水曜日, 12月 30, 2009

Nexus Oneの発表

 Androidのスマートフォンが今年後半のケータイ業界の話題の中心だったが、1月5日にGoogleがAndroid関連の会見を行う事を発表した。社員向けに作っているだけだとか小売も考えているとか噂は色々あるようだが、Android端末が各社から出てくる前にAndroidアプリ開発社向けに端末を販売したのと同じようにAndroid 2.1の開発マシーンとして販売されるのではないかと予想されている。
 
 1.6はiPhone 2以下の使い易さだったみたいだが、Android 2.1はiPhone 3.1に並ぶ完成度があるようで、既に未だ開発が終っていないWindows mobile 7を越えているのは間違いないだろう。Googleは各社から発売されるAndroid Phoneでは開発用のベースモデルにはならないと判断(各社で仕様の拡張を行うから)し、各端末の仕様の共通部分を使うOSを考えるなど不可能と判断し、自社製の端末を用意したと考えるのが一番論理的なのである(そのあたりが、Appleのように自社製しかないの端末の開発環境とは訳が違うのだ)。
 
 Android端末に関わっているメーカーやキャリアが、余りにも身勝手な仕様拡張を行うとAndroidそのものの成長の芽を潰してしまうと自覚しているかどうかは知らないが、Appleのようにハードウェアをコントロール出来なかったMicrosoftが自壊に向かっている事を理解しているGoogleがハードウェアに手を出さなければならなかった理由は明確だ。
 
 Googleは、端末販売で儲けようなどと考えているのではなく、糞のような端末でAndroidそのものを失敗に終らせたくないと考えている証拠。要は、Android OSをWindows mobileにはしたくないということなのである。

結論:iPhone 2.1がiPhoneやiPod touch用のOSの本当のスタートであったのと同様に、Android 2.1がAndroid OSの本当のスタートだからこそ、各メーカーに守らせる基本仕様を実体化するためにNexus Oneは開発されたのだろう。各メーカーがNexus One以下の端末しか作れないようなら一般向けに発売をするかもしれないが、そうなる事を一番望んでいないのはGoogleであることは間違いないのだ。

Kindle効果で電子書籍販売が拡大

 KindleやiPod touchの売上げ増に伴いクリスマスの日にKindle向けの電子書籍が、初めて紙の書籍の販売数を越えたAmazon。Kindle自体はAmazonの創業以来最も多くプレゼントとして購入された製品になったそうである。SONYやBurns & Nobleも独自の端末を用意しているが現在一番の実績を持つフォーマットは、KindleのAZWだろう。touchやiPhoneのユーザがどれだけKindleのアプリをインストールしているかは分からないが、無料アプリなので潜在的なユーザはKindleを無視しても数千万人いる勘定になるのである。
 
 SONYはReaderの売れ行きが良かった事を受けて更に上を目指したいところだろうが、Kindle陣営に対抗してゆくのはそう簡単な話ではないだろう。AmazonにとってKindleは電子書籍を一般化するためのツール(だからライバルになるはずのApple用にアプリを用意)と捉えられるが、SONYはハードで儲けなければならないので自力で端末増を狙わなければいけない(当然iPhone用のリーダーなど出るはずもない)が、これは非常に厳しくなるだろう(シェアを取ろうとすればハードでは儲からず、書籍の価格を下げれば蔵書数が増えないというジレンマ)。
 
 iPadで最後に登場する(なぜ最後かはご想像下さい)Appleは、各社のeブックリーダーが利用可能なフォーマットに対応(Appleが作らなくてもサードパーティが作る)出来、他の専用端末では不可能なビデオフォーマットさえ再生できる強みがある。更に専用フォーマットは、Appleの全てのデバイスと互換性がある上に、一つのストアで決済が済んでしまうのだ。コンテンツ販売で利益を考えていないのだからコンテンツの価格競争力も

結論:2009年は、実質的な電子書籍元年になったが、2010年は電子書籍のメインストリームがリッチ・コンテンツに移る年になるだろう。それにいち早く対応するのがAppleのiPadになる事は間違いないのである。オーディオにさえ対応していないSONYのReaderがリーダーになる事はあり得ないのだ。

火曜日, 12月 29, 2009

Androidで日本のキャリアは電気羊の悪夢を見る

 iPhoneに良いところを全部持っていかれた形の2009年の携帯業界。Appleに儲けを渡すものかと頼みの綱にするつもりのAndroidが、キャリアに引導を渡す事になるのがこれからの数年だろう。
 
 iPhoneでは子飼のキャリアに恩を売れず、天下りも出来ないからかは知らないが今一つ乗り気にならない日本の携帯キャリア。子飼のメーカーにも恩恵があると思いAndroidに各社名乗りを上げたが、ガラパゴスの中でAndroidを生かし切る事などは不可能。結局iPhoneで要求されているのと同じ土管サービス+キャリア独自のアプリケーション・ストア+ハードによる差別化で利益を出そうとするのだろうが、そんなことをしたのではAndroidの真価を発揮する事はできないのだ。
 
 日本でAndroidが真価を発揮するにはどれだけ不必要なサービスと切り離すかなのだが、そうなればFOMAやEZWebを利用しないユーザが増えるだけで、つまらないサービスで小金を稼いでいたベンダーの駆逐とその上前を撥ねていたビジネスモデルが崩壊する。Androidと多機能を手にしたメーカーはキャリアの呪縛から離れ海外で勝負をすることになるだろう。

結論:iPhoneの対抗策としてAndroidを導入するのは良いが、AndroidはiPhoneと同様に純然たるインターネット端末。結局キャリア独自のサービスコンテンツを締めつける存在になってしまうだろう。AndroidでiPhoneに対抗しようがしまいが、何れはガラパゴスを止めなければいけいことに変わりはないのである。

ある意味Windowsは凄いのかも

 がんばれ!!ゲイツ君の今回の記事にリンクされたWindowsすごいと言うページを見て思わず笑ってしまった。どう面白かったかは直接読んでもらえばわかるのでネタバレはしないのだ。

結論:年末年始に多くなる道端の”もんじゃ”に挿したら...アルコールを検出しましたって...ネタを勝手に悪用するなって言われちゃうか。システムとしてどうかしてるとは思うが、ある意味凄いのである。滅多に褒めないMicrosoftを褒めてしまった2009年であった。

MacWorld EXPOのない時期のCES

 世界最大の家電見本市であるCESは例年同時期に開催されるMacWorld EXPOに話題とお客を奪われて悔しい思いをしていたのだが、AppleがMacWorld参加を取りやめたために直接対決する事が無くなって旨を撫で下ろしているらしい。とは言えMacWorldにマスコミが集まったのはJobsのキーノート・スピーチがあったため(誰もスティーブ・バルマーの話しなんて聞きたくはないのだ)で、Appleなしで今年から2月に開催されるMacWorldに勝とうが負けようが余り意味はない様な気がするのである。

結論:来年初頭のIT業界の目玉は、CESでもMacWorldでもなく1月26日に予定されているApple主催の新製品の発表会になるのは間違いないのだ。

月曜日, 12月 28, 2009

iSlate?

 Appleが、iSlateという商標(iSlate.comのドメインも)を押えたらしいという噂が表に出てきて、どうやらiPadの正式名称はiSlateに落ち着きそうだが、Appleのタブレットは名前から予想する限りネットブックの様に分厚い筐体ではなくシャープな板状になりそうである。
 
 巷に溢れるネットブックはどれもこれも画面は小さいが分厚くて不格好(あの大きさでキーボードが付いているのだから当然だが)。恐らく私の予想するようにキーボードとマウスはオプションとしてMacのワイアレスタイプを選択できるだろう。
 
 ワイアレスのキーボードがあのサイズになったのだって、タブレットとの組み合わせを考えたのに違い無い。Macを起動していない時に、キーボードやマウスがそのままタブレット用に使えるのならiMacとタブレットを購入すれば良いと言う話なのだ。

結論:Magic Mouse欲しさにiMacを買う奴は流石にいないか。

金曜日, 12月 25, 2009

iPadを予想する

 ネットに上っている噂を信じれば1月26日にAppleからタブレットタイプのデバイスが発表されそうである。名前が何になるかは蓋を開けてのお楽しみだが、取りあえず前から書いている通りiPad(仮称)のまま、その姿を予想してみたいと思う。

予想されるスペック
サイズ:7インチディスプレイ(解像度は、1280×720は無理?960×540か?)で1/2インチの厚み
OS:iPhone 4.0(iPhone 3.14はEV-DOが可能なiPhoneのものだろう)
CPU:ARM系(P.A Semi設計のCPUが出来ていればApple製のPowerチップ)
ストレージ:東芝製のNAND(64G)
コネクタ:USB
通信環境:EV-DO、802.11b/g、Bluetooth 2.1+ EDR、FM
その他:GPS
価格:200〜800ドル。キャリア契約で300ドル。MobileMe契約で更に値引となるのでは。
バッテリー:電源なしで10時間稼働?

結論:PCの使用がメールやWeb閲覧が主な人であればOSよりも大事なのはインターフェイスの出来。どうしてもキーボードが使いたい人にはMac用のワイアレスキーボードとMagic Mouseを購入すれば良いのである。

木曜日, 12月 24, 2009

Appleが1月にイベント開催

 Appleが1月26日に「大規模な製品発表」のためにサンフランシスコの海上を押えたらしい。iPhone 4.0、7インチディスプレイ、26日の製品発表。iPadの発売開始は3月末と見たが、タブレット用のアプリが発売時に揃っているように事前の発表会でお披露目をするのは間違いないだろう。そうなってくれば、合わせて電子書籍やテレビ番組のサブスクリプション・サービスの開始もアナウンスされる筈である。
 
予想されるもの
その1:iPadの発表(7インチモデル。10インチは秋に発表)
その2:サブスクリプションとAppleTV
その3:電子書籍の発売
その4:MacBook Proノートのフルモデルチェンジ(Quadモデルの追加)

結論:大規模な発表と言っているのだからこれくらいはありえるのだ。

水曜日, 12月 23, 2009

Apple TVがApple TVになる

 タブレットの噂に隠れて影の薄いApple TV。何れは電波を駆逐する筈のネットテレビの主役に漸く陽が当たる時がきたようである。ケーブルテレビがあるじゃないかと言われるかも知れないが、Appleが目指しているのはオンデマンド+サブスクリプション(見放題)のテレビ放送。既にCBSとディズニー(ABCの親会社)との折衝も最終段階を向かえ、月々数ドル(噂では4ドル以下だが、放送局の取り分は通常のケーブルからと変わらない)で見たくはない番組は無視して、見たいものだけを見る事が可能になろうとしている。
 
 iTunes Storeでの番組の単体売り(コレクション)とは別に、サブスクリプションを持ち込もうとしているAppleは、そこからの利益は全く考えていない。だからこそ月数ドルの料金でサービスの提供が可能になるのだ。今迄ボロい商売にうつつを抜かしていたケーブルテレビはAppleの今後の動き次第で壊滅的な状況に追い込まれ得るだろう。そう、CDの専門店が駆逐されたように。

結論:派手な話題(タブレット)で耳目を集めておいて、その裏でやるべき事(ネット端末のデファクトを取る)をこっそりと進めるApple。数年もすればSTBは全てApple TVに置き換わっているかも知れないのである。Appleはコンテンツサービスで儲ける必要がないのだから、コンテンツサービス料金で飯を食うしかない連中に勝ち目はないのだ。

火曜日, 12月 22, 2009

The Best-Perfoming CEOs in the World

 Harvard Business Reviewが選ぶ"The Best-Perfoming CEOs in the World"のNo.1にSteve Jobsが選ばれた。JobsがAppleに復帰してから年率で34%の成長(12年で調整後利益が30倍以上になり、時価総額が15兆円増えた)を続けた事が評価されたのだが、産業構造そのものを変換した業績に見合う結果だろう。

結論:全てのキャリアに対応するiPhoneとタブレットのデビューが予定されている2010年。アメリカ経済の破綻以外にAppleの成長を阻害する要因は今のところ見当たらない状況なのである。

月曜日, 12月 21, 2009

来年の事を言って鬼と一緒に笑う

 相変わらずネットワークの障害でiPhoneの真価を示す事が出来ないAT&T(SOFTBANKもそう)。テスト端末でネットワーク上にiPhoneの3.13や4が既にマークされているが、Appleによるトラフィック増加だけをにらんだ訳ではないが2010年度のトラフィック増加に備え、インフラに力を入れるVerizon。2010年の半ばにAT&Tの独占契約が切れるのと同時に、iPhone 4GとiPadが発表されるがターゲットキャリアは間違いなくVerizonなのである。日本のキャリアも、この状況を見逃してはいけない。
 
 年の初めにはMacのProの全面リニューアル(1月7日にIntelの発表がある。i3があるかは分からないが、i5やi7のモバイルは間違いなく発売されるだろう)。3月には新しいtouchと来年のAppleも手をゆるめる事はなさそうである。ハイパフォーマンスマシーンの売り手であるAppleのわがまま(通常のIntelのチップセットは使わない)は、恐らく受け入れられる事だろう。
 
結論:スマートフォンの世界は、AndroidとAppleの全面対決(Android PCはMacの直接のライバルではなくiPadがターゲットだろう)。ここでMicrosoftの出番は無さそうな雲行きである。

木曜日, 12月 17, 2009

東芝の64GのNANDチップ

 2010年の第一四半期に東芝が64GのNANDチップを正式出荷すると発表された。過去の流れから見て最初のターゲットデバイスはAppleから発表されるのだろうが、価格によってはiPhoneやiPod touchの容量がいきなり倍になるかも知れない。

結論:勿論iPadもHDDではなくNANDである。

日曜日, 12月 13, 2009

着々と歩を進めるApple

 ストリーミングサービスのLaLaをAppleが買収したが、Appleの狙いはiTunesのライブラリをクラウド上に保存し、全てのコレクションをiPodに収めて持ち歩かなくてもいつでもどこでも自分のコレクションを再生できる環境をネット上で提供しようというサービスである。物理的な制限なしに音楽でもビデオでも外出先で利用できるサービスは、恐らくMobileMeのサービスのひとつに加えられるのだろう。
 
 合わせて、VoIPプロバイダーであるiCall買収の話もあると噂になっているが、これもMobileMeユーザーに携帯網を使わない音声通話サービスを提供するための準備だろう。そしてiPodには音声通話用の仕掛けを徐々に組み込んでいく。iPodが単なる音楽プレイヤーでなくなったことが証明しているようにiPodは進化を続ける。

結論:携帯網なしに通信を可能にすることで様々なサービスが可能になる。そして、それは既存のキャリアやメーカーには出来ないことだ(そんなことをすれば自己否定になってしまう)。Appleに勝ちたければAppleよりも先に自己否定をするしかないのだ。Appleは自己否定を出来るかって?Appleは既に何度も過去を否定してきているのである。但し、計画通りにだ。

金曜日, 12月 11, 2009

携帯電話のOSを選べる時代はくるか?

 gizmodoに今回の題名の記事が出ていた。PCでOSが選べるように(Macは選べないが)ハードとOSを自由に組み合わせて使えれば便利なのにという時代錯誤の記事である。そもそも携帯はPCと違いデファクトのチップセットは存在しない。どんなハードなのかが分からないのに入れられるOSなど、この世には存在しない。Javaがあるなんていうのも認識不足も甚だしい。OSが認識しないハードが搭載されていてもそれは存在しないのと一緒(重量だけ増えて何の意味もない。Appleのように意図的にハードウェアの機能をOSで隠すのは別だが)。OSとハードは不可分だとわかっていればこんな夢みたいな主張は出てこないのである。
 
 プラグインや個別のApplicationでハードを直接叩けば良いじゃないかと言い意見もあるかも知れないが、携帯はPCのようなおもちゃではない。そんなことをして使い物にならなくなるのがオチなのだ。まあ、Webアプリ以外考えないと言うなら可能だとは思うが、そうだとしたら好きなOSを載せる意味が無くなってしまうのだ。

結論:好きなOSを使いたいと言う人は自分の使っているPCのOSに不満を持っている証拠。気の毒な話である。

木曜日, 12月 10, 2009

iPhoneに笑われる

 予測通り来年の夏にはQualcommのCDMA2000に対応した端末をVerizon用に発売しそうなApple。モバイルでは負け組だったAT&Tの独占させる事でiPhoneを真剣に売らせると言う戦略が功を奏し世界的なヒットに結びつけたのだが、次は全ての携帯網を押えるのがAppleの戦略なのである。
 
 だからと言ってAppleの目的は携帯網を独占する事ではない。2010年は3Gの携帯網が照準だが、次に狙うのはMobile WiMAXであり、その後はLTEだ。通信網はネットワーク・サービスのための手段であって、目的ではないのだ。 

結論:DoCoMoやauは、Wi-Fiをおまけだと考えたいようだがAppleからすれば携帯網こそ予備回線に過ぎないのである。それが分かっていないキャリアはiPhone(Apple)に笑われるのだ。

紙ではできない事をする

 ニューズコープなどの米大手出版社が共同で、デジタル雑誌の販売プラットフォームを擁立しようと動き出した。これは販売のプラットフォームであって、フォーマットのプラットフォームではない。ファイルのフォーマットなどはAppleのCocktailやAdobeのAirなどがデファクトになっていくのだろう。現段階では紙メディアの代替えとして伸びているKindleやSONYのリーダーがあるが、まだ紙メディアの置き換えにもなっていないと思う。インクや紙の資源を節約する効果はある(新聞の押し紙や返本を考えたら多いに意味がある)ので悪いとは言わないが、紙では出来ない事がプラスα以上に含まれていなければ、個々のデバイス(紙、電波、ディスクの媒体)を越える事は出来ないのだ。
 
 iPod用の辞書などを見れば分かるように、基本となる辞書機能は当然としてマップ、手書認識、推論インクリメンタルサーチ(濁点なしで濁点付きの語句も検索)などはデジタル出版には不可欠の機能になるだろう。
 
デジタル出版に必要な機能
その1:デジタル情報の統合(オーディオ、ビデオ、読者参加型のSNS、Web情報のファイル内表示など)
その2:マルチレイアウト(雑誌として楽しむ標準のレイアウトと情報検索時のフィードのようなレイアウト、画像やビデオだけを集約したコンテンツ別のレイアウトなど複数の表示方法が可能)
その3:読み上げ機能(これはKindleなどにも実装されているが複数の読み手を選択可能にする)
その4:雑誌内での決算機能(バックナンバーや新刊の購入、ミュージックやビデオ、ゲームの購入)

結論:AppleはそれをiPadで実現しようとしているのである。

水曜日, 12月 09, 2009

iPhoneを笑ってた人達

 iPodと同じでiPhoneが出た時にはさんざっぱら「あんな物買う奴はいない」なんてバカにしていた目先の利かない人達が今笑われているとgizmodoに出ていた。
 
Ed Zander(MotorolaのCEO件会長):Appleはうちとどうやって渡り合っていくのでしょう。iPod携帯でヘマをしなければもう少しは売れる携帯を出せたのにと今はお考えでしょうが、今後どうやってAppleと渡り合っていくのでしょう。
Johon C. Dvoraqk(技術系コラムニスト):AppleはちょっとiPhone考えたほうがいいのでは。今までの間違いをおかさないのってる会社っていうイメージを壊すようなリスクをおうことになりますよ。いつもAppleには批判的なDvorak氏だが、Appleに関するコメントは考えた方がいいのでは。今迄の間違いはともかくとして技術系コラムニストのイメージを余計に壊すようなリスクをおうことになりますよ。
Jon Rubinstein(PalmのCEO、元Appleの副社長兼iPod責任者):コーヒーも作れるトースターなんてありますか? ないですよね。そんなコンビネーションはないんです。なぜなら、トースター、コーヒーメーカー、それぞれ個々の方がよりよく動くからです。iPodも同じこと。デジカメだ、携帯電話機能だって。それぞれ個々のガジェットとして特化した方がいいんです。と言いながらiPhone 3GSの発売の1週間前にPalm Preを出したのはどういう訳ですか。iPhoneと違う機能に特化してなかったので負けたようですが。
Steve Ballmer(MicrosoftのCEO):iPhoneが大きな市場シェアを得るのは絶対に不可能だろう。$500もするんだよ。利益は上がるかもしれないけれど。13億個もの携帯が売られる中、うちのソフトウェアがまぁ70%から80%を占める事になるね、まぁAppleは2%くらいかな。iPhone OSがスマートフォンの30%以上のシェアを占め、まだ一桁しか押えられていないのはMicrosoftの方。Androidもでちゃったので、まぁMicrosoftはせいぜい2%止まりかな。
Ed Colligan(元PalmのCEO):我々はどうやって質のいい電話をつくるかってここ何年かずっと努力しています。パソコン屋の畑じゃないんです。いきなりきたってできるわけない。Palmと言えば、Appleが失敗したPDAの世界で一時期とは言え覇者となった存在。電話は本来他人の畑だったと思うのだが、私の記憶違いだろうか。それにAppleがiPhoneの開発を開始したのは恐らくPalmよりも前。いきなり来たんではないと思うのだ。
Anssi Vanjoki(Nokiaの戦略部長):携帯の開発はパソコンと同じようになります。Macだって、Appleも最初は注目を集めましたけど、所詮はスキマに生きる企業ですよ。携帯も同じ事です。先月の発言らしいが、Appleの第4四半期の数字が出ていなかったからこんな事を言ってしまったのかも知れない。NokiaはPCも作り始めたようだが、PCの世界では所詮隙間に生きる企業ですよ。

結論:笑いものになりたくなかったら、余計な事は言わないにかぎるのだ。

月曜日, 12月 07, 2009

NHKオンデマンド、来年4月からMacやFirefoxに対応

 お先真っ暗のNHKオンデマンド、今更Macに対応したって遅いのにどうしてこんなにバカなのだろう。ユーザ数が増えないのは価格の問題以上にコンテンツの少なさと不便さにあるのに。他の民法もやってはみたけど、どうにもならない番組のネット販売。本当に番組コンテンツを売りたかったらiTunes Storeを利用するしか方法はないのに、沽券にかかわるとでも思っているのだろう。

結論:来年の4月から何て言っていたら鬼に笑われる。1月中にiTunesで販売するって言ったら天使が微笑むのに。

Apple30年のロードマップ

 JobsがAppleに復帰する時に復帰後30年のロードマップを持っていたと言う話は以前からAppleウォッチャーの間では有名だったが、それが本当かどうかを知る術は秘密主義のAppleからは中々伺い知れないものであった(何冊かのApple本には記載されていたが)。
 
 日経BP主催のAndroidに関するセミナーで中嶋聡氏が講演+パネルディスカッションをした時に一緒に参加されていた日本通信の福田尚久氏(JobsがAppleに戻ってからApple Storeを立上げる時期のJobsの側近を務めた)と楽屋で話をされた時の事がblogに公開されていたのだが、その中で倒産寸前だった97年当時のAppleのビジネス戦略としてJobsが用意した「30年ロードマップ」のシナリオ通りに現在のAppleは進んでいると言うのである。
 
 具体的な内容(まだ実現されていない部分)は、企業秘密なので聞けなかったそうだが、過去12年間にAppleが出してきたものを繋げていけば(iPod、iTunes、iPhone、AppleTV、Safari、iLife、Final Cut)その先にあるものが何になるかは明らかだ。Appleがデジタルコンテンツのデファクトを握り、デジタル時代の覇者になろうとするシナリオに沿って歩を進めている。過去のAppleで唯一まだデファクトになっていないのがAppleTVだが、今のところ鳴かず飛ばずの状態なのに、モデルが無くならないということは、最終的にはデジタル時代のTVを押えるシナリオなのである。

 30年後を見据えたシナリオなど作れるはずがないと思うかも知れないが、少なくとも過去12年はそのように進んでいる。音楽から、映像と積み上げてきたデジタルコンテンツの最終目標は当然テレビを置き換える事なのだ。PCとテレビは使われ方が違うと何年か前にJobsはチューナーを組み込んだPCを批判していたが、それは汎用のPCがテレビになることはないと言うメッセージであって、テレビに変わるデバイスを出す事とは矛盾しない。何故Appleの提供しているアプリの名前がiTunesなのか。デジタル時代のチューナーはハードウェアではなくソフトウェアなのだとJobsは示しているのである。

結論:日本では何らサービスが開始されていないAppleTVだが、アメリカでは既に萌芽段階に入っている。Cocktailをベースにしたデジタルコンテンツとゲームが次のターゲットになるのだ。日本も早く鎖国をやめないとデジタル時代に乗り遅れてしまうのに。

土曜日, 12月 05, 2009

ソニーが電子書籍端末で日本に再参入?

