金曜日, 1月 25, 2008

そう言う事?

 iPhoneは、DoCoMoがキャリアになるのではないかと言う話だが、今回ウィルコムからMVNOを受けサービスを展開している日本通信がFOMA端末でiMode網を使わずにインターネットの接続するサービスを展開する事が決まった。サービスの目玉が.Macをメールサーバとして使用することなのだ。これは、DoCoMoのゲートウェーを通らず日本通信をゲートウェーとして通常のインターネット網に直接つながるといことだ。これってどう考えたってiPhoneのためでしょ。

結論:やっぱり、DoCoMoなのね。

木曜日, 1月 24, 2008

SSD搭載ノートPCの単純比較

 東芝が、MacBook Airと同じ日に新しいノートを発表したので単純に比較してみた。

Apple(MacBook Air)
CPU:Core 2 Duo LS7700(1.80GHz)
チップセット:Intel 965GM Express
FSB:800MHz
ディスク:64GB SSD
画面サイズ:13.3インチワイド液晶(LED)
光学ドライブ:無し
標準メモリ:2GB(増設不可)
無線LAN:IEEE 802.11n Wi-Fi2
重量:1360g
駆動時間:5時間
OS:Mac OSX Leopard 10.5.2
価格:388,400円

東芝(dynabook SS RX1 SE120E/2W)
CPU:Core 2 Duo U7600(1.20GHz)
チップセット:Intel 945GMS Express(ビデオ機能内蔵)
FSB:667MHz
ディスク:64GB SSD
画面サイズ:12.1インチワイド液晶(LED)
光学ドライブ:無し
標準メモリ:1GB(最大2GB)
無線LAN:IEEE IEEE 802.11a/b/g
重量:768g
駆動時間:約6.2時間
OS:Windows Vista Business
価格:551,460円

結論:半分の重さ(確かに凄いのだが)になるが、コネクター数以外の全てのスペックが落ちるマシーンが4割も高いのは如何なものだろう。もちろんAppleと違い日本のメーカーの実売価格は全く別だが...

火曜日, 1月 22, 2008

次世代DVDが売れない理由

 HDだBlu-rayだと騒いでみてもそんなものを購入するのは物好きか何も分かっていないド素人。大体、DVDレコーダさえ売れていないのだ。現在のDVDレコーダの役目はDVDに焼くのではなく、HDDに保存してデジタル放送を見ると言う形の筈。わざわざDVDにしなければ行けないようなコンテンツなど電波として飛んできてはいないのである(所詮タダ同然のしろもの)。

 DVDが登場した時代はまだネット社会じゃなかったがVHSのテープがビデオのデファクトだったし、未だにレンタルはVHSの方がまだ多いのが現状だ。さて、Blu-rayが立ち上がろうとしている(HD DVDに勝ったかどうかなどは問題ではない)この時、1月15日まではネット配信でビデオをダウンロードする事はデファクトではなかったが(iTunes Storeで始るまではと言う事だ)、既に音楽ダウンロードでデファクトとなったiTunes Storeが、サービスをスタートさせた。恐らく、これで一般人にとっての次世代DVDのライバルはネット配信になるのだ。

結論:日本には携帯電話があり、それで音楽がダウンロード出来る日本でiPhoneは成功しないと大前研一氏は言っていたが、HDクラスまで含んだビデオの配信となれば、携帯電話には出る幕はない。そもそも、iPhoneを携帯電話と考える事自体が認識不足。本当のところは、携帯電話網を使ってネットに接続させる餌として電話機能を付けただけなのである。それと同じようにブロードバンドでビデオがレンタル出来るのならばBlu-rayのディスクなどいらないのである。今の映画の作品としてのクオリティはそこまで高くはないのだ。

月曜日, 1月 21, 2008

MacBook Airから分かる事

 MacBook Airは、かつて失敗したG4 Cubeと同じカテゴリーに入る製品だ(勿論、G4 Cubeと比べれば大分リーズナブルだが)。1台しかMacを所有しないような人が、メインで使うマシーンではないと言う事だ。MacBook Airは外に出る時に使うおしゃれなMacを別に持つ贅沢を許される人の持ち物。私のような貧乏人はやっぱりMacBook Proを買う事になりそうだ。

