金曜日, 10月 29, 2010

Xperiaのアップデートは11月第2週

 spモードの追加だけでお茶を濁していたXperiaのOSアップデートが11月の第2週にありそうだと噂になっている。既にAndroid 2.2が主流になりそうな今、まさかここまで待たせて2.1と言うことはないだろうが、アップデートしても物理的にマルチタッチは無理との話もあるXperia。動作が早くなるのと引き換えにバッテリーの持ちが悪くなるだけ何てことにはならないだろうか。

結論:当然比較されるのは「GALAXY S」。惨敗にならないことを祈るばかりである。

売上高でもMicrosoftを抜いたApple

 Microsoftの第1四半期(Microsoftは6月締め)の決算結果が報告された。売上高162億ドル、純利益が45.2億ドル。先に発表されたAppleの第4四半期(Appleは9月締め)の決算報告で売上高203.4億ドル、純利益43.1億ドルとなっていたことから、時価総額だけではなく売上高でもついにAppleがMicrosoftを越えたことが明らかになった。通期でどういう結果になるかはまだ分からないがもしかしたら通期でもMicrosoftを越える可能性もあるのではないだろうか。

結論:次は純利益でMicrosoft越えだ。

木曜日, 10月 28, 2010

予約は「Xperia」を越えるペースの「GALAXY S」

 いよいよ発売を開始したSamsungの「GALAXY S」。発売を記念したイベントが行われたそうだが、ビックカメラでは「Xperia」よりも予約数が多く「お客様の期待の高さを感じた」そうで、ドコモの山田社長も「Xperiaの時よりも若干予約は多い」と発言したようである。
 
 国内有名メーカーで初のAndroid端末だった「Xperia」は初物とSONY信者のおかげで国内スマートフォンの2割(あくまで上半期の結果である)を売ることが出来たが、Androidとして比較すればGALAXYの方が明らかに素性の良い端末(開発時期が違うのだから当然なのだが)。本当にAndroid 2.1以降に対応出来るのかさえ定かではない(対応出来てもハードの制約で出来ないことの方が多いXperia)Xperiaよりも人気があるのは当たり前の話なのである。

結論:iPhone以外のスマートフォン冬の陣はナンチャッテAndroidの道を行きそうなauのS03とGALAXY Sの一騎打ちになりそうな雲行きである。SoftBankが気にしているのはAndroidではなくマルチキャリアのiPhoneの行方だろう。

キャリア非依存の独自内蔵SIMカード?

 キャリア縛りを違法(自由の侵害)だとする欧州のユーザに答えるためなのかどうかは別にして、どうやらAppleはキャリアのSIMを不要とする独自のSIMカードを内蔵し、Apple Storeからのダウンロードによってキャリアを選択してアクティベーションする方式を取り入れようとしているようである。キャリアのインセンティブを前提にしたキャリア縛りから開放されれば、選択肢が広がるのは間違いないだろう。
 
 独占契約が終了するAT&Tや、日本のSoftBankなどiPhoneの独占キャリアはインフラに問題があり、キャリアが違えばiPhoneを使いたいという潜在的なユーザは多い。Androidが急激に伸びたのも対応するキャリアがiPhoneよりも多かったことが一番の理由だろう(Android好きはそうではないと否定するだろうが、全ての端末がGALAXY並な訳ではない)。

結論:噂が本当であれば、遂に通信方式以外は共通の端末でグローバルに売ろうと決断したに違いない。

水曜日, 10月 27, 2010

AppleがSONYを買収?

 AppleがSONYを買収するのではないかと言うレベルの低いうわさ話でSONYの株価が上がり、SONYの経営陣は嬉しがっているのかも知れないが、それは単なる糠喜びに終るだろう。何故なら、今のSONYにAppleが欲しがるようなものはないからだ。キャッシュが5兆円もあるAppleから見ればSONYはお手ごろの物件なのかもしれないが、そのレポートが書いているようにBlu-rayやPS3(ゲーム部門)が欲しいと言う話を私は聞いた事が無い(聞ける立場にもないが)。
 
 SONYで欲しいとしたらiPodやiPhoneに添付されているイヤフォンよりも音質の良いイヤフォンかも知れない(SONYのDigitalチップが良いのは分かるが、SONYの方がいい音だと思う最大の理由は単純にイヤフォンが良いからだ。他社製のイヤフォンしか使わない私には関係のない話である)が、そのためにSONYを買収したら笑いものになるだけである(SONYがAppleにイヤフォンを卸さないと言うならAKGなど他のメーカーを当たれば良いだけの話だ)。

結論:Blu-rayや3Dテレビが売れると考えているような蒙昧な企業を買うほどAppleはお目出度くはない。次世代の基幹技術を持っている企業ならいくらでも買うだろうが過去の遺産しかない企業に付き合っている暇はないのである。「バカにするのもいい加減にしろ」って怒られるぞ。

DVDに引導を渡したApple

 iTunesのアイコンからCDが消え、DVDドライブを持たないMacBook Airのバリエーションが増えた。Airのリカバリ用メディアはUSBメモリ(容量8G)に代わったが、恐らくこれから登場するMacにはDVDではなくUSBが使われるだろう。消えてなくなると噂されていたiLife'11にはiDVDが残ったが、Airが切掛けとなってApple製品から順次DVDが駆逐されていくのは間違いないだろう。Blu-rayが載る日を心待ちにしている先見の明のない方々には残念な事かも知れないが、Blu-rayどころかHDDもMac Pro以外の全てのマシーンから無くなるのはそう遠い将来ではない。
 