 AmazonのKindleが牽引している欧米の電子書籍市場。ヒット商品のないソニーが投入した新機種が売上を伸ばし、「2強」(他に大手がいないのだから別に勝ったと言う訳ではない)状態になっているそうだ。現在のシェアが35%なので世界シェア40%を目指すそうだが、Amazonが日本での展開(日本語版)を考えているのを受け、ソニーも再参入を狙っているようである。

結論:再参入するのは構わないが日本で電子書籍市場が立ち上がれば一番強力なライバルは、AmazonではなくApple。Appleが出すのは電子インクではなく動画を再生可能なタブレット。Cocktailフォーマットがデファクトになれば見劣りするのは仕方ないが、ソニーが絶対にやってはいけないことはAppleをライバル視して同じ土俵に上がらないことである。変な色気を示さないのも大事な戦略なのだ。

Windows 7で市場が半減

 Windows 7の発売開始が控えていたせいもあって、10月の全米PCの売上げでデスクトップのトップはiMacの21.5インチ(27も4位にランクイン)、ノートは13インチのMacBook Proがそれぞれトップを記録した。ノートの8、9、10位もAppleがランクイン。まさに、Windows 7様々の状況だった。
 
 さらにPC業界に追い討ちをかけるのがWindows 7の発売。Vistaよりもハードウェアスペックの要求が低いため新たなPCを購入せずにOSのアップグレード(XPからは面倒だが)が可能のためにPC需要に結びついていないのだ。買いかけなければいけないPCが半分しかないのが原因なのだが、Vistaが入っていたマシーンなどは買い替えることなく今までよりも快適に動くPCを手に入れられるのだから、メーカーに取っ手はまさに踏んだり蹴ったりの結果になりそうなのである。

結論:個人ユーザのXPからの乗り換えならMacと言う選択肢もあるし、売れているのはVistaが入らなかった利幅の低いネットブック。PCから撤退するメーカーが増えそうな雲行きなのだ。

水曜日, 12月 02, 2009

PsystarのMacクローン、売れたのはたったの768台

 クローン訴訟でAppleから訴えられていたPsystarが、販売したMacクローンがたった768台だったことがAppleのコンサルタントの調査でわかったそうだ。投資家向けの資料では数百万台を販売すると超楽観的な予測を立てていたそうだが、結局は屁にもならない台数だった訳だ。

結論:積極的な予測では2011年の販売台数を1,200万台と見込んでいたらしいが、どうやってAppleよりも多い台数を売る積もりだったのだろう。お前らは未来通信か?

年明けに出てくるMacBook ProとMac Pro

 年明けにもIntelがArrandaleを発売すると言う噂が流れている。先に第一四半期にGulftownが登場するという噂も出ていたので、これでMacのPro用のチップが全て揃いモデルチェンジが真実味を帯びてきた。MacBook Proは最下位モデルでCore i5の2.4GHz、最上位はオプションでCore i7の2.66GHzになるのではないだろうか。消費電力も35Wと現行のMacBook Proと変わらず採用される可能性は非常に高いのだ。
 
 Mac Proは、最下位がCore i7のワンCPU。最上位マシーンはCore i9(Gulftown)の2枚刺し(12CPU)が用意されるのだろう。この構成なら流石のiMac 27インチにも差を付けられるのだ。

結論:ノートにQuadは驚くに値しないが、価格は悪くても据え置きと考えればPCメーカのQuad搭載モデルにも十分対抗できるだろう。

火曜日, 12月 01, 2009

Snow LeopardとWindows 7は互角?

 Windows 7とSnow Leopardが互角の勝負をしているという記事をネタに2chでは、不毛な論争で盛り上がっているようだ。シェアが圧倒的に違うのにどこが互角かとか、Macは直ぐに壊れるという訳の分からない話(どこにそんなデータがあるのだろう)や、デザインだけじゃないかとか、あんな高いものが売れる訳ない(過去最高の売上台数なのは幻か?)とか、Appleは囲い込みだから嫌いだとか...中にはiTunesなど直ぐに消えてしまうという願望まで...
 
 私は自称Appleの社外社員(ただのバカの事)なので、Apple製品のことを悪く言う事は殆どないが、MacとWindowsが互角の勝負をしているとか、すぐにでもMacがWindowsを越えるなどと言う妄想の類いは一切持っていない。問題の記事はOSの初期の販売実数が、Snow LeopardとWindows 7で良い勝負だったというだけで、MacのシェアがWindowsに並んだという話ではない。OSの価格も大きく違い本数で比較しても意味がないし、AppleはOSで儲けようとしている訳でもない。
 
 当たり前の様にMicrosoftと比べAppleは、毎年マイナーアップデートで金を巻き上げているとも書かれていたが、もしあれをメンテナンスアップにされてしまったら、それこそMicrosoftはどうするつもりなのだと聞きたいくらいである(間も無くAppleはそうするだろう)。

結論:Snow LeopardとWindows 7は互角ではない。どこに久兵衛と回転寿司を同じと括る奴がいるというのだ。年商で比較したって意味はない。Windowsの問題は価格競争しか無くなってしまったために、代替えOSに走られるかPCメーカーが潰れて消えてなくなるかなのだ。数が多ければ生き残るなんていうバカな話を、誰に教えられたのだ。

月曜日, 11月 30, 2009

Mac Proは、i9?

 2010年前半に登場すると言われるCore i9。Mac Proの最上位機には、i9が搭載されiMacに並ばれた現状を打破するつもりのようである。MacBook Proは上位機にi7を載せ、廉価版はCore 2 Duo?

結論:EXPOがないので1月の頭に発表されるかどうかは分からないが、遅くともあと1カ月半の辛抱だろう。

バルマーは何処まで行ってもバルマー

 思いの外売上げが好調なのでご機嫌なスティーブ・バルマー。年次株主総会の席上でもご機嫌だったのだが、「このところMacやiPhoneのApple人気に押されている風潮をどうみているか」というぶしつけな質問にぶち切れたらしく、「あんな取るに足らないシェアで騒ぎ立てるな」と顔を真っ赤にして吼えたそうだ。

結論:取るに足らないシェアだったら怒らなければいいのに。相変わらずバルマーはバルマー(猿踊りの名手というか猿?)である。

土曜日, 11月 28, 2009

工人舎、10.1型液晶2台のデュアルディスプレイノートPC

 PCのメーカーがどんなものを作ろうが大きなお世話なのだが、工人舎が2つのディスプレイをスライドしてデュアルディスプレイで使えるノートPCを出した。

結論:デュアルディスプレイをどう使うかというアンケートに答えるとメモリが1Gプレゼントされるらしいが、美しくないものはいらない。

NHK、番組ネット配信低迷 収入「想定の半分以下」

 NHKのテレビ番組をインターネットで有料配信する「NHKオンデマンド」が始まって12月で1年。当初見込んでいた想定額の半分にも満たず16億の赤字に終わりそうらしい。民法も含め各放送会社がオンデマンド放送に失敗しているが、これは予測の通り。各社が独自に立ち上げたのでは上手くいくはずがないのである。
 
 テレビ放送は無料でデジタルレコーダも普及しているのに見逃し番組ならお金になると考える方がおかしい。それに各社がバラバラのサービスなのだから視聴者の手間は半端ではないはず、そんな思いまでしてテレビが見たい人を相手にするなど、まともに考えれば最初から商売になるはずはないのだ。

 見出しでは想定の半分以下と言うが、今迄の視聴回数は124万回ということは良くて総額で3億。確かに半分以下には違いないが実際は想定の10分の1位。サバを読みすぎなのだ。

結論:iTunes Storeで売れば間違いなく商売になる。何故ならランニングコストはApple持ちだからだ。アメリカで上手くいっているのはアメリカだからではなく一つのチャネルで全てが完結しているから。料金の徴収もAppleが受け持つのだからコンテンツホルダーにとってこんなに参入の敷居の低い話はない。デジタルコンテンツで利益を上げたかったらiTunes Storeで売れば良いのだ。

金曜日, 11月 27, 2009

Macが売れている訳

 Windows 7が発売開始されVistaの2倍も売れているそうだが、Macの売上には好影響だけ与えてくれているようである。どうしてそんな事になってしまったかと言えば、Vistaを忌避したXPからWindows 7へのアップデートの道が、ディスクフォーマットを強いるクリーンインストールしか用意されていなかったからだ。
 
 Vistaがお話にならなかったのでアップグレードしなかったXP(Vistaが搭載可能なマシーンはダウングレードでXPにしていた)からWindows 7に乗り変える手間は、恐らくMacに乗り換えるのと大差がないはず。データをMacに移して、XPをサブマシーンとして残しMacに乗り換える方が精神衛生上良いのは間違いないのである。MacにしてBootCampやVMでWindows 7を使う方が賢いのではないだろうか。Macなら設定の手間はWindowsとは比べ物にならないくらい簡単だから、Windowsのアプリが必要ではない作業は全てMacで行えば良いのだから。

結論:VistaとWindows 7がどれほど違うかは知らないが、自分たちのヘマが原因で乗り換えが進まなかったOSなんだからXPから簡単にアップグレード出来るようにするのが筋である。こんな事だから価格は高いのにMacが売れるのだ。

木曜日, 11月 26, 2009

半分はMac

 ネットブックしか売れないPCを尻目に、iMacをアップデートしたAppleはデスクトップ機のシェアをアメリカで着実に伸ばしている。PCのデスクトップ機が全然売れない事が原因なのだが、全米で売り上げたデスクトップ機の半分がMacだとは恐れ入ったものである。それぞれの平均価格はPCのデスクトップが500ドルに対しMacは1,300ドル。その差が3倍近いと言うのに、良く売れるものだ。良くみたら売上ベースのシェアであった流石にまだ半分の台数ではないようだ。それでも、凄い事に違いはないが。

結論:デスクトップ機は、Apple以外はなくなってしまうのではないだろうか。

水曜日, 11月 25, 2009

ブラックフライデー

 ブラックフライデーと言ってもドラマのブラックマンデー(細菌テロ)やブラックサーズデー(株式市場の大暴落)のように縁起の悪い話ではなく、Apple恒例の感謝祭翌日の大バーゲンセールの話である。ブラックフライデー自体は、Appleだけの話ではなくアメリカでは当たり前の年末商戦の開始日(仙台の初売りのようなもの)なのだが、今回はiPodが30%引との噂もあり、Macも25%offと言われたのでは店頭に行列が出来るのは間違いないだろう。

 オンラインでも一日限りのスペシャル・ディールになるのだが、残念ながら開催されるのは、耶蘇教の国(欧米諸国)だけ、銀座に前の日から並んでも仕方ないのだ。

結論:毎年恒例の福袋は、日本だけのスペシャル・ディール。世界統一商品しか出していないAppleだが、昔から結構こう言うところは”郷に入っては郷に従え”を実践しているのである。今は無くなったけどSystem 7迄は、松の内に起動すると”あけましておめでとうございます”が起動画面だったのだ。

火曜日, 11月 24, 2009

3月までお預け?

 Qualcommのチップを搭載したiPhoneが来年夏までには出るのではないか言われている昨今。ビデオユニットの問題でカメラ搭載が見送られたと言われた第3世代のtouchの発売は3月になりそうだともっぱらの噂である。無くても死ぬような商品ではないのだから第3世代が出るまで購入しない方が良いと奨めた時には、3ヶ月もすれば出ると考えていたのだが、噂通りなら半年のお預けを食わせてしまって非常に申し訳ないと考えている。

結論:あと少しだけお待ち下さい。決して後悔はさせません。Tabletを買っちゃうって?目的が違う商品なので、そちらも一緒にご購入下さい。

iMac 27インチの実力

 発表から発売開始まで随分待たされたCore i5やi7の搭載されたiMac 27インチが遂に出荷された。どちらもQuad Coreだがベンチマークから伺い知れるその性能は2009年初期モデルの2倍の処理速度とiMacの中でぶっちぎりなだけではなく、現行のMac Proでさえ凌駕するレベルなのだ(公平に見ればメモリを6G1枚しか積んでいないProが不利なのだが)。Mac ProをiMacと同程度の構成にすれば軽く50万をオーバーしてしまうのだから、その3分の1の価格(20万でおつりが来る)で遜色のない処理が可能なiMacのQuadモデルはミラクル・マシーンなのだ。
 
結論:27インチを考えている人は僅か数万円の差なのだからCore i5を手に入れるべきである。Proもこの状態で黙っているわけはない。年明けに発表されるProは、モバイルもデスクトップもスピードアップは確実。MacBook ProはQuad、Mac ProはNehalem-EXで8コアになるのではないだろうか。

火曜日, 11月 17, 2009

Androidを搭載したガラパゴスケータイ

 シャープが、DoCoMoやau、Softbankの新製品発表会を開催し、その場でおサイフケータイや、キャリアメールが利用できるAndroid端末の開発を国内キャリアと連携して進めていると明言した。オープンなOSを使いながらガラパゴスとは、OSのライセンスコスト削減のためだけのAndroidということだろうか。単純にAndroidだけでは国内でやっていけないのは間違いないが...

結論:どうしても国内だけでやっていこうというのなら、そう言う選択もありうるだろう。好きなようにすれば良いのだ。

意味が分からない

 Microsoftが、スーパーコンピュータ向けのExcelを開発しているらしい。通常ならば計算に数週間も要するスプレッドシートでもわずか数時間で稼働するようになるそうだが、そもそもスプレッドシートにそんな計算をさせる方が間違っているとは、考えないのだろうか。世の中には文章でも画像でも、何でもExcelで保存しようと言う強者(強情なバカと言う意味)がいたりする(Wordで文章を作るよりも楽なのだろうが、それはExcelが凄いのではなくWordが駄目なだけなのだ)が、そんなExcel以外のアプリを使えない人用に売ろうとでも言うのだろうか。
 
 多量のデータを扱うならDB、文書はエディタと使い分ける方が理にかなっていると思うのだが...
 
結論:餅は餅屋。スーパーコンピュータにはもっと重要な仕事があると思うのである

火曜日, 11月 10, 2009

クリスマス・プレゼントの目玉は

 もう少し待てばカメラ付きのiPod touchが出るからまだ買わない方が良いと欲しがる人達を説得したのは数カ月前。MacBook Proのアップデートは年内にはないが、touchの3Gまで来年になるとはフィル・シラーも言ってはいなかったと判断している。

 クリスマス前に本来出したかった形のiPod touchが発売開始されそうな気配である。これが出ればまた来年の秋までニューモデルを出す必要はない。同時にThe Beatlesも遂にダウンロード開始か?

結論:価格も据置なら飛ぶように売れるかも知れない。秋に買った人が暴動を起こすか?

Android携帯では商売にならない

 最高64Gまでのストレージ容量(実質はそれより少なくなるが)が、用意されているiPod touchなら数やアプリケーションサイズを気にせずにインストール出来るが、Android携帯は256Mしかアプリケーション用ストレージが用意されていない(全容量は512M)ため、それ以上のアプリをインストールすることは不可能らしい。更に外部メモリとしてmicro SDカードが使えるのだが、ここにはアプリケーションは入れられない仕様らしい。
 
 こんな少ししかないストレージにおさまるアプリの数は限られる。10万以上もアップされたApp Storeで自分が登録したソフトを買ってもらうのは至難の技だが、たった256Mしかないストレージに収めてもらうアプリを作るよりは可能性がある。Androidのベースはオープンソース思想。ビジネスにしようと考えてはいけないようである。Ajaxなどを使ってWebアプリを開発するのがスマートなビジネスになりそうだ。

結論:Androidはスマートフォンではあるが、モバイルPCにはなれないようである(少なくとも現行の仕様では)。

木曜日, 11月 05, 2009

AppleとSONY考え方の違い

 現在のAppleとSONYの一番大きな違いは自社の技術に拘泥するかどうかだろう。デファクトになれなかったメモリスティックやATRACを何時までたっても捨てられないSONYに対して、自社で作ったfirewireをばっさりと切ってしまう(プロ仕様のマシーンには残っているが)Apple。自社のどうでも良い(消費者に認められなかったと言う意味)技術にこだわる暇があったら素直にデファクトを取り入れて他には真似の出来ない新しい事に利用しようと考えるかどうかが商品力に繋がっているのである。

結論:Blu-rayを殺すようなもの(新しいデバイスではなく考え方)を平気で出せるようになれば、SONYもAppleのようになれるのだ(と言う事は絶対なれないと言う事か?)。

どっちが先?

 年が明ければiPadが発表されるというのが定説になっているが、最新のデベロッパー用の10.6.2には遂にMacBook Pro6.×のコードが二つ追加された。現行機種は5.xなので明らかに新しいモデルである。筐体は少し手を入れたばかりなので、CPUのアップグレード(Core i5やCore i7が載るのだろう)。年内にはもう出さないとフィル・シラーが言っていたのだから、メインがタブレットで脇を固めるのがMacBook Proという布陣なのだろうか。そういえば、サポートの消えていたAtomが今回のビルドで復活したらしいが、タブレットにはP.A. SemiではなくAtomを載せるのだろうか。

結論:年明けも話題が豊富なようである。

火曜日, 11月 03, 2009

電子書籍リーダーは出版業界を救えるか

 SONYが最初に手を染め手を引いた電子書籍(アメリカではkindle後にSONYが再参入)。アメリカではAmazonが絡んでいるのでそれなりに売れてはいるようだが、出版業界が乗り気ではない(権利関係がうるさい上、再販制度が足枷になっている)日本では何度やってもうまく行くとは思えないのである(だから、国内ではSONYは静観)。電子インクは紙の節約にはなるが、それなら書籍ではなく新聞の宅配を止めるために使うべきだろう。
 
 タブレットで電子書籍をコンテンツに加えるのではないかともっぱらの噂になっているAppleは、現状の出版コンテンツには魅力がないと一刀両断。メディア・コンプレックスを前提にしたフォーマットでなければ、新たなデバイスを開発する意味がない事を暗に示しているのである。iTunes LP(音楽)やiTune Extras(映画)で採用されたCocktailはまさにそう言ったニーズに応えるフォーマットの基準になるもの。テキストと静止画しか頭にない出版社がデジタル時代に覇者になる事は無理な話なのである。

結論:紙に代わるだけなら全く意味が無いのだ(押し紙や返本が無くなって資源の無駄は減るが...)。

iPhone用のモーション・ポートレートアプリ

 大分以前に木原研のモーションポートレートに少しだけ絡んだ事があるのだが(別に私が開発したのではないので威張る話ではないが)、その時には音声はテキストからの合成音声だけだったのでこれを肉声で自動で口パクが出来るようになれば良いのにとお話した事を覚えている。iPhoneアプリとして今回登場した「PhotoSpeak」は、どうやらその辺りを解決したうよう(以前にも解決は出来たのだろうが、ただでさえライセンスが高かったので御破算になったのだ)である。

結論:今度は頑張って下さい。陰ながら応援しています。

Mac OS X 10.6.2でIntel Atomプロセッサのサポートが省かれる?

 Mac OS X 10.6.2でIntel Atomプロセッサのサポートが省かれるという噂が流れている。年明けに発表されるタブレットに備えて無許可のネットブックへのOSXのインストールを防ぐための措置ではないかと言われているが、iPadは開発版で使われていたAtomチップを搭載しない事が決まったのでサポートチップから外したのではないかと考えている。もしもAtomで行くのならばもっと早くに発表されていてもおかしくなかったからだ。

結論:iPadはApple製のチップ(P.A. Semi設計のPower PC系チップ)が本命なのだろう。これならばiPad用のOSをネットブックに入れる事は不可能なのである。Atomは省かれたのでは無く芽が消えたのだ。

金曜日, 10月 30, 2009

Windows 7はたった4日でVistaの1年分を販売

 マイクロソフト(日本の方)が、22日に発売されたWindows 7のパッケージ販売数が4日間でVistaの1年間の販売数を越えたと代表執行役社長の樋口泰行氏が発表した。「こんなことを言うとVistaは何だったのかということになるが、Windows 7はWindows 95/98/XPなど過去のOSと比べても一番の勢いがある」とも言及したそうだが...

結論:Vistaを買ったバカには申し訳ないが、Vistaは何だったのかと言えば、私の予言通り糞だったのである(出る前から無かった事になるOSと指摘していた。誰だってそう考えていたとは思うが)。何本売れたかは知らないが4日で抜かれたのだからほとんど売れなかったと言うだけの話だが...

木曜日, 10月 29, 2009

Windows 7に乗り替えるべきか?

