土曜日, 1月 31, 2009

学ばないと言うこと

 名前さえ思い出せない音楽プレイヤーで失敗し、薄型テレビも諦めたDellが今度はスマートフォンを開発中だと言う。OSは「Windows Mobile」と「Android」。キャリアでもなくソフト会社でもないDellに出来ることは安く組み立てるだけ、それでどうやってお客さんを取り込もうと言うのだろう。

 Appleのようにサービスからシステムまで全てを用意して始めて差別化が可能なスマートフォンの世界。Appleの強みは他のスマートフォンにはないコンシューマ向けのサービスが、iPodやMacで培われてきたネットサービスの中に既に用意されていたことなのだが、音楽プレイヤー用のサービスさえ用意出来なかったDellにそれができるとは到底思えないのである。

結論:iPod付きスマートフォンと分類されながら、既にゲーム機の一角を占めるiPhone。Appleは、たった1年で事実上ワンモデルで携帯市場のシェアの1.1%と1,400万台のDSiのライバル(iPod touchはDSのライバルだ)を手に入れた訳である。Dellにそんな芸当が出来るとは誰も思わないでしょ。

金曜日, 1月 30, 2009

iPhoneはジリ貧?

 発表時に大騒ぎだった(カスゴミがはしゃぎ過ぎただけだと思うのだが)iPhone。その後は大して売れていないと他のキャリアは考えているようだが実際には確実にSoftbankの端末の売上の上位をキープしているようである。雨後の筍のように登場したタッチスクリーンタイプの携帯は実際に触って見ればiPhoneとは全く別物だと判る体たらく。出さなきゃ良い物を出したためにiPhoneが如何に優れているかを確かめるための比較対象に成り下がってしまったようである。

結論:ジリ貧なのはキャリア主導で、サービスもシステムも手を出せずに分けの判らないハードウェアで差別化するしかない国内メーカーの方なのである。

Apple TVがWiiになる?

 社内でも自称Appleの出向社員で誰もとがめ立てをされない私が、Mac誕生25周年に対して何もコメントを書かないのはおかしいような気もするが、Jobsの健康問題以外に何ら問題のない(それが一番大きな問題だが)AppleやMacに関して皆が書いてくれているからいいかな〜と言うところである。

 と言う訳で、今日は気になる噂から導き出された妄想を書こうかと思う。ネットに出ている噂の中に、大手ゲームパブリッシャーのゲームに限定されたPremiumゲームタイトルコーナーをApp Storeに設ける計画があると言うのだ。噂では価格は19.99ドル。iPhoneやiPod用と考えるとちょっと高い気がするが、家庭用のテレビゲームと考えると非常にリーズナブルな気がする。いつかは、Apple TVはゲーム機になると考えている私にとってみれば、噂だけで何時までたってもニューモデルの出ないApple TVが遂にゲーム機としてベールを脱ぐ時が来たようだと感じる訳である。

結論:いよいよAppleのライバルは任天堂になるようだ。

水曜日, 1月 28, 2009

冗談でしょ?

 Windows 7は6つのバージョンになるという噂があるようだ(32と64はまた別だから全部で12?)。Starter、Home、Premium、Business、Ultimate、そしてEnterpriseって、本当にそうなのだろうか。だとしたら、どれを買えばいいというのだろう(Macを買えばいいのだ)。

 3つしかないXPでさえ最後に加わったStarterが邪魔だったのに、Vistaで犯した過ちをまた繰り返そうと言うのだから、Vistaから何も学んでいないことは明らかである。恐らくStarterはメニューバー以外はXPで、Homeは仕事には全く使えなくって、Businessではマルチメディアが全滅で、家庭ならばPremium、OfficeならばUltimateを使わなければ行けなくなるのだろう。だったら、Starter、Home、Businessは無料で提供するべきだ。そうでないならば分ける必要は全くないのである。

 種類が多ければお客さんが選ぶことが出来るなどと言うのは全くのイカサマ。安いからと言って何処のバカが何も思ったことが出来ないようなOSを買うと言うのだ。安物買いをさせて高い方に買い替えさせようと考えているのだとしたら、とんだまやかしである。Windows 7のハードウェア要求が高いためにロースペックでも動くバージョンが必要だと言うのならば、XP以前のOSをサポートし続ければ良いだけの話で、どれを選べば良いのかが判らないくらいにバージョンを増やすことではないはずである。