 モーターを使うストレージは端末の速度とバッテリーの電力を奪う諸悪の根源。マシーンの速度と言えばCPUのクロックスピードばかりに目が行ってしまうが、今回発表されたAirの11インチなどはクロックだけ見れば旧モデルよりも遅い(他社製だったら間違いなく糞になっている)が、HDDに比べ2〜4倍のアクセス速度を持つFlashメモリをストレージに使い、インスタント・オンが有効なため体感速度は恐らく旧モデルよりも速く感じられるだろう。
 
 Jobsは、CPUのクロックスピード以上に速度低下の原因になっていたデバイスを取り除くことに成功した(初代のAirは時期尚早だったのだ)。Mac App Storeがスタートを切ることになりデータセンターを倍に拡張することも決まった(まだ、最初のセンターも本稼働ではないのに)。間違いなくMacも含めAppleのデバイスはクラウドを介してOTA(On the air)が当たり前になろうとしているこれからの時代。Blu-rayなど無用の長物なのである。

結論:OSを含めたコンテンツの巨大化で買い替え需要を生み出す戦略で伸びてきたMicrosoftがこの十年良いとこなしなのはレガシーなデバイスを必要としない時代を見据えた戦略を組み立てる先見性がなかったからなのだ。

月曜日, 10月 25, 2010

Javaも追放?

 プリインストールから目出度く外されたFlashに続き、今後Apple製が無くなりそうなJava。思い返せばMicrosoftが独自のVMを出していた頃、SunとAppleは仲良くJavaを開発していた。CoCoaの開発者が少なかった頃は、CoCoa Javaと言う形で、JavaアプリをCoCoaでラッピングしてMacのネイティブアプリのように使えると言うものまで用意されていた(とっくの昔にXcodeからは消えたが)。弊社のCGシステムは他のシステム(旧来のLinuxのCGシステム)でも使い回しが出きるようにとPure Java(Xcodeは使っていない)で作られているが、その開発当時に何れAppleはJavaに引導を渡す時が来るからネイティブで作るべきだという私の意見は聞き入れられなかったのだが、iOSとの連携を考えれば当然CoCoaで作る時がいよいよ来たと判断すべきだろう。

結論:Javaなどを使うからMacがIntel版になるまで鈍足だったCGアプリ。Flashと同じようにレガシーになってしまったJavaを往生させるのはAppleなのだ。

土曜日, 10月 23, 2010

耳寄り情報

 新しく登場したMacBook Airをいち早く手に入れたい皆さんに耳寄り情報を。後からメモリ増設が出来ないAirの4Gモデルを手に入れようと思ったらオンラインストアでCTOしかないと皆さん考えられているかと思うが、Apple Store銀座には間もなくCPUとメモリをアップグレードしたスペシャルエディションを在庫品として扱うそうである。Appleの社員でもないのに宣伝するのはおかしい(一銭にもならない)のだが、4Gモデルをお持ち帰りしたい人はご一考を。
 
 用意されるのはスペシャルモデルなので、11インチは126GモデルのCPUを1.6GHzのCore2、RAMを4Gにしたものと、13インチ256GをCPU2.13GHzの2機種。

結論:銀座以外のストアで扱うかどうかは分からないので気になる方はお近くのApple Storeにご確認ください(まるで、Appleの営業だなこれじゃ)。

「Mac App Store」で変わること

 私のblogでもいずれ始めるだろうと予想していたMac用のApp Storeが発表されたスペシャルイベント。同じ開発ツールを使っている(フレームワークが違うので流石にFATは無理だが)のだから予想通りになったからと言って自慢できるほどの話ではないが、ADCがMac Developer Programに変更された(Developerの年会費が一気にiOSと同じになった)3月にいよいよだと書いたのはMacバカとしては正しい判断だったと多少は自負しても良いかも知れない。
 
 MacBook AirのリカバリーメディアがDVDからUSBに変更されたことにより、今後はAppleのアプリはApp Store経由で提供されるのは間違いない。パッケージではバラ売りが不可能(無駄なコストが発生する)だったiWorkも単体でより低価格(iPad用iWorks並に全て揃えても今迄の半額?)になるだろう。何れはOSさえもApp Store経由で可能になるだろう。

結論:iTunes StoreでCDの役目が終わったようにMac App StoreでDVDの役目は終わった。そして、AppleTVによってBlu-rayも何れ葬り去られるのである(後5年かな)。

金曜日, 10月 22, 2010

iPadは見かけほど驚異ではない?

 他社製タブレット(Windowsベース)を葬り去り、ネットブック市場(Windowsベース)さえ取り込む可能性まで取りざたされているiPadだが、Dellを抜いて世界2位にまで登りつめてきたAcerのCEOは、「見かけほど重大なインパクトは持っておらず、従来のPCに取って代わることはない」と断言したそうだ。もっともiPadのようなタブレット端末はPC市場の新たなセグメントにはなるとは考えているようで、iPad対抗となるタブレット端末(Androidベース?)はリリースと発言している(きちんとしたものを作ればある程度は売れるだろう。少なくともAndroid 3.0以降なら)。
 
 このような発言になったのはネットブックが、瀕死の状態になってしまった英米を除いた世界各国(日本は瀕死ではなく壊滅状態?)でまだ売れているからなのだが、マカーの目から見たら貧乏な国で貧乏臭い端末が売れているだけの話で、英米(もちろん腐ったとは言え日本も含む)で売れなくなったのはネットブックにはiPadに対抗するほどのアドバンテージがない証拠なのである。
 
 確かにiPadには出来なくてネットブックに出来ること(満足とは言えなくとも)はあるが、Appleはそれに対応する商品を今まで作ってこなかった(Airの旧モデルはG4 Cubeと同じようにエグゼクティブ用のおしゃれな端末というジャンル分け)。ネットブックを作らないのかと聞かれて「糞を作る気はない」と返答したJobsの最終回答がMacBook Airの11インチ。それまでのジャンル分けではある意味でMacBook Proよりも上のヒエラルキーに位置されていた筈のMacBook Airが、糞しかいない筈のネットブックの世界にいきなり降臨してきたのが今回のスペシャル・イベント。
 
 iPad単独では驚異じゃないと言える(英米以外では)のかも知れないが、MacBook Airとタッグを組んで上下から挟撃されたら手も足も出ないような気がするのだが。