 Windows 7が発売されたので、乗り換えるべきかどうかと言う話題が多くなっているが、概ねXPで良いじゃないかという結論になっている。身から出たサビと言えばその通りなのだが、まともな部類ならSP1が出るまでは手を出すなになるし、まともな後はとんでもないクズなので絶対に手を出すなが、合言葉になっているだろう。

結論:ユーザは待ったところでちっとも困らない。待たれて困るのはMicrosoftの方である。少しは困らせた方がユーザの事を真剣に考えるようになるのではないらろうか。まあ、アップデートするくらいならMacにした方が賢明だが。

タッチにすれば良いってものではない

 Windows 7ではタッチスクリーンで操作できる事を盛んにアピールしようとしている。メーカ各社もタッチスクリーンを備えたノートPCをいくつも発表しているが、タッチスクリーンがマウスの代わりになっているだけ(キーボードが付いている)で、そこに必然性のあるアプリケーションも存在しない。AppleはMagic Mouseでマルチタッチをサポートしたが、それはマウスの可能性を引き出すものになっている(マウスなので画面が汚れる事もない)が、Windows PCのそれはAppleのノートPCのトラックパッドで出来る事とさして違いはない。Appleはそんな無駄なもののためにタッチスクリーンを使う事などあり得ないのである。
 
 具体的に言えばOSXをフルに使うシステムにタッチスクリーンを使う可能性はない(少なくともすぐには考えられない)。iPod touchと同様にOSXのサブセットにマルチタッチ機能を加えたものを使用した多機能なブックレットならば間も無く出るだろうが、キー入力の頻度が少なくて良いアプリケーションが主体になるからこそインターフェイスからキーボードを削除し、必要に応じてソフトウェアキーを表示させるUIに意味があるのだ。キーボードやタッチパッドのスペースが取れるならタッチパネルなど無駄なインターフェイスとしか言いようが無いのである。
 
結論:iPhoneやtouchは、マルチタッチ・インターフェイスを使いたいが為に開発された製品ではない。必要最低限のボタンしか持たないデバイスを簡単に使いこなすにはどんなインターフェイスが必要かを考えてマルチタッチ・インターフェイスが選択されただけである。GUIが、マルチタッチ用に設計されていないOSでマルチタッチを利用させると言うのは単なる自己満足(ユーザにとっては傍迷惑)に過ぎないのである。音声入力だって有効な時があるが、全てが音声入力だったらPCなど誰も使わなくなってしまうのだ。

金曜日, 10月 23, 2009

Microsoftとvs Appleの行方

 Windows 7の発売に堂々と新製品をぶつけてきたのはAppleの自信(それとも傲り?)の現れかも知れないが、実際に新しいiMacを今日セットアップした感想からすれば自信を持ってぶつけてくるのが当たり前の出来だった。Magicマウスもキーボードも快適そのものだし、CPUもメモリ容量もローエンドモデルで十分だと思えた。
 
 アルバイトを動員したかどうかは分からないが、秋葉原で深夜に盛り上がった事が嘘のような扱いのWindows 7。速くなりました、軽くなりましたと言われたってVistaがダメ過ぎただけで、別に良くなった訳ではないのだから当然の扱い。

SnowLeopardは、目新しさはないが確実に進化してい上に僅か数千円でアップグレード出来たのに、Microsoftは仕様ミスを改めたバグフィックスを商品として出したのだから飛ぶように売れる事など無いのである。

結論:Microsoftは対向車線の逆走を進化と呼び、Appleは追い越し車線の独走を進化と呼ぶ。ソウフトウェアで利益を上げなければいけないMicrosoftはOSを無料にする事は出来そうもないが、AppleはいずれOSを無料にするつもりだろう。OSをライセンスしなかった事がAppleの最強の武器になりつつあるようだ。

木曜日, 10月 22, 2009

新製品のファースト・インプレッション

 魅力的な新製品が発表されたので昨日、早速昼飯がてらにアップル銀座を覗いてきた。商品の入替えがまだ終了していなかったので、新しいiMacは取材用の一台が中央にデンと構えているだけで、試してみたかったMagic Mouseも撮影中だったので一瞬勝手に触っただけだった(撮影中なのに手を出すのはどうかと思うが...)。
 
 同じ時刻にiMacの回りにいたのは取材のカメラと林信行さん、それと何故かTBSの鈴木純アナウンサー。一方的に知ってるだけで面識がなかったのでお話はしなかった(当たり前だ)。
 
 さて、本題だがMacBookは既に並べられていたので触る事が出来たが、iMacはまだ一台しか展示されていなかったので実際の操作感は試す事が出来なかった。画面がきれいと言う以外に...Mac miniサーバとMagic Mouse以外の商品は既に持ち帰れる事を確認し、ショップを後にしたのである。

結論:何処がファースト・インプレッションだと言われれば、まさにその通り。でも、Magic Mouseが欲しくてMacを買うユーザが出てくるぞと予感した。あれは、大化けするのだ(WindowsではBoot CampでもMagic Mouseは使えません)。Windows 7の販促に付ければ7が売れるかも...

Windows 7発売に思う事

 Windows 7はMagic Mouseの影に隠れちゃうのではないかと半分冗談、半分本気で書いたのだが、あながち間違いではない気がする。飛び石で二度も大きな失敗作(MeとVista)をリリースしたMicrosoftの起死回生を狙うWindows 7は、XPモードも備えVistaほどの体たらくを見せる事はないだろうが、だからといって飛びついて直ぐに手に入れなければならないOSではない。Windowsユーザをつなぎ止めなくてはいけないので次期OS(Windows 8)の話もちらほら出ているが、OSが単独のパッケージとして発売される事を騒ぐのはWindowsに関してはこれが最後なのではないだろうか。何故ならばPCは既に当たり前の存在になっていてOSが何であるかは重要ではなく、自分がやりたい事が出来るか出来ないか、そしてそれが快適かどうかに比重が移り、それに失敗したからVistaは無かった事にされただけなのだ。
 
 Macユーザにとって新しいOSXが発表される事とWindowsユーザ(ヘビーユーザは別だが)にとってのそれは、全く次元の違う話である。シェアが9割あろうが無かろうがWindowsユーザの大半はMicrosoftのOSが入っているからWindows PCを使っているわけではない(Macのユーザも最近の主流は同様だが)のである。当たり前の事が思った通りに出来る環境を作るのがOSの仕事だとすればバージョンが変わるたびにお作法が代わるようなOSは失敗作と言うしかないのだ。だとすれば、今後Windowsが8になろうが9になろうが、その違いをユーザビリティで表現しようなどと言うバカな考えは捨てざるを得なくなる。見た目は違わないのだからOSは限りなく空気に近くなり、空気にお金を落とす人はいなくなるのだ。OSのライセンスビジネスで大きくなったMicrosoftは、そのビジネスモデルのためにライセンスでしか生き残れない企業になってしまうのである。

結論:OSの主戦場は既にモバイルに移っている。そこで、一番劣勢なのはMicrosoftだが今後起死回生を図る事は恐らく無理だろう。そこには、iPhoneやAndroidのようにWindows mobileの数年先を行っているOSが既に存在するのだ。PCのライセンスで細々と生延びるしか方法はないのではないだろうか。

水曜日, 10月 21, 2009

底意地が悪い

 Vistaの汚名をそそぐためにスタートダッシュで話題を独占したかったMicrosoftの思惑を知っているのに(知っているからこそ、出鼻を挫く)、その一日前に一挙にコンシューマ用の新製品をぶつけてきたApple。ネットブックなどいらないとばかりに文句の付けようの無いスペックのMacBookを出したり、Mac miniをスモールサーバとして出したりと、明日以降のメディアがAppleに相当数のページを割かざるを得ない状況を作り出したのである。

結論:Windows 7はMagic Mouseよりも注目されないような気がする。OSがマウスに負けるなんて普通はあり得ない話だが、今回はあり得そうなのだ。Jobsは、底意地が悪過ぎるのである。

「Windows 7 をインストールできるか」判定ツール、正式公開

 手持のPCがWindows 7に対応しているかどうかを判定する「Windows 7 Upgradde Advisor」をMicrosoftが正式に公開した。周辺機器やソフトの互換性を調べる「Conaptibilty Center」も同時に公開されたようだが、発売当日にパッケージを買うのは単なるオタクで、普通の人は2、3年は乗り替えないから今から出すのでも遅くないと考えているのだろうか。

結論:今日から1週間の話題の中心はWindows 7ではなくMagic Mouseの方だろうな。アップル銀座に行って取材中のマウスを勝手に触って邪魔をしてきたが、クールでセクシーだった。

火曜日, 10月 20, 2009

明日発売される商品

 いよいよ本当にiMacやMac miniなどの新製品が発売されそうだが、その中で一番地味なMac miniは一番強力なラインナップが含まれているようである。Mac miniの使われ方で多かったのがWindowsマシーンの代替えやLinuxサーバだったのだが、噂によるとMac miniの一つはOSXサーバとして売り出されそうなのである。Unlimitedが入るのかどうかは分からないがホームサーバとして使うのであれば10ユーザ版でも十分に役に立つ(自宅でサーバを立てる人がそんなに沢山いるかは疑問だが、小規模のオフィス用なら十分あり得る)だろう。

結論:Mac miniがお手軽な本格的サーバの代名詞になるかも知れないのだ。

月曜日, 10月 19, 2009

いよいよLTE版iPhoneか

 VerizonのLTEネットワーク上でCDMAのiPhoneをテストしていると言う噂が流れている。日本ではdocomoが2010年にLTEのサービス開始を目指しているので場合によってはiPhone 4Gはdocomoから発売されるかも知れない。2012年からサービス開始を目指しているauはここでも置き去りに去れるのか、それとも3.5GとしてCDMA2000 EV-DOでiPhoneを出すのかが気になるところである。

結論:どう転ぶかが分からなかった初代iPhoneではキャリア独占が必要だったが、既にデファクトとなりつつある現在。AT&Tの独占契約終了と同時にEV-DO(LTE対応)が発表されるかも知れないのだ。

Windows 7にアップデートするくらいなら

 パッケージ版の販売が22日に迫ったMicrosoftに対抗するためにAppleが乗り替えキャペーンを計画しているようだ。Vistaを使っているユーザならばアップグレードは簡単だが、XPからのアップグレードならクリア・インストールしか方法がないのを逆手にとって、そんなことならMacの方が簡単だと言う話なのだろう。確かにMacからMacならばバカみたいに簡単だが、XPからWindows 7に比べて簡単かどうかは定かではない。勿論、同じソフトウェア会社のシステムの移行が、引き合いに出される段階で多いに問題なのだが...
 
結論:Appleは、今週iMacやMacBookなどのコンシューマ用のラインアップを一新してくると思われるが、Windows 7を買うくらいならハードごと替えたらという根付けを果たしてしてくるのだろうか。だとしたら、底意地が悪過ぎると思うのである。1週間くらいは夢を見させてあげても良いのに...

金曜日, 10月 16, 2009

Blu-rayはBTO

 次のiMacにBlu-rayが搭載されると言う噂が以前にあったが、Blu-rayドライブはオプションでBTO可能になるという新たな噂が出ている。Blu-rayがデファクトになる事はないと考えている私から見ればBTOの一つになると言う選択は正しいと思うのだ。それよりは、iFrameフォーマットの方がAppleには重要ということなのだ。

結論:チップはCore7らしいが、これは上位機種だけだろう。今のチップでも十分仕事には使えるのだ。まあ、メモリは4ギガが標準になるのだろうが。

iFrameはiPadへの伏線?

 Appleが発表した最新のビデオフォーマット「iFrame」ベースはH.264とAACだが、解像度が960×540(Full HDの1/4)となり、画像処理によってFull HDで表示させた場合に好都合な事が伺える。明らかにAppleTVやiPadを睨んだフォーマットの追加。まずはAppleTVで発表し、iPadの発表でiTunes StoreのビデオフォーマットはiFrameが標準になってCocktail形式のブックコンテンツが...

結論:地味な発表と言うのは実は重いものなのである。

水曜日, 10月 14, 2009

iPodでFM?

 Appleがラジオ用のアプリケーションを準備中だと言う噂が出てきた。nanoでは既にFMの視聴が可能なのでtouchにチューナーを搭載したモデルが出るのだと思っている人がいるかも知れないが、touchに使われている通信チップは元々FMも受信出来るもの。カメラ付きの本物の第3世代touchが登場する前に、既存の第2世代ユーザ向けにアップデートで対応するのだろう。

 nanoとの違いは、iTunes Storeとの連携だろうか。

結論:アプリさえあればFM受信(ラジオ)だろうと、送信(トランスミッタ)だろうと可能なのだ。

金曜日, 10月 09, 2009

128ビット版もいいけど

 間も無くWindows 7が発売されるが、既にMicrosoftは次に向けて動き始めているようである。どう考えてもVistaのサービスパックと思える7がやっと出たとしか思えないのに、次のOSでは128ビットに対応させたいと言う事らしい(128ビットに関する記述は削除されたらしい)が、それよりはきっちりと足下を固めて64ビットで実績を積むべきでは無いだろうか。

結論:64ビットでさえ覚束ないのに...

木曜日, 10月 08, 2009

DellのAndroidケータイ

 DellがAndroidベースのスマートフォンのリリースに向けて準備を始めているようだ。高級機路線はiPhoneやRIMが押え、低価格路線はAndroidベースというのがモバイルの世界の潮流となるのだろう。これに一人取り残されているのがMicrosoftのWindows Mobile。Officeソフトとの連携に縛られたために二世代近くも前のアーキテクチャを引きずっているのだから取り残されるのも仕方のない話である。
 
 ガラパゴスの日本メーカーは現状のままでは、よりガラパゴス化を進めるか、Android化して世界に目を向けるか、撤退するしか方法は無いだろう。DoCoMoやauは独自サービスを死守するためにお化けケータイをメーカーに作らせようとするのだろうが、Androidにシフトすれば海外のメーカーを締め出す事は不可能になり、結局は日本のメーカー全部載せで...

結論:お財布ケータイ、日本独自のコンテンツなしでiPhoneが売れている事実を冷静に受けとめたらキャリアの言いなりなるのはやめると思うのだが。

火曜日, 10月 06, 2009

勝負あった?

 何時までたってもFlashをサポートする気配のないiPhone。Apple育ちのWebKitベースがスマートフォンのブラウザーのデファクト・スタンダードになろうとしている中、WebアプリはFlashではなくHTML5がデファクトになりそうな気配である。PCではデファクトであったIEもシェアを落とし続け、モバイルに関しては無いも同然。Flashを必要としないiPhoneに合わせたHTML5ベースのWebアプリが大勢を占めるようだとMicrosoftの出る幕は無くなってしまうだろう。
 
 WebKit陣営には、Apple、Google、Nokia、Samsung、Palmが控えている。GoogleのChromeもWebKitベースだから開発スピードが早いのである。

結論:Microsoftがどう考えていようと、周回遅れのIEとSilverlightがメインストリームになる事などありえないのだ。

出版業界がAppleのTabletに対抗

 年が明ければ間違いなく発表されるAppleのTablet(iPad?)。手をこまねいていたら音楽業界と同じようにデジタル書籍をAppleに独占されてしまうとの警戒感から、出版業界がAppleに対抗するデジタルストアを開設しようと動き始めたようである。JobsはJobsで大手出版会社とデジタル書籍の話を進めているが結果は如何に。

結論:SONYは懲りもせずに単機能のデバイスをKindleに対抗して出したが相手が違うのは間違いないだろう。出版業界が定期購読の形でデジタルコンテンツを売ろうとしているが専用端末はどこが出してくれるのだろう。PC専用だったらアウトなのだ。

Windows 7でホームパーティー

 IE6の履歴ファイルを見て嘔吐するCMを作ったり(IE8の宣伝らしい)、バルマーの直筆サイン付き特別バージョンのWindows 7を作ったりと支離滅裂なMicrosoftが、「Windows 7のホームパーティを開こう」(日本版ではランチパーティ)と言う企画を大まじめに呼びかけている。パーティのホストにはPremium Editionをプレゼントするらしいが、アムウェイやニュースキンのネットワークビジネスじゃあるまいし、どこの世の中にOSを友人に奨めるためにパーティーを開くバカがいると言うのだろう。

結論:おまけにガンプラでも付けた方が売れるんじゃないの。今週発表のiMacをくれるならパーティーに参加してやってもいいぞ。

木曜日, 10月 01, 2009

新しい「iMac」

 MacBookののモデルチェンジよりも二週間前になりそうな「iMac」と「Mac mini」の発表。既に二年を経過したiMacは筐体も新しいものになり価格も引き下げられるだろう。翌々週にはMacBook、そしてその後も...

 価格も円高を受けて黙っていても今迄よりも安くなるのは間違いなし。

結論:Mac購入をお考えの方は今月までお待ち下さい。

「au BOX」受け付け終了

 KDDIが昨年末に開始されたばかりの「au BOX」の新規受け付けを終了した。初期生産分が終了したからで、既存ユーザ向けのサービスは引き続き利用出来ると言うが、どう考えてもこのサービスが発展していくとは思えない。現状日本での付加サービスが、何もないApple TVでさえこんな無様な状態では無いと言えるくらいにみっともない話だと思うのだが。

結論:ちゃんとしたサービスが提供出来ないなら、自前でどうにかしようと言うバカな考えはやめるべきなのだ。結局被害を被るのはユーザの方なのである。

火曜日, 9月 29, 2009

iPadはMacじゃない

 前から書いているようにiPadはMac OSではなくiPhone OSで起動するコミュニケーション機能を持ったメディアデバイス。アプリケーションの提供はiPhoneと同じようにApp Store経由だけだろう。iPadの発表が年明け早々で、6月に発売開始。その時までにApp Storeは全てのコンテンツを販売するオンラインストアとなっているのである。

結論:iPadは来年のお楽しみ。来週にも発表される次期MacBookが、ネットブックに対するAppleの解答となるだろう。

木曜日, 9月 24, 2009

Wiiの値下げの真意

 Xbox 360やPS3が値下げを受けて売上げを伸ばしているからではないだろうが、任天堂が10月1日からWiiから値下げすると発表をした。価格政策によるPS3などに対する対抗措置と言う捉え方がされているようだが...

結論:次期AppleTVに対抗する事前措置だと思ってるのは私だけだろうか。

火曜日, 9月 22, 2009

iPodの進化に見る「単機能デバイスの終わり」の可能性

 アメリカではKindleがそれなりに売れているようだが、それは一時的な傾向。Kindleのそれなりの成功を見てSONYが再挑戦しようとしているが書籍を電子化しただけでは何の意味も無いだろう。単機能のデバイスは飛び抜けていなければ生き残る可能性などない。iPodが成功した理由は、突き詰めていけば進化の一言で終る。iPodは単機能からスタートしながら飛び抜けた使い易さでデファクトになり、そしてハードウェアとソフトウェア、サービスのコンビネーションによる段階的な進化で多機能製品に変わっていった。iPodには他のデバイスでは当たり前の、思い付きで取り入れられ、いきなり消えてしまうような機能の追加は一切行われていないのである。

結論:計画性のない機能追加は進化では無く突然変異による奇形に過ぎないのだ。

Windows Mobileに「全力投球」を決めたMicrosoft

 中嶋聡さんのblogに”Windows Mobileに「全力投球」を決めたMicrosoft”が上がっていた。流石に、中島さん隙の無い分析であった。

1.OSが時代遅れ
 次期OSであるWindows MobileもベースはWindows CE。OSXベースのiPhone OSとは隔世なのである。まあ、OSXのベースは1989年にデビューしたNeXT STEPなのでオリジンは古いが設計思想が時代を超えていたのだ。
2.ブラウザーが時代遅れ
 WebKitがデファクトになろうとしている時代にHTML5に対応出来ないIEを導入するOEMなどいない。AppleはFlashさえ時代遅れと捉えているのだ。
3.時間がかかり過ぎ
 主戦力をWindows部隊のトップクラスのエンジニアにごっそりと入れ替えたまでは良いのだが、3,000人を越える開発部隊では動きが取れないのだ。
4.ビジネスモデルが違う
 端末一台辺り300ドルを越えるAppleに対し数ドルしかロイヤリティを受取れないMicrosoft。Appleの100倍も売れればどうにか商売になるが、スマートフォンの大半はWindows Mobile以外のOSで動いているのが現実なのだ。
5.Androidの出現
 iPhone OSをライセンスしそうも無いAppleは別だが、過当競争になっているスマートフォンの世界では僅か数ドルのライセンスフィーでさえ無くなるに越した事は無い。その上、Windows Mobileよりも開発が楽だったらMicrosoftの出る幕などないのだ。

結論:力技が通用するのは相手に力が無い時だけなのである。

金曜日, 9月 18, 2009

WebKitがデファクトになる

 ブラウザーと言えばIEというのが決まりだったのも過去の話。PCの世界では僅か数%しかシェアの無いAppleのSafariだが、SafariのベースとなっているWebKitはモバイル端末のブラウザーのレンダリング・エンジンの事実上のデファクトになろうとしている。AppleだけではなくAndroid、Nokia、RIM、SONY Ericssonまで端末用のブラウザー・エンジンはWebKitなのである。そればかりか、Microsoftのmobileチームさえ採用を望んでいると言うのだ。

結論:HTML5をモバイルで実装しようと考えた場合WebKitが最良の選択肢なのである。AppleがSafariを開発し始めた時に何で今更そんな無駄な事をすると思われたが、IEは時代遅れと考えたAppleの判断は間違っていなかったのである。

木曜日, 9月 17, 2009

BlackBerry向けアプリケーションを提供

 NTTドコモがスマートフォン向けサイト「ドコモスマートフォンサイト」(そのままじゃんけ)で、BlackBerry向けのアプリを10月6日から提供すると発表した。どんなに沢山のアプリが出るのかとtouchユーザとしては気が気でないので早速情報を検索してみた。何と全部で6本。12月になれば後2本も登場するらしい。

結論:僅か6本の為にサイトを開く意味が何処にあるのだろう。

新しいWalkmanは...

 また、新しいWalkmanが発表された。凄くくどいデザインのA-シリーズがnano対抗機となるようだが(価格はnanoより高い設定だが、どうせ売価は安くなる)、ミッドレンジなのに機能は半年前に発売されたWalkmanの最高峰よりも音質が上のようである。フェアプレイを使っていない楽曲を簡単に入れらるので純粋に音楽プレイヤーとして考えればありかもしれない。ただ、くどいデザインが受けるとは思えないが。出井さんの時にデザインチームを解散したツケは大きかったのだ。

結論:半年でミッドレンジが最高峰よりも良くなってしまうのでは、最高峰を買った人間の立場がないのだ(バカ丸出しになってしまう)。

水曜日, 9月 16, 2009

モデルチェンジ

 touchのカメラ付きばかりを気にしていてiMacやMacBookのことを忘れていた。二週間後くらいに新しいモデルが登場するという話を見て、そう言えばそろそろかなと。iMacは今よりも薄型で有機的なスタイルになると言われているが、さてどうなることやら。

結論:そろそろ買い替えようかな。今購入を考えている人は、もう二週間待ってから決めましょう。

月曜日, 9月 14, 2009

touchの3rd generationは間違いなく存在する

 新しいnanoの機能拡張の陰に隠れて、地味な存在になってしまったtouch。早速解体して情報をアップしているサイトがあるが、そこから分かった事はtouchに使用されている通信チップは、iPhoneよりも高機能で8011.nでLAN接続が可能でFM送受信も可能なものだということだ。更に、一部のサードパーティから発表されていた3rdモデル用のケースでカメラ用の穴が付けられてる位置には、6×6×3ミリ程のスペースがありnanoに加えられたビデオカメラモジュールを収める事が可能なのである。噂になっていたように、ビデオモジュールの不良で今回の発表は見送られたが、必ず近いうち(1年も待たされる事はない)に、touchの3rdモデルが発表される事だろう。但し、今回のイベントでは全くそのことに触れてはいないので、私が予想した時期よりも後になる可能性は高そうである。

結論:今回のモデルを第三世代と報道しているが正式名称は、「iPod touch(Late 2009)」。32Gや64Gは3rdではなく2.5と考えるのが順当だろう。本当の3rd generationの登場はこれからなのだ。

Cocktailは、AppleTV用?

 「iTunes LP」、「iTunes Extras」として発表されたCocktail。HTML、CSS、JavaScriptなどで作られたコンテンツはハイビジョン(1,280×720)の解像度向けにデザインされているらしい。この解像度はMacBook Pro 13インチよりも大きくApple TVのHDTV出力と同じなのである。コンテンツの対象はtouchではなくApple TVと考えるのが理屈に合っているのだが、今回の発表ではApple TVは完全にスルーされた。アメリカでは40Gモデルは既に販売を終了し160Gだけになっている。そろそろ、何らかの動きを示すのではないだろうか。

 テレビ番組や映画はケーブルテレビのSTBでも普通に見る事が出来るが、ブックレットやライナーノーツを見ながら音楽を聴くようなデバイスではない。kindleは書籍の代わりにはなるが動画を再生できるものではない。前にも書いたようにCocktailによってAppleは新たなコンテンツ・フォーマットを手にしたのである。

結論:iPadとApple TVはCocktail用のデバイスになるようだ。

Windows 7へのアップグレード、場合によっては20時間かかる?

