火曜日, 3月 24, 2009

マイケル・デルCEOが宣う

 DellのCEOマイケル・デルが来日して都内で会見を行った。最近販売を開始した「Adamo」は、MacBook Airが発売されるよりも前の2年前から計画をしていたと言うことだが、MacBook Airよりも早く計画されていた訳ではなく出たので真似たんじゃないと言いたいだけの話である。Adamoは20万5000円と高価だが「デザイナーズウォッチを購入するような、ファッション意識の高い人」が購入すると期待しているとも発言したようである。

結論:お言葉を返すようだが、Dellを買うような人に、「デザイナーズウォッチを購入するような、ファッション意識の高い人」がいるとは思えないのだ。Dellは屋号(社名)であってブランド名ではないのである。

虫でもわいているのか

 モンキーダンス(それも極め付きの気持ち悪さ)以外に、何の取り柄もないスティーブ・バルマーが、「ロゴを手に入れるために、コンピュータ─同じハードウェア─に500ドル余計に払うことは、普通の人にとって以前よりも難しくなっていると思う。」と発言したようだ。確かに、AppleがWindowsをインストールしてMacを売っているのならば、そうかも知れないが、入っているのは糞のようなOS(Vistaと言う名前はあるようだがデモバージョン)ではない。
 
 外装に価値を見いだすかどうかはユーザの価値観によるが、Appleと同様の外装仕様(マザーも)で、PCを作ればAppleよりも低価格で商品を出せるとは思えない(出したら損をするだけだ)。PCというのは決して部品単体ではなくパッケージとしての評価をしなければいけない。10年以上前のAppleならばボッタクリと言われても仕方がない状態だったが、ハードだけを見ても数多のPCとMacは別物なのである。
 
 さて、ソフトに目を転じれば、ダウングレードしなければいけないようなOSがインストールされているPCなど欠陥品である。抜かなければいけないOSが入っているPCにライセンス代を払わずに、素の状態で購入出来ればPCはもっと安く出来る。MacからOSXを抜く馬鹿はいないが、Windowsはそれが常識になっている。

結論:VistaがプレインストールされているPCは、もう200ドル安くなければいけないんじゃないの。バルマーがモンキーダンスをするのは頭に虫がわいているからである。

Softbankの0円キャンペーン

 Softbankが、iPhoneの実質0円キャンペーンを行っている。そのために売れないのでAppleがただで配り始めたように書く人達もいる。日本のメーカーであればこう言うときには販売奨励金がメーカーから出るのだろうが、Appleは一銭も出していないのは間違いない。要は、Softbankはミニマム100万台を約束してiPhoneを大量に仕入、それがはけていないだけの話である。

結論:Softbankの0円キャンペーンは、6月に新iPhoneが発表される前に在庫を処分しなければ、新製品の供給が止まってしまうからなのである。

水曜日, 3月 18, 2009

Appleに物申す

 新しいiPod shuffleは素晴らしい。是非1個は買いたいものだが、今のところ付属のイヤフォンか”Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”(これは優れものだが)以外では操作さえ出来ない。サードパーティーから色んな製品が出てくるのだろうが、手持ちのイヤフォンがすぐに使えるように、コントローラだけのケーブルを純正で用意してくれなかったのはApple信者としては残念である。

結論:こっそりblogで書いてもAppleには届かないのだ(苦笑)。

iPhone 3.0

 昨年と同様にハードウェアの発表前に、OSの概要が発表された。要望の多かったコピペ、ディザリング(モデム機能)、P2P通信が実装され、また使用方法の枠が大幅に拡大された。HMDTの木下誠氏は、「これは、すごい!大変だ。大変なことになった」とblogで書かれているが、今迄やりたくても出来なかった事がフレームワークの形で提供され、ハードウェア構造を全く気にすることなく(そんなことをしたらジェイル・ブレイクだ)ネイティブにハードウェアにアクセス可能になるのだ。今回アナウンスされた追加のAPIは1,000以上というのだから、開発者が興奮するのは当たり前なのである。
 
その1:カット、コピー、ペースト機能(テキストだけではなく画像も)
その2:Spotlight(デバイス内だけじゃなくIMAPサーバ内も検索)
その3:アプリ内での決済機能(例えばゲーム内で場面の追加購入が出来る。それどころかApple決済でお財布機能だって可能になったのだ)
その4:P2Pペアリングが可能(対戦ゲームやファイル交換、音楽の共有ライブラリーへのアクセスが可能になるはずだ)
その5:プッシュ機能(メールの到着などを通知)
その6:MMS(マルチメディアメッセージ。メールを使わずに画像データを送信出来る)