結論:iPadは確かにそうかも知れないが、MacBook Airは間違いなくネットブックの驚異である。「糞って言うなら糞でないものを出してみろ」と思っていたのかも知れないが、本当に糞ではないものが出て目が点になっている情景が浮かぶのだ。

フラッシュ搭載でFlash非搭載

 ストレージを捨ててフラッシュメモリ・オンリーになったMacBook Air。iPadなみのインスタント・オンが可能になったのもゼロ・スピンドルとなったから。バッテリが消耗するのは駆動部分となるモータの起動(モーターの起動時に必要な電流はバカにならない。iPodがバッファー用のメモリを積んでいたのはそのため)。駆動部分をなくしフラッシュにしたことでスリープからの復帰に余計な電池の消耗が無くなったのだ。と、いうことでハードにFlash(メモリ)を搭載した新しいMacBook Airなのだが、Flashはハードだけで十分と考えたのか標準のシステムからFlashプラグインが削除された。流石にiOSとは違い後からインスト−ルは可能だが、Appleが標準のシステムとしては要らないものとのレッテルを貼ったのは大きな意味があるのだ。
 
 Flashと同様に、「お前はもう既に死んでいる」と名指しされたのが駆動系のデバイス。初代Airの時からオプションとなっていたDVDドライブだけではなく、今回はHDDも引導を渡された。いくらでかくても何れは容量の限界を向かえるHDDは、Flashとクラウドの連携で不要と考え、単価の下がったUSBメモリを使えばリカバリとOSのインストールのためになくてはならなかったDVDドライブは不要である。初代Airの時代にはDVDドライブ以上に高価だったUSBメモリも今ではBlu-rayのメディア並に安価になったのでリカバリーメディアとして添付可能になったのが今回のMacBook Airなのだ。
 
結論:Mac用のアプリのためにストアを用意したのもDVDドライブが無くなるのが前提条件。映画が観たければクラウド型のiTunes。10.7以降はiOSだけではなくOSXもOTA(On The Air)で提供されるかもしれない。そのためにノースカロライナに最大規模のデータセンターを作ったのでは?

シャープ、PC生産打ちきり「GALAPAGOS」などに集中

 足手まといになっていたPCの生産を打ち切ったのは賢明(それにしては遅いが)な方針転換だと思うが、その代わりに「GALAPAGOS」などの電子端末の開発・生産に経営資源を集中すると言う最悪の判断をしたようだ。iPadが売れているからタブレット型の情報端末が売れると考えるのは自由だが、開き直りのネーミングと皆から揶揄される「GALAPAGOS」がPCよりも利益に貢献すると言う保証はどこにもない。
 
 何年も前からあったのに日の目を見ることがなかった電子書籍が、iPadによって一躍表舞台に出てきたので過去の実績(昔から出していたと言うだけの話だが)を持つシャープ独自のフォーマット(端末は失敗したがPC用で細々と続いてきた)に磨きをかけた電子書籍ストアと電子端末を連携させることで一代革命でも起こす気なのかも知れない。
 
 シャープはAndroidベースの電子端末でiPadに十分対抗出来ると考えているようだが、XMDFフォーマットをデファクトにしようとすればAndroidだけではなくiOS用を用意する必要があるが、そんな事をすればiPadのコンテンツを増やしてしまうと言うジレンマに陥る。AmazonだってKindleを売りながらiPad用のアプリも用意したではないかと考える人もいるかも知れないが、Amazonは電子書籍データの販売が生業であってKindleの売上で食っている訳ではない。Appleは独自のハードとストアを持っているがフォーマットは欧米でデファクトになっているePubを使い、iBookストアはiPadやiPhoneのコンテンツを増やす1ツールに過ぎない。要は電子書籍が沈んだとしても大した問題ではないビジネスモデルなのだ。

結論:Androidと心中するのは勝手だが、もう少しまともな事業戦略を持った人間をトップに据えないといけないのではないだろうか。今のやり方はどう考えても失敗したビジネスモデルの焼き直しなのだ。

木曜日, 10月 21, 2010

本物のミニノートが出た

 安普請だけで組み上げられたネットブックは糞だと断言したJobsが発表したMacBook Airの11インチモデル。価格の練れてきたSSDをストレージに使い(iPadやiPhoneと同じ)、CPUは鈍足のAtomではなくCore2。ゼロスピンドルで瞬時に起動するマシーンにまとめたのは流石と言うべきだろう。CPUにA4シリーズを使わずに速度を犠牲にする事無く稼働時間を5時間まで延ばすのが限界なのかも知れないが、これで8時間を実現出来ていたら文句なしだったのだが。
 
 iPadが日本で売れまくっているように、贅肉をそぎ落として必要な機能だけに絞ったMacBook Airは間違いなく売れるだろう。似たような仕様のノートがない訳ではないが明らかに価格が高過ぎる。安物ではないのに価格は某SONYなどの国産メーカーとは比べようもないくらいにローコスト。OS X 10.7との組み合わせで使えばある意味鉄板なのではないだろうか。

 国内のメーカー(海外もだが)も、ネットブックを残念なミニノートとして設計する(安いのだから文句は言うなという考えで設計)のではなく、基本性能だけで勝負出来るものにすれば当然今回のAirのようなモノが作れるのにと思うのは私だけだろうか。マシーンの遅さの原因をWindowsのせいにして逃げていないで余計なものを取り払ったデバイスに仕上げればもっとまともな端末になると思うのだが。

 まあ日本のメーカーの場合はネットブックサイズの端末に余計なハードをぶち込んで信じられない値段で売ろうとしたのに売れないで、結局バーゲンで在庫処分になるようなものしか作っていないのだろうが。

結論:壊れたPowerBookを叩きながら(余計に壊れるのだが)使ってきたが、これからはスピンドル無しのAirが私の愛機になるのか...そんなに裕福じゃないか。

火曜日, 10月 19, 2010

iPadをPCとしてカウントしたらAppleのシェアは?