結論:ハードウェアまでコントロールできるAppleとは違うと言いたいだろうが、少しはAppleを見習え。OSXにはスタンドアローンとサーバの2種類しかないが、それで誰も困らない。悪い冗談にも程があると言うものだ。

金曜日, 1月 23, 2009

アラフォー

 最近アラフォー向けのCDが売れている。レコード会社(レコード会社って何時の話?歳がばれる)の枠を越えて各社の80年代のヒット曲をカップリングしたアルバムが売れて、新譜CDが売れないという。

 iPod以外を必要としない私にとってケータイ・ミュージックなど眼中にはないが、青山テルマを見れば分かるように新譜は既にケータイのひとつダウンロードの方がCDメディアよりも大きな売上数量になっている。若者にとってCDは既に必要のないメディアになっている。彼らにとって音楽は単に消費の対象であってストックの対象ではなく、CDが売れないのは当たり前の話なのである。

 ITSが日本で開始される前に日本で売れるのは古い曲だと2005年に書かせてもらったが、実際にスタートした直後に堂々の1位を付けたのは最新ヒット曲ではなく、松崎しげるの”愛のメモリー”だった。それどころか、ベストテンには尾崎紀世彦の”また逢う日まで”も、入っていた。まさに、私の予測通りCD以前の時代に大ヒットしたが、単独でCD化などされる事のない曲(廃盤?)に対する強いニーズが存在したのだ。

 2005年当時、旧譜(未CD版、或いは絶版、廃盤)をネットで売れば、間違いなくニーズがあると(心の中で)騒いでいたが、実際にそうなった訳だ。パッケージ商品でなければ在庫は1個のデータを作るだけ。ITSに曲を載せるのにいくらコストが掛かるかは業界人ではないので知らないが、過去には名門で今はすっかり落ちぶれてしまったようなレーベルの過去の遺産は結構、宝の山に化けるのになと考えているのだが...

結論:歳をとれば取るほど昔の曲に強い愛着が生まれるが、ショップじゃ買い難い(恥ずかしい?)し、そもそも置いていない(絶版になっている)。アラフォーなどと名付けたら食い付いてきたのだから、ITSに対抗したいダウロードサイトは、廃盤だけを取り扱えば差別化出来るのである。

木曜日, 1月 22, 2009

Jobs=Apple?

 Jobsが療養のためAppleを離れると言う事が明らかになってから、Jobsはもう引退だとかAppleはこれで終わりだ(そこまでは言っていないか?)と言ったニュアンスの話が盛んになされている。その人達から見ればAppleはJobsそのものであり、Jobsが一から十まで全てを決定しオペレーションしていると言う誤解を持っているのは間違いない。そして、Appleの社員はJobsに従うだけの操り人形だと思っているのだろう。

 はっきりしている事は、Jobsは別にワンマンではない。厳しいチェックを入れ妥協を許さないかもしれないが、聞く耳を全く持たない独裁者ではない。幹部社員と丁々発止の意見交換を行うかも知れないが、それはケンカではない。より良い商品を出すために真剣に意見を戦わせているだけなのだ。

 Appleを追い出された頃のJobsと今のJobsは違う(違わなかったら復帰などしている筈もない)。この10年間毎日のようにディスカッションを繰返し、ビジョンの実現のために働いてきた幹部社員たちが木偶の坊の筈はない。

結論:JobsはAppleの表看板ではあるが絶対君主ではない。容赦の無い厳しい監督者かもしれないが、自分よりも能力のあるものを嫉むほど狭量な人間ではない。Appleがここまで強くなったのは能力のあるものを正当に評価する経営者がいたからだが、能力のない社員しかいなければJobsだってAppleをここ迄にする事は出来なかったのだ。今回の療養で騒ぐ連中はJobsを神(本物の)とでも考えているに違いない。神なら病気にはならないよ。

木曜日, 1月 15, 2009

VAIO type Pはポケットに入る

 どう見てもポケットに入っているとは言えないVAIO tyoe P。あれで入っていると言うのならと、皆さん愛機をポケットに入れてみたようです。ここで、言葉で書くよりはこちらを見て頂いた方が...