 既存のハードウェアに関係することしかアナウンスされてはいないが、新しいハードウェアに絡むことを言ってしまったら、どんなものが出るかがバレてしまうので仕方がないが、どんなことが可能かは、次期iPhoneが出てからのお楽しみなのである。

結論:順当以上のバージョンアップ。新しいAPIを使って凄いアプリケーションがどんどん出てくるだろう。

火曜日, 3月 17, 2009

Mac vs Windowsと同じ構図

 ITmediaのオルタナティブ・ブログのSpeed Feed。”iPhoneが売れていない、という印象を植え付けようとするどこかの誰かさん、にもの申す”というお題を掲げたせいか、iPhone派と反iPhone派(ガラパゴス?)が互いに批判し合っている。iPhoneはケータイでは無いと私も書き込んだのだが、特に反論はなかったのにいつの間にやらアプリ開発の話に誘導してしまったようで、ハードのあり無し論争からソフトウェアの多さ(当然iPhoneの方)に移り、Softbankやdocomo用のアプリだってSDKが無償であるのだから開発は出来るなどと言う、まさに不毛な論争になってしまった。
 
結論:全然分かっていないようなので、また書き込みをしてしまった私も同類である。

月曜日, 3月 16, 2009

iPod shuffle登場

 突然、iPod shuffleの3Gがデビューしてびっくりしたが、今週はiPhone 3.0の発表だ。当然、iPhoneやiPod touchもモデルチェンジが近いわけだが(恐らく6月だ)、iPhone OSの恩恵を受けることの少ないiPod shuffleは早めに出す必要があったのだろう。

結論:娘に買ってあげたことはある(二人に)が、自分用は未だに買った事のないiPod shuffle 。次のtouchはもう買う気だけど、今度のshuffleは欲しい気がするのだ(5人家族で6台あれば十分?)。

木曜日, 3月 12, 2009

ミニノートブームに乗るな

 いつもAppleに対して辛口な事ばかりを書いているウィル・コックス氏が、Appleよ、ミニノートブームに乗るなという記事を書いていた。AcerやASUSみたいなMac版のネットブックなど出すなと言うのだが、その理由は至極当然で、そんなことをしたらMacのブランド価値が下がるだけだと言うのだ。

 確かにフル機能のMac OSXを搭載した画面の小さいネットブックなどまさに愚の骨頂。Microsoftじゃないのだから、Officeが動かなければいけないなどと言うい強迫観念にとらわれるいわれはどこにも無いのである。第3四半期中にマルチタッチ・インターフェイスを搭載したネット端末が出ると噂になっているが、これはMacBookの廉価版では無くIPhoneやiPod touchの上位機種になるだろう。

結論:App Store経由でアプリケーションが供給される始めてのパソコンサイズのネット端末が噂になっている製品に間違いないだろう。MacBookのモデルチェンジが噂になっていた時にキーボードを持たない10インチサイズのマシーンも目撃されている。それが、Appleのネットブックに対する解答なのである。

水曜日, 3月 04, 2009

Appleが新Macを発表? このご時世に?

 表題は、既に全デスクトップを含む大幅なニューモデル(MacBook Proも上位機が密かにアップグレードされ、周辺機器も一挙に刷新)の発表が済んでしまっているので、ご時世は関係なかったということでお仕舞いなのだが、元記事では3月2日の発表ではなく噂になっている3月24日に、モデルチェンジをイベントで発表する意味はないという趣旨の文章が書かれていたが、Appleも大幅なデザイン(筐体)の変更もないMacの発表を特別なイベントにする意味など無いと考えていたのだ。だから、早朝(米国時間で)に、いきなりWebページを書き換えただけでモデルチェンジの発表としたのだ。ということは、3月24日に何らかのイベントを用意しているなら、それはMacではなく予想もつかないような凄い発表になるに違いない(3月24日にスペシャルイベントがあると正式にアナウンスされてはいない)。

予想されるもの
New iPhone:EV-DO/CDMA版が開発されていると言う噂もあるが製品化を終っているかどうかは不明
Apple TV:次にApple TVが生まれ変わるとすれば家庭用ゲーム機
The Beatles:長い間、噂になっては立ち消えになっているダウンロード配信スタート
iTunes:これまた長い間噂になっているiTunesのサブスクリプションサービスの開始
ネットブック:ノースピンドル。無線接続のみのネット端末。画面の大きなiPhone。

結論:一番インパクトがありそうなのはAppleの考えるネットブック辺りだろうか。24日にイベントガあるかどうかも判らないが。

iPhoneを買えない人

 世の中にはiPhoneを欲しくても買えない人がいる。お金がない訳ではなく、日本のようにキャリアが嫌いな訳でもない。それでも、欲しいと言う言葉を出すこともはばかられる立場に置かれている人がいるのだ。NokiaやCynbian、Microsoftの社員もそうなのかも知れないが、プライベートで使う分にはまさか首になることもないだろう。