 PCのシェアで全米3位、スマートフォンのシェアも全米3位のApple。四半期で1,410万台を出荷したiPhoneは出荷数でBlackberryを凌駕した。スマートフォンにカウントされず、PCでもカウントされていないiPadの出荷数が419万台。広義に捉えてiPadをPCにカウント出来るとすれば、既に全米1位のPCメーカーはAppleと言うことになる。Appleが1位にだったのは遠い過去の話(そんなことを知らない人の方が多いのだろうが、日本でも1位になったことはある)だが、Androidのタブレットが本当に成功(iPhoneのように浸透)でもしない限り、当分の間一人勝ち状態が続くのではないだろうか。

結論:売上高の伸び率トップは、54%増の日本。未だに商品の供給が間に合っているとはいえない状況なので、このままのペースが続くのだろう。普通に考えればAppleくらい日本人向きの商品を作っているメーカーはない。やっと、それに気付いたと言うだけの話なのである。

7インチiPadは出ない?

 史上最高の四半期決算を発表したApple。珍しく決算発表後の電話インタビューに答えたJobs曰く、7インチは10インチ(iPadは9.7インチだが)の半分しか画面サイズがなく、ヤスリで指を削らなければ使えない、そんなもんを出して使えないじゃないかと他社を批判。更に、Googleがタブレットに使うAndroidは次期バージョン(3.0)以降にしてくれと言っているのにメーカーが先走っている(iPad人気への便乗)だけとバッサリ。
 
 あせって中途半端な商品を出せば命取りになることは傍から見ていれば明らかなのだが、どうせAppleに勝てないことは解っているので、取りあえず訳も分からず購入してしまうデバイス音痴(大抵、ITのリテラシーは高いと本人は持っているが、ものを見る目はない)に売りきってしまえば良いと考えているのは見え見え。Appleのように1年間同じデバイスを一切の値下げもなしに売り続ける自信が無いからこそ先を争って商品化を急ぐのだろう。
 
 Androidフォンを見ればわかるように既に価格競争が始まっている。ぼったくれるのは最初の四半期くらいだと踏んでいるのだろう。

結論:少なくとも年末までにカメラ付きの7インチiPadが出るなんて妄想を抱いていた人達が目を覚ましてくれれば良い。情室のチーフがカメラ付きの7インチが直ぐに出るんじゃにかと言っていたのでアホかとやんわり否定して上げたのだが、まだ出ると思っているのだろうか。日本のメーカーとばかり付き合っているからそういう妄想を抱くことになってしまうのだ。まあ、来年になればAppleは出すと思うけどね。

EZアプリのパケット制限

 iPhoneでは考えられないEZアプリのパケット制限が存在するau。アプリによる通信量は1日3Mと言うケチケチ振りなのだが、どうやらAndroidフォンに関しては制限を設けるのではなく、通信量に応じて通信速度を遅くするというペナルティを掛けて対応するらしい。その上で、禁断のアプリ。どうやらパケット課金の発生する3Gでしか動かない(普通は帯域を食われるのでWi-Fiオンリーで許可が普通)というau専用のSkype搭載。もしかしてテザリングと同じでパケホ適用外だったりして。

結論:Brew版のSkypeも出るらしいがこちらは勿論パケット制限がかかるのだろう。制限は掛けないがパケホ適用外だったら、顧客にとって禁断のアプリであるのは間違いないのだ(いい気になって使ってたら身上を潰してしまう)。

月曜日, 10月 18, 2010

au禁断のアプリはSkype

 どうせ、Skype程度だろうと誰しもが予想していたauの禁断のアプリは、フタを開けてみたら何の捻りもなくSkypeだった。SoftBankお得意の予想外がSkypeだったらお笑いだが、禁断としか言っていなかったので良しとする心の広い方もいるかと思うが、何だかな〜。

結論:所詮、今のauはこんなものなのだ。

金曜日, 10月 15, 2010

auの禁断のアプリ

 auの禁断アプリは、どうせSkypeくらいに決まっているとバカにしていたのだが、どうやらその通りになりそうだと噂(日経の飛ばし記事じはその程度だ)になっている。噂が本当なら「やっぱり」で終りだし、そうでなければ日経お得意の飛ばしによる嫌がらせということになる。

結論:Skypeが禁断のアプリって何年前の話をしているのだ。

木曜日, 10月 14, 2010

SONYのInternet TV

 SONYがAndroidベースのInternet TVを今週末から全米で発売開始するそうだ。見た目はAppleの昔のCinema Display+今のCinema Displayといった感じですっきりとまとまっているが、コントローラ(リモコン)はボタンがビッシリと並びキーボード・アレルギーのある人が見たら卒倒しそうな代物。Androidならタッチパネルでと言いたいところだが、どうやらiOSとは違いAndroidはタッチパネル絶体で作られたOSではないことを垣間見ることが出来た気がする。

結論:Apple TVの登場を考えてデバイスを開発しているAppleとGoogleの考え方の違いが如実に。iPhoneで操作出来るApple TVに一票。

「Back to the Mac」

 Appleが、10月20日に「Back to the Mac」と題したSpecialイベントを開催する。Appleマークの向こうに見えるのはLion。随分前にOSXの名前はネコ科の動物なのでLeopardの次はLionだと言っていた(blogには書いていなかったので証拠はないが)のだが、IntelチップだけをサポートするSnowLeopardが間に入ったために先延ばしになっていた。当日はOS X次期バージョンのプレビューを行うということだが、どのようなものになるのだろう。
 
