金曜日, 2月 29, 2008

火曜日はお祭り騒ぎ

 MacWorldのJobsのキーノートスピーチの締めくくりの言葉が”今年はまだ始ったばかり、後50週ある”であったが、言葉に嘘の無いペースで次々と毎週のように新しい製品や発表が続いている。

1月8日:Mac Pro、Xserve(Xeon5400)モデルチェンジ
1月15日:MacBook Air発表
1月29日:iPod touchバージョン・アップ
2月12日:Leopard10.5.2にアップデート。Apature 2発売
2月19日:iPod shuffle価格変更
2月26日:MacBook、MacBook Proモデルチェンジ、shuffle 2G発売開始
3月4日:第二四半期決算発表。iMacモデルチェンジ?
3月6日:iPhone SDKベータ版公開。ビジネスソリューション発表?

 今のところ確度の高い話は来週までなのだが、4月か5月にはshuffleと同じように突然iPod touchが値下げされ(8Gモデルは終了?)、当然他のiPodも価格改定されるだろう。6月には先日モデルチェンジをしたばかりのMacBookやMacBook Proのフルモデルチェンジがありそうだし、WWDCの頃には3GのiPhoneも準備されるかも知れない。

結論:大統領予備選にはメガ・チューズデーと言うのがあったが、Appleユーザには毎週火曜日がメガ・Macの日なのだ。

月曜日, 2月 25, 2008

Airの中身は無駄だらけ

 前にも取り上げた日経の記事。MacBook Airの中身は無駄(なスペース)ばかりで、日本の技術者ならばもっと上手に内部の設計を行うと言うのだ。その部分の感想として前回は、まだまだ日本の製造技術は他国をリードしていると言うものだったが、それでは製品の設計思想としてはどうだろうかと言う話が今回の話である。

 結論をいきなり言ってしまえば、Appleは製造技術的に無駄があり、日本のメーカーは製品の設計が無駄ばかりだと言う事に尽きる。

 日本のメーカーは商品開発のコンセプト作りの段階で何度も会議を繰り返しているが、その為に、"船頭多くして船山を登る”というマシーンを作り出しているのである。これは、PCだけではなく次世代DVDでもそうなのだが、やりたいことが何であるか、やらなければいけない事が何であるかは船頭が多くなればなるほど見えなくなってしまう。

 テレビだ、ワンセグだ、地デジだと1年ごとに見られるテレビを換え、それをパッケージ化する為に日本の製造技術は進むのかも知れないが、コンセプトの作成技術は一向に上向かない。それが今の日本の実態である。

結論:一番コンパクトにまとまっているLet's noteには、地デジも何も載っていない。明確なコンセプトを持った商品にはオマケはいらないのである。日本のPCの設計は無駄だらけなのだ。

金曜日, 2月 22, 2008

Vista SP1と非互換の恐れのあるプログラムリストを公開

 Vista SP1と非互換の恐れのあるプログラムリストを公開と言う話だが、SP1の自動アップデートでトラブルに見舞われている人が相当いるようである。例のごとくアップデートをするとOSその物が立ち上がらなくなるという体たらく。結局safeモードで立ち上げ直してアップデート前に戻すしか方法がないらしい。

結論:Vista SP1と非互換のないプログラムは間違いなくVistaである。

木曜日, 2月 21, 2008

コミュニケーション・パッド?

 2008年中頃までにマルチタッチを使った新しいデバイスがAppleから出るという噂が広がっている。iChatを含むMulti-Toouch 2.0を搭載すると言う。捉えようによっては大きなiPodと言えない事もないが、3G通信だけではなく容善Wi-Fiが可能なため何処でもビデオチャットが出来るマシーンがいよいよ登場すると考えていいのだろう。これが、AppleのMobileデバイスに対する解答なのだろう。
 
結論:使われるチップは当然”Montevina”。なりは小さくとも本物のPC。その使用目的は映像を伴ったデジタル・コミュニケーションなのである。

水曜日, 2月 20, 2008

「何よりも欲しいのは、画期的なソフトウェア開発に視するヤフーの人材」

 スタンフォードでの講演の後のインタビューで、ヤフー買収の意図に関しrて表題の発言をしたのだが、なんと正直な答えだろう。Microsoftには画期的なソフトウェアを開発するような人材はいないと吐露しているのだ。ストックオプションで人材の確保を図っていた時代は別にして、今のMicrosoftには、9to5で働tく人間しかいなくなってしまった。

