金曜日, 6月 29, 2007

ビッグボーナス

 Appleの全社員にiPhoneをプレゼント(総額15億円程度)。流石に儲かっているところはやることが違う。

結論:今週出荷分は100万台。来週は200万。これで売れ切れるようならどうなっちゃうんだろう。

火曜日, 6月 26, 2007

iPhoneに関する大きな誤解

 さて世の中には間違っていることに全く気付いていない常識と言うものが存在する。例えば携帯電話で言えばスマートフォンはビジネス用だという考え方がその典型である。要はスマートフォンのスマートを高学歴のビジネスマンだと定義しているから大きさも考えずに機能てんこ盛り(一般の人は必要としていない機能と言う意味)にし、ビジネスマン以外(それも高学歴の)は使わない携帯になってしまっているのだ(だから数が出る訳もない)。

 iPhoneもスマートフォンの一つに数えられているが、これはスマートな人が使う(皮肉だ)と言う意味ではなく操作がスマートだと言う全く別ジャンルの商品である。Blackberryなどと比較することにそもそも意味がない(Jobsも比較していたが、あれは今迄のスマートフォンはコンセプトが間違っていると言いたかったのだ)。Appleが目指しているのは本当にインターネットに簡単にアクセスできる(i-modeなどはイントラネットの一種だ)真の情報端末である。Wordの文章が読めることより(iPhoneでもWordは読める)は、SafariやGoogle Mapを使って情報を得ることに重点を置くことがスマート端末のあるべき姿だと考えているのだ。

 ここ迄書けば、誰がどう考えても他のスマートフォントとiPhoneの狙っている市場が違うと言うことと、どちらのパイが大きいかは明らかだろう。他のメーカーが目指しているのは電話が掛けられるPDAだが、Appleが目指しているのは情報ツールだ。

結論:NOKIAが、「iPhoneは我々が切り開いた道をたどっている」とコメントしているようだが、NOKIAが切り開いた道(隘路)をたどっている訳でないことは明白である。Appleが切り開いたのは新しい王道なのである。

日本とは違う

 日本では流石のiPodにも陰りが見え始め、国産の携帯プレイヤー(It's a SONY)が少しずつシェアを上げているらしい。日本には日本のやり方があるので、それはそれで良いのだろう。さて翻ってアメリカではどんなことになっているかと言うと、これはもうAppleの一人勝ちである。音楽小売店としてAppleは既に米国第3位に躍り出、上に控えるのはウォールマートと、ベストバイだけになってしまった。それぞれのシェアが、15.8%と13.8%。現在10%のシェアを占めるAppleが追い越せない状態ではないのである。ウォールマートやベストバイはその殆どがパッケージの販売だが、在庫を店頭に揃える必要のないAppleは品揃えで売上を上げているのである。

 今週末から発売されるiPhoneがどうなるかは蓋を開ける前から結果が出ているようだが、現在販売されているスマートフォンがどれ位スマートでないかは、Appleの自画自賛のiPhoneのビデオを見るだけで明らかだろう。

結論:日本でどのような形でiPhoneが展開されるかは解らないが、日本で展開される時には既にiPhoneの第2世代になっている(Mac EXPO 2008で発表されると噂が出始めている)。どこのキャリアが手に入れるかは解らないが、いくら特殊な日本市場であってもiPhoneがデファクトになりそうな気がするのである。

木曜日, 6月 21, 2007

PC業界はブルーオーシャン

PCの世界には全然売れない新OSもあるようだが、Appleにとっては希望に満ちた大海原が待ちかまえている。シェア神話に縛られているアホンダラには理解できないのだろうが、Microsoftにはもう成長の余地はない(だからゲームだ、携帯プレイヤーだ、スマートフォンだ間口を広げようとしている)。Microsoftが、これからどんに頑張っても、残りは僅か5%位(Appleのシェア)しか残されていないのである。

 それに引き換えAppleは直近のシェアが7%を越えたようだが、それでもまだPCの1割にも満たない。アホンダラはそれを根拠にAppleなんてダメだと言うのだが、これは全く呆れた話で、たった7%であろう(2004年と比較して2倍以上成長)が、史上最高の利益をたたき出し続けている(iPodの貢献も大きいがMacが足を引っ張っている訳でもない)Appleにとって残りのシェアを考えれば、今の15倍の市場を確保可能なブルーオーシャンが広がっている訳である。

結論:今のAppleは、成長し過ぎないことだけに注意すれば良いだけである。それにしてもiPhoneの後は、カーナビ(BMWと共同開発?)ともう飽和しているのではないかと思われている市場に乗り出すなんて数年前ならケチョンケチョンに批判されただろうが、今そんなことを言うバカは流石にいなくなったのである。

火曜日, 6月 19, 2007

Safariのシェアは増えない?

 MozillaプロジェクトのCOOジョン・リリー氏が、WWDCの基調講演でJobsが語った”将来、Webブラウザーは、IEとSafariになる”という主張に噛み付いた。気持ちはわかるし、表現がきついことはわかるが、大事な点を忘れている。

 ここが肝心なのだが、何故Safariが二大ブラウザーの一つになると主張しているのだろう。答えは簡単なのだ。Appleは近い将来、PC用のOSXを発売し、そのデフォルト・ブラウザーはSafariだと言っただけなのである。

結論:既にXToolで、Windows用アプリも開発できる準備は整っている(まさかWindows版っSafariをVBで作ったとは思っていないでしょ)。そう言うことだ。

月曜日, 6月 11, 2007

サブノート発表?

 流石にニセモノ臭いのだが、WWDCの会場用スライドにサブノートに関するものがある(画像はあるが合成かどうかは不明)と出ていた。内容は10インチのタッチパネル(キーもソフト)で、120Gのflashベースのディスクドライブ。3G通信とWiFi、Bluetoothで無線もフルカバー。本当だとしたら目茶苦茶高くなりそうなのだが...

結論:これくらいの目玉があったらMacBook Proなんざキーノートで取り上げる訳はないわな。 

水曜日, 6月 06, 2007

サプライズ

 噂通り発売開始されたMacBook Pro。CPUや液晶などのバンプアップは行われたが、基本的にマイナーバージョンアップの扱いなので派手なプレゼンスは行われなかった。さて、そうなってくるとWWDCでは、間違いなくサプライズと言える発表があるはずだ。現在噂に上がってきているのは、iPhone用のSDK(開発キット)の提供や、iPhone用の新しいアプリケーションなどがあるが、あったら良いなというのはiMacのフルモデルチェンジである。CPUは当然MacBook Proと同じSanta Rosaを用い、もっと薄くスタイリッシュになる(当然キーボードやマウスはコードレスだ)。

 それ以上に凄いネタとなるとMicrosoftにOSのライセンス?あるいはPC版OSXの発売。まあ、さすがにそれはないだろうが...

結論:大将(Jobs)がキーノートスピーチを行うのだから、何もない筈はない。