 さて本題に戻るが、それでは何がAirからわかるのか。それは、多くの人が書いているようにMacBook Airの基盤を持ってすれば、タブレットもUMCも既に可能だと言う事だ。それをしないのは、話題にはなるがちっとも需要のない商品を作るほど今のAppleは暇じゃないと言う事だ。タブレットやUMCというのは、あくまでもニッチな商品。決して(今すぐに)メインストリームになるようなものではない。そりゃ、作れば買う人がいない訳ではないだろうが、それがiPodのように化けるとは到底思えないのである。

結論:あれだけ小さい基盤で数多のPCメーカーよりも高性能なノートPCを作れると言う事は、UMCの様な商品がメインに出てくれば何時でも迎撃出来ると言う事である。そんな時代が来ないとしてもiPod touchの進化の助けにはなるのである。

金曜日, 1月 18, 2008

大前研一はテクノロジー音痴?

 大前研一氏の考え方は嫌いな方じゃないが、時にはえっと思うようなことを書く事がある。今回の話はそう言う話題である。

 2007年を振替ってかかれた文章なのだが、そのネタがiPhoneとWiMaxなのだ。曰くiPhoneは日本では、大して成功しないのではないか。その理由は日本の携帯はもっと多くの機能を持っているというのだ(使い切れないくらいの機能と書いているが、使い切らないと言う事は必要ないと言う事だ)。更に親指入力が出来ない(こんなものが理由になるのならば、日本のPCは全て数字キーボードしか無い筈だ)から日本では受け入れられないとまで書いている。

 正直どこかの携帯メーカーのコンサルタントでもしているのかなとちょっと心配だ。その上で着うたや着うたフルがあるから携帯にiPod機能いらないという(どうやら着うたフルがいくらするかしらないらしい)。そして、NTTが独占契約するのならば成功はしないと言うのだ。以上のように、この問題に関する大前健一氏の判断は全く的外れなのだ。

 その上で、日本ではWiMaxの出る幕があるのかと更に続く。3GがありWiFiがあるのだからMobile WiMaxなど無くても良いと言うのだ。さあiPhoneの真の力を知っている方ならば、薄々気付いている事なんだが、日本の携帯には出来ないがiPhoneに出来る機能がそこに隠されているのだ。日本にiPhoneが登場する時には当然3G対応の端末として登場する訳だが、基本的にiPhoneはiモードを使わない(正確には使えないなのか)。ここが大事なのだが、全てのプロトコルはインターネット標準であり、3Gと同時にWiFiもBluetoothも持っている。そして、その中に組み込まれているソフトは柔軟に書き換える事が出来るのだ。iChatにSkypeと同じようにIPフォンに電話を掛けるソフト(それはSkyPeかも知れない)を加えれば(恐らく後数年で電話は全てIPフォンになる)、何も3Gの電波を使わずに電話として使える端末になってしまうのだ。

 Appleは既に、そう言った部分も押えている。そこまで知った上でiPhoneを判断しなければ、大前研一氏のように判断を誤ってしまうのだ。

結論:3GでAppleがDoCoMoと組む理由は、通信網として現状ではWiFiやWiMaxよりもカバーされている範囲が大きいからで、DoCoMoが携帯キャリアだからな訳ではない。それは日本以外の国でも同様だろう。例えばネットワークをカバーする範囲がFonの方が大きいならば、迷わずFonに乗り換えるだけなのである。その時に独占キャリアがわめいてみてもJobsは、”携帯電話会社以外と組むのは独占契約違反ではに”と答えておしまいなのである。

MicrosoftがLogitechを買収?