 Microsoftが失ってしまった(もともと無かった?)ソフトウェア開発に対する情熱は、最早GoogleやAppleには及ばない。それは、ベーパーウェアでベンチャーを潰したり、他社が開発しているソフトに類似するソフトウェアを開発する企業を買収するという戦略でビジネスを拡大したつけが、ここにきて表に出てきたのだろう。

 Microsoftには、MBU(Macintosh Business Unit)と言う優秀な集団も存在するが、MBUは別格としてOS部門よりもOfficeチームの方が優秀と言う逆転現象を放って来たために、Vistaのような無様なOSをリリースしたしまったのだ。

結論:Microsoftは400億ドルでもヤフーが欲しいらしいが、Appleは1,000億ドルくれると言われてもMicrosoftなど欲しくないのである。

マイクロソフト、学生に開発ツールを無償提供へ

 金の亡者と言われる(私が一方的に言ってるような気はするが)Microsoftが、学生に開発ツールを無償提供する事にしたらしい。潮目が変わって(Microsoftの)未来が手放しに明るくない事を察したのだろうが...

結論:気付いていないユーザも多いのだろうが(普通は必要ないから)、Appleは全てのユーザに売り物にしたら100万近くの価値のある開発ツールを無償でバンドルしている。

火曜日, 2月 19, 2008

MacBook Airを分解して分かる事

 日経BPの記事で、MacBook Airを完全分解した技術者の感想が書かれていた。外観は無駄なしなのに中身は無駄ばかりというのがその感想なのだが、ここでわかる事は製造を任されているメーカーの製造技術力は日本には遠く及ばないということだ。

 昔、SONYのWalkman全盛時代にWalkmanを分解した学者から、「流石はSONYさん、これだけ複雑なものをこの小さな大きさに納める技術は素晴らしい。ネジの多さが他社さんとは違う」と指摘され、製造を任されている技術者が冷や汗をかいたと言う話を思い出す。

 ネジの数が多ければ多いほど製造技術がお粗末だと言う事が冷や汗の理由なのだが、分解されたMacBook Airは、想像以上にネジの数が多い。何を言いたいかと言えばこれは製造を委託したメーカーに製造設計の技術がないことを示している。外側はAppleがデザインしているのが明らかだが、内部設計がAppleの仕様書通りだとすれば、それがアメリカから製造業が消えた原因なのだが、これが委託先に任された製造仕様だとすれば日本の製造業はまだまだ行けると言う事になる。

 勿論、それを手放しで喜べるかと言えばさにあらず、製造技術が優れていたって設計思想がお粗末(ビジョンがないと言う事)なら、機能がゴテゴテ(使わない機能の方が多かったりする)の製品を作ってしまう事になるのである(現在の日本のメーカーは全てこれだ)。

結論:少なくとも現在の中国の製造技術は、Appleに対して製造過程の効率化を提案出来るレベルに達していない事が明らかになったのだ。別のblogでMacBook Airが中国の工場から直送で届いたと書かれていた。垂直統合が効率的だった時代は既に終わり、個別製造に何処まで対応出来るかが鍵になってきている。現在それが出来るのはAppleくらいなのである。

月曜日, 2月 18, 2008

iPhoneのiモード搭載にこだわりはない?

 ドコモの 辻村清行氏が、「iPhoneのiモード搭載にこだわりはない」と、発言している。文脈の中から伺い知れる事は、基本的にDoCoMoはAppleの条件を丸飲みする覚悟だということだ、DoCoMoになるかどうかはDoCoMoではなくAppleに決定権があると言っている。要するにDoCoMoが選ばれるかどうかはJobsに全て委ねるしか方法がないということである。

結論:DoCoMoが手に入れるかどうかはまだ確定ではないが、常にダーティーな噂が付きまとうSoftbank(民団を特別優遇は、やっぱりまずいでしょ)よりは分がありそうである。携帯電話の買い替えを考えている人は夏ぐらいまで待った方が...きっと高いよ。天下のDoCoMoを持ってしてもAppleの下手に出ないと行けないとは、相手が悪過ぎるのだ。

消費者は置いてけぼり?