欲しい機能
その1:iOSのマルチBoot。トラックパッドでiOSアプリを操作。マウスでは不可能な操作(iOSのインターフェイス)をするデバイスとしてMagicトラックパッドが準備されたのだ。
その2:顔認識によるログイン・ユーザ切り換え。画像認識とパスワードでセキュリティを強化。何れはiOS端末でも可能に。
その3:iConciergeによるナビゲーション。個人毎の情報収集などの秘書機能。
その4:FaceTime。当然の事。
その5:AppleIDを利用したiOS端末のリモート操作。MobileMeを使わなくても”iPhoneを探せ”が可能に。
その6:iLifeのバンドル。iOSデバイスとの連携を考えたら無償化に踏み切るべきである。
その7:MobileMeのバンドル。.Mac時代のサービス(ホームページ)が11月8日で終了。データセンタを使った新たなサービス誕生に合わせて無償化して欲しい(個人的な希望)
 
 どれがLionで実現されるかは分からないが、「Back to the Mac」と名打つ限りは期待外れの発表にはならないだろう。期待もあって株価も300ドルオーバー。Macのシェアもどうやら全米では10%を越えたようだし、Appleの勢いを止める気は更々なそうである。

結論:今回の"One more thing”は、間違いなくMacBook Airである。

水曜日, 10月 13, 2010

「iPhoneやAndroidに追いつけそうもない」Windows Phone 7

 Androidよりはコントロールが効いているところがマシだと書いたWindows Phone 7だが、携帯電話メーカーは「iPhoneやAndroidには追いつけそうもない」と悲観的な見方をしているようだ。

結論:スペック要件から手を出せないともっともらしい事を言っているが、要はAndroidに舵を切ってしまったために付き合う余裕がないだけの話。とろとろしていたMicrosoftが悪いのだが。

火曜日, 10月 12, 2010

Apple TVはやっぱりiTV?

 Apple TVが発表される前、Apple TVからiTVに改名してiOSでゲームだってできるぞと勝手に書き殴り、すっかり狼中年状態になってしまい立場が無かったのだが、最近になってApple TVに搭載されているのは旧OSとiOSのハイブリッド(Apple TV向けに用意された特別のiOS4.1)だと発表した。ストレージも全く無いようなことを書いていたので、それも間違えたかと思っていたら8GのNAND。結局、Apple TVは予想されていたスペックを全て満たしていることが明らかになった。間もなく発表されるiOS 4.2は、iPod touchからApple TVまでをカバーする初めての統合OS。これが登場するとどうなるかはご想像の通りなのだ。
 
 ご想像出来ない方もいるかも知れないのでヒントをいくつか...
 
その1:同じOSで同じインターフェイスなら同じアプリが
その2:iPhoneのゲームがiPadで動くならApple TVでも
その3:AirPlayとiTunesで動画と音楽のストリーミング
その4:ビデオコンテンツがなくてもコンテンツはある

結論:iOS 4.2はiPadがiPhone並になるだけだと考えられているようだが然にあらず。iOSの発表に合わせてiTVの発表もあるかも知れない。新しいデバイスはJobsが手に持った手の平に収まる黒いデバイス。昨日までApple TVだったものがiOS 4.2のインストールでiTVに生まれ変わる。そんな発表が出来るのはAppleだけなのだが如何だろう。

Androidの問題点

 宗教とも言えるAndroidのオープンソース・マンセー主義(オープンソースプラットフォームは絶体善だと言う考え違い)に同調する輩が多いためかAndroid端末の普及は信じられない速度で広まっている。Googleは、諸手を上げて自分たちの戦略が正しかったことに喝采を上げているのだろうが、オープンソースプラットフォーム(性善説に立ってメーカーの好き勝手にさせ、自分たちも好き勝手にすること)が命取りの原因だと理解していないのは非常に残念なことである。
 
 今は、Androidの現状を知らない人達と、ただで手に入るOSでハードウェアを作る事しか考えていないメーカー、流行モノなら単純に持ち上げる(ITに疎いカスゴミは、国を問わず提灯記事しか書かない日経並に持ち上げている)マスメディアに煽られる形でAndroid陣営は盛り上がっているが、最初のAndroid端末を手にしたユーザ達の不幸には一切触れようとしない(htcのAndroid 1.5の端末なんてWindows mobile端末以上に糞だ)。
 
 KINなどというクズを出してしまったために更に評価を下げてしまったMicrosoft(いずれ無くなると思っている)だが、それでもメーカーの出荷する端末の仕様を厳密にコントロールしているは評価したい。何故ならAndroidとは違い、Windows Phone 7をOSに搭載した端末はどれも同じ基準を満たしている(出来の良し悪しは別の話だが)。自社製しかないiPhoneならば当たり前の話だが、Androidではあり得ない話しなのだ。
 
 Googleも薄々オープンソースプラットフォームで自由にさせることが混乱の原因と考え3.0以降は、メーカーによるUXの搭載を制限しようとしているが、そうなると好き勝手に出来るからAndroidは素晴らしいとしてきた自分たちのポリシーの間違いを認めざるを得なくなる。どちらに、転ぶのかは私の知ったことではないのが、このままの状態を続けAndroidが半数くらいのシェアとなった時自重に堪えきれず崩壊するのではないだろうか。

結論:Androidの急成長は、大日本帝国陸軍のようなものである。大本営(Google)の指示を関東軍(メーカー)が勝手に解釈して好きなように戦線を拡大しているから急成長しているように見えるが、兵站も考えずに戦域を拡大しすぎればいずれは自己破綻を来すだろう。複葉機(Android 1.5)とステルス戦闘機(Android 3.0)が同じ作戦を遂行するのは所詮無理な話なのである。ステルスで戦いたいなら複葉機はスクラップにしなければいけないのだ。

月曜日, 10月 11, 2010

IEの「絶対優位」はもう終り?