 心待ちにしていた”Snow Leopard”のディスクが到着し特別なバックアップもせず(Time machineは当然使ってますが)にいきなりインストールを開始。いつもよりも長引いた会議の間にインストールは無事終了し、共有画面を利用して序でに、10.6.1へのアップデートも終了。席に戻った時には最新のOSで動くマシーンを手に入れる事が出来たのである。私の設定では容量が20G以上も削減され、快適そのものなのである。
 
 Appleの推奨通りに上書きだったのだが、設定の画面さえ一度も現れず(だから放ったらかしに出来たのだ)に無事に完了したのである。

結論:見出しが本当かどうかは知らないが、恐らくそうなるんだろうな。本当に気の毒な話だ。

金曜日, 9月 11, 2009

本命はこれから

 期待されたtouchの3rd Generationが発表されなかったスペシャル・イベント。搭載予定のビデオカメラがテストに合格しなかったために急遽、容量だけ増やされて投入されたのが今回のLate2009モデル。昨日も書いたようにクリスマス・シーズンまでには新モデルを投入してくるのではないだろうか。勿論、僅か1カ月かそこいらでビデオ付きの高機能モデルが出れば(それも同一価格で)、ユーザからブーイングが起こるのは間違いないので年明けまで引っ張るかも知れないが、そうなると後に控えているTabletやAppleTVとバッティングする可能性が高くなってしまうだろう。

結論:出せば間違いなくバカ売れする商品が、あまり多いと言うのも考えものなのだ。

Apple、iTunes競合サービス「Rhapsody」のiPhoneアプリを承認

 Real Networksの音楽配信サービス「Rhapsody」を利用できるiPhone用のアプリケーションが、App Storeからダウンロード可能になったと発表があったそうだ。「Rhapsody to Go」に加入する必要があり月額14.99ドル掛かるので、PCで「Rhapsody」に加入しているユーザー以外がこのアプリをダウンロードするとは...新規ユーザーの掘り起こしなど夢のまた夢なのである。もしも、上手く行けばAppleがiTunesでサブ・スクリプションのサービスが始まるだけの話なのだ。

結論:別段騒ぎ立てるような競争相手と見られていないという話なのである。

木曜日, 9月 10, 2009

そう言う事か?

 予想よりも小さな発表だったので多少残念ではあったが、無事スペシャルイベントの終ったApple。噂をされていたビデオカメラ付きのtouchは出なかったが、カメラに問題があって出荷が遅れるとは言えないので発表を遅らせたようである。全体の価格を大幅に下げ(64Gで昨日までの32Gよりも安いのだから)、iPhoneに取られているユーザを取り込もうと言う戦略なのだ。
 
結論:クリスマスまでにビデオ+GPSの3rd Generationが、AppleTVと一緒に発表されるのかも知れない。

携帯オーディオ:WALKMAN、約5年ぶりにiPodを破ってトップに

 日本で5年ぶりにWALKMANが携帯オーディオのトップシェアを取った(飽く迄も週次の話)と言うのだが、販売台数のシェアが互角になったのはiPodがモデルチェンジ後1年を経過し次期モデルが出る前の販売低下と同時期のiPhoneのニューモデルの発売開始が要因であり、SONYの販売台数が飛躍的に伸びたからではない。金額シェアでは相変わらず大きな差があるし(台数の差が殆どないのだからSONYの儲けなど無いと言うことだ)、明日になればまた7対2位の圧倒的な差になってしまうのである。

結論:どんな理由であれ、SONYファンには嬉しい話である。

水曜日, 9月 09, 2009

突然の値下げ

 アメリカのApple Storeが、touchやnano、classicの価格をいきなり下げてきた。日本はまだのようだがイベントの前に値下げと言うのはどういう事なのだろう。

結論:発表は出来るが発売が出来ないから値下げで需要の掘り起こしか?

どいつもこいつも

 iidaがどうでも良い端末なので呆れていたが、まだPreが出てから大して経っていないPalmが、新しい端末(Pixi)を発売するようだ。iPhoneに出鼻を挫かれたと言う不運(というよりは当然の帰結)が、あったのはしょうがないにしても新しい端末をどんどん出すほど経営状況が明るいように思えないのだが...

結論:起死回生なんてそんなにあるものではない。大抵はキズを深くするだけなのである。合掌。

オバマ大統領、演説でXboxやiPhoneに言及

 オバマ大統領が新学年をむかえる子供達に向けた演説で、「君たちの両親には、君たちが問題なく生活し、宿題をやり、起きている間中テレビやXboxの前に座っていたりしないようにする責任がある」とMicrosoftを貶し、教育の必要性について、「次のiPhoneや新薬を発明するような革新者になるためには、科学の授業を受ける必要がある」と述べたそうだ。

結論:iPhoneを褒めたのは良いが、それなら早くBlackberryからiPhoneに乗り換えて下さい。

明晩発表されるのは?

 一晩前に予想をしても仕方がないのだが、どれくらい当たるかも一興。間違ったとしてもまさか命まで取られる事はないだろうと言う事で勝手に予想してみたいのだ。

発表されるもの
その1:Cocktail
 ライナーノーツや歌詞カードなどを含めたマルチコンテンツのアルバム販売。実現度90%
その2:iPod touch 3rd ジェネレーション
 カメラ(動画対応)に問題が発生し、出荷が遅れるとの噂もあるが遂にカメラ付きで低価格で登場。実現度95%
その3:カメラ付きnano
 こちらのカメラは大丈夫なのだろうか。実現度95%
その4:The Beatlesの楽曲ダウンロード
 同日、発売開始になるデジタル・リマスターに合わせiTunes Storeでダウンロード開始。もしかして、楽曲プリインストール(当然ロスレス)のtouchを販売か。Apple Inc.の合併発表だったりして。実現度75%。
その5:Jobs復帰
 肝臓移植も終え元気な姿で発表会を取り仕切る。実現度60%。
その6:AppleTVのニューモデル
 いつまでたっても大成功にならないのに続けていると言う事は次があると言う証拠。フルハイビジョンにゲーム。実現度55%
 
 どちらにしても、iTunes絡みの発表だけなのだ。
 
結論:何が出るにしろ楽しみなのである。

月曜日, 9月 07, 2009

iPod classicは終了

 64Gのフラッシュメモリがここまで安くなって、大抵の人のコレクションをカバー可能になった事を受け、iPod classicは終了するのではないかという話が現実味を帯びてきた。まあ、classicがなくなるのは織り込み済みではあるのだがいよいよとなる(正式に発表はされていないが)と感慨一塩である。

結論:2001年からのユーザなので、ちょっと寂しい気はするが時代はそうなっているのだ。

XPモードを捨てられなかったMicrosoftの敗北

 いくらVistaに比べて処理速度が上がり、資源も喰わなくなったと言い張ろうが主力で使われているXPを不要のものと出来ず普及のためにXPモードを用意せざるを得なくなったMicrosoftは、明らかにAppleに敗北した(シェアではなくOSのグランドデザイン)。OSXに切り替える段階で、ClassicやRosettaという過去の資産を引き継ぐための仮想化技術を使ってきたAppleは、Snow LeopardのではデフォルトではRosettaもインストールしないという暴挙(必要ならインストールは何時でも出来るが)に出てきた。Appleのサインは過去との決別だ。それに対してMicrosoftはXPを捨てたら乗換えさえして貰えないという大きな問題が立ちはだかっているために過去を捨てられなかった。

結論:互換性を確保するために過去を捨てる事が出来なかったと言うかも知れないが、それならば何故過去のシステムの良さを自ら破壊したのだ。首を絞めておいて、蘇生しようなんて余りにも無計画なのである。

Vistaを葬り去るMicrosoftの愚

 誰がどう見ても最低最悪だったVistaを始末してWindows 7を導入させるために、Microsoftはなりふり構わずに暴走している。同じマシーンにVistaと7を入れてどちらの方が速いと言う比較などまさに愚の骨頂。Snow Leopardと比べてこんなに、優れていると言うのならば理にかなっている(そんなことしたら劣っている事を証明する事になるだけだ)が、自分たちの失敗作と比較するなど支離滅裂としか言いようがない。

 あれだけ前評判が悪かったVistaの発表時にMicrosoftは何と言っていたのか、それが如何に酷いペテンであったかを知っているのは実際にVistaに移行したユーザたちである。自ら下げてしまった評判を取り戻すために自社のOSを貶すなんて、どういう神経をしていればそんな芸当が出来るのだろう。

結論:糞OS(Vista)を作った会社が作ったOSを喜んで喰う奴は変態なのだ。

木曜日, 9月 03, 2009

『Snow Leopard』の本質は「ハードウェア性能の増強」

 Wiredに表題の記事が掲載されていた。”Snow Leopard”にすることで強力なハードウェアを手に入れられるという内容である。元の記事を読んで頂けばそれで済むのだが、それでは私のblogを見て頂けなくなるので余計な事を書いてみたいと思うのだ。
 
ハードウェアの増強
その1:処理速度の向上
アプリによっては恩恵を受けられないものもある(そもそも起動しない)が、まともに動くとすれば処理速度は1.5倍以上になる。縁の下のシステム回りが軽くなっているのだから、体感は倍である。Vistaと比べて...比べる相手が悪過ぎるか。
その2:ディスク容量の増加
どこかのOSではバージョンが上がるほどシステムがディスクを占有する容量が増える仕様のようだが、アップデートすることによってシステム容量が半分以下に減少し使えるユーザエリアが拡大する。数百ギガ増えるような事はないが空きエリアを心配しながら使っていたノートユーザにとって10ギガ以上の空きエリアが増えるのは大歓迎の筈だ。
その3:バッテリーの増量
タスクの処理に必要な時間が劇的に減る(処理速度とCPUの使用率が劇的に改善)ため、一番消費電力を喰うファンが回らなくなる。当然、1回の充電で使える時間はノートの場合減る事はないだろう。

 とは言え、この前も書いたように私の手元にはインストール出来ない”Snow Leopard”のディスクがあるだけ。会社貸与のノートはPowerBookなので、実機の話をしている訳ではないのだ(私がAppleの回し者の可能性だってある)。

結論:どこかの出来損ないのOSでは、インストールするためにハードウェアの増強が必要だが、”Snow Leopard”はインストールすることによってハードウェアの増強が可能になるのである。あなたなら、どっちのOSの方が優れていると思うだろう。

水曜日, 9月 02, 2009

AT&Tがモトローラ製のAndroid携帯を「時代遅れ」と拒否

 オープンソースでOSにコストが掛からないから安心と考えているのか知らないが、日本ではAndroidが救世主のように勘違いされている。今のところiPhoneを独占出来ているせいかは知らないが、AT&Tがモトローラ製のAndroid携帯を「時代遅れ」と言う理由で拒否したという事らしい(正式な発表ではなさそうだが)。ロクでもないOS(何とかmobileと言う名前らしい)にライセンス料を払わないで済むと言うだけで、それなりの意味はあるのかも知れないが、自分のところでコストが掛からないとすれば同業他社も全く同じ条件な訳で、わざわざレッド・オーシャンに飛び込む価値がそこにあると思えないのは私がメーカーの人間ではないからだろうか。

結論:ハードまでコントロール出来ないAndroidでiPhoneを越えるスマートフォンが開発出来るなんて思ってるとしたらタワケモノだ。

『Windows 7』を選ばない理由

 目出度くリリースされたSnow Leopardの後を追って10月22日には、『Windows 7』が発売される。『Windows 7を選ぶ7つの理由』という記事に続いて『Windows 7を選ばない7つの理由』と言う記事が、”Wired”に掲載されていた。それを参考に私なりに突込みを入れてみたいと思うのだ。
 
選ばない理由
クリーン・インストール:流石にVistaからではないが、Vistaへのアップをしなかったユーザの方が多い状況でXPからはクリーン・インストールしかないのだとしたら、どれだけの人が”7”に乗り換えると言うのだろう。Microsoftが提供する旧システムからの移行ツールもあるが、Microsoft製だと言うだけで使いたくなくなるユーザの方が多いと思うのだ。そんなことなら”Snow Leopard”(要はMacにチェンジ)にして、Apple製の以降ツールでデータを移行した方が安心なのだ(元は間違いなくPCに残っているのだから)。
値段が高い:どのバージョン(出来損ないのVistaも含む)でもアップグレードに120ドルも掛かる。XPは一つ飛ばしだからまだ良いが出来損ないのVistaを買わされたユーザはたまったものではない(大体はダウングレード費用さえ掛かっている筈)。Appleは、Intel版のLeopardユーザには30ドルでSnow Leopardを提供しているが少なくともLeopardは出来損ないのOSではなかったのだ。LeopardにしていないIntelユーザ用にはLeopard以降しかインストール出来ないiWorkやiLifeをパックしたお徳用セットを用意している。
時間がかかる:ディスクの初期化をした上でOSをインストールしアプリケーションのインストールや設定の再構築をしなければいけないのだから、余程の暇人じゃなければそんな酔狂なことをする訳などないのだ。Snow Leopardは、僅か45分で終了。デフォルトは上書きという大英断。上書きした後はファイルサイズは半分になっていると言う次第だ(DVDディスクが読めないと言う不良品に当ってしまうと1週間掛かるが...私がそうだ)
セキュリティーの問題:サードパーティーのアンチ・ウイルスソフトや小まめなセキュリティー・アップデートを欠けていればXPだって殆ど替わらないセキュリティー・レベルのはず。
やっぱり、Windows:Auto runのウイルスは勝手に動くくせに、USBメモリを差し込んだら黙ってストレージとして認識すればいいのに、どのアプリケーションで開くかを聞いてくる融通の無さは今迄通り。至る所にWindowsの悪いところを残しているのは、きっと企業ポリシーかただのバカのどっちかなのだ。
Snow Leopardがすでに登場している:使い易さと考え抜かれたインターフェイス、快適な処理スピードが欲しいならば、”Snow Leopard”がある。

結論:Macのアプリが動くとしても、Macユーザだったら絶対にこんなものに金は使わないのだ。

火曜日, 9月 01, 2009

9月9日はAppleの日

 Appleから正式に発表のあったメディア向けのイベント開催。iPodのフルモデルチェンジとCocktailとThe BeatlesとJobsの復帰。どれか一つだけでも十分イベントとして成り立つのだが、それを一遍にしようと言うのだから今回の気合いの入れ方は半端ではないのである。
 
発表されるもの
その1:カメラ(動画も)、GPS付きのtouchとカメラ付きnano。
その2:これからのメディアフォーマットとなるCocktail(オーディオ、動画、テキスト、静止画の集約)。
その3:デジタルリマスターが発売されるThe BeatlesのAppleでの取扱い(iTunes Storeとは限らない)。
その4:Jobsの復帰(引退宣言になるかも知れないが)。

結論:9月9日は忘れられない日になるのである。

木曜日, 8月 27, 2009

Snow Leopardは、WIndows 7じゃない

 Leopardの焼き直しみたいに思われているSnow Leopardは、WIndows Vistaのクレームに対処したSP3の様な代物ではない。OSそのものを一から組み直した完全な新製品と考えるべきだろう。勿論、見た目はほとんど同じなので見掛けだけでは別物とは分からないだろうが使ってみればその違いは肌で感じる事が出来るはずである(て、まだ使ってもいないのに何といい加減な)。Leopardから2年で良くここまで来たと言いたいところだが、恐らく開発開始はLeopardとほとんど変わらない時期だったのだろう(勿論、別なメンバーが開発を開始し、Leopardが出来た段階で合流したのだ)。

結論:さあ、明日早速インストールするぞ。

アップル製タブレットの開発、ジョブズ氏自らが指揮か?

 WSJで、「アップル製タブレットの開発、ジョブズ氏自らが指揮か」と言う記事が出たようだが、そんなのは当たり前の事であって疑問の余地は微塵もない。Jobsがタッチしないで発表された商品など一つもないと言い切ったって間違いではないはずだ。

結論:Jobsが納得しなければ決して、お披露目される事はないのである。

水曜日, 8月 26, 2009

レコーダーで録画した映像をケータイに転送する機能

 BD(Blu-ray)レコーダーで録画した映像をauケータイに転送して外出先で視聴出来る機能付きの機種を秋冬に出すそうだ。要はテレビの録画を外で見られるというもなのだが、そこまでして見たい番組がどれ位あるのだろうと言うのが最初の疑問である。

素朴な疑問 
その1:同じ番組を見ていないと仲間外れにされると言う苛めでも横行しているのだろうか?
その2:通勤の合間に溜まってしまった録画を見終わるほど遠くから、勤めに言っているのだろうか?
その3:今迄費やしていたメールも出せないほど生活に困っているのだろうか?

結論:要は、au BOXのコンテンツがテレビ以下だと言う話である。何でネットでやらないのかって?日本のiTunes Storeでビデオが発売になったら一網打尽だからだ。

月曜日, 8月 24, 2009

予想通り

 大方の噂サイトの予想通り28日にSnow Leopardが発売される。

結論:Microsoftのように煽る事も、勿体ぶる事も無いようである。

AppleTVが家庭に入る

 9月9日の発表は音楽絡みだけで終るのかも知れないが、データセンターの件で触れたようにAppleの次のターゲットはFull HDのビデオ配信。巨大なデータセンターから送り出されるのは放送レベルのデータなのではないだろうか。日本では全く意味を成さないAppleTVが本当にTVのSTB(セットトップボックス)になるには、ケーブルテレビと地上放送、そしてゲームの統合。サブスクリプションは、音楽ではなくテレビ放送にこそ相応しいサービス。現に日本でもケーブルテレビは当たり前になって来ている。録画機能を持ったAppleせいのテレビも1年以内に出るのではないかという噂も上がってきているが、間違った予想ではないと思うのである。

結論:その前に日本でもビデオの販売を始めて欲しいものだ。

金曜日, 8月 21, 2009

Appleのデータセンター

 Appleがノースカロライナに世界最大規模のデータセンターを建設するようだが、iWorkを利用したクラウドコンピューティングやMobileMeの拡張だけではないのではないかと思うのだ。じゃあ、あれだけ凄いものを何のためにと問われれば正直分からないのだが...

結論:Full HDのストリーミング(要は次は放送の支配)だったりして。

ミカジメ

 元々詐欺と守銭奴の塊(所詮広告屋ですから)だとは分かっているが、電通が音頭を取ってスタートされるiPhoneに対して始められる雑誌の有料配信の配信手数料はなんと30%だというのだ。Appleが30%取るのはボッタクリだとは思わないが、その上電通が30%もはねると言うのは明らかにボッタクリ以外の何物でもないのである。単なるPDFではなくDRMが含まれているのだろうが、そんなものを付加するだけで30%もとるなんてまるでテレビの広告手数料じゃないか。そもそも、テレビ屋が下請け苛めをするのも電通がスポンサー料を抜いているからだと思っているくらい(単にテレビ屋の性根が腐ってるのだとは思うが...)の私にとって電通は広(告)域暴力団に過ぎないのである。ヤクザのミカジメだってこんなに高くないぞ。

結論:死ね。

木曜日, 8月 20, 2009

The Beatlesエディション

 iPodにU2スペシャルエディションがあったように、もしもThe Beatlesの楽曲提供があるとすればプリインストール済みのエディションがあっても良いのではないだろうか。

結論:後10日の辛抱である。

供給不足?

 カナダやオーストラリアでiPhoneの品切れが起こっているようだ。日本でもどうやら在庫が足り無くなり始めているようで、世界的に品不足が起こっているのだろう。

結論:touchの生産が影響しているのだろうか?ほとんどの部品が同じだからな。

水曜日, 8月 19, 2009

9月9日に発表されるもの

 SONYは予想通りより薄型でHDD容量の多いPS3の発表と値下げで終了だったようだが、Appleの9月9日はiPodの刷新だけではなく余り待たされたのですっかり忘れていたThe Beatlesの楽曲のダウンロード開始が組み込まれるようである。The BeatlesのAppleと揉めていた頃から、これでAppleがThe Beatlesを扱う事になると書いていたのだが、版権を持っていたマイケル・ジャクソンとの問題もあって中々実現しなかったのが、ここに来て急展開。遂に日の目を見る時が...

結論:iPod、iTunes 9、Cocktail、The Beatles。Tabletは後回しでもネタは十分なのである。

火曜日, 8月 18, 2009

SONY、PS3関連の発表はあるか?

 ドイツのケルンで行われるゲームイベントでSONYがPS3に関連した何らかの発表を行うのではないかという噂が出ているらしい。噂の内容もしょぼい(スリムタイプの発表)のだが、びっくりするようなネタがないのだから致し方ないだろう。

結論:値下げとモデルカラーの追加くらいしかないんじゃないの。出なきゃ良いのに...touchの方がよっぽど面白いゲーム機だよな〜。

出鼻をくじく

 MicrosoftのZune HDの発売開始が9月15日だと言うのに、Appleの新しいtouchは9月9日に発表(同時発売?)される。Jobs復帰後最初のイベントでiPodのモデルチェンジとiTunesの新たなコンテンツの発表とは...

結論:容赦ないのである。Tabletはクリスマス前のお楽しみらしい。

こんなもんしか売れない

 日本では売れない(3Gはトータルでは売れたと思うのだが)と言われていたiPhone 3GSは、7月のケータイランキングでベスト10に2機種がランクイン。32Gモデルは堂々の1位獲得だった。

結論:ワンツーフィニッシュじゃなかったので大した事は無いとも言えるか。

無条件降伏

 無条件降伏と言っても別に終戦記念のことではない。独自フォーマット大好きのSONY(Appleだってそうだが、それをデファクトにしてしまうところが違う)が、随分前から手を付けていた(出たり入ったりしてるようだが)電子書籍のフォーマットをなんと業界標準のEPUBに移行すると発表した。業界がSONYに追随しないと言う事を漸く悟ったのだろうが、標準フォーマットを使えば売れると言うものじゃないと誰か気付かなかったのだろうか。

結論:もうこれからは、Cocktailだと思うのだが...AppleのCocktailは音楽アルバム用の規格じゃないぞ。

月曜日, 8月 17, 2009

何で業績が上がらないのか

 Appleなどを見ているとどんな経済状況であろうと利益は出るものだと勘違いしてしまいそうだが、数多の企業がそうではないことを見ればそんなに甘くない事は間違いない。商品のパッケージにさえ一切、手を抜かないAppleは一見するとデザインなどの見た目で売れているように思われがちだが(それで手に取ってもらう機会を増やしているのは間違いないが)、そんな甘い考えで商品開発など行ってはいない。操作感、使い勝手、見た目、そしてエコシステムの構築。使い心地を高めるための手段に妥協は無く、そしてタイムリーに商品を発表している。Appleの全てのオペレーションは計算し尽くされているのだ。
 
 その他大勢のプレイヤー(Microsoftも含む)が太刀打ち出来ないほど盤石の態勢を敷いているように見えるが、そんなAppleだっていつ10年前の状態に戻るかも知れない。何も考えずに他社に追従する企業が多いが、そんなことでは独自のビジネス・モデルなど出来ようもないのだ。

結論:小手先でどうにかしようと考えてるのだから業績が良くなる訳はないのである。

Apple Tabletの使い道

 中嶋聡氏のblogで、AppleのTablet(iPad)に関する話題が上がっていた。iPadを成功させるには、Amazonのようにちまちましていたのでは埒がない。教育市場に切り込んで教科書にする位のことをしなければ出す意味が無いと言うことである。
 
 確かに数多のTablet PCは討ち死にしてきたが、それはもっと小さなtouchインターフェイスのデバイスでも同様だった。ケータイやハンドヘルド・デバイスにタッチセンサーを搭載しても結局萎んでしまったが、ニーズが全く無かった訳ではなくiPhoneやtouchで再び日の目を見た。

結論:ニッチがメジャーになるかどうかは分かりやすさと使い心地に掛かっているのである。

コンテンツビジネスのビジネス・モデルの組直し

 今迄のビジネスの常識からすれば人気のあるものから利益を得るのが正しい商売のあり方だったが、これからはニッチな物から利益を上げるという形に改める時代になってきたように思える。他所に類似品(サービス)があるものではお金は取れないし、人気のあるコンテンツから料金を取ってはいけない。要は人気のあるコンテンツは撒き餌なのだ。
 
 廃盤になっているアナログ版はネット・オークションでとんでもない取引価格になることが多いが(私が中古屋にアナログ版200枚を5,000円で引き取ってもらった中の数枚はそれだけで数万円で売られていた)、そういったニッチなコンテンツは通常の流通経路に乗せてもペイ出来るものではないからこそネットでのビジネスが成り立つのだ。
 
 良い事ではないが過去の人であった酒井法子の旧譜が、覚せい剤事件でクローズアップされたためにiTunesで売上1位を獲得するなどと言う現象が起こった(現在は全データを停止)。恐らくCDショップには殆ど並んでいなかっただろうから、iTunesから購入した訳だ。

結論:中古市場(本来の古本など)の価格を見れば分かるように、ベストセラーには本当の価値はない。リミットを設けそれを越えたら無料にするというのが、デジタルコンテンツの正しい売り方なのかも知れないのだ。

touchの差

 新しいtouchが9月のイベントで発表されるのは動かし難い事実だが、予想通りカメラ付き(GPSは付かない?)で16〜64M。噂通り価格が199〜399ドルとなると、邦貨にして2万5千円以下〜4万5千円。初代のtouchユーザの買い替え需要や買い増しだけでも十分な数が売れるのではないだろうか。キャリア(Softbank)が嫌いでiPhoneに手を出さない潜在ユーザもこれで一挙にtouchに群がるのではないだろうか。
 
結論:戦略的な価格付けをしてきそうな雲行きだが、それはiPodユーザを根こそぎtouch(iPhone)ユーザに替えようと言うAppleの戦略なのである。9月15日にMicrosoftがZune HDを発売開始するが、タッチの差ではなく雲泥の差が付く(もう既に付いている?)と思うのは私だけだろうか。

ケータイOSの迷走

 KCP+が駄目だから仕方が無いと言えばそうなのだが、今更LiMoと言われてもしっくり来ない気がする。JavaVMもどきのAndroidもベースのカーネルはLinuxだから仲間だと言えば仲間なのだが、そうなるとLiMoの良さはAndroidほど重くないと言う事なのだろうか。LiMoが、スマートフォンまでカバーされるのかどうかは知らないが、auの唯一のスマートフォンのOSは、Windows mobileだしこのまま中途半端に多くのOSに手を出すと言うのでは、何のためにKCPに統一しようしていたかが...

