土曜日, 10月 12, 2024

iPhone 16 Proを買ってはいけない 〜 10の理由 〜

 既に手に入れてしまったので遅いよと言われると思うが、書かないのですかとリクエストを頂いたので遅ればせながらiPhone 16 Proを買ってはいけない理由を書き連ねてみたい。それにしても最近は、Mark Garmanのほぼ正確な情報が多くなりイベントの発表に驚きがなくなってしまったのは寂しい限りだ。

買ってはいけない理由
その1:Apple Intelligenceは未搭載
あれだけ、大見得を切っていながら肝心のApple Intelligenceは最初のバージョンには搭載されていない(徐々に機能追加されていくと最初から言っていたのに開発が遅れていると騒ぐバカはいまだにいる)。日本語版となると更に登場が遅れる(来年末になると書いている人もいるが発表されている全ての実装が終わるのはもっと先かも知れないが、最初のバージョンは来春には出るはず)。私のように日本語しか使えないなら慌ててiPhone 16 Proを購入する必要はない。

その2:iPhone 16で事足りる
既存のモデルではiPhone 15 Proシリーズ以外にApple Intelligenceをフルに使えるiPhoneは存在しなかったが、今年のiPhoneは無印の16でも同じようにApple Intelligenceが動くし、スパーシャルビデオ撮影もできる。どうしても見栄が張りたいとか、Proモデルのカメラ機能が必要と言うのでなければiPhone Proを買う必要はどこにもない。同じようにどうしてもでかいのじゃなければ嫌と言うのでなければ、iPhone 16シリーズに関してはPro Maxを買う必要もない。

その3:相変わらず高い
ドルベースで考えれば値上げはしていないのに円安のせいでバカ高くなってしまったiPhone 16 Proを進んで買う理由はない。ただし、いくら安いからといって割引価格で手に入る無印の14(キャリアでは端末代はわずか数十円だったりする)や15は絶対に買ってはいけない。なぜならフルのApple Intelligence機能が使えるよになることは未来永劫ないだろうし(一部OSのアップデートで賢くなる可能性はある)、来年になれば14や15よりも高性能で全てが使えるiPhone SE4が低価格で出てくる。iPhone SE4が出る頃には日本語版のApple Intelligenceの初期バージョンもきっと出ている。iPhone 16 Proはストレージが512GBになると512GBのM3 MacBook Airよりも高くなってしまうのだから始末に追えない。

その4:カメラ・コントロールがウザい
カメラを多用する人には好評なようだが、無器用な人にはカメラ・コントロールを使いこなすのは容易くないように思える。押したつもりはないのにカメラが起動してしまうこともあるだろうし、機能選択のための半押しのつもりでシャッターを切ってしまうこともままある。横持ちでホールドする時は間違って押してしまうことは滅多にないが縦持ちだと…アップデートに期待するしかない。

その5:デザインが大して変わらない
マニアからすれば小さなアップデートが多くあるが、一見しただけでは、ノッチではなく「ダイナミックアイランド」になったiPhone 14 ProのiPhoneと見分けることなど出来はしない。

その6:折り畳めない
もうそんなバカはいないかも知れないがiPhone Proには折り畳めるモデルはない。そう言うものを欲しがる感性の人はそもそもiPhoneに限らずApple製品を購入してはいけないし、オンラインも含めApple Storeは出禁にした方が良い。

その7:Apple Watch 10が欲しい
両方購入できれば良いが手持ちの予算がと言うこともあるだろう。そんな人は慌ててiPhone 16 Proを購入する必要はない。iPhone SE4が登場する頃に吟味して何を手に入れるかを考えれば良い。

その8:iPhone 15 Proユーザー
多少の処理速度の差が発生するかかも知れないがiPhone 15 Proを使ってるならiPhone 17が出てから機種変をするので構わないと思う。恐らくとびっきり薄くて軽いAirが出ていると思うので待つ価値は十分にある。

その9:AIが他社に比べて貧弱
捏造写真やフェイク文章を容易く作れる他社のAIとは違いApple Intelligenceで出来る生成機能は子供騙しに過ぎないとお考えなら発売とほぼ同時に値下げされる(iPhoneだって実質半額で手に入るが)PixelやGalaxyを買うべきだ。Appleが考える生成AIはユーザーのドキュメントや画像をより良い形に修正するためのツールにに過ぎない。サードパーティーからはそう言うアプリが出るかもしれないが、いくら待ってもAppleのOSには作り物を量産してくれるような紛い物の機能は載ってこない。