 一時期はIEに有らずんばブラウザでないと言う勢いだったMicrosoftの純正ブラウザ。圧倒的シェアのOSとの抱き合わせだったのだから当たり前と言えばその通り(Windows上でNetscapeが誤動作する細工までしたと言われている)なのだが、OSXと言うモダンOSに対抗する事ばかりに気を取られシェアが揺るぐなどと思ってもいなかったブラウザーの改良に真剣に取り組まなかったツケがここに来て表面化してしまったのだ。
 
 最新のIE9β版のシェアは僅かに0.1%(機能的にFirefox、Chrome、Safariに漸く追いつくブラウザ)。β版だからと差し引いて考えなければいけないとしても、事実上のデファクトOSであるXPで動かない(Windows 7に乗り換えさせようと言う魂胆なのだが、他のブラウザならXPでIE9以上の事が既に出来る)という戦略ミスから、IE離れを生み出しているのは間違いないだろう。
 
 ブラウザがジリ貧で、スマートフォンも五里霧中。ゲイツ無き後のMicrosoftには良いところが少しもない。18日に発表されるAppleの第4四半期の決算では単月の売上でAppleがMicrosoftを抜き去るのではないかと噂されている。アプリが喉から手が出るほど欲しいWindows Phone 7だが、iOSやAndroidだけで手一杯のデベロッパーがWindows Phone 7にかまけている余裕などないのは明らか。リークされた情報では中々の出来と言うことらしいが、それでもIE9が見劣りすると同様に既に市場にあるiPhoneやAndroidフォンを凌駕するものではないのも事実なのである。

結論:やることなすことがカスなモンキーダンスの海坊主(バルマー)は首になるのではないかとも噂されるが、海坊主に替わってCEOを任せられる人材がいないらしい。VistaでゲイツがMicrosoftを見限った時(2007年1月のblog)からこうなることは、さんざ書かせてもらったが、95%のシェアがあれば10年も下手をこいても持ってしまうとは思いもしなかった。シェア5%あるかないかの会社が90%の会社を追い抜くなんて経営学では絶対に教えてくれない事例なのである。

金曜日, 10月 08, 2010

何でも型になってしまう日本

 何で日本のメーカーは、ガラパゴスを目指すのかと疑問に思い続けている私にとって目から鱗の書籍が手に入った。問題の本は井沢元彦の「逆説の日本史 近世展開編」だが、今回の内容は江戸時代。第一章は鎖国に関するものなのだが、私が以前にblogで触れたように実際に鎖国と言う制度は日本にはなかった。そもそも、家康が禁止したのはキリスト教の布教であり、その意思を持った外国人の入国拒否だった。だから、その意思を持たない(商売だけを考えた)オランダや非キリスト教国である朝鮮を通じ中国とは盛んに貿易を行っていたのが江戸時代。家康の考えはその前の秀吉と同じでキリスト教排斥+自由貿易推進だった。だから、その頃新興国として伸び始めていた非カソリックのオランダとの貿易は問題なかった。その後、非カソリック(宣教師を通じて植民地化を進めない)の筈のイギリスというならず者国家(国を上げて海賊行為を推奨したのだから間違いなくならず者だ)が台頭し、ビジネスライクなオランダ以外は全て夷狄(オランダからの情報でライバルとなるイギリスを始めヨーロッパの国々の悪い情報ばかりを得た。今のカスゴミの偏向報道と同じ)という体制になってしまい外国からは国を閉じていると指摘される状態になってしまったのである。
 
 それとガラパゴスに何の関係があると指摘されそうだが、鎖国と呼ばれる政策は、言え香具師う存命の時代には二つの目的があり、それはキリスト教排斥と自由貿易だった。つまり、キリスト教を侵略の武器とするポルトガルとスペインを排除するが、貿易は盛んに行う。本来、交易を禁止したのはたったの二カ国だけで他の国には窓口を開いていたのである。それが、オランダの讒言を鵜呑みにし他のヨーロッパ諸国との窓口を閉めてしまったためいつの間にか日本は海外との窓口を閉じる政策を取っていると日本そのものが考えるようになってしまった。そして、時間の経過と共にガラパゴス(鎖国状態)となってしまった。
 
 ガラパゴスも確かに悪いことばかりではない。江戸時代に独自の文化を生み出したのもケータイのガラパゴス化と一緒で国内だけを相手にせざるを得なかったからである。しかし、オランダの讒言に縛られている内に世界は変わりかつて世界一であった武装国家日本は昔日の面影もないくらいに戦闘力を失ってしまった。それなのに日本は開国を拒否したのだ一度も鎖国はしていなかったのはずなのに。つまり自由貿易相手が暫時減っていっただけなのに国を閉じる政策を取っていると思い込んでしまったのが日本の鎖国の正体だった。問題先送りで出来上がったパターンが型となり、それが目的化してしまうというのが日本。そうして出来上がったのがガラパゴスケータイ。
 
 国内の目で見れば素晴らしいケータイかも知れないが、海外に持っていったら出来ることが殆どないのがガラケー。国内に閉じたサービス(iモード)と国内向けのハード(ワンセグ、オサイフ)で成り立っているのだから当然な話なのだが、世界中で共通のサービス(Appleのエコシステム)が如何に凄いことなのかは未だに理解出来ていないのが日本なのである。何でも形骸化してしまうからケータイでテレビが見えるのが当たり前になってしまうが(何処かがやれば追随する)本来はコミュニケーションツール。iPhoneにはハードウェアとしてはコミュニケーションで使う以外の余分なものは載っていない(iPod機能があると文句を言われそうだが、音声チップと共有でソフトで処理している)。だからこそ、世界中で同じように使えるのだ。

結論:日本が鎖国状態になってしまったのとガラケーになってしまったのは全く同じ心性なのである。今日からサコッケーと呼ぼう。

Amazonが、独自のAndroidアプリストアを準備?

 App Storeが圧倒的なシェアを取っているモバイルアプリ。複数の選択肢があり、Appleよりもオープンな(皮肉である)Android Marketにもっと頑張ってもらいたいと思っているのだが、音楽から始まってハードウェアまで全て同じアカウントで購入可能なAppleに対抗するには力不足は否めないだろ(勝手サイトも多いし、海賊サイトはもっと多い)。そんな、Android陣営にAmazonが名乗りを上げるのではないかとの噂が出ている。
 
 Apple以上に取り扱い品目の多いAmazonが、電子書籍だけではなくAndroidアプリを加えてくれば大化けする(Android Marketを駆逐する?)可能性は非常に高い。噂では、Apple同様に30%のフィー(手数料)が必要らしいが、もしも実現すれば一向にシェアの伸びないAndroid Marketに見切りを付けてアプリを提供するサードパーティは多いのではないだろうか。

結論:Googleは検索エンジンの覇者だがオンラインショップとしての実績は殆どない。私が、シュミットだったらAndroid MarketをAmazonに提供する戦略に出るだろう。餅は餅屋なのだ。

木曜日, 10月 07, 2010

そろそろMacBook Air登場?

 一通りモデルチェンジを済ませた筈のAppleで唯一アップデートされていないのがMacBook Air。新しいMacBook Airは、11.6インチのディスプレイと言われているがこのサイズならば1キロを切る超軽量ノートも可能になるだろう(touchセンサーではないのでiPadのように余裕のあるフチは要らなくなるので、大きさはiPadと同程度?)。CPUは超省電力のCore iを搭載し、あの薄さでバッテリーで8時間駆動なんてことになれば本当にネットブックはお仕舞いになるだろう。

結論:恐らく価格でもびっくりすることになりそうである。時期は10.6.5がリリースされる頃か?

Androidフォン「IS03」と「GALAXY S」選ぶならどっち

 CEATECで発表された各社のAndroid端末。見た目がまんまiPhoneのようになってしまったのはご愛嬌(猿まねと言う)だが、今回のAndroid端末は流石にどれも2.1以上。spモードでお茶を濁すしか策のないSONYはどうするつもりなのだろう。
 
 少し前に誉め殺しをした「IS03」とSamsungの「GALAXY S」のどっちが良いかと言うcnetのアンケートは圧倒的に「IS03」に軍配が上がっているようだが、誉め殺しであげつらったのと同様に話題のOSは使いたいが、ガラケーが好きというガラパゴスな連中が如何に多いかを再確認することになった。
 
 今回の「GALAXY S」はspモードくらいで後は素のAndroid端末と言えるが、ドコモの冬モデルは「IS03」路線のものが順次発表されると言っていたような...それってスマートフォンの定義を自ら崩す後ろ向きな...

結論:ガラケーの機能も無いのに未だに1.6の端末(9月には2.1になる。TimeScape使わなきゃ未だって快適だって文句言ってたのがいたな)よりは、少しはマシなのかも知れないが。

我々はWindows Phone 7と心中する覚悟だ!

 ボーナスを半分カットし背水の陣で臨むバルマー率いるMicrosoft。Windows Phone 7と心中する覚悟とのことだが...

結論:今のままなら本当に心中になってしまうだろう。

火曜日, 10月 05, 2010

シャープの「GALAPAGOS」

 開き直りで命名されたシャープのGALAPAGOSがCEATECでお披露目されたようだ。画面に触れるとタイムラグ。ページ送りで考え込む。速読するような落ち着きのないユーザではなく、じっくりと活字を味わうユーザを想定して作り込まれたまったりとしたインターフェイスを搭載しているらしい。

結論:せっかちな私から見たらただの糞である。

月曜日, 10月 04, 2010

iOS 4.2

 守秘義務があるので多くは語れないがiOS 4.2ではキーボードに不慣れな年配の方(PC慣れしていない人)向けに新たな日本語入力が...現在は構成ファイルで設定を変えなければ変更出来ないパスワードも...iPad内の検索しか出来ない検索でインターネット検索が...ユーザ辞書が...

結論:βのせいか多少動きが悪くなる時があるが、Xperiaよりはまともに動いている。

Windows Phone 7と心中するメーカーはいない

 間もなくリリースされるWindows Phone 7だが、今のところ開発中止を宣言したメーカーはいないようだ。そうは言ってもWindows Phone 7の端末を作っているメーカーは軒並みAndroidを手がけているのも事実。勢いは間違いなくAndroidなのだが、過去の遺産(単なるしがらみとも言えるが)があるため取りあえず相乗りしていると考える方が自然だろう。
 
 一番後に出るWindows Phone 7には、ZuneのようなUIの見た目以外に別段取り立てて語る要素もなく(それさえも普通に考えれば鬱陶しいだけの代物)、Windows 7との親和性の高さ(これが無かったら何も売りはない)だけが唯一のアピールポイント。MS Officeが必須ではないiPhoneユーザから見たらどうでも良い機能に過ぎないのである。

結論:Symbianのようにまだ見捨てられてはいないようだが、それも実際にモノが出るまでのような気が...Windowsユーザにはマカー程のロイヤルティは...そもそも好きで使っていた訳ではないのでたかが知れていると...