結論:ババを引いてしまったのは間違いないが、それにしてもどうしようも無い迷走状態。キャリアと一蓮托生のメーカーこそババを引かされたと思っているに違いない。戦略はあったのだろうが戦術を練る能力は無かったのだ。

水曜日, 8月 05, 2009

こういうのを商売と言う

 世界の携帯電話市場の売上規模で僅か8%のApple(それでも凄いが)が、携帯電話市場の営業利益の3分の1のシェアを取っているとは、流石に驚きである。”世界に一つだけの花”って1等賞を取れない負け惜しみの言い訳に使われる

結論:端末当り4割の営業利益を上げているApple(粗利はなんと6割だ)。このご時世にこう言う商売が出来れば笑いが止まらないだろうな〜。勿論、Appleは何処の会社よりも真剣に事業に取り組んでいるからこう言う芸当が出来る訳だが。

諦めた訳ではない

 日本のスマートフォン市場をiPhoneに全て浚われたDoCoMo。4〜6月期の決算発表で、『HT-03A』はスマートフォンの中で一番売れていると言う事だがケータイの中で一番売れている機種と比較しなければ何の意味もないと思うのだが。
 
ドコモ歴代のiPhoneキラー
その1:『プラダフォン』「我々にはプラダフォンがある」。もう何処にもない。
その2:『SH-04A』「日本製iPhoneの対抗機」。UIの酷さに討ち死に。
その3:『Blackberry bold』「米国よりiPhoneのライバル登場」。発売1週間後に発熱で発売中止。
その4:『T-01A』「日本の本気!iPhoneキラーの大本命」。発売2日後に不具合で発売中止。
その5:『HT-03A』「iPhoneに対する1つめの武器だ」。過去の4つのiPhoneキラーは一体何だったのだろう。

 『HT-03A』のAndroidとiPhone OSは比較するのも可哀想なくらいに現状で開きがあるが、AndroidがiPhone 3.0で留まる事などありえないので、果たしてその差が縮まる事などあるのだろうか。

結論:山田社長はiPhoneをまだ諦めてはいないと答えていたようだが、正直な話他のスマートフォンは諦めたと言うのが本当の気持ちではないだろうか。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

 iPhoneを手に入れられないキャリアや端末メーカーはAndroidに夢を託したいようであるが、中嶋聡氏は今の勢いでHTML5が進化。浸透してくるならばわざわざ移植コストをかけてAndroidやWindows Mobile向けにネイティブアプリを開発するよりもHTML+Javascriptでインタラクティブアプリを開発する方が可能性があるとblogに書かれていた。
 
 Androidが、Javascriptの超高速で超小型のエンジンなのかと期待していたらJavaVMもどきだったので拍子抜けしてしまったためだとも書かれている。FlashとJavaでアプリが作れる事とiPhoneのObjective Cを同列に捉えるような薄らバカは別にして、アンドロイドで電気羊の夢を見ようと言うのは、Javaで夢を見た人達の残夢のように思えるのである。

結論:少なくとも中嶋聡氏は、Androidの先に夢は見ていないようである。まあ、夢ではなく現実でやるべき事がいくらでもあるから、そんなことに手を出す暇はないと言うだけだとは思うのだ。

月曜日, 8月 03, 2009

9月に発表11月に発売

 9月のイベントでは新しいサービス(Cocktail)の発表と第3世代のtouch。そして、iPad(仮称)の11月発売の発表となるのはタイミング的にも良いのでは無いだろうか。touchやMacとiPadは直接競合する商品では無いので、買い控えを起こす恐れは非常に少ない。ネットブックは中途半端なノートPCに過ぎないが、iPadはフルスペックのメディア端末(成功するかどうかはApple次第だ)。問題はどこまでニーズがあるかなのだが、コンテンツの再生に特化することで新しいデバイスとなれるのではないだろうか。

結論:AppleTVは、据置型のゲーム機になるのだろうか?

木曜日, 7月 30, 2009

粗利益率約60%

 Appleの稼ぎの大きな柱になってくれたiPhoneの粗利益率は60%と近いとの結果が分かった。一言で言ってとんでもない粗利率だ。他のメーカーが青息吐息で価格競争に陥っていると言うのに、Appleだけは我が世の春を謳歌しているのだ。

結論:今からAppleのビジネスモデルを真似る(後追いする)事など不可能だが、見習うべきヒントは沢山転がっているように思うのだ。

サムスン、スマートフォン向け最新モバイルプロセッサを発表--次期iPhoneで採用か?

 SamsungとIntrinsityが開発したHummingbirdが、次期iPhone用のチップになるのではないかと言う噂が持ち上がっている。現在搭載されているARMのチップと互換性があると言うのだから載せ替えは容易に違いない。それでは、MacとiPodの間を埋めるデバイスにも使われるのだろうか?

結論:恐らくAppleは、iPodの上位機種にあたるiPad(仮称)は、SamsungではなくP.A.Semiのオリジナルチップを載せるつもりである。

iPhone用Google Voiceを認めず

 通話料金を払わないで電話と通話が可能になるGoogle VoiceのiPhone版をApp Storeへの登録を認めなかったと言う記事が出ていた。AT&Tとの約束(それが、iChatが載らない理由?)があるからだと言う話だが、恐らく次期touchの発表と同時にiChatは載るんじゃないだろうか。但し、一般電話との通話は(当分)サポートしないとは思うが...

結論:いずれAppleが始めるからこそ認めないのである。少し前にはティザリングがそうだったのだ。

Cocktail?

 Appleと4大レーベルが「Cocktail」プロジェクトを計画しているという噂が俎上に上がっている。音楽ダウロードのアルバム単位の販売を強化するための仕組みのようである。ライナーノーツや歌詞カード、PVなどをパックし、iTunesを使わずに音楽やビデオを再生する物になりそうである。同時に、第1四半期(Appleは10〜12月)を目処に、噂が現実味を帯びてきたタブレット(システム上の情報ではiPad)を同時に発表し、書籍の販売も恐らく始まるだろう。
 
 過去10年間でダウンロードが増えたためにアルバム買いが減ったこの時代に逆行するやり方だという批判もあるが、これこそ間違った固定観念ではないだろうか。Cocktailがレーベルだけを対象にしたサービスだと考えるのは大間違いで、iTunesを経由して書籍に音楽やビデオを包含したデジタルコンテンツ(ミュージシャンの書籍なら文章に書かれている曲をワンクリックで聴く事が出来るとか、映画の書籍なら書かれている映画のシーンを書籍上で再現し、気に入ったらそこから購入出来る)が手に入るようになるための第一歩だと気付けば、これが単なるアルバム売ではないことが判るのである。

結論:Appleのエコシステムは、全てのコンテンツをAppleの足下に包含しようとしているのである。どうやら、Cocktailを批判をする人達にはCocktailがメディアを横断したコンテンツのリンクツールになる事が理解出来ていないようだ。固定観念と言うものは発想を貧弱にする足枷以外の何物でもないのである。

水曜日, 7月 22, 2009

息の根を止める

 iモードは不滅だとdocomoが信じたい事はITmediaの記事でも明らかなのだが、Appleはそんなキャリアの都合にはお構いなしで次期touchにカメラとマイクを搭載してくるようである。前々から何れはそうなると書いてきたように、いよいよVoIP(インターネット電話)が当たり前の時代が始まるのだ。

結論:
やっとtouchが携帯網を使わない電話になる日がやってくる。iPhoneをケータイだと思ってるととんでもないしっぺ返しを喰らうのである。早いところでAppleに携帯網を開放しないと息の根を止められるのだ。

火曜日, 7月 21, 2009

iモードは不滅です

 ITmediaに、”iモードは不滅です”という内容のインタビュー記事が掲載されていた。iモードの利用ユーザではなかった(私がdocomoを使っていた時代には無かった)ので、僅か10年しか経過していないとは知らなかった(それを知ったことがこの記事の唯一の収穫か?)。
 
 これからは量から質へ転換し、プルからプッシュへと進みパーソナライズと言うのが記事の要旨なのだが、PCでのネット利用が当たり前になった時代に屁のような情報にアクセスするために月極め契約(登録)が必要などという殿様商売成り立たなくなった昨今(パケ放題では儲かる筈もない)にパーソナライズの切り札が、「iコンシェル」だと言われても、それでどれでどれだけの顧客を囲い込めるかと聞かれれば、それなりにはいるかもねとしか答えようが無いのである。
 
 そもそも「iコンシェル」とは、コンテンツの取り纏めサービスのようなのだが、こういうローカルサービスはグローバル・ビジネスを狙っているAppleやGoogleには無理だと変な思い込みをしているようだが、Appleが個別のサービスを展開しようなんていうことを端から考えていないことは誰が見たって明らかな話なのだ。
 
 更に、iPhoneはUIが優れていて良く出来たデバイスだが、”それでできること”はdocomoが通過してきたことところ(通過したと言う事は物にならなかったと言う事?)だと言うが、iPhoneが優れている理由がUIだと思っている段階で何も分かっていないと言うしかないだろう。AppleのUIは、ユーザ・エクスペリエンス(UE:中嶋聡氏が「おもてなし」と翻訳)実現のための一要素に過ぎない。単なる見た目ではな使って気持ち良くなることに意味があるのだ。
 
 揚げ句の果てにはインターフェイスをカスタマイズ出来る事がパーソナル化だと言われても...

結論:これからの10年もiモードは進化続けるというが、iモードで10年掛かったことをAppleは僅かな時間で抜き去ろうとしている。自分から何れは消え去りますとは言えないのは分かるが、この世に不滅なものなど存在しないのである。

木曜日, 7月 16, 2009

タブレット型デバイス

 10月に発表し年末商戦に間に合わせるかは分からないが、P.A Semiで開発しているCPUを搭載した最初のデバイス(ネットブックとは違う)としてタブレットデバイスを出す事は間違いないだろう。OSは大きな括りで言えば当然OSXだが、Snow LeoprdではなくiPhoneと同様にタブレット用のサブセットが使われるだろう。アプリケーションの配布はiTunes経由。これが、これからのビジネス・モデルの標準になっていくのである。
 
 世間で売れていると言われているネットブックは、メーカーの利益を食いつぶすだけの商品に過ぎないが、Appleの出すデバイス(iPad?)は新たな利益を生み出す。CPUもOSも内製している上に、自由に価格設定を出来る強みは他のメーカーには真似の出来ない芸当である。

結論:iPhoneを広義のPCと捉えればタブレットマシーンもPCだが、ネットブックのように遅いマシーンに大きなOSを載せるのではなく、速いマシーンに軽いOSを載せてネットワークを利用するのがAppleの提案なのだ。

火曜日, 7月 14, 2009

テクノロジのためのテクノロジ

 Appleに出来て他のメーカに出来ないことは、「消費者はこれを使って何をするだろうか」と考えることである。Appleはテクノロジ企業として誰からも高い評価を受けているが、絶対にしないことはテクノロジのためのテクノロジを搭載すると言う独りよがりな製品をリリースしない事は以外に認識されていない。ユーザの実生活で使えないテクノロジは意味のない技術としてNOと駄目出しし、搭載する時にはそれを利用して有効に使われるサービスを同時に用意してくるのだ。そうして、そのテクノロジはシステムレベルで搭載されアプリケーションレベルで利用可能な物に昇華されている(全てを解放している訳ではないが、それでも単一のアプリのためにハードを載せるようなバカな真似はしない)。

結論:テクノロジのためのテクノロジはオタクのマスターベーションに過ぎないのだ。そんなものに付きあうから後で泣きを見るのである。

月曜日, 7月 13, 2009

Windows 7は新しいOS?

 Windows使いの方々から見れば、どうやらWindows 7は新しいOSでOSXのSnow Leopardは単なるマイナーバージョンアップと認識されているらしい。XPから見ればWindows 7は、確かにメジャーバージョンアップかも知れないが、Vistaから見ればサービスパック並みの変更。XPからはクリアインストールしか用意されていないようなので別物なのはよく分かるが、まともに使えるようになったVistaを新しいOSと呼ぶのならば、全てをCocoaで書き直し
、IntelだけをターゲットにしたSnow Leopardだって十分呼べるものである。APIの書き換え量を考えればOSXだって半端な物では無い筈である。

結論:操作感の統一性が保たれているOSXは、ユーザに全く負担をかけずに中身が入れ替わっているのでそのままに見えるが、中身のコードが大して代わっていないWindows 7は、新しいOSと同じような負担をユーザに強いるようだ。それが新しいと言うのなら、新しくならない方が良いのである。

木曜日, 7月 09, 2009

ごてごて

 ドコモがバカなことを言ってるだけではなくSONYも相変わらずバカなことを言っている。iPhoneやtouchが事実上Kindolの端末となろうとしている中、電通が出版社をまとめ上げてiPhone用の書籍販売を今月スタートするのに、SONYは今年度末を目標にPSP用のコミック販売を始めるなどと暢気なことを言っている。半年後のAppleが何処まで行っているかを全く想像出来ないらしいが、それならば無駄なあがきをするべきではないのだ。

結論:日本の会社はゴテゴテのハードと後手後手のサービスがお好きなようである。ガラパゴスを持ち出すまでもなく、井の中の蛙大海を知らずなのである。

ガラパゴスの中のガラパゴス

 App Storeだけでなく、Palm、Microsoft、Googleがスマートフォン向けのアプリケーションストアを立ち上げようとしている中、天下のドコモがアプリの販売権を奪われないために独自の販売サイトを2010年を目処に立ち上げるそうである。世界を相手にそれが出来るならば投資対効果を狙えるだろうが、ガラパゴスの中のガラパゴス(日本のスマートフォン市場)を相手に利益を上げられると考えているとしたら、お目出度いを通り越して情けないと言うしかないだろう。
 
 何故なら、ドコモの対象となるスマートフォンのOSは現在でもWindows mobileとAndroidの二つが存在し、二つのプラットフォームを用意しなければいけない。Appleがtouch PadやAppleTV用にApp Storeを用意する(そんな話は今のところ出ていないが)のとも次元の違う話なのだ。発想の元はスマートフォンアプリはiモードサイトでは販売出来ないからなのだが、どれだけ儲ける腹積もりなのかは知らないが間違いなく失敗するのだ。

結論:どうなるか分からないサイトのためにアプリを作るくらいならば、iPhoneアプリを作るに決まってると考えるのは私だけでは無い筈である。

火曜日, 7月 07, 2009

機能があることと使えることは違う

 林信行氏がnobilogで指摘されていることだが、日本の携帯は他の国では考えられないくらいに色々な(くだらない)機能を携帯に搭載しているが、それはスペックとして搭載されているだけでユーザにどのように使ってもらうかを全く考慮していないために結局要らない機能になってしまっている。その機能を試して面白いと感じるのはその時だけであり、機種を変更するまで使わず仕舞いだったなんてことになっている原因は、結局ユーザの意思とは関係のない商品開発を行っているからなのである。
 
 Appleの商品開発は出し惜しみのように言われることが多い(ガラパゴスな人たちはiPhoneと同じ機能は何年も前から日本のケータイでは常識だと直ぐ言う)が、何の使い道もないような機能をやたらに載せていないだけで、ハードとしての機能を追加する時にはそれを必要とするサービスも同時に提供している。そして、それは間違いなく必需品となるレベルに達しているのだ。どこかのケータイキャリアのように、ニューモデルでは消えてしまうような機能は決して搭載しないのがAppleなのである。

結論:最近は多くなったケータイのフルブラウザーが使われないのは出来損ないだからである。モバイル端末でWebにアクセスしているブラウザーの殆どはSafariのベースになったWebKit。Webを閲覧するのは一般のケータイの仕事ではないのかも知れないが、WebKitが使える端末なら月々いくらの登録料が必要なサイトなど見る必要は全く無いのである。

NHKオンデマンド苦戦 スタートから半年、採算の道険し?

 そもそも受信料を徴収していながら番組の再販で儲けようというビジネスモデルが如何なものかと思うのだが、PCとネット対応テレビ向けに有料配信という間違った選択をしたのだから採算があうはずなど無かったのである。無料番組を増やすなどしてテコ入れを考えているようだが、道は険しいと言うしかないだろう。NHKというカンバンを掲げているので自前でどうにかしたいと考えているのかも知れないが、NHKにとってもネットは他人の縄張り。上手く行くパートナーが世の中に存在するのに、軍門に降りたくないと言うプライドが邪魔させているのだろう。

結論:ビデオコンテンツが少なくて他所の国のユーザを羨ましく思っている日本の"iTunes Store"のユーザ。NHKが乗り込んでくればNODよりは間違いなく売れるのでは。自前で持たなければコストなんて全然かからないのに。半年間で売上は5,000万。半日とは言わないが、iTunesに上げたら半月もかからない金額なのだ。

出し惜しみはしない

 処理速度と通信速度が二倍になった"iPhone 3GS"。でも、それ以上に期待できるのが次のtouchかも知れない。勿論、電話の機能は付いてはいないがカメラやGPSなどは標準搭載されそうな雰囲気なのである。巷で噂になっているtouch第三世代のケースはカメラ用のホール以外は大きな変化がないため、大きな筐体の変更は無いのだろうが、”voice over”などのiPhone  OS3.0の機能は、次のtouchでも有効になるのだろう。

結論:スマートフォンとしてのiPhoneが揺るぎない位置を占めるようになったので、安心してtouchの機能強化を図れるのだ。今度のtouchに出し惜しみはないのだ。それにしても、8月のJobs復帰第一段のスペシャルイベントで発表されるのは何だろう。非常に気になるのだ。

月曜日, 6月 29, 2009

SONYがプレステ携帯開発を検討

 日経の記事なので恐らく単なる”飛ばし”なんだろうが、SONYがプレステ(PSPでしょどうせ)携帯の開発を検討していると書いている(月曜の日経の記事は大抵飛ばしである)。PSPであの大きさなのに携帯に出来るのかどうかは知ったことではないのだが

結論:是非、今度こそは本当に健闘して貰いたいものである。

素直に笑った方が良いのか?

 Gizmodoに”続・時空がグワンと歪むWindowsエラーメッセージの逆襲”というの上がっていた。言わなくてお分かっていると思うが、業務でもWindowsはMacの上でしか使わない私にとって、Windowsのエラーメッセージと言うのは全く馴染が無いのだが(Macの仮想で動くWindowsでは滅多に出ない)、Windows無しには仕事が出来ない方々はこんなメッセージを見せられて、さぞや苦労が絶えないことだろうと同情してしまうのである。
 
 "An error has occuresd while creating an error report"
  「エラーレポート作成中にエラーが発生しました」ってふざけてないか?
 
  「問題の原因はWindows Vistaです。これはマイクロソフト社が製作しました」
  確かに問題の原因は間違いなくVistaだが、開き直ってどうする。
 
  「ゴミ箱をゴミ箱に送って良いか」
  ってexplorerはゴミ箱を認識していないのか?
 