 MicrosoftがLogitech(日本のロジテックのことではない)を買収するのではないかという噂が出ている。中にはこれでMicrosoftがXboxやZuneを後押ししてAppleの強力なライバルになるのでは無いかと素っとぼけたことを抜かす馬鹿(Enderle Groupの主席アナリスト、ロブ・エンダール氏のこと)がいたりするようだが、どう考えてても今迄よりも格好の良いマウスが出るくらいの話と考えるべきだろう。何故ならば、iPodが売れている理由は周辺装置があるからではなく、iPodが売れているから周辺機器が数多く出ているだけの話。本末転倒に気がつかない位に頭の中がひっくり返っているのだ。

結論:Zuneが売れないのは単純にiPodよりも商品に魅力がない(ソフトウェアに魂がない)だけなのである。そりゃLogitechの方がMicrosoftよりは、ましなハードウェアを作る技術力はあるだろうが、Appleのようなソフトウェアを作る能力はない。今、Microsoftで問題なのはハードではなくソフトウェア開発能力の部分なのである。

やっぱりキーワードはAirだった

 世間では、MacBook Airの発表が一番の目玉だと捉えられている(確かにそうなのだが)が、それよりも凄い発表は一番地味に思えるAppleTVのファームウェアの更新やTime Capsuleなのである。AppleTVのどこが凄いのかと言われて、ビデオがレンタルされるようになったからなどと答えただけで納得する人は多くはないだろう。当然、私もそんな話では納得しない。それでは何処が凄いのだと再度質問をされそうなので、結論を言ってしまえば、パソコン(Mac)ではないハードウェアでまた家庭に入り込む商品が登場したと言う事なのだ。そして、その中で動いているのは間違いなくOSXだと言う事だ。

 今迄、Apple(勿論Jobs)は家電用のOSXを出すなどと一度も発言したことはない。勿論、ハッカー達はAppleから出る商品をハックし、その中で動いているOSがOSXである事は既に明らかになっているが、今回AppleTVのファームウェアのバージョンアップが発表されるまでは、それはあくまでもMacを補完する周辺装置と言う意味合いの物に過ぎなかった。ところが、私が予想していたようにAppleTVは、HDフォーマット(残念ながらフルハイビジョンではなかった)の映画を単体でiTunes Storeから取りこめる(それもストリーミングで)ようになった。当然、iTunesを使えばPCとの連携はMacを使うのと変わりない。そればかりか、AppleTVとiPod touchやiPhone(勿論他の機器も)が連携を取る世界が目の前に広がり始めている。それが明らかになったMac Worldだったのである。

 MacBook Airが、プロダクトとして成功しようが失敗しようが(成功すると思うが)、OSXが汎用化可能な柔軟なシステムであって、それが様々な機器に組み込まれると言う事実が大切なのである。更に組み込まれるとは言ってもそれは焼き付けられている(変更不能)わけではなく常にMac OSXの進化に合わせてAppleTVの様に全く新しい用途を与える事が出来る形で提供されることに意味があるのだ。

結論:Airとは、OSXがまるで空気のように色々な機器の中に組み込まれ(汎用化)ていき、それはAir(ワイアレス)を媒介にして連動すると言うことなのである。物理メディア(Blu-rayだったりする)の時代は終ったのである。

月曜日, 1月 14, 2008

キーワードはAir

 MWSFのキーワードはバナーにも書かれているAir。それが何を意味するかは15日(日本時間で16日の深夜)に明らかになる訳だが、勝手に妄想する事は出来るので、いくつか考えてみたい。

妄想
その1:いくつか目撃例の出ているモバイル機器の大きさは13インチ(10インチ以下ではない)である。もしも、それが新しいノートブックだとすれば日本人が欲しいと考えているサブノートではなくultraスリムノートになる。光学デバイスは外付けになるとされているが、まさかAppleが外付けデバイスをケーブルで繋ぐとは思えない。ワイヤレス(IEEE802.11n)で使えるドライブになるのではないか?更に一歩進めてキーボードも外付け(ワイヤレス)で、キーボードがない場合にはソフトウェアキーボード(当然タッチスクリーン)で入力。マシーン名は、Mac Air?
その2:今度のAppleTVは、iPhoneやiPod Touchと同じようにOSXのサブセット+アプリケーションの構成になりMac無しでiTunes Storeにアクセスしビデオのレンタルが行えるのではないか(当然iTunesと完全同期)?更に一歩進めてAppleTVはデジタルメディアのホームサーバになる。500ギガ位のHDDを搭載し、fairPlayを仕込んだDVDをAppleTVでリッピングしてMacのiTunesにワイヤレス(IEEE802.11n)で転送する機能も持たせる。AppleTV Extreme。
その3:iPhone 3G。3Gに準拠しただけだはなく、WiFiを使ったIPフォン機能を搭載。iChatなどのアプリケーションとの通話が可能になる。
その4:Starbucksで始っているBGMのダウンロード販売。それが他の小売店にも広がるのではないか?欲しいと思ったその場で、iPhoneやiPod touchを使って音楽を購入出来るのである。