その10:カラフルなiPhoneが欲しい
カラフルなiPhoneが欲しいならiPhone 15よりも色味の強いカラーになった無印のiPhone 16をお勧する。

結論:
iOS 18はApple Intelligenceがなくても良いOSだと思う。壁紙に使っていたSteve Jobsの画像(床に胡座をかいて座り初代Macintoshを抱えている有名な写真)の顔がアプリアイコンで隠れることがなくなっただけで個人的にはアプデートする価値が十分にあった。そんなOSにインテリジェント機能を付加してくれるのがApple Intelligence。新たに発売されたiPhone 16シリーズは無印も含めていずれは搭載される。その肝となるのがA18チップ。今後はSEシリーズも含め全てのデバイスがA17 Pro以上の処理能力を持ったチップになるので、正直な話初めて無理をしてProを買う必要はないラインアップになった。何がなんでもProじゃなければという考えは捨てても良い頃かも知れない。そういう私は初日にiPhone 16 Proを手に入れたので説得力が全くないが。

土曜日, 6月 17, 2023

Vision Proを買ってはいけない 〜10の理由〜

 自分の語彙力では全てを伝えきることが出来ないと多くのテクニカルライターの方々を窮地に追い込んだApple Vision Pro。涙を流すほど感動したと多くの体験者が語っているのがVision Proのカメラで撮影された3D写真と動画。他のVRヘッドセットのパススルー映像がどうかは知らないがVision Proのパススルーは奥行きを正しく判断できる3D映像(だから、Vision Proを付けたままで自由に歩くことも物を取ることも出来る)だ。Apple命名の「空間コンピュータ」にならって「空間ピクチャー」、「空間ムービー」と呼ぶべきかも知れない。と、言うわけですこぶる評価の良いVision Proだが買ってはいけない理由も沢山ある。今回はその辺りを書き並べてみたい。


買ってはいけない理由

その1:3,500ドルもする

世の中にはリーズナブルにVRを楽しめるQuest 2が既にあり秋になればそれ以上の能力を持ったQuest 3が控えていると言うのに、何で好き好んでわざわざ3,500ドルも出してApple製品を買わなければいけないと言うのだ。全然人気のないQuest Proも既に存在する。メタバースという閉じた仮想のソーシャル世界に閉じこもるためだけならば3,500ドルもするVision Proを買う必要などない。実空間と仮想空間の融合のためのツールを必要としているのでない限り真っ先に買ってはいけないのだ。


その2:来年まで出ない

世の中には3,500ドルもするのにテクニカルライターの美辞麗句に踊らされて、それでも欲しいと言う人もいるようだ。どんなに欲しくても7月にVision Proの開発キットを手に入れられるのはアプリの開発者だけ。勿論、開発者に金を積んで横取りするという手もあると思えるがAppleシリコンMacの開発キットの時と同じように製品が出る頃にはAppleに返却しなければいけなくなるだろう。それに、Appleの正式発表もないのにまるでその仕様の製品がリリースされるのだと言わんばかりの噂が先行するAppleの世界。正式に一般販売が開始される頃には、次の次辺りの空間コンピュータの話題で持ちきりになっていて初号機の魅力など消し飛んでいるに違いない。Vision Proに使われているSONY製のマイクロOLEDの生産能力も限られ供給量は需要の半分も満たせない恐れもある。まずあり得ない話だが正式販売開始までに他からもっと良い製品が出てこないと断言できるわけではない。正直な話、Vision Proは欲しくても手に入らない製品になるに決まっているのだ。


その3:メガネ型じゃなかった

ここまで待たせたのだから当然ゴーグルサイズではなく普通のメガネと見紛うような軽量モデルになると思っていた人も多いはず。それなのに蓋を開けてみたら数多の既存モデルとさして変わらない大きさと重さのヘッドセット。デザインや部材は他社製よりも奢ったモノなのは一目瞭然だが、「これでいいのか」と言う嘆きが聞こえてきそうだ。例えそれがApple製だろうとMetaやMicrosoftのものであろうと被り物なのは紛れもない事実。Appleならではのオシャレなメガネサイズの「空間コンピュータ」になるまで買ってはいけないのだ。