 ダイアログを閉じろって言うダイアログを出したり、普通の感覚では支離滅裂だと思うのだが、巨大化して自分の担当する部分以外は全く関知しない事がこんなところにも如実に現れているのだ。

結論:Windows 7ではこんなみっともないメッセージはもうでないのだろうか?だとすると、それはそれでつまらない気もするのである(あくまでWindowsは他人事なので)。

木曜日, 6月 25, 2009

iPhone + ドック

 iPhone 3.0になってBluetoothでキーボードの接続が可能になると言う話がある。充電だけでは無くiPhoneのコネクター経由で外部機器を接続可能なドックの開発も進んでいるようだ。PCだと思ってネットブックを購入し、がっかりしたという調査結果がアメリカで出ていたようだが、ネットを利用するだけならiPhoneやtouchで十分なんじゃないかと思えるのだ。今回搭載されたGPUは、PowerVR SGX 535というミッドレンジのチップなのだが、480×320の画面しか持たないのに720p(フルでは無いがハイビジョン)可能なのだ。ドック経由で外部ディスプレイ(液晶テレビで良い)に接続して使えば、貧弱なディスプレイしか持たないネットブックよりもまともなネット端末になってしまうのだ。

結論:iPhone 3GSや次期touchはポケットに入るネットPC(ホームPC)にいきなり化ける時がくるのかも知れない。

ケータイはインターネットではない

 キャリアから見ればケータイはインターネット端末なのかも知れないが、調査の結果出てきた結果は10代の女子以外はインターネットにはPCでアクセスしているという厳然たる事実。ケータイしか知らない連中はあれでインターネットをしているつもりかも知れないが、PCが使えるようになれば誰も利用しなくなる代物だと言う事が明らかになったようである。要はPCなら無料で手に入れられる情報に平気で金を使えるのは支払いが自分の財布ではないからということなのだ。

結論:10代の女の子のiPhoneユーザは少ないだろうが、もしも一気に増えたりしたらケータイサイトや音楽サイトは全滅になってしまうに違い無いのである。

水曜日, 6月 24, 2009

Androidに力をいれるのなら

 海の物とも山の物とも分からない状況からスタートしたケータイ電話。i-modeの成功に追随し、キャリア主導のサービスとハード開発の行き着いた先はガラパゴスだった。外から見ていたら思わず笑っちゃう状況なのだが、火縄銃を造らされているメーカーがライフルと勝負をしなければならないのだから、当事者としては笑い事でないだろう。そこに救世主のように現れたAndroid。今のままの通信方式ではiPhoneを受け入れることが不可能なauはAndroidにのるしか起死回生を図る手だてはないのだが、それと通常のケータイをどう棲み分けさせるのかが外野からは全く見えてこないのも事実なのである。日本国内でもまともに通信ができないSoftbankの通信網を使わずにSIMロックが解除されたiPhoneを利用している(FOMAのSIMを使ってdocomoに接続。mopera Uに加入してパケホーダイダブル)ユーザもいる。
 
 結局行き着く先はキャリアの土管屋化。これは、Android端末だって全く同じなのである。機能を追加出来ない何でもないケータイ用に独自のサービスを残すのも良いが、そんなものを取っ払っても一向に構わない端末(iPhoneやAndroid端末)に対しては、黙って回線を開放すれば良いのである。そうすればSoftbankのiPhoneユーザは全てdocomoに乗り換えるだろう。通信方式の違うauはどうするかって?今からLTE版のiPhone導入で動けば良いのだ。LTEに関しては、どのキャリアも横一線。早く動いた方が有利とは言えないが、LTEではキャリア独自のネットサービスなどのインフラに金をかけても仕方がないのだから、一番強力な端末を自陣に取り込むしか方法はないのである。

結論:メーカーにAndroid端末の開発を奨励しているキャリア。メーカーも日本を捨てて世界に再挑戦するチャンスと考えている筈だ。土管屋で設けるビジネスモデルが用意出来ないキャリは何れ退場になるしか無いのである。

火曜日, 6月 16, 2009

ケータイのビジネスモデルって

 私だってケータイは持っているがケータイで情報を検索したことはない。何故なら、WebやiPod touchならば無料で手に入る情報を得るために会員登録をして月に300円払えなどとふざけたことを言うからである。パソコンも無線LANも使えない状況ならボッタクリも仕方がないが、元々JUNETからインターネットに入った人間から見ればケータイのネット網などは箱庭の世界。観光地の自動販売機と一緒で何でこんなに高くなるんだと腹が立ってしまい会員登録などするものかとなってしまうのだ(単なる貧乏人とも言う)。
 
 iPhoneを知らない人は、iモードじゃないだの、EZWebが使えないのと文句を言うが、ケータイのサービス網は塩水のプールを海だと言い張っているようなもの。本物の海が利用出来るのにそんなプールに入る必要など無いのである。

結論:釣り堀が成り立つのは魚が釣れる海や川が近くにないから。漁師は釣り堀に魚など釣りに行かないのと同じで、iPhoneやiPod touchユーザはケータイのネットなどにお金を使うようなことはしないのである。カスゴミのビジネスモデルが崩壊し始めたのと同様にケータイのビジネスモデルも今のままでは先は見えているのだ。

金曜日, 6月 12, 2009

Snow Leopardの次にくるもの

 Snow Leopardが正式に発表されたばかりだが、それで見えてきたキーワードがいくつかある。今回は、それを元に妄想の世界に浸ってみたいと言う話である。
 
妄想の種
その1:Snow Leopardは、Intel版しかない
その2:mail、address、iCalは、Exchangeに標準対応
その3:システムがフル64ビットになったので余力が出来た
その4:バージョンアップは、僅か29ドルである

 ここから見えてくることは明らかにWindowsに真正面からぶつかろうと言う決意だ。そんな事を言ったって、Macなんて大した事無いと考えているならAppleを見くびり過ぎである。

結論:Windowsが選ばれる理由はWindowsが必ずしも優れている訳ではない。Windows用のアプリケーションが動くからだ。iWorkはOfficeのファイルが読み書き出来るだけだが、Windowsのアプリケーションが動くVMが標準で用意されたらユーザはMacでも良くなる。それが不可能な時代ではない。Snow Leopardはその布石に過ぎない。OSXがIntel版だけになったと言うことは、PC版が射程距離に入ったと言う事なのだ。

計画的陳腐化は陳腐な考え

 20世紀の物づくりや小売は顧客の持っている商品が陳腐であると実感させ、新製品に買い替えさせることで需要を掘り起こすビジネスモデルであった(日本のメーカーは残念ながら未だに20世紀で止まったままだ)。半年のサイクルでモデルチェンジ(物によっては3ヶ月)を繰返し、僅かな差だがハードウェア依存のため旧モデルでは不可能な機能を付け加える事によって買い替えサイクルを加速させると言うビジネスモデルである。国内のガラパゴスの中では、未だにバカのようにそれを繰り返している(それだってもう無理になりかけている)が、ケータイがスマートフォンの方に振れようとしている時代に時代錯誤も甚だしいのだ。実際この春のケータイは最悪の状態で予測の4割位しか売れなかったのだ(完全に飽和し終ったのだ)。もう陳腐化戦略は終っているのである。
 
 WWDCで発表されたiPhone 3.0やSnow Leopardは、陳腐化とは全く逆のベクトルを持っている。事情を良く知らない日本のケータイユーザからすれば、iPhone 3.0はiPhone 3G "S"の事だから既存ユーザには関係ない(20世紀のメーカーのビジネスはそうだったから)と勘違いしてしまうのだが、iPhone 3.0は既存のiPhoneたiPod touch全てに対して恩恵を与える機能強化が施されている。私の持っているtouchは発売初日に買った第1世代だが、iPhone OSを2.0にアップしたことによりBluetoothとスピーカーなどのハードを生かす機能を除けば第2世代となんら遜色が無いのである。そして、既にiPhone 3.0でのサポートも保証されている。つまりAppleのビジネスモデルは既存商品を陳腐化させることなく壊れて起動しなくなるその日まで使い込ませるものなのだ。Snow Leopardも既存のIntel製Macの性能が向上する(流石にPowerPCは捨てられたが、一番新しいものでも既に3年以上経過している)。Appleは全てに渡って陳腐化させないためのビジネスモデルを構築したのだ。

結論:ワンセグが無いとか地デジが見えないとか文句をいう連中がいるが、特定の機能しか与えられないハードウェアは陳腐化の原因である。そんなものを搭載しないからAppleの製品は陳腐化することが、他のメーカーと比べて少ないのだ。壊れてもいないのに買い替えさせるのと天寿を全うするその日まで最新の機能を堪能出来るのとどちらが、エコかは言うまでもないだろう。

月曜日, 6月 08, 2009

Palm Pre発売開始

 こんなことを言ったら失礼だろうがiPhone 3.0が発表される前に出さなければいけなかったPalm Pre。これまでのスマートフォンと比較して良く出来た商品だと思うが、今晩次のiPhone(iPhone OS)が発表された後では霞んで仕舞うのは間違いなかったので、たとえ2日しかなくてもはつばいせざるを得なかったのだ。

<span style="font-weight: bold;">結論:</span>Blackberryと違い、まともにiPhoneとぶつかるPalm Pre。結構辛いのである。

水曜日, 6月 03, 2009

PSP Go!

 わざとリーク情報を流したりと色々考えてはいるのだろうが、年末に出る端末で煽るほどの商品かと言われれば、どうだろうと疑問しか出てこないPSP Go!。サイズが半分で重さも4割減って、今迄がでか過ぎただけなんじゃないかとつい文句が出てしまう。遂にUMDも外され(まだあったんだ?)たのに、ケータイやカメラから消えたメモリスティックマイクロが何故か生き残っている不徹底さは如何なものだろう。

 更にケータイの方は、PS3のリモートプレイでPSPのゲームは動かない。これってPSPとケータイの両方を買わそうと言う魂胆なんだろうけど、何に注力しなければいけないかの社内のコンセンサスさえ取れていないことの証。いっそのこと全て分社化したらどうなんだろう。

結論:こんなことだと完全にiPhoneやtouchに負けてしまうのだ。10月以降の発売だなんて完全に半周遅れなのである。PSP Go!って、何処に行こうとしているのだ。

火曜日, 6月 02, 2009

Bingは凄いらしい

 いつまでたっても水を開けられっ放しだったMicrosoftの検索エンジン。起死回生かどうかは知らないがBingのβ版のサービスが始まったのだが、密かに凄いと噂になっているようだ。何が凄いかと言えばポルノの動画検索で実力を発揮。検索結果のサムネイルにポインターを持っていくだけでハードコアポルノが動き始めるのだ。

結論:検索能力のポイントを何処に置いたかは知らないが、取りあえず検索能力は高いようである。使わないと思うけど。

Vistaのセキュリティ、言われているほどダメじゃない?

 Windows Vistaのセキュリティは批判されているほど酷くは無いと言う記事が出ていた。確かにそれ以前のWindowsと比較してセキュリティに関しては改善されたのだろう(しつこい警告ダイアログは別にして)。

結論:Vistaの問題はセキュリティ以前にOSとして話にならない言う事である。

月曜日, 6月 01, 2009

One more thing.

 今回のWWDCのメインテーマが、Snow LeopardとiPhone OS 3.0なのは間違いない。合わせてiPhone 3G(2nd generation)が発表されるかどうかと言うことが、噂サイトで話題になっている。タップによって選んだ物にオートフォーカスする機能やコンパスアプリ、iPhoneによる映画やテレビ番組のダイレクトダウンロードなどが最新の噂だが、さて結果はどうなることか。

結論:今回のWWDCの"One More Thing"は、Jobsの復帰発表だと思うのだ。

金曜日, 5月 29, 2009

明暗

 Dellの2009年度第1四半期の純利益は売上高123億ドルに対して前年同期対比で63%減の2億9,000万ドルだった。次回が1ヶ月ずれるので単純に比較は出来ないがAppleの第2四半期の売上高は81億6,000万ドルで純利益は12億1,000万ドルと言う結果だったのでAppleの利益率は、Dellの10倍近いという事が明らかになった。Appleの売上の半分はiPod絡みなのだが、それにしても高収益率を良くキープ出来ていると言わざるを得ないだろう。

結論:数を売ればいいと言う考えは時代遅れなのである。

タッチケータイ

 タッチで操作出来ればタッチケータイと名乗って構わないと考えているのだろうが、各社から素晴らしい(バカにしてるんだからね)インターフェイスを備えたケータイが雨後の竹の子のように登場している。どこが素晴らしいかと言えば直感に頼らない操作が可能(直感的には使えないと言うこと)なことだろう。直感では思った操作にならないOSを搭載しているのが原因なのだが、どうやれば考えていることが出来るのかをマニュアルと首っ引きで覚えると言うのもおつなものである(使いこなす前に機種変だ)。
 
 指の動きに追随しないのでは直感的に操作が出来ないばかりかストレスばかりがたまってしまう。それを我慢して人間が大きくなると言うのなら、そう言うのもありかとは思うのだが、恐らくイライラがつのってキレやすいバカが増えるだけで終るのである。

結論:iPhone以外のユーザインターフェイスはタッチインターフェイスではなく疑似ボタンインターフェイスなのだ。

メモリスティックの終焉

 日本用ではまだ作るつもりなのかも知れないが、バルセロナで開催されたMWC2009で発表された新コンセプト”Entertainment Unlimited”の追加情報が発表されたとIt's a ...さんがblogを書いていた。"PSP Phoneだってあり”だとこの前CEOか誰かが仰っていたようだが、発表された3機種の中の一つにはPS3のリモートプレイ機能が搭載されるということである。SONY製品には外すことの出来なかったメモリスティックマイクロが遂に外され外部メモリはmicroSD一本に絞られたようである。先日発表されたデジタル一眼のαシリーズでもSDメモリスロットを標準装備にしたりと、これでメモリースティックも終焉へと向かいそうな雲行きである。
 
 フラッグシップとなるスマートフォンのSatioは部分部分を見ればハイスペックでiPhoneよりもすごそうなのだが、SymbianOSなのでお手並み拝見と言うところだろうか。ナンチャッテスマートフォンのミドルレンジ機は件のPS3のリモートプレイ機能を搭載するが、OSが組込みOSなのでiPhoneのように自由にアプリケーションを入れ替えることは出来ないものなのだ。ゲーミングマシーンを標榜するローエンド機も全く同様で、見た目で騙される人にしか買えない代物のように感じるのは私がApple信者だからだろうか。

結論:SonyEriksonからEriksonが撤退するそうだし色々大変なのである。

木曜日, 5月 28, 2009

過去10年間のIT製品の大失敗トップ10リスト

 がんばれゲイツ君の番外編に、”過去10年間のIT製品の大失敗トップ10リスト”の事が書かれていた。世の中全ての人が、恐らくそうだと答えるだろうと思うが堂々の1位は、やっぱりWindows Vistaだった。Apple一筋の私が取り上げているので信憑性に欠けると言われそうだが、元記事はTimeなので誤解の無いように。トップ10の中に見事二つもランクインしていながら潰れていないMicrosoftは、やっぱり底力のある企業なのだと実感したのである。差し詰め大成功の商品の1位はiPodで、4位ぐらいにiPhoneが入ってくるのだろう。

結論:Windows7が大失敗と言われないで済むのはぶっちぎりでVistaが大失敗だからである。Vistaを越えるのは一朝一夕では無理な話なのだ。

BeeTVは失敗する

 始めたばかりのサービスを貶すのは申し訳ないのだが315円で見放題にしたって登録ユーザが劇的に増えるとは思えないBeeTVはきっと失敗に終る。ただで見られるのと同じようなコンテンツをネットに持ってこようが、それが化ける事は金輪際無いのだ。ワンセグが良いなどとは思ってはいないが、それ以下のものが良い訳は無いのである。

 BeeTVに金を注ぎ込むくらいならYouTubeやニコ動でも見えるようにした方がよっぽどマシだと思うのだが...それよりはCSの番組でも売る方が良いんじゃないの。

結論:iTunes Storeが成功した理由は、お代を払うに値するコンテンツをまともな値段で販売出来る仕組みを作り上げたからなのだ。

Intelの独占契約

 AMDの幹部が2005年にIntelがAppleとのCPUの独占契約を結んだために、Appleとの取引契約を妨害されたと主張しているようだが、それでは何故AppleがIntelと独占契約を結んだかの答えにはなっていない。当時Appleは、PowerPCの開発の遅れに業を煮やし、既に準備されていたIntel系のOSXを実行させるCPUを探していたが、ノートからデスクトップに渡る全てにおいて必要条件を満たすメーカーとしてAMDが最高のメーカーでは無かったのだ。スピードが速いだけで良いならばAMDでも良かったのだろうが消費電力や発熱を考慮した場合AMDのチップはバランスが悪過ぎた。Intelがあの時にイスラエルで開発されていたマルチコアチップを持っていなかったならばAMDと独占契約を結んでいたかも知れないが、IntelはAMDよりも早く誤りに気付き一気にマルチコアにシフトし、そのCPUを持ってAppleと交渉に当たったのだ。

結論:独占契約によって他のメーカでは考えられないくらいに有利な取引をAppleがしたかもしれないが、AppleがIntelを選んだのは価格では無く性能がAMDにまさっていたからなのである。AppleはiPodなどのデバイス用のチップ(PowerPCの技術がベース)を開発していると言われているが、そのチップベースにIntelよりも高性能なPC用のチップが完成すれば平気でそれに乗り換えるメーカーなのである。

MacBook airに3Gモデム?

 新しいMacBook airは、全てSSD搭載で3Gモデムがインストールされると言う噂が出ている。携帯電話ではAT&Tとの独占契約が、あと1年残っているがデータ通信そのものをAT&Tが独占出来る契約にはなっていないだろう。Verizonとの交渉もその辺りを踏んだ上なのかも知れない。何処の通信キャリアとも自由に契約出来る3Gカードが入ったノートが当たり前になってくれば、これこそ本当のNetBookである。

結論:少し大振りのインターネット端末といえるNetBookはiPadに取って代わられ、真打ちは3G内蔵のノートブック。Appleはその辺りを狙っているのかも知れないのだ。

水曜日, 5月 27, 2009

iPhoneにまつわる話

 Softbankが、iPhone everybodyを9月30日まで延長(まだ100万台に届かず)したり、新しいiPhoneは6モデル(3G、3.5G、3.75Gが各2種)出ると噂になったりしている。新しく加わる機能(ハードも含め)の確度の情報も出ているが、元情報が間違っているものなどもあるように思える(FMトランスミッタ搭載だと思うのだが、FM受信になっていたりする)。
 
 Verizonが交渉しているという話もあるが、そうなれば初めてのED-VO。auだってあり得ない話じゃ無くなってくる訳だ(まあ、docomoでも扱うと言う方があり得るが)。そうなれば、Apple StoreでSIMロック無しの裸のiPhoneと言うのも十分考えられるだろう。

結論:何が飛び出すかは蓋を開けてみないと判らないが、期待を裏切るようなしょぼい話には、どうやらなりそうもないようである。

月曜日, 5月 25, 2009

ガラパゴス事情

 さんざっぱらガラパゴス状態だと虚仮にしてきたケータイ業界だが、PanasonicやSharpと言った勝ち組は、キャリアの顔色などにはお構いなく再び世界に飛び出そうとしている。docomoが国内メーカーにAndroid端末を作って欲しいと虫の良い事を先週発表していたようだが、日本のケータイがガラパゴスになってしまったのも、元はと言えばキャリア主導型の抱え込み戦略に従ってしまったからであって...

結論:世界に出ていって独自のサービスを展開出来ない日本のメーカーがiPhoneに対抗出来るかどうかは、また別な話なのである。

金曜日, 5月 22, 2009

旭化成、イヒッ!

 次期iPhoneに搭載されるデジタルコンパスは、どうやら旭化成エレクトロニクスのAK8973のようである。というか、旭化成エレクトロニクスがデジタルコンパスの世界シェア7割を押えているので選択肢は、ほとんど無い状態のようなのだ。touchやiPad(噂されているタブレットiPod)に、組み込んでくる事を考えれば総数は半端な数では無いのである。

結論:旭化成エレクトロニクスで上場していないので旭化成株を狙え(いつから、株屋になったんだ)。Appleの株さえ持っていないくせに...

秋波

 MacWorldと毎年同時期に開催され、たった一社のためのイベントに話題を持っていかれて悔しい思いをしていたCES。当初Mac関連の展示スペースとして4,000平方フィート用意していたがすぐに埋まってしまったため、6倍の広さに拡大したそうである。

結論:そこまで気を遣ってもAppleは出ないのだ。

水曜日, 5月 20, 2009

iPhone Next Generation

 次のiPhoneに関する噂は数多くあるが、今回のリークはかなり確度が高い物(首をかしげるようなものが無いと言う事)のような気がする。と、言う訳で次にくるiPhoneの仕様について書いてみたい。
 
仕様
その1:オートフォーカス付きの3ピクセルのデジタルカメラ
その2:ビデオ撮影機能(メールに添付、ネットへのアップ機能付き)
その3:ビデオ編集機能(iPhoneの中で編集が可能)
その4:FMトランスミッタ(一部FMラジオと言うのがあったが、それは違うと思う)
その5:ジャイロコンパス(Google Mapなどとの連動)
その6:より高速なCPU(1.5〜2倍の速度)
その8:2倍のRAM(256M)
その9:有機ELディスプレイ(容量が一緒でもバッテリーの持ちが1.5倍に伸びる)
その10:背中に光るリンゴマーク
その11:7月17日発売開始(Jobsが復帰?)

 この上にOS3.0で追加されたAPI(プッシュ、コピペ、マルチタスク、音声認識などなど)が絡んでくるのだから、Palm PreもAndroid携帯もさぞや辛い事だろう。

結論:これで、キャリアがSoftbankでなければ即買いなのだ。

金曜日, 5月 15, 2009

Googleフォン投入

 NTTドコモが6月にもAndroidを搭載したHTCのスマートフォンを投入するそうだ。iPhoneに対抗する本命にしたいのだろうが、当然iモード対応では無いGoogleフォンでどういうビジネスを考えているのだろう(もしかしてiモード対応なの?)。HTCなら日本のメーカーと喰いあわないと考えたのかどうかは知らないが、パケット以外に利益を出せるとも思えない端末を出すのなら何故iPhoneを入れなかったのだろう。そんなにJobsが嫌いだったのかな。

 AndroidやPalmとiPhone OSの一番の違いは携帯用かPC用かだろう。Android携帯やPalm Preがサーバになる事は考えられないが、iPhoneはサーバにもなるしX11の端末にもなる。見た目は似ていても全く別な存在なのである。それが、どうしたと言われそうだが、iPhoneはそれ位に何でもありだと言いたいのだ。

結論:LTCがスタートすればキャリア3社は同じ土俵に並ぶ。電波のカバー率と通信代の安さしか競争する道は無くなるが、その時にiPhoneを取り込んでおく事は重要なのである。

木曜日, 5月 14, 2009

iPhone vs Palm Pre

 iPhoneの次世代にぶつける形でPalmがスマートフォンのPreを開発している。iPhone OS 2.0ではサポートされていない(3.0では当然サポート)マルチタスクがサポートされ、UIもかなりの出来らしい。BlackberryやWindows Mobileのようなビジネス向けとは違いPreはiPhoneと同様にコンシューマータイプ。Palm PreのOSがBlackberryやWindows Mobileよりも優れているのは、開発者がAppleのNewton(厳密には、Appleで日の目を見なかったNewton miniを開発していた人達)の流れを汲んでいるからである。PreがiPhoneを打ち負かす事は無いだろうが、ライバルが存在する事によってiPhoneはより素晴らしいデバイスになっていくだろう。

結論:iPhone vs Palm Preは、新生Apple vs 旧Appleなのだ。

次に出るiPhone

 OSでコピペが標準になるだけでは無く、P2Pでライブラリーの共有が出来、ジャイロ・コンパスで本当のナビゲーションが可能で、FMも聴けて(オプションだと思う)、マルチタスクも...

結論:3Gの発表時に出てきた不満はほとんど解消されてしまうのだ。それも、そのほとんどはソフト的に(旧機種もOS3.0にすれば機能追加される)

水曜日, 5月 13, 2009

末期症状

 OSの出来で勝負が出来なくなったMicrosoftはMacは、PCよりも高いなんて言うコマーシャルでAppleのシェア拡大を阻止すると言うみっともない戦略(禁じ手)しか考えられなくなっている。揚げ句の果てには全く儲けにならないZuneをどうにかしたいのは分かるが、iPod Classicを音楽で一杯にするには3万ドルも掛かるのにZuneなら月々14ドルで一杯にできるからコストパフォーマンスが良い(iTunesは所有権なのでCDでも残せるが、Zuneは契約を打ち切れば曲は消え去る)と言うCMを流し始めた。iPodが3万曲入れないと音楽を聴けないというなら問題だが、映画やテレビをダウンロードして視聴すると言うのならばフルに入れてもiPodに入るのは数十本。購入したとしても数百ドルにしかならないのだ。

結論:一番高くなる条件を絶対条件にして計算したiPodと、一番割安な条件で計算したZuneを比較することに何の意味があるのだろう。40ギガのiPodが出た時に1万曲ダウンロードしたユーザが実際にいたが、それは例外なのである。ありえない条件でしか戦えないと考えるほどMicrosoftは追いつめられているのだろう。笑っちゃうのは、現在のMicrosoftのCMを編集しているシステムはどうもMacらしいのだ。

日曜日, 5月 10, 2009

ソフトウェアは馬鹿にできない

 間も無く登場するiPhone 3.0。カメラ機能が向上すると言われれば新製品なんだから当たり前だと言われそうだが、iPhone 3.0はハードでは無くOSのこと。コンパスやカメラの解像度は新製品に譲ることになるが、OSが3.0になると現行のモデルのカメラの性能も格段にアップするようである。デジカメでファームウェアのアップデートでバグ取りや微妙な修正などの話はあるが、iPhoneの場合は飛躍的に機能が向上するらしい。

結論:プレステ携帯などと言ってるメーカーやプッシュトークみたいに結局ポシャるハードをねじ込むキャリアにはソフトで機能が向上するなんて発想は浮かばないのだろうな。iPhoneにもプッシュトークがあるが当然アプリなのだ。

金曜日, 5月 08, 2009

“プレイステーション携帯”もあり得る

 WalkmanやCyber-shot携帯があるように、プレステ携帯もあり得るとソニエリのCEOが発言したようである。そりゃあり得るだろうが作ってどうする気なのだろう。iPhoneが成功しているから後追いでもしたいのだろうか?
 
 iPhoneは、Appleが失敗したPippinを元に開発した訳でもないし、ゲーム携帯でもない。ゲームアプリが多いのとゲーム機とは実は関係が無いのだ。もしもSONYがVAIO(どう見てもポケットに入っていなかったtype Pを胸ポケットに収まるサイズにして)を携帯に入れたらiPhoneみたいなものになるかも知れないが、どう考えてもプレステは汎用マシーンにはなれっこない。プレステに拘っている限りそんなものを出しても仕方ないのである。

結論:プレステ携帯もあり得ると発言した段階で後ろ向きの発想になっていることに気付かないのだからSONYはもう御仕舞いなのだ。

日曜日, 5月 03, 2009

Linuxってそんなもんなんだ

 Market Shareと言うWebにアクセスしているOSのシェアが標準的なのかどうかは知らないが、Linuxはたった1%弱でiPhone OSがtouchと合わせて既に0.7%に届いている。このままのペースでいけばすぐにMac OSの次はiPhone OSになってしまいそうな勢いである(私のブログでは既にそうだが、普通じゃないのは承知なので)。

結論:クライアントとしてのLinuxはやっぱりニッチなのである。

木曜日, 4月 30, 2009

Appleの強み

 悪いと予想されていた第二四半期も同時期過去最高の結果となったApple。iPhoneが底上げしてくれたのは間違いないが、MacやiPodも予想以上に大健闘だった。僅か9ヶ月でアプロケーションのダウンロードも10億を突破。無料のアプリも多いかも知れないがアプリケーションのダウロード販売市場にいきなりデファクトを作り出してしまったのは間違いないのだ。日本では駄目(日本の方が駄目なだけだが)だと言われているiPhoneもtouchと合わせて既に4,000万台近くが世界に溢れ、このままのペースで行けば夏以降にはPSPを越える携帯ゲーム機となることだろう。噂となっている大ぶりのiPod(Media Padなどと言われている)が登場すれば間違いなくNetBook市場を喰い散らかすのは目に見えれいるが、チップ絡みの開発者がどんどん入っているAppleがモバイル機器用の自社製チップ(設計だけだとは思うが)を開発することは間違いないだろう。
 
 Macはどうするのかって?
 