結論:まだ時期尚早といえるものもあるかも知れないが、OSXのサブセットが組み込まれた商品群が用意されれば、Macの仕事だったものを役割分担して互いに補えるようになる。勿論今迄通りにMacを中心に使う事も可能だが、ビデオを借りたい時にテレビと、そこにつながったAppleTVだけで行える方が理にかなっているのである(但しアメリカのインフラはそこまで行ってはいないが)。

金曜日, 1月 11, 2008

去るものは負わず?

 ビルゲイツが、完全にMicrosoftを離れるこの時期に続々と幹部の退社が続くようである。ゲーム担当だったピーター・ムーアが去るかと思っていたら、ビジネス部門担当のジェフ・レイクスも退社。去年はZune担当も辞めているし(これは、クビか)、もうMBU(Macintosh・ビジネス・ユニット)以外に面白い職場がないんじゃないのという調子である。MBUは実績さえ残せば、Microsoft無き後上手くすればAppleに...iWorkチームの方が優秀か。

結論:船が沈み始めている事を知っている人達は早々と下船してしまうのである。去ったものは潰れたって責任を負わないで済むのだ。

不機嫌の訳

 不機嫌の訳も何もないのだが、IntelのCEOであるオッテリーニ氏にCESの会場で、Vistaについてインタビューをするという大胆なことをした記者がいたようである。結局、不機嫌に”ノーコメント”と答えたようだが、口を極めて罵ってくれるとでも思ったのだろうか。

 既に無かった事になっているVistaは、5年半も掛けて異常に高いハード要件(この辺はIntelに取ってはOKなのだが)を必要とするモンスターっぷりを発揮してくれたのだが、折角の自慢のIntelのチップが鈍牛にしか思えないほどの重さを見せたのだから、機嫌が悪くなるのは当たり前なのだ。

 片やAppleは、Intelに乗り換えたと思ったら、他のPCメーカーをあざ笑うかのように常にIntelの最新チップを搭載したマシーンを通津受け様に発表し、更にLeopardと言う64ビットOSに完全移行して、Intelチップの優秀さを示してくれたのだ。

結論:ウィンテルと呼ばれたのは遠い昔の話。シェアは別にしてオッテリーニ氏の気持ちはすっかりAppleの方にあるのだ。

Mac Proが先に発表された訳

 他のメーカーであれば超弩級マシーンであるMac Proを、Mac EXPOで発表しない筈はないのだが今回のAppleの対応をみれば分かるように、あくまでも単なるバンプアップ(例え処理速度が2倍になろうとも)として扱った。それならば、CPUの置換が同様に行われるであろうMacBook Proや、MacBookを先行して発表しない理由があるということだ。

 全く新たな製品はEXPOで発表されるのが恒例になっている。噂になっているサブ・ノートや、タブレットPC(でかいiPodと言うのもあり得る)は、明らかにモバイルMacのラインに繋がる商品。だからこそ、ノートブックのリプレース(筐体が変更になる?)に合わせて大々的に発表する効果を狙って、先行発表されなかったのだろう(勿論、CPUが間に合わなかったと言うのもあり得るが)。

 同様に勘ぐると、iTunes Storeでビデオレンタルが開始されると言う話が漏れ伝えて流れていることが妙に気になる。通常、Apple(Jobs)は、サービスが開始されていない物や新製品に関する報道が流れる事を非常に気にする(例え相手がウォールストリートジャーナルであっても)のに、今回は鷹揚に構えている様に見て取れる。要は、今回のiTunes絡みの本当の目玉はビデオレンタルではないのではないかと言う事だ。ブロードバンド化が貧弱なアメリカでは難しいのだが、現行のフォーマット(サイズ)とは違うフォーマット(フルHD)での配信をいよいよスタートするのではないかという事だ。

 実は、もう何年も前から(ビデオを販売する前から)同じ事を繰返し書いているので、いつかは当りになるのだろうが、そろそろ潮時のような気がする。

結論:Blu-ray(HD DVDのフォーマットとしては勝ちそうなのに)がオプションにない事がそれを暗示しているように思えるのである。Blu-rayは必要ないと宣言しているように...