その4:メガネでは使えない

恐らくアイトラッキングを正確に行うために頂間距離がまちまちになるメガネでは具合が悪いか、ホールドするポジションからメガネフレームが邪魔になってかけられないからなのだろうが、視力矯正が必要な人はコンタクトレンズかVision Pro専用のZeiss製のインサートレンズを購入する必要がある。コンタクトを使用できない人は必然的にVision Proを使うためだけに、3,500ドルに加えて幾許かの費用を上乗せしなければいけない。他社の眼鏡用レンズで置き換え可能なのかはモノが出てこないとはっきりしないが、どちらにせよ普通のメガネは使えないのでそこを考えずに慌てて買ったりしてはいけないのだ。


その5:バッテリーが内蔵ではない

PowerbookまでのApple製品はバッテリーは交換可能だったが、いつからかApple製品はバッテリー交換出来ないことが正義とされて来た。iPhone、iPad、Apple Watch、AirPodsと一つとしてバッテリー交換可能なデバイスは存在しない。それなのに今回発表されたVision Proはしれーっとバッテリーが外付けな上に一個のバッテリーでは僅か2時間しか動作しない。バッテリーを外付けにしたため他社製品よりも軽くなったと言い張っているが、どうやら動作させたままバッテリー交換さえ出来ないらしい(本当かどうかは出てみなければ分からないが)。iPhoneと同じくらいの重量のバッテリーで2時間という事は内蔵ならもっとわずかな時間しか使えないのは明らか。USB Type-Cで外部電源から直接給電も可能だがそれでは自由に動き回ることはできない。最悪、外付けでも構わないがせめて一つのバッテリーで半日くらい使えるようになるまで買ってはいけないのだ。


その6:後出しジャンケンは卑怯

Google Glassは問題外にしてもMicrosoft、Oculus(現Meta)、Samsung、HTCなど多くのメーカーが手を出し未だにQuestシリーズ以外に成功と言えるほどの台数が世の中に出たことのないVRヘッドセット界隈。現状SONYのマイクロOLEDの供給数に左右される可能性が高いようだがLGなどから要求する機能水準を満たすものが提供されれば、あっという間にQuest以外の累積販売数を…後出しと言うよりもAppleの製品に対する要求水準が他社とは比べ物にならない位に高いから製品リリースが遅いと言う意見もあるが(スマートウォッチの時のようにAppleから出るとの噂に踊らされて専用OSも無いのに出来損ないを出したSamsungのような例もある)、他の失敗を嘲笑うかのような完成度の高い製品を出してくるのは卑怯。他社製品の失敗から学んだのではなく何年も前から独自に研究開発した結果だと言われても、とにかく他社よりも1秒でも早く出すことがイノベーションだと信じている連中には通用しない。Apple信者以外は買ってはいけないのだ。


その7:初号機だ

Apple Watchなど新しいカテゴリーの初代モデルは、製品発表時には必ずしも方向性が明確ではなく仕様も完全に固まっているわけではない。当然、初代の方が初期不良に見舞われる可能性も高くなる。初代には誰も持っていないのでしばらくの間自慢出来る以上の価値はないに等しい(特に今回は高価な上に台数も限られ希少性が高くなりそうだ)。今回のVision Proは、開発キットの要素も多分に含むため開発者ではない素人が手を出すべき製品ではない。搭載されているセンサーや表示系などは現在手に入る中でも最高品質のものだが、次期モデルが同様のスペックなら当然価格はもっとリーズナブルになる上に枯れた品質になるに決まっている。初代のApple Watchのようにあっという間にOSのアップデートから外れてしまうのも初号機ならではの悲哀。長く使いたいなら初号機を買ってはいけないのだ。