 SnowLeopardとXcodeは、Macにしかない環境。iPhoneのアプリはMacがなければ開発出来ないと言うだけで十分に意味があるのだ。

結論:OSXとCoCoaはAppleの至宝なのである。

火曜日, 4月 28, 2009

QuickTime Xは只者ではない?

 画面操作のキャプチャーを動画で行えたり、YouTubeの再生が出来たりとQuickTime X プレオヤーは単なるフレームワークの変更(CarbonからCoCoa)では留まりそうにないようである。今迄はProキーを購入しなければ出来なかったビデオフォーマットの変更も通常のプレイヤーで行えるとも言われている。これでProキーにお金を払わなくても良くなりそうである。

結論:Snow LeopardはWindows 7に引導を渡すかも知れないのだ。

VerizonのiPhone?

 半年ほど前からVerizonがAppleのデバイスを販売しようと交渉を続けていると言う噂が漏れてきた。それが次期iPhoneなのか別なデバイスなのかは今のところ不明なのだが、2種類の試作機が作られ、一つはiPhoneやiPod touchよりも大きなディスプレイを持っているとの話である。

結論:iPhoneではなくIPフォンだったりして。それなら、AT&Tとの独占販売の契約違反にはならないので...Appleならそんな事気にしないだろうが。

火曜日, 4月 21, 2009

ちゃんとしたものを出すのが先

 まだ、Windows 7が出てもいないに、MicrosoftはWindows 8の開発者を募集しているらしい。どうせサービスパックが出るまでは安心して乗り換えることも覚束ないのに8もないだろうと思うのだ。

結論:まずやることをきちんとやれよ。

1年は長い

 11ヶ月前にiPhone 3Gが出た時に、「スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏は時代に取り残されることになるだろう」と吼えたおっさんがいた(天下のVerizonのサイデンバーグ)。1年経って取り残されたのはジョブズの方ではなく自分の方だとやっと気付いたらしく4G(LTE)ではiPhoneも使えるようにしますと秋波を今から送っているようである。

結論:Jobsは根に持つタイプではないが、良い条件を出さないと相手にしてもらえないことを理解したらしく手の平を返したのである。自分の間違いに気付いたら悔い改めるのは恥ずかしいことではないが、なかなか出来る物でもないのだ。偉いぞ!!

沈まない太陽はない

 Oracleによるサンマイクロシステムの買収が突然発表された。IBMやMicrosoftと交渉していると言う話は漏れ聞いていたが、Oracleが射止めるとは考えもしていなかった。
 
 僅か10年(IT業界では果てしない時間かも知れないが)、息も絶え絶えだったAppleを袖にしたSunが身売りしなければいけなくなるなどとIT業界の人は考えても見なかっただろう。当時打倒Microsoftの旗頭だったSunが、こんなことになったのはMicrosoftが原因ではなくLinuxだったというのが皮肉である。エンタープライズの世界では右に出るもののない勢力を誇っていたSunもオープンソースのLinuxにサーバ市場を荒らされ、OracleやSQLに対抗する為に買収したMySQLは利益を生み出してはくれなかったようである。
 
 ハードウェア部門を持っていなければもう少しやれたのかも知れないが、SPARKを捨てられなかった為に自らの命を縮める結果になってしまったのだ。
 
 Oracleの買収が決まってSunの株価は伸びたようだが、Oracle傘下になるSunのJavaはどうなるのだろう(個人的にはXcodeからJavaが外された段階でもう終わりだと考えていた)。フリーのMySQLとOracleを持つ巨大なデータベース企業となったOracleの前にMicrosoftのSQLサーバに果たして生きていく道が残されているのだろうか。

結論:Solarisを捨てられなかったことが一番の敗因なんじゃないだろうか。

金曜日, 4月 17, 2009

トロイの木馬

 在庫セールが始まったので間も無く100万台は売り切ってしまうだろうiPhone。App Storeで提供されているアプリも3万のオーダーを越え、ダウンロード件数も間も無く10億になろうとしている。1年前Objective-Cのプログラマなどは変わり者扱いだったが、iPhoneの開発環境がXcodeで提供された為に、何とたった1年で変わり者の数が10倍に膨れ上がったという事である。
 
 一般のユーザは知らないだろうが、全てのMacにはXcodeというアプリケーション開発環境が無料でついている(それなりにでかいので素のままでは入っていないが)。デフォルトでインストールをするとWebObjectsというWebアプリ開発環境(OSX版が出るまではワンセット600万だった)まで入ってしまう(たった10万円のMacに)。iPhone用のSDKは流石にこの中には含まれていないが、ADCのオンライン会員になれば誰でも無料でダウンロード出来るのだ。その結果がApp Storeの急激な立ち上がり。簡単なゲームが多いとは言え、暇つぶしとして遊べるゲームがゲームプラットフォームとは考えられていなかった(任天堂はゲームが出る前からライバルと見做していた)ハードウェア上に突然出現したのだから、業界では大騒ぎになったらしい(世間にはそんな噂は出てこなかったが)。
 
 SONYはとんでもない金額(500万以上)だったPS3の開発機の価格をいきなり20万円にしたり、ゲームの開発資金を請け負ったり(著作権は開発者のまま)と、ゲーム開発者に大盤振る舞いをしているのだ。それも、結局はiPhoneやiPod touchの成功があったからなのである。

結論:真剣にライバルと捉えている任天堂はWiiチャンネルでゲームを供給しようとしている。SONYは表立った動きを見せていないが、開発者を失わないように必死だ。Appleがゲームに本腰を入れようが入れまいが、ゲームメーカーはAppleの土俵に上がろうと身構えているのだ。音楽、ビデオ、携帯電話、ゲーム主役は替わり始めているのである。

水曜日, 4月 15, 2009

ブランディング戦略

 Apple税の問題を持ち出したり、Windowsの方が安いというコマーシャルをMicrosoftが作っていると間違った報道がなされている。何故なら、今回のCMはどう考えてもWindowsの商品価値を下げるものだからだ。「私はMacを使うほどクールじゃない」(PCを買う奴はダサい)と言わせたり、「僕はブランドに金を払うつもりは無い」(CMで購入されたメーカーは、いい面の皮だ)と言わせたり、どう考えてもこのCMで得をするのはAppleの方なのだから、Microsoftに成りすましたAppleがCMの発注者に決まっている。

結論:買う奴はダサい、PCメーカーなんてブランドじゃないってライセンス元が言って何の得があると言うのだろう。もしかして自らの商品価値を下げるのがこれからのブランディングのトレンドなの?

最高峰のウォークマン「X」登場

 98%ノイズリダクション、YouTube、ワンセグ、無線LAN、タッチパネルを搭載した最高峰のウォークマンが遂に登場した。

結論:電話も付けたらどうよ。

金曜日, 4月 10, 2009

Apple税の喧伝

 Appleは儲け過ぎていると言いたいために、MicrosoftはApple税と言うものを持ち出して騒いでいる。前にも騒いだのだが、誰にも相手にされなかったということを忘れたようでまた同じことを繰り返している。単純にハードに価格差があるのは仕方がないとしても、よりによってMac Proを購入(MacユーザでMac Proを買うのなんて極一部の例外だ)して、MacBookとのトータルで初期費用が1,800ドル近く高くなっているが、一般ユーザなら現行のiMacで十分なので(MacBookだけでも問題ない)、実用上PCとの価格差など殆どありはしない(無料でバンドルされていないOfficeの数百ドルの筈)。
 
 更に、5年間のトータルで費用を計算しているのだが、OSやソフトウェアのアップグレード代をMacは強制的に加算して、PCには加算していない。確かにWindowsのように5年じゃアップグレードすべきOSが出てこないのではアップグレードが発生する訳がないが、だからといって1年弱でアップグレード版が発売されるOSXを、全て購入するのなんて私のような物好きだけだと思うのだが...
 
結論:詳細は元記事を参照して貰うとして、使わないOSを削除する為にダウングレード費用が発生するMicrosoftの方が儲け過ぎなんじゃないの。こんな目茶苦茶な理屈が通るのは、AppleがWindowsでしか動かないPCをMacと同じ値段で売っている場合だけ。Appleは一個もそんな腐ったマシーンを出していないと思うのだが...

痛いところを突くコマーシャル?

 アメリカの話なのだが、MicrosoftがAppleに一泡吹かせようと新しいCMを流している。内容は、1,000ドル以下で買える17インチのノートPCを買おうと思ってApple Storeに出掛けたが、2,800ドルもするので諦めてPCショップに言ったら機能満載で700ドルを切る価格で同じ画面サイズのHPのノートが買えると知ったと言う話。最後に、「私はMacを使うほどクールじゃないから(貧乏人と認めたと言うこと?)」と締めくくる。
 
 もう一つは、バッテリ駆動時間優れたPCを探していて、Macを奨められるが、「Macは処理能力よりも美学が優先されているんだ。僕はブランドに金を払うつもりなんてないよ。パソコンを買いたいんだから(単なる貧乏性?)」と答えて、MacBook Proよりも1,000ドル安いPCを買うと言うCMである。
 
 日経のITProでは、そのCMを取り上げてMicrosoftがAppleの痛いところを突くテレビCM新シリーズを展開を書いている。どうなんだろう、Appleの痛いところを突いているかも知れないが、それとMicrosoftと何か関係があるのだろうか。HPのPCが低価格な理由はMicrosoftのOSにとってポジティブな理由(低価格で高機能なOS)ではなく、ネガティブな理由(OSで差が付けられないので、機能と価格で競争するしかないだけ)だと思うのである。Appleが高価格を維持出来る最大の理由は、OSXの出来が良いこととWindowsを入れなくても起動することにあるのだ。
 
 HPのノートPCが安いのはHPの企業努力(企業競争)の結果であってMicrosoftのお陰ではないし、OSの会社の癖して”Vista”の”ビ”の字もないのは如何なものだろう。

結論:日経が言うように、Appleの痛いところを突いているのではなく、Microsoftが痛いコマーシャルなのである。

火曜日, 4月 07, 2009

主戦場

 ダウングレードを継続しようと言うMicrosoftは気付いていないのかも知れないが、Windowsの相手は最早Macだけではない。モバイル市場用にWindows mobileを出しているとは言え、あれはWindowsのパチモノに過ぎない。ネットブックに搭載されているのはVistaではなくXPのHome Editionだが既に飽和状態になり、販売価格がWindows搭載の限界を切ろうとしている。行き着く先はWindowsの非搭載か高機能版のネットブックだ(当然載せるべきOSをMicrosoftは持っていない。Vistaじゃ話にならないと言うことだ)。
 
 PCクラスであればMacの伸張が著しく、所詮携帯だと高を括っていたiPhone OSも後方から戦力を拡大している。iPhone OSの1.0と2.0が別物だった以上に、3.0は大きく変わる。インターフェイスが違うので素人目にはOSXとiPhone OSは別物に見えるかも知れないが、Coreの部分は共通なので互いに連携しながら進化を続けていくのは間違いない。それなのに、Microsoftは足踏み(後退か?)を続けているなど信じられないのである。

結論:ITの主戦場はもうPCではないのだ。

「Windows 7」でも「XP」へのダウングレード権を提供へ

 ダウングレードして使うのが当たり前だったVista。それは、まあ仕方ないとしても次期OSであるWindows 7も、XPへのダウングレードを提供するというのは如何なものだろう。それならば、XPの販売を継続するべきであってダウングレードで提供すると言うのは余分なコストを払わせようという魂胆にしか見えないのだ。その上で、実質的にはXPなのにWindows 7が何億台出荷されたと言い張るのだろう。

結論:そんなことしなければいけない互換性のないOSなら出さなきゃ良いのだ。

日曜日, 4月 05, 2009

失敗は成功の元?

 Vistaが大失敗だったのでWindows 7が成功すると言う話ではない。OSは負け組が結局勝ったと言う話である。Windowsを知らない人はいないが、今あるWindowsは本来負け組だったことを知る人は多くは無いだろう。
 
 Windows 3.1の後のOSとしてMicrosoftが総力を結集して開発していたプロジェクトはCairoと名付けられ、これがNTの後を継ぐ次世代Windowsのはずだったが、優秀な人間を集め過ぎたために結局完成せず、Chicagoと呼ばれていたWindows 3.1の改良版が次期OS のWindows 95としてリリースされたのだ。同時期に、Appleも全く新しいOSであるTaligentとCoplandを競って開発していた。そして結局負け組であったNextのOPENSTEPが新しいMac OSになったのである。”三人寄れば文殊の知恵”と言う言葉があるのと同様に、”船頭多くして船山に登る”(収拾がつかなくなる)という言葉もある。
 
 Windows 95以降Microsoftが成功できたのはChicagoの出来が良かった以上に、AppleがTaligentやCoplandで時間を無駄にしていたからなのである。

結論:ことOSに関しては三人以上の人間(実数ではなく少数と言う意味)が関わってはいけないことは間違いない事実である。議論が多いと言うことは前に進まないと言うことなのだ。

売れているiPod touch

 iPhoneのCMの効果かiPod touchが売れているようだ。6月には新しいiPhone OSやiPhoneも発表されるが、キャリアがSoftbankである限りはiPod touch一筋である。既にアプリも3万を越え、すっかり携帯ゲーム機としての地位も出来始めている。
 
 iPhone OS 3.0や調達されている部品から分かることは、動画機能やより高解像度のカメラを搭載した大容量のiPhone。テザリングやより高速な通信機能を持つであろう事だろう。更に、通信インフラの遅れている地域用に低機能だがより安価なiPhoneも準備されているらしい。

結論:売れていないと言われていた(アップルでは売れているとの話だった)iMacも、モデルチェンジと同時に爆発に売れている。不景気ではあるが、だからこそ長く使えるマシーンが認められるのだ。

金曜日, 4月 03, 2009

iPhone OS 3.0

 iPhone OS 3.0では様々なAPIが追加される。その中にはサード・パーティーによるサブスクリプション(月掛けコンテンツの販売)が含まれている。アプリだけでコンテンツの販売が可能になるのだ。

結論:紙媒体の新聞や雑誌がいらなくなるということだ。小さくて次が読みづらいって?だから、ネットブックではないネットデバイスであるiProdが出るのだ。

火曜日, 3月 24, 2009

マイケル・デルCEOが宣う

 DellのCEOマイケル・デルが来日して都内で会見を行った。最近販売を開始した「Adamo」は、MacBook Airが発売されるよりも前の2年前から計画をしていたと言うことだが、MacBook Airよりも早く計画されていた訳ではなく出たので真似たんじゃないと言いたいだけの話である。Adamoは20万5000円と高価だが「デザイナーズウォッチを購入するような、ファッション意識の高い人」が購入すると期待しているとも発言したようである。

結論:お言葉を返すようだが、Dellを買うような人に、「デザイナーズウォッチを購入するような、ファッション意識の高い人」がいるとは思えないのだ。Dellは屋号(社名)であってブランド名ではないのである。

虫でもわいているのか

 モンキーダンス(それも極め付きの気持ち悪さ)以外に、何の取り柄もないスティーブ・バルマーが、「ロゴを手に入れるために、コンピュータ─同じハードウェア─に500ドル余計に払うことは、普通の人にとって以前よりも難しくなっていると思う。」と発言したようだ。確かに、AppleがWindowsをインストールしてMacを売っているのならば、そうかも知れないが、入っているのは糞のようなOS(Vistaと言う名前はあるようだがデモバージョン)ではない。
 
 外装に価値を見いだすかどうかはユーザの価値観によるが、Appleと同様の外装仕様(マザーも)で、PCを作ればAppleよりも低価格で商品を出せるとは思えない(出したら損をするだけだ)。PCというのは決して部品単体ではなくパッケージとしての評価をしなければいけない。10年以上前のAppleならばボッタクリと言われても仕方がない状態だったが、ハードだけを見ても数多のPCとMacは別物なのである。
 
 さて、ソフトに目を転じれば、ダウングレードしなければいけないようなOSがインストールされているPCなど欠陥品である。抜かなければいけないOSが入っているPCにライセンス代を払わずに、素の状態で購入出来ればPCはもっと安く出来る。MacからOSXを抜く馬鹿はいないが、Windowsはそれが常識になっている。

結論:VistaがプレインストールされているPCは、もう200ドル安くなければいけないんじゃないの。バルマーがモンキーダンスをするのは頭に虫がわいているからである。

Softbankの0円キャンペーン

 Softbankが、iPhoneの実質0円キャンペーンを行っている。そのために売れないのでAppleがただで配り始めたように書く人達もいる。日本のメーカーであればこう言うときには販売奨励金がメーカーから出るのだろうが、Appleは一銭も出していないのは間違いない。要は、Softbankはミニマム100万台を約束してiPhoneを大量に仕入、それがはけていないだけの話である。

結論:Softbankの0円キャンペーンは、6月に新iPhoneが発表される前に在庫を処分しなければ、新製品の供給が止まってしまうからなのである。

水曜日, 3月 18, 2009

Appleに物申す

 新しいiPod shuffleは素晴らしい。是非1個は買いたいものだが、今のところ付属のイヤフォンか”Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”(これは優れものだが)以外では操作さえ出来ない。サードパーティーから色んな製品が出てくるのだろうが、手持ちのイヤフォンがすぐに使えるように、コントローラだけのケーブルを純正で用意してくれなかったのはApple信者としては残念である。

結論:こっそりblogで書いてもAppleには届かないのだ(苦笑)。

iPhone 3.0

 昨年と同様にハードウェアの発表前に、OSの概要が発表された。要望の多かったコピペ、ディザリング(モデム機能)、P2P通信が実装され、また使用方法の枠が大幅に拡大された。HMDTの木下誠氏は、「これは、すごい!大変だ。大変なことになった」とblogで書かれているが、今迄やりたくても出来なかった事がフレームワークの形で提供され、ハードウェア構造を全く気にすることなく(そんなことをしたらジェイル・ブレイクだ)ネイティブにハードウェアにアクセス可能になるのだ。今回アナウンスされた追加のAPIは1,000以上というのだから、開発者が興奮するのは当たり前なのである。
 
その1:カット、コピー、ペースト機能(テキストだけではなく画像も)
その2:Spotlight(デバイス内だけじゃなくIMAPサーバ内も検索)
その3:アプリ内での決済機能(例えばゲーム内で場面の追加購入が出来る。それどころかApple決済でお財布機能だって可能になったのだ)
その4:P2Pペアリングが可能(対戦ゲームやファイル交換、音楽の共有ライブラリーへのアクセスが可能になるはずだ)
その5:プッシュ機能(メールの到着などを通知)
その6:MMS(マルチメディアメッセージ。メールを使わずに画像データを送信出来る)

 既存のハードウェアに関係することしかアナウンスされてはいないが、新しいハードウェアに絡むことを言ってしまったら、どんなものが出るかがバレてしまうので仕方がないが、どんなことが可能かは、次期iPhoneが出てからのお楽しみなのである。

結論:順当以上のバージョンアップ。新しいAPIを使って凄いアプリケーションがどんどん出てくるだろう。

火曜日, 3月 17, 2009

Mac vs Windowsと同じ構図

 ITmediaのオルタナティブ・ブログのSpeed Feed。”iPhoneが売れていない、という印象を植え付けようとするどこかの誰かさん、にもの申す”というお題を掲げたせいか、iPhone派と反iPhone派(ガラパゴス?)が互いに批判し合っている。iPhoneはケータイでは無いと私も書き込んだのだが、特に反論はなかったのにいつの間にやらアプリ開発の話に誘導してしまったようで、ハードのあり無し論争からソフトウェアの多さ(当然iPhoneの方)に移り、Softbankやdocomo用のアプリだってSDKが無償であるのだから開発は出来るなどと言う、まさに不毛な論争になってしまった。
 
結論:全然分かっていないようなので、また書き込みをしてしまった私も同類である。

月曜日, 3月 16, 2009

iPod shuffle登場

 突然、iPod shuffleの3Gがデビューしてびっくりしたが、今週はiPhone 3.0の発表だ。当然、iPhoneやiPod touchもモデルチェンジが近いわけだが(恐らく6月だ)、iPhone OSの恩恵を受けることの少ないiPod shuffleは早めに出す必要があったのだろう。

結論:娘に買ってあげたことはある(二人に)が、自分用は未だに買った事のないiPod shuffle 。次のtouchはもう買う気だけど、今度のshuffleは欲しい気がするのだ(5人家族で6台あれば十分?)。

木曜日, 3月 12, 2009

ミニノートブームに乗るな

 いつもAppleに対して辛口な事ばかりを書いているウィル・コックス氏が、Appleよ、ミニノートブームに乗るなという記事を書いていた。AcerやASUSみたいなMac版のネットブックなど出すなと言うのだが、その理由は至極当然で、そんなことをしたらMacのブランド価値が下がるだけだと言うのだ。

 確かにフル機能のMac OSXを搭載した画面の小さいネットブックなどまさに愚の骨頂。Microsoftじゃないのだから、Officeが動かなければいけないなどと言うい強迫観念にとらわれるいわれはどこにも無いのである。第3四半期中にマルチタッチ・インターフェイスを搭載したネット端末が出ると噂になっているが、これはMacBookの廉価版では無くIPhoneやiPod touchの上位機種になるだろう。

結論:App Store経由でアプリケーションが供給される始めてのパソコンサイズのネット端末が噂になっている製品に間違いないだろう。MacBookのモデルチェンジが噂になっていた時にキーボードを持たない10インチサイズのマシーンも目撃されている。それが、Appleのネットブックに対する解答なのである。

水曜日, 3月 04, 2009

Appleが新Macを発表? このご時世に?