結論:ビル・ゲイツの奥さんのメリンダさんはiPhoneを買えない人である。iPhoneを話題も出せない気の毒な人なのだが、Vogueのインタビューで興味があると語っているのだ。この感じではWindows Mobileの端末は使っていないようである。

火曜日, 3月 03, 2009

2009年のPC需要は史上最悪の下げ幅

 ガートナーは2009年のPCの需要は史上最大の下げ幅(13%)になるだろうと予測している。ネットブック伸びるようなのだが、落ち込んだ分を取り戻せるほどではなく、既に低価格化が進むネットブックで屋台骨を支えられるとは思えない状況なのである。400ドルを割り込むような商品では例え粗利益が50あったとしても予想される販売台数では見込まれる利益はたかが知れている。どう考えてもAppleほどの粗利があるとは思えないのだから、しんどさはAppleと比べようも無い筈なのである。

結論:Appleの高価格が維持出来るかどうかは判らないが、ネットブックの現在の価格が維持出来ないことは明らかなのである。

いよいよ

 24日にニューモデルの発表があるようだが、その前に明日iMacやMac miniが発売開始されると言う噂もある。どちらにしろ今月中にデスクトップ機は代替わりすることになるようである。

結論:24日には、他に凄いものがあると言うことなのだろうか。

DellとHP

 Windows 7のリリースを待ちわびるDellに対して、HPはVistaの時も騒がれたがVistaの時代が来るとは考えていなかったし、Windows 7で恩恵を受けられると期待してはいないと発言しているようだ。Sunの買収を噂されるHPは、Solarisでも考えているのだろうか。DECを買収してそれを生かせなかった過去(買収したのはCompaqだったが)があるだけに、他のオプションを用意していると言うのだろうか。

結論:OSXじゃないですよね?

月曜日, 3月 02, 2009

iPhoneが日本で売れない訳

 世界では売れているのに日本では売れていないiPhoneの事を書いたblogで騒ぎが起こった。林信行氏や平田大治氏のコメントを恣意的に取り上げて作られたWiredの記事がそれなのだ。
 
 iPhoneが日本で売れないのは、日本のケータイのほうが高品質でワンセグなどの機能も豊富。キャリア主体ではあるが様々なサービスの用意された日本でiPhoneが売れる訳がないと言うのだ。現状分析として一利あるとは言えるが、最大の原因はキャリアのSoftbankにある。iPhoneの重要性、将来性に対する孫氏の嗅覚は間違っていないが、キャリアの筋が悪過ぎる。Apple製品のためならどんなことでも我慢できる人間じゃない限りSoftbankに乗り換えるなど考慮の余地さえないユーザの方が多い。別に日本のサービスに負けたから売れない訳ではないのである。
 
 他社のケータイを良く知らない私がとやかく言うのは筋違いなのかも知れないが、私が使っているキャリアであるauの現在のケータイは、完全に行き詰まっている。OSをKCP+に変更したのが最大の原因なのだが、OSが酷いとこんなにも使い辛いものだという典型的な見本になっている(MNPであれだけ上手く行ったのに全てを失おうとしている)。日本で発売される前から書いている事だが、iPhoneの真の意味はiPod touchの持つ機能に集約されている。iPhoneはキャリアが消えてなくなってもケータイとしての音声通話以外の全てのサービスが使える唯一の通信端末なのだ。Wi-Fiが可能なHot Spotさえあれば、音楽やアプリのダウンロードからネットサーフィンまで単独で行うことが出来る。次のOSでは恐らくiChatの機能も含まれると思うが、OSのアップグレードでそれが可能になる端末も他には見当たらない。

結論:iPhoneはスマートフォンではなくスモールPC。井の中のサービスしか知らない人から見れば理解出来ないかも知れないが、iPhoneのサービスはグローバル(ローミングのことではない)。日本でiPhoneが売れないのはiPhoneが嫌われているのではなく、理解されていないだけなのだ。嫌われているとしたらSoftbankの方。auが出していたら私だって間違いなく乗り換えていたのだ。

日曜日, 3月 01, 2009

いよいよiMacのモデルチェンジ

 どうやら、現行モデルの在庫もなくなり(生産は既に終了)次期モデルが間も無くリリースされるようである(恐らく来月の頭位)。ハイエンド機はQuadとの噂もあり、人気の落ちていたデスクトップ機の世代交代を一気に進めるようだ。20インチのCinema Displayも販売が止まっているようでこちらも遂に世代交代のようである。

結論:Snow Leopard迄に大物の発表があるかな。iPhone neo(勝手に命名)待ってますよ。