その8:ハンドコントローラーがない

アイトラッキングとジェスチャーだけで誰でも数分で使いこなせるようになるなんて俄かには信じられない(体験者が皆そう言っているので恐らく疑う方が間違っているのだろうが)。その上、カメラが捉えられる特定の位置まで腕を持ち上げて大きな手振りが必要な上に認識ミスが当たり前のため他社では必須だった専用のハンドコントローラーそのものが存在しない。高性能なカメラ(Depthカメラやアイトラッキングカメラなど)とセンサーを搭載したVision Proではゾンビのように腕を持ち上げ続ける必要がないから本体のバッテリーが切れる前に腕の筋肉の方が参ってしまうこともない。他社のヘッドセットではあり得ない仕様なのだ。数多の先達をバカにしてセンシング技術をひけらかすような製品を買ってはいけないのだ。


その9:Quest Proを持ってる

謳い文句とは裏腹に中途時半端にコストを削ったせいか最初の値付けでは買ってもらえなかったQuest Pro。結局あっという間にコスト割れだろうなと思われる価格に改定して投げ売り開始。挙げ句の果てにほぼ同じ機能を持ったQuest 3が半額以下で販売されるという始末。価格が全然違うと言われても同じProを冠しながら、その機能の違いは歴然。自分の望んでいたものはAppleの目指しているものとは違うんだと自分の過ちを棚に上げて自分自身を納得させるためにもVision Proを買うわけにはいかないのだ。


その10:KeynoteでAIと一度も言わなかった

ここ最近はGoogle、Microsoftとキーノートと言えば100回以上言わないとムショ送りになるのではないかと思えるくらいに連発されていたAIと言う単語。そしてジェネレーティブAI以外はAIじゃないと言う空気感。MetaもメタバースはジェネレーティブAIあってのものと。そんな一番ホットなAIと言うバズワードをWWDC 23のKeynoteの中で一切口にすることのなかったApple。新しいOSの随所にデバイス内だけで処理されるAIをシステムレベルで載せているVision Proはまさに音声認識とセンシングで動作する機械学習の塊のような空間コンピューティング端末。AIは手段の一つであって目的ではなくVision Proは単なるAIを活用したVRヘッドセットではないよと言わんばかりの高慢な態度を改めない限りApple製品を買ってはいけないのだ。


結論:他社の同じような価格帯のVRツールに注ぎ込むほどお金に余裕があるのならば未来のコンピューティングの先取りをするのは良い選択かも知れない。Vision Proは最先端のセンサーを載せただけではなくvisionOSのUIの完成度は現段階で他社を数年以上引き離すレベルに到達している。SamsungはVision Proの発表を受けてヘッドセットの開発計画を大幅に変更するようだと噂されているが、計画を練っているうちにAppleは次期モデルを出荷するかも知れない。Vision Proを買う買わないの判断は結局その価格に尽きる気がする。

金曜日, 11月 13, 2020

M1版Macを買ってはいけない 〜 10の理由 + α 〜

 恐らく今年最後となるスペシャルイベントは大方の予想通りApple Siliconを搭載したMacの発表イベントとなりました。イベントの数日前に報道のインタビューを受けたTimが年内に幾つかの新製品を発表出来ると答えていたのでMac以外にもAirTagやAirPods Studioが発表されるのではないかと噂は妄想の域に達していましたが結局Mac以外の製品の発表はありませんでした。MacBook ProやAirが発表されると言う予想は的中でしたが合わせt Mac miniまで出てくると誰も考えていませんでした。そしてその頭脳と言えるSoCは三種とも同じM1。Airに関してだけGPUが7つと8つの2種類が用意されましたが基本的には同じSoCと考えて良いと思います。と言うわけで今回はいつもとは違い個別のモデルではなくM1搭載Macを買ってはいけない理由を書き連ねてみたいと思います。


買ってはいけない理由

その1:何はなくてもクロックスピードが全て

IntelやAMDに限らずどれを買えば良いのかが分からない時に参考にするのがCPUのクロックスピード。Intelであれば他にCoreの後ろに付くi○の数字。モバイル用のSnapdragonも含めて基本的に数字が大きいものが高性能と言うのが業界の常識。実際には設計の世代が違うもの同士ではクロックスピードを単純に比べても仕方がないのだけれどもそれさえないのですからAppleは無責任過ぎます。それでいて世の中にあるPCの98%よりも速いなんて言い張ります。本当のところクロックスピードが処理速度をそのまま表す訳ではありませんが具体的な数字を見せられるとその気なってしまう人は絶対に買ってはいけません。


その2:MacBook Proの上位機種ユーザー

単なるベンチマークテスト(実機が出回