 表題は、既に全デスクトップを含む大幅なニューモデル(MacBook Proも上位機が密かにアップグレードされ、周辺機器も一挙に刷新)の発表が済んでしまっているので、ご時世は関係なかったということでお仕舞いなのだが、元記事では3月2日の発表ではなく噂になっている3月24日に、モデルチェンジをイベントで発表する意味はないという趣旨の文章が書かれていたが、Appleも大幅なデザイン(筐体)の変更もないMacの発表を特別なイベントにする意味など無いと考えていたのだ。だから、早朝(米国時間で)に、いきなりWebページを書き換えただけでモデルチェンジの発表としたのだ。ということは、3月24日に何らかのイベントを用意しているなら、それはMacではなく予想もつかないような凄い発表になるに違いない(3月24日にスペシャルイベントがあると正式にアナウンスされてはいない)。

予想されるもの
New iPhone:EV-DO/CDMA版が開発されていると言う噂もあるが製品化を終っているかどうかは不明
Apple TV:次にApple TVが生まれ変わるとすれば家庭用ゲーム機
The Beatles:長い間、噂になっては立ち消えになっているダウンロード配信スタート
iTunes:これまた長い間噂になっているiTunesのサブスクリプションサービスの開始
ネットブック:ノースピンドル。無線接続のみのネット端末。画面の大きなiPhone。

結論:一番インパクトがありそうなのはAppleの考えるネットブック辺りだろうか。24日にイベントガあるかどうかも判らないが。

iPhoneを買えない人

 世の中にはiPhoneを欲しくても買えない人がいる。お金がない訳ではなく、日本のようにキャリアが嫌いな訳でもない。それでも、欲しいと言う言葉を出すこともはばかられる立場に置かれている人がいるのだ。NokiaやCynbian、Microsoftの社員もそうなのかも知れないが、プライベートで使う分にはまさか首になることもないだろう。

結論:ビル・ゲイツの奥さんのメリンダさんはiPhoneを買えない人である。iPhoneを話題も出せない気の毒な人なのだが、Vogueのインタビューで興味があると語っているのだ。この感じではWindows Mobileの端末は使っていないようである。

火曜日, 3月 03, 2009

2009年のPC需要は史上最悪の下げ幅

 ガートナーは2009年のPCの需要は史上最大の下げ幅(13%)になるだろうと予測している。ネットブック伸びるようなのだが、落ち込んだ分を取り戻せるほどではなく、既に低価格化が進むネットブックで屋台骨を支えられるとは思えない状況なのである。400ドルを割り込むような商品では例え粗利益が50あったとしても予想される販売台数では見込まれる利益はたかが知れている。どう考えてもAppleほどの粗利があるとは思えないのだから、しんどさはAppleと比べようも無い筈なのである。

結論:Appleの高価格が維持出来るかどうかは判らないが、ネットブックの現在の価格が維持出来ないことは明らかなのである。

いよいよ

 24日にニューモデルの発表があるようだが、その前に明日iMacやMac miniが発売開始されると言う噂もある。どちらにしろ今月中にデスクトップ機は代替わりすることになるようである。

結論:24日には、他に凄いものがあると言うことなのだろうか。

DellとHP

 Windows 7のリリースを待ちわびるDellに対して、HPはVistaの時も騒がれたがVistaの時代が来るとは考えていなかったし、Windows 7で恩恵を受けられると期待してはいないと発言しているようだ。Sunの買収を噂されるHPは、Solarisでも考えているのだろうか。DECを買収してそれを生かせなかった過去(買収したのはCompaqだったが)があるだけに、他のオプションを用意していると言うのだろうか。

結論:OSXじゃないですよね?

月曜日, 3月 02, 2009

iPhoneが日本で売れない訳

 世界では売れているのに日本では売れていないiPhoneの事を書いたblogで騒ぎが起こった。林信行氏や平田大治氏のコメントを恣意的に取り上げて作られたWiredの記事がそれなのだ。
 
 iPhoneが日本で売れないのは、日本のケータイのほうが高品質でワンセグなどの機能も豊富。キャリア主体ではあるが様々なサービスの用意された日本でiPhoneが売れる訳がないと言うのだ。現状分析として一利あるとは言えるが、最大の原因はキャリアのSoftbankにある。iPhoneの重要性、将来性に対する孫氏の嗅覚は間違っていないが、キャリアの筋が悪過ぎる。Apple製品のためならどんなことでも我慢できる人間じゃない限りSoftbankに乗り換えるなど考慮の余地さえないユーザの方が多い。別に日本のサービスに負けたから売れない訳ではないのである。
 
 他社のケータイを良く知らない私がとやかく言うのは筋違いなのかも知れないが、私が使っているキャリアであるauの現在のケータイは、完全に行き詰まっている。OSをKCP+に変更したのが最大の原因なのだが、OSが酷いとこんなにも使い辛いものだという典型的な見本になっている(MNPであれだけ上手く行ったのに全てを失おうとしている)。日本で発売される前から書いている事だが、iPhoneの真の意味はiPod touchの持つ機能に集約されている。iPhoneはキャリアが消えてなくなってもケータイとしての音声通話以外の全てのサービスが使える唯一の通信端末なのだ。Wi-Fiが可能なHot Spotさえあれば、音楽やアプリのダウンロードからネットサーフィンまで単独で行うことが出来る。次のOSでは恐らくiChatの機能も含まれると思うが、OSのアップグレードでそれが可能になる端末も他には見当たらない。

結論:iPhoneはスマートフォンではなくスモールPC。井の中のサービスしか知らない人から見れば理解出来ないかも知れないが、iPhoneのサービスはグローバル(ローミングのことではない)。日本でiPhoneが売れないのはiPhoneが嫌われているのではなく、理解されていないだけなのだ。嫌われているとしたらSoftbankの方。auが出していたら私だって間違いなく乗り換えていたのだ。

日曜日, 3月 01, 2009

いよいよiMacのモデルチェンジ

 どうやら、現行モデルの在庫もなくなり(生産は既に終了)次期モデルが間も無くリリースされるようである(恐らく来月の頭位)。ハイエンド機はQuadとの噂もあり、人気の落ちていたデスクトップ機の世代交代を一気に進めるようだ。20インチのCinema Displayも販売が止まっているようでこちらも遂に世代交代のようである。

結論:Snow Leopard迄に大物の発表があるかな。iPhone neo(勝手に命名)待ってますよ。

水曜日, 2月 25, 2009

スピーカー同梱のWalkman

 スピーカーを付ければお得感が出て売れると考えたのかどうか判らないが、WalkmanのFKシリーズのスピーカー同梱もDellを拡充したようだ。全シリーズのNW-S630FKが店頭に並んだ時にどんな音が出るのかと試してみて、オマケだからこんな音でも良いのかと妙に納得させられる音だった。

 腐っても鯛と言う言葉はあるが、SONYは腐ったイワシみたいな会社になってしまったなと...オーディオ・メーカーの巨頭だった筈なのに音よりもサイズのスピーカを付けるなど言語道断。どう欲目に見てもパチモノにしか見えないのだ。BoseのM3クラスを同梱しろなんて言わないが、音には徹底的に拘ってもらいたいのである。

結論:あんな音の悪いスピーカーを付ける意味が全く理解できないのだ。あんなもんはサンワサプライ(失礼か?)にでも任せれば良いのである。

金曜日, 2月 20, 2009

パチモノはパチモノ

 バルセロナで開催されている世界最大のワイヤレス業界展示会GSMA Mobile World Congressで、Nokia、Samsung、LG、SONY-Erikson、HTCと世界携帯のメインプレイヤー達が、iPhoneクローンと呼べる端末を数多く発表していたが、国内のケータイメーカーと同じように、iPhoneのユーザインターフェイスを真似ようとしても、iPhoneには程遠い完成度だったようである。初代のiPhoneが発表されてから2年になる(発売から1年半)が経つ。Appleはその間に3GモデルとApp Storeを用意して大成功させたが、初号機(エヴァか?)が出るまで、どんなものか判らなかった為に待っていたのかは知らないが、2年経っても今のレベルだとすれば、Appleに追いつくことなど絶対に出来ないのである(6月にはもう次のモデルがデビューする)。

 中国みたいに全く別物の外側だけiPhoneそっくりにするとか割り切ってしまうのならまだ良い(どうせインチキなのだから)が、何処まで頑張っても出来損ないで終るのなら最初から同じ土俵に上がってはいけなかったのだ。iPhoneの開発は昨日今日の話ではなくiPodが成功した時に既に始められていたプロジェクト。確固たる戦略の元(App Storeを前提にして開発)に作り出されていることは明らかなのだ。そして、間違いなく次はMacも同じ土俵に上げようと企んでいる。

結論:戦略もなしにパチモノを作っても恥を曝すだけなのである。そう言えば、App Storeのパチモノも...

木曜日, 2月 19, 2009

Microsoftの直営店

 マーケティング戦略とOSの駄目さ加減で先行きが不安になってきたMicrosoftが直営店を立ち上げることにしたようである。Appleの大成功に対抗しようと言うのかは判らないが、直営店で何かを売ろうとでも言うのだろうか。

Microsoftの売り物
その1:OS。今はどうにも売りようの無いVistaしかない。店内でライフスタイル別にVistaの使い方でも提案するつもりだろうか。それとも、PC持ち込みで無料でOSのインストールでもしてくれるのだろうか?PCユーザにOSを買ってアップグレードすると言う文化があるのだろうか。何度も酷い目にあっているのでバンドル以外は考えていないような気がするのだが。
その2:アプリケーション。ソフト会社であるMicrosoftが他の会社のソフトを販売するのだろうか。OfficeならPCに最初から入っている。店頭でデモンストレーションすることによって始めてユーザが目にするようなソフトがMicrosoftにあるとは思えないのだが。
その3:Zuneってまだあったっけ。どうやらまだ作っているらしい(アメリカではAppleに次ぐのだが、シェアは10%も無いようだ)が、Appleの後塵を拝しているのは、売り方が不味いのではなく商品に魅力が無いだけだと思うのだが。もしかして、Zuneという素晴らしい音楽プレイヤーの存在を一般ユーザは知らないと考えているのだろうか。知らないのではなく忘れ去られただけだと思うのだが。
その4:Xbox360。これはまだ売っているけど、こんなものを置いたらゲームオタクが押し寄せて一般客は寄りつかなくなってしまうに決まっている。確かに最近はWiiに押され始めているようで、任天堂には負けたくないと考えているのかも知れない(SONYは埒外)が、全くタイプの違うゲーム機にムキになるのはどうかと思うのだが。
その5:Windows mobileで動く携帯の販売?Appleのリテールストアで、iPhoneを売るのは自社製品だから、OS以外は他社製のものを売っても仕方がないような気が...もしかして噂のMicrosoft製の携帯でも直販するのだろうか。

結論:直営店で売らなければならないような商品が全然無いような気がするのだ。

水曜日, 2月 18, 2009

雨後の竹の子

 App Storeの大成功に釣られたのか、以前から考えていたのかはあずかり知らぬが、mobile用のアプリ・ダウンロードサイトの立ち上げの話が花盛りである。

雨後の竹の子
Nokia:Nokia's Ovi Store。携帯の雄であるNokiaが、まずN97用に用意し、そこから拡大するらしい。
Microsoft:Windows Marketplace。Windows Mobole 6.5が前提になるようだが、簡易版のWindowsソフトを売るつもりなのだろう。
Symbian:App Store for Symbian。Symbian、Windows Mobile、Palmと手広くやりたいのかもしれないが、Nokia傘下になったSymbian。Oviとの棲み分けが出来るのだろうか。
Google:Android Market。Android用の無料アプリを公開する為に用意したが、今後どうするのだろう。
RIM:BlackBerry Applications Center。オバマお気に入りのBlackberry。スマートフォンの代表だがうまく行くのだろうか。
Palm:Palm Software Store。PalmとWindows mobile用の無料アプリを提供すると言うが、負け組Palmがこれで復活するとは到底思えない。

 音楽ダウンロードサービスも各社が色々とやっては見たがどれも上手くいっていない。それだけで、結論を出すのは早いのだが自社純正だけではなくWindows mobile用で保険を掛けようなどと言う発想で始めたのでは、お互いに喰い合うくらいしかないのは、始める前からわかっていること。つなぎ止める為にやるのは良いが、ちっとも儲からなければ結局撤退してしまうだけだと思うのだが...

結論:
この前も書いたけどAppleは既にiPhoneの向こう側にシフトしている。一歩も二歩も遅れているのだ。

火曜日, 2月 17, 2009

MSはアップグレードスキップに警告

 企業ユーザが、「Vista」をスキップし「Windows 7」にアップグレードされたのでは困ると騒いでいるようだが、今更遅いのだ。

結論:アップグレードスキップとは良く言ったもので、要は「Vista」が猫またぎだっただけの話なのだ。

月曜日, 2月 16, 2009

iPhoneはトロイの木馬

 iPhone用のゲームを作って1ヶ月で5,500万も儲けたプログラマが誕生するほど上手くいっているApp Store。一般的なユーザから見れば、iPhone(iPod touch)とMacはAppleの製品だと言う以外に共通点は無いように思えるかも知れないが、長年Macを使ってきた人間からするとiPhoneはトロイの木馬に見えるのだ。iPhoneのOSは、OSXのサブセットである(逆にCore Locationの様にこれからOSXに組み込まれるものもある)。

 iPhoneもMacも開発環境はXcodeで、使われる言語はCocoaと呼ばれるObjective C(LeopardまでのOSXにはCarbonという古いお呪いで作られている部分が多く残っていた)である。同じ言語なのでiPhone用のアプリが作れるようになればMac用のアプリも直ぐに作ることが出来るようになる。つまり、iPhoneのアプリを開発している人達は意識もせずに潜在的なMacの開発者になっているのだ。勿論、現在のOSXにはCarbonという過去の遺産が残っているためCocoaだけでMac用のアプリを全て作れる訳では無い。Carbonまで覚えるのはしんどいという理由でMacに手を出さない開発者も多くいる筈なのだ。それさえなければ...

結論:Snow Leopardは、全てがCocoaで作られている始めてのOSXである。Macの開発環境は全てのMacに標準で添付されている。そして、App StoreはiPhone用だけのアプリケーションで終わる筈は無い。世界中の開発者がMac用のアプリを作り始める日はもうそこまで来ているのだ。iPhoneは、ソフトウェア界のトロイの木馬だったのである。

 

日曜日, 2月 15, 2009

WiiやiPhoneにシフト

 ハードゲームの世界にのめり込んでいたアメリカのゲームメーカーが任天堂のWiiにシフトしてきた。PS3やXbox360はきれいな映像を描画できる高性能な端末だが、その分開発コストが嵩み大量に売れなければそのコストの回収もままならないという構造的な欠陥を持っている。EAなどがWiiにシフトしてきたのは、ネット機能や加速度センサー付きのコントローラ以外に、GameCubeと大きな違いのないWiiの開発コストの低さにあるのだ。開発に何年も掛かるような大作に頼っていたのでは、完成する前に会社が消えてなくなるかも知れないと真面目に考えているのだろう。

結論:1週間くらいでゲームを作り出せるiPhone。基本的にMac以外に投資費用も掛からない。単価は低いかも知れないがパッケージする必要のないiPhone用ゲームソフトは当れば大きい。シフトするのには、当然理由があるのだ。引きこもりのゲーマーを相手にしていたのでは埒が明かないのである。

Mac信者

 一般的に昔からのMacユーザは、Mac信者と呼ばれる。頑なにWindowsを拒む私などは典型的な信者だろう。しかし頑なにWindowsに拘る人とMacに拘る人を比べた場合。どちらがマニアックかと言われれば間違いなくWindowsユーザの方に違いない。そんな事はないと批判されそうだが、Windows PCは基本的に使えるようにすることに喜びを見いだす(そのままではやれない事が多い)人が愛するマシーンであり、Macは使える事に喜びを抱くマシーンなのである。

Macを好きな訳
その1:システムの移行をマシーンに委ねる事が出来る。Windowsしか使った事のない人には何を言っているのか判らないかも知れないが、新しいMacに現在使っているシステムを移行する時にMacはたった一つのダイアログの”OK”ボタンを選択以外に何も要求されない。それだけで、システムの設定ファイル、ドライバからインストールされているアプリケーション、そしてユーザファイルの移行まで全てが自動で行われるのだ。移行が終了したマシーンは、今迄使っていた環境が完全にコピーされており、そのまま使う事が出来るのだ。
その2:パブリックに公開されているホット・スポットにAir Macを起動させたマシーンを持ち込むと、何の設定をしなくても勝手に接続をしてくれる。通信カードだってモデム・Scriptが予め用意されているので、接続先の電話番号とパスを入力するだけで終了だ。使えるようにする為にアプリケーションのインストールが必要な機材の方が圧倒的に少ないのだ。
その3:専用の管理ソフトがどうしても使いたいと言うお目出度い精神の持ち主じゃない限り、USBでデジカメを繋げばそれでデジカメ写真の管理は終了である。USB接続をすれば自動的にiPhotoが起動し、画像を取り込むかどうかと、元画像を消去するかどうかに答えるだけで全ては終了なのだ。

 そんな事、Vistaなら出来ると言うかも知れない(使った事が無いのでどうかは知らないが)が、Macならばとっくの昔から出来た事である。XPでもユーザファイルの移行は出来るかも知れないが、アプリケーションの設定まで完璧に移行できるとは思えない。Macを使っている人達はそういうPCの煩わしさが嫌いなだけで、それ以上のものをWindowsマシーンが用意してくれていればMacなんか使わなかったのかも知れない。

結論:Mac信者とはPCオタクになりたくないだけの人の事なのである。Mac信者は道具を使いこなしたいのであって、道具を作りたい訳ではないのだ。

餅は餅屋

 昔から「餅は餅屋」という諺があるが、この渾沌とした時代にそんな事を言っていたのではジリ貧になってしまうのではないだろうか。ゲーム機で他を圧倒している任天堂はもともとおもちゃ屋ではない。まだ誕生したばかりだが、DSiやPSPと同様に騙れるようになったiPodやiPhoneをゲーム機として捉えれば間も無く任天堂やSONYの携帯ゲーム機を凌駕しようとしているが、Appleはゲーム機では一度完全に敗北している。だからこそ、AppleはiPod touchをゲーム機として販売などしなかったのだ。ゲーム機能は、iPodやiPhoneの”Some of Them"に過ぎず、ゲームソフトを入れるかどうかだけの話なのだ。

 AppleがiPodやiPhoneに組み込んだハードウェアは、別にゲーム機として必要な物ではない。SONYがPS3に無理やりBlu-rayを突っ込んだり、cellチップを入れたのとは分けが違うのだ。Appleは唯我独尊で自社の技術でマーケットを組み立てていると良く誤解される事なのだが、Appleは常に顧客のニーズを後追いしている。iTunesの動画配信だってどこよりも遅かったし、iPodをゲーム機として捉えれば最後発だ。普通に考えれば今更遅いと言われても仕方がないだろう。

 しかし、そう指摘する人は「餅は餅屋」のジレンマに囚われているのだ。Appleは、既存のジャンルに入る商品を作ってはいないのに「餅屋」の人は自分の範疇に置き換えてiPodを評価しようとしてしまう。そして、そんなことをした為にAppleに敗れる事になってしまうのだ。

 「餅は餅屋」と考える人はAppleが作っているのはモチではないと批判するがAppleは、そもそもモチだとは考えていない。何を言っているか判らないかも知れないが、モチを音楽プレイヤーやゲーム機と置き換えてもらえれば判るだろう。iPodやiPhoneはパッケージ・コンテンツをこの世から消滅させるネットワーク・デバイスなのだが、餅屋は未だにモチに拘っているのである。

結論:次に来るのは間違いなくテレビである。勿論、地デジのような遅れた(ローカライズされた)技術の話ではないのだ。

金曜日, 2月 13, 2009

パワーのないスポーツカー

 私が褒めないのは当然だが、私だけではなくアメリカの新聞でもパワーのないスポーツカー(なんちゃってスポーツカー)と書かれたVAIO type P。見た目はスポーツカーの軽自動車と言うことらしく。見た目だけ(解像度など)はいっちょまえなのに肝心のエンジンが...

 こんなものを買うのなら見えを張らずにネットブックを買った方が明らかにリーズナブルなのである。

結論:日本の雑誌や新聞と違ってアメリカの新聞(Wall Street Journalと言うらしいが、有名なの?(笑))は、手厳しいのだ。

Core Location

 Snow Leopardには、Core Locationが実装されるらしい。何の事かって?iPhoneやiPodみたいに自分の居場所を自動で掴んで、サービスと結びつける事が出来るのようになるのだ。

結論:悪用されるとblogに書いてはいけない真実を書き込んだだけで刺客が送り込まれる事になるかもしれない。

火曜日, 2月 10, 2009

MicrosoftのApp Store

 「My Phone」を始めるMicrosoftは、AppleのApp Storeのようなアプリケーションダウンロードサイトを展開しようと目論んでいる。ゲーム機さえまともに作れない会社がスマートフォンを製造すると言う馬鹿げた話と比べればよっぽどまともな話である。OSをライセンスしているMicrosoftが競合するハードウェアを出したのではケンカを売っていることになり何の得もない上に、もしメーカーよりも劣る商品しか作れなかったら、それこそ目も当てられないのだ。

結論:コンシューマに対するサービスの何たるかを理解していないMicrosoftのお手並み拝見とAppleは考えているかも知れない。やってみたら良いんじゃないの。それにしてもAppleの真似しか出来ないのかな。

水曜日, 2月 04, 2009

iPhone neo?

 iPhone nanoが出ると言う噂は前からあるが、そんなものは出さないという噂もある。そんな中、6月に次のiPhoneが発表されると言う噂が浮上してきた。nanoが出ると騒いでいる連中は腹の底でiPhoneは売れていないから廉価版が必要だと考えているのだろうが年間数千万台も売れる商品の廉価場など出す意味は何処にもないと私は考えている。Softbankだけを見ていればそんなに売れていると言う印象はないかも知れないが、それは見るべき先を誤っているだけなのである。

 新しいiPhone(出ると決めている)は、恐らく3Gよりも小振りになるだろう。iChat用に自分撮りのカメラも搭載されるかも知れない。モデムとして使用するためのアプリも標準搭載になる筈だ。そしてCDMA2000にも対応...

結論:どんなものが出るのかは蓋を開けてみなければ判らないが、4Gなんて付けると嫌な過去を思い出すのでneoで良いんじゃないだろうか。

Appleがネットブックを出さない訳

 ネットブックをハッキングしてMac OSXをインストールする人達が増えているようだが、実行した結果のベンチマーク情報なども出てきてその実力のほどが窺うことが出来るようになった。結論を言ってしまえばネットブックに搭載されているAtomはAppleが望むようなパフォーマンスを持ったチップではなく、iPhoneで使えるほど省電力でもない。OSXは決して重いOSではない(Vistaほど)が、その実力がフルに発揮されないようなCPUをわざわざ使うと言う気はAppleには更々無いのだ。もしそれがあるのならばiBookを残してサイズを小さくしたに違いない。そうすればMacと言えども6万円くらいでこさえることは出来た筈である。

結論:Appleの製品はおもちゃのように簡単に扱えるが、おもちゃではない。Appleがネットブックを出さないのは、今更iBookG4なみのパフォーマンスのAtomを使う意義を感じていないからなのである。まあ、G4よりはAtomの方がバッテリーの持ちは良いとは思うが。