビューンと墜落

 ビューンと雑誌をタダ見出来ると思ってダウンロードした「ビューン」ダウンロードではなくサーバがダウンすると言う結果に終った。コンテンツをダウロード出来なかったのでちゃんと雑誌を無料で読めるものだと思い込んでいたら、何の事はないちょっとページが大目のチラ見に過ぎ無かったようである。これで450円なら安いと思うかだが、最初にアクセスがまともに機能しないという失敗をしてしまったのは大きなミスだった。
 
 テスト環境では上手く動いたのかも知れないが、どう考えても必要以上にサーバにアクセスするアプリケーション仕様になっているのも、何をどうトチ狂ったのかと突込みを入れたいところだが、トラフィックを無視して見た目を派手にしようなどと考えるからこんな事になってしまうと言う(悪い方の)良い見本になってしまった。大体、サーバがパンクした原因はiPhoneからの3Gでアクセスしてくる鈍足ユーザによるトラフィックの遅延。そう言う事にちゃんと頭が回る賢い人が作ったのではないことを明らかにしてしまう結果になってしまった。

結論:意気込みは良いのだが、詰めが甘いのがSoftBankらしいのである。

火曜日, 6月 01, 2010

WWDCで発表されるもの

 iPhone OS 4.0の詳細が発表される事は間違いないが、同時に新しいiPhoneが発表されるだろうと噂になっている。デビューしたばかりのiPadがバージョン4.0になるのは秋以降なので、既に情報がダダ漏れ状態のiPhoneしかネタがなかったら「期待してほしい」というJobsの言葉は嘘になってしまうだろう。
 
 ここに来て噂になっているのが、「Apple TV」。iPhone OS 4.0で動くデバイスがもう一つ増えると言う話だ。クラウドを前提にし、ストリーミングでビデオを見る(Lalaの技術)スクリーンを持たないiPodが次世代の「Apple TV」だと噂されている。クラウドでのサービスが前提ならば大きなディスクを使う必要もなく、他のデバイスと共通のNANDをストレージとすれば大きさも同じかそれ以下が可能である。

結論:Google TVはそれなりにインパクトはあるが現行のApple TVサイズ。ポケットに入るとなると...スクリーンとバッテリーのない次世代iPodが「Apple TV」なのではないだろうか。OSXの大きな発表が無いと言う事はMacなしで成り立つエコシステムが次のステップなのだ。

6月に次世代iPhoneが発売されたら

 WWDC2010で発表されるともっぱらの噂のiPhone。6月中に発売開始されるのではないかとも言われているが、iPadが発売され未だに需要に応え切れていない状況なのにここにiPhoneが発売されて果たしてまともに裁く事が出来るのだろうか。
 
 アップルストア銀座に問い合わせたら少しずつではあるが、iPadが入荷していると言う事で午前中に行って店内に並べば買えるくらいは在庫があるとの事だった。ネットでは1週間先にになっているDockキーボード在庫が豊富にあり、純正のケースも日本中の分を集めたしまったのではないかと言うくらいに在庫があるそうだ(ネットでは現在3〜4週間待ち)。
 
 iPadの3Gモデルは契約時間などを含めて相当待たされるようだが、Wi-Fiで良ければ朝一で出掛ければ手に入れられるかも知れない(入荷がいつになるかが分からないため。勿論空振りも覚悟の上でだが)。

結論:これから周辺機器を購入に行って参ります。iPadがあるようなら並んで...