iMacが発表されてから

 iMacが発表されてから僅か12年。97年にJobsがAppleに復帰してから数えても13年。たったそれだけの期間で倒産寸前だった会社が数々のヒット商品をものにし、時価総額世界第2位の地位を得るに至った。その期間中に明らかに失敗した商品は直ぐに製品ラインナップから消えたG4 CUBEだけ、それ以外の製品は全て大化けしたのだから流石としか言いようがないだろう。
 
 その中でもエポックメーキングとなる年が2001年。前年に公開版(Public Betaなのに3,500円と有料だった)の形でリリースされていたOSXの正式バージョンがリリースされ、それに負けじと未完成なのに発表されたWIndows XP(OS X 10.0もお世辞にも完成形とは言えなかったが)からMicrosoftの迷走が始まった。Appleは僅か半年で10.0の問題に対処した10.1をリリースしたのに、Microsoftはまともに使えるSP2が2004年の秋まで公開出来なかったのだから時代が終ったと感じるべきだったのだ。その後は、IntelをサポートしたLeopardに対抗して出来損ないのVistaを無理やりリリース。結果的にWindows離れを加速させる結果に...
 
 もう一つのエポックメーキングが2001年のiPod(初代)の発表。同時多発テロ直後の10月24日となったが、音楽の聴き方の再定義、iPhone(携帯電話の再定義)、iPad(PCの再定義)、そしてApple TV(テレビの再定義)とライフスタイルの再定義の主体となっているAppleなのである。

結論:2001年にAppleが提唱した「Digital Hub」構想は着実に進化している。

見捨てられるSymbian

 Symbian^3を発表してスマートフォンの世界も押えると宣言したNokia。Nokiaの意気込みは買いたい気もするのだが、他のメーカーはそう考えていないようで、Symbian端末の開発を今後は行わないと発表したソニエリに続き、SamsungはSymbian完全撤退を宣言した。Nokiaに買収されたSymbianはオープンソースとなったが、Nokia買収前に出資していたSamsungやソニエリが撤退したことによってNokiaの思い描くような明るい未来はどうやらやって来ないようである。

結論:オープンソース(EPL)かもしれないが同業他社であるNokiaに主導権を握られるのは我慢ならないと考えたのだろう。

何でもあり

 ガラケーとAndroidのハイブリッドと言える何でもありAndroidケータイS03が11月下旬にリリースされると発表された。心配していた(私は買わないので関係ないが知らずに買ったユーザが可哀想という心配)OSは、今更の1.6ではなく2.1が搭載され、巨大化の原因だったキーボードを排除し流行のデザインをまとったことで、もしかしたら日本のAndroidで最高のヒット商品になるのではないだろうか。
 
 ガラケーもAndroidもボロクソのはずなのに何で褒めるのかと言われそうだが、この端末は、OSにAndroidを使っていながらその使い方は一から十までauオリジン。Android Marketなど使わず中に入っているアプリだけで済ませる事が可能という他社の出しているスマートフォンとは一線を画する製品なのである(要はAndroidらしさが微塵もないと言う意味)。勿論、Androidのアプリも利用出来る筈だが、この仕様ならガラケーとして使うという道も十分に成り立つだろう。

結論:Android版ガラケーと呼ぶべき端末。問題はキビキビ動くかどうかである。素のままで使ったのではスマートフォンではないが、それも一つの使い方なのである。これもシャープの開き直りか?

金曜日, 10月 01, 2010

iPhone 4 販売開始で乱闘騒ぎ

 中国でも大人気のiPhone 4。予想通りと言えば失礼かも知れないが、iPhone人気に目をつけた転売業者が徹夜でApple Storeに並んで買い占め普通のお客さんがきた時には売り切れになる騒ぎ。業者はその買い占めたiPhoneをStoreの外で売ると言う傍若無人振り、北京の旗艦店では転売業者が大量に買い占めようとして一般客を押しのけ、けんかになるという野蛮人振りをいかんなく発揮したそうである。

結論:中国や朝鮮はこんな国です。

商品の決めては機能の多さ?

 未だに製品が売れるかどうかは付加機能の多さとカタログ上のスペックの高さと考えている20世紀型のメーカーには理解出来ないだろうが、21世紀になって一番重要な機能はカタログには現れないが、触った瞬間に誰にでも理解出来る使い易さ(フィーリング)。電子工学的な設計の良し悪し(デジタル時代にハードウェアの差別化は不可能)ではなく心理学的な良し悪し(ソフトウェアによるフィーリングレベルまでを考えたハードウェアのチューニング技術)が製品の正否の鍵を握っていると言うことなのだ。
 
 何処かのキャリアのように折角Andoroidを載せていながら、その上にガラケーの機能を無理やり載せるようなハードウェアをこさえる愚挙(もちろん、そう言う製品ニーズはあるが、「One of them」であるべき)に金をかける無駄な予算があるのならば、どう考えても使い易いと言えないAndoroidのUIのチューニング(派手なUXを作れと言うのではない)に真剣に取り組む方が、余程売上に貢献することだろう。

結論:マニュアル(紙物)のついていないのに取りあえず使えるiPhoneに対抗するにはそれ以上に簡単に使えるものにしなければいけない(らくらくフォンが売れているのが良い証拠)。一番重要な機能はUI(ナチュラル・インターフェイス)なのだ。

モバイル・アプリ市場、Appleのシェアが99.4%

 他の市場が実質立ち上がっていない(他のプラットフォームもアプリケーション・ストアを開設したがこれから)のだからぬか喜びをしても仕方がないのだが、99.4%という圧倒的なシェアを叩き出しているApp Storeが直ぐに他のものに置き替わられる恐れはないだろう。

結論:音楽で他を圧倒し、アプリでも同様に推移するApple。Appleのエコシステムに対抗するにはOSだけを見ていても仕方がないのである。