結論:久々に笑ろた。

火曜日, 1月 13, 2009

CESで披露されたプロトタイプ

 CESの東芝のブースで、iPhoneやNetbookに対抗する機器を披露していたようである。それなりに良いハードウェアだとは思うのだが...

結論:iPhoneやiPod touchの良さって、ハードウェアではなくエコシステムの良さなんだよな。ハードだけならもっと良い物は当然出せなきゃおかしいのだ。

VAIO type PはNetbookではない

 どこから見ても高級なポケットPCであるVAIO type Pが正式に発表された。世間はNetbookの範疇で見ているようだが、中身はかなりまともで、Ultramobile PCの範疇の商品である。でも出す次期が悪いよな(と言うか何時出しても駄目なのだが)。AsusとかEeePCを、100円(イーモバなどとタイアップだが)で売っているご時世に、見る目のない人には少し小奇麗にして高値を付けたNetbookにしか見えない商品を出すのはいかがなものだろう。

 分かる人に分かれば良いというのは、ニッチな商品にだけ許されるコンセプト。SONYユーザは当然べた褒めだろうが、世間に広く受け入れられることのない商品に大メーカーが、こんなに力を入れたって報われないと思えるのだが...

結論:ニッチな商品と思われるなら未だしも、高いNetbookなどと勘違いされたのでは逆効果だ。分かる人にしか分からない商品なんて古いMacユーザやSONYのヘビーユーザしか理解して貰えないと思うのだが。

Windows VistaとWindows XP、使ってるのはどっち?

 CNETに、”Windows VistaとWindows XP、使ってるのはどっち?”というのが出ていた。大方の予想通りと言うか、予想以上にXPの方が多い(7:2)のだが、笑っちゃうのがVistaを使っている人の意見が、”駄作です”、”UACはちょっと鬱陶しい”って、使ってる人もべた褒めしていない事である。みんなWindows 7を待ってるんだろうな〜

 XPを使っている人の意見で一番受けたのは、”Vistaを使うぐらいならマックを使う。”だ。

結論:Macに換えてWindowsは、ParallelsかVMでというのが一番だと思うのである。Macの方が概して長く現役(2、3年じゃ壊れないよ)で使えるのだ。

火曜日, 1月 06, 2009

Appleの考えるNetbook

 AppleもNetbookを出すのではないかという噂は流れているが、まだ確かなものはなさそうである。中にはWeb上にモックと思われる画像などもあるが事実かどうかは不明だ。実際にどのようなものが出てくる(出さないかも知れないが)かは未だ判然としていないが、AppleのNetbookはMacのディヒュージョン(機能限定版)ではなく、iPod touchの拡張版(大きなディスプレイ)になるのではないだろうか。次期iWorkはWebサービスとして提供されるとの噂もあり、そうなればWebが使える端末であればPCである必要はない。画面の大きさを我慢できれば通常のiPodでも可能なのだ。

結論:恐らくAppleのNetbookはPCの様にオープンな仕様ではなくiPodの様にクローズな物になるだろう。そして多くの機能はmobilemeを通じて使用可能になるだろう。そのためにPC、iPod touchとネットのシンクロ機能が強化されたのだ。Netbook用のアプリケーションはApp storeでダウンロード販売される。それが、Appleのエコシステムの正体なのである。

月曜日, 1月 05, 2009

レイオフ

 本当かどうかは当事者じゃないので何とも言えないのだが、天下のMicrosoftが大規模なレイオフを行うようである。噂では2割近く(17%)に当る1万5千人だと言う。トヨタじゃないがあれだけ儲けているのにと言うのが正直なところだが、よっぽどの守銭奴が経営しているか、蓋を開けたらマネーゲームで大穴を開けたとか何かあるのではないだろうか。

結論:Microsoftが泥舟である事は分かっていたが、Appleがシェアを10%近く取るようになるなどと誰が想像しただろう。Appleが15%を取った時が本当のターニングポイントになるだろう。今のペースで進めば早ければ今年の9月位かな。