水曜日, 1月 09, 2008

対照的な戦略

 FOXがDVDにiPod、iTunesへのデータ変換機能を付けると言う時代に、片やSONYは七面倒臭い方法でDRM無し楽曲を販売するという。

 専用のカードを購入した上で、専用のサイトから音楽を買うなどと言う事を何処の誰が望んでいると言うのだろう(SONY以外にそんなことを望む筈はない)。昨日私のblogにコメントを頂いたかずさんのblogにも書かれていたように、アリバイ作りとしか思えないだろう。

 全く楽曲を提供していない日本とは違い、アメリカではiTunes Storeで販売を行っているSONYが、本当にDRMなしで販売する気があるのならばiTunes Storeや既存のダウンロードストアで販売すれば良いだけの話なのだ。

結論:どうしてこう往生際が悪いのだろう。他の家電メーカーのように、コンテンツを捨てる(松下、東芝)かハードを捨てるかを決断しないと共倒れになってしまうのだ。Appleが強気でシステムを作れるのはコンテンツホルダーではないからなのである。

火曜日, 1月 08, 2008

Blu-rayが勝ったって?

 技術音痴の世界では、ワーナーがBlu-ray1本に絞ったので、HD DVDが負けてBlu-rayが勝ったとか書いている。確かに次世代DVDのフォーマットとしてはそうだろうが、どちらも五十歩百歩の技術。既にメディアとしてコンテンツを持つ時代は終ろうとしているのに、そんなことで一喜一憂する精神構造を疑わざる負えない。SDメモリでさえ既に32Gの世界。すぐにあのサイズでBlu-rayよりも大きな容量になってしまうのは間違いない。

 Blu-ray陣営を見れば今回は松下が参加しているが、松下の動きを見ていると、どうやら松下はトップを切ってBlu-rayを売り逃げる戦略をとってくる気がする(現にBlu-rayに関しては常にSONYの商品は二番煎じばかりだ)。もう一つ大事な事は、遂にAppleが全ての映画会社を口説き落としてビデオの販売とレンタルをスタートすることが確実になってきた。そのフォーマットが現行のままだと考えているとしたら、それはおめでたいとしか言い様がない。新しいMacTVの発表に合わせてフルハイビジョン化に進んでくるのは間違いないのだ。

 既にコンテンツ部門を手放した東芝(EMI)と松下。未だに抱えている(どころか巨大化している)SONY(SONY BMG)でスタンスが違うのは時代を読む目が違う。

結論:コンテンツを全く持たない事でコンテンツ・ビジネス(ポータルとして)の勝者になったAppleから、どちらが学んだかは明らかなのである。

金曜日, 1月 04, 2008

IPTV

 年始早々、iTunes Storeでビデオデータのレンタルがスタート(まだだけど)するのに合わせてかは分からないが、NTTコミュニケーションがBフレッツ用のビデオ配信をぷららに譲渡することが決まり、合わせてNetflix(アメリカの郵便によるビデオレンタル最大手)がLG(STBを提供)と組んでビデオ配信を始めるようだ。

 国によって周波数や表示方式の違う放送がIPとハイビジョンによって遂に統合される事になりそうである。その先駆けが2008年に始るのだ。その中でも一番先頭を切るのが1月15日にEXPOで発表するApple。先行してビデオ配信を行っていた天下のウォルマートも1年もせずに撤退したビデオ配信事業。Netflixがサービスを開始する秋までにはiTunesがデファクトになっているかも知れない。

結論:既に専用のハ−ドウェア(AppleTV)とシステム(iTunes Store)、ソフトウェア(iTunes)を持っているAppleは、後だしジャンケンのチャンスを虎視眈々と待っていたのである。