 東芝が、HD DVDから撤退すると言う話が俄に現実味を帯びてきた(明らかに東芝本社からのリークだろう)。結果的にHD DVDを購入した諸費者をないがしろにすることになりそうだが、未来永劫続く訳ではないBDだって消費者を無視した規格に変わりはないのだ。漸くフルハイビジョンが当たり前になろうとしているが、CESで松下はフルの4倍の密度のディスプレイを展示したり、NHKは更にその4倍の解像度で二倍のフレームレート(スーパーハイビジョン)を次の規格にしようと開発を進めている。どうでも良い(本当は良くはない)が、徒にフォーマットを弄るのが好きな連中が世の中には多いようだ。

結論:東芝は撤退報道を受けて株価が急伸。SONYも伸びたようだが、BDがDVDに置き換わると言うのは単なる幻想(妄想?自慰?)。勝ったと考えているSONYが結局置いてけぼり(SONYは常に松下の後を追っている状態なので撤退となったら一番割を食うに違いない)を食う事になるのである。良くってMD並み、悪くすると...これ以上はかわいそうで...

金曜日, 2月 15, 2008

いよいよゲーム〜その後

 Appleがゲーム開発者を募集という情報を元に、前回の記事を書いた訳だが、Appleがゲーム専用機を作るとは、端から考えてはいない。でも、iPodやiPoneで動くゲームと言う事は、AppleTVやMacで動くと考えられ得る訳(バイナリー互換に出来るかどうかは別にして)で、そうなるとテレビゲームの続きをiPodで出来るなどと言う世界が始るのだ(それが、意味があるかはこの際置いておく)。

 一つの情報(コンテンツ)をシームレスに扱うというのがAppleのビジョンだとすれば、既にそれは開始されている。今はまだ有効に使われているとは言えない(私が使い切っていないだけなのだが).Mac(ドットマック)が、そういったサービス(システムと言っても良いだろう)のコアとなる日がやがてやって来るような気がする。

結論:今のiPoneやiPodで十分ゲーム器と渡り合うことは可能である。要は面白いゲームが用意出来るかどうかの問題なのである。

月曜日, 2月 11, 2008

いよいよゲーム

 iPod用のゲームは今迄にも発売されていたが、5G迄のiPod用であってiPhoneやiPod touc用ではなかった。Appleの商標の範囲をいよいよゲーム機器にまで広げてきたところ見ると、iPodかそれに準じる商品が携帯ゲーム器として登場(拡張)される時が近づいているようである。任天堂との間で何かしらの話があったとかなかったとかの噂も2年くらい前に聞いたような気も...

結論:DSに勝つような事はないだろうが、PSPになら勝てそうな気も...

金曜日, 2月 08, 2008

相変わらず

 自社で新たなものを開発する技術も知恵もビジョンもない(それどころか次のWindowsには名前さえないのらしい)Microsoftは、yahooだけではなくGoogleと互角に戦う為にはなりふり構わぬ買収を仕掛けるつもりらしい。

結論:金だけはあるのだ。

木曜日, 2月 07, 2008

手の平返し?

 何時もAppleに批判的な分析結果を出していたガートナーが、3年後にAppleのシェアが2倍になるだろうとの予測を出したようだ。その理由がMacの引き続きの成長と、他社の失敗(VistaでこけたMicrosoftの事か?)によるといのだ。昨年の予測では、Appleはハードから撤退して、OSXをDellにライセンスしなければ生き残れないと言っていたらしいが、今年は一変して、Appleを褒めちぎっているようである。

その1:Apple社は、使いやすさと柔軟性を実現するソフトウェアの統合、ハードウェアとソフトウェア両面での継続的かつ頻繁な技術革新、複数デバイス間の相互運用性に焦点を当てたエコシステム(『iPod』と『iMac』のセット販売など)を武器に、競合他社に挑戦を続けている。
その2:すでに10年以上もの間、Apple社は米国で最も利益を生むコンピューター・メーカーであり続けている(それなのに去年はもうハードをやめろって言ってたよな)。同社は他の市場にも進出し多角化を図っているが、利益こそが他の何よりも、同社の成功について多くを物語っている(シェアが全てだと言ってたのはどこのどいつだ)。
その3:『Mac』の販売好調が続くためばかりでなく、「競合他社の失敗」も有利にはたらく(これってダメダメなMicrosoftやSONYの事?)。

 去年と大きな違いはない企業に対する見方が、こうもころっと変わってしまうようだとガートナーの分析力なんて大した事がないと言うのが一目瞭然である。

結論:大体アナリストなんて薄らバカのする仕事なのである。本当に正しい分析が出来るならアナリストなんかやらずに起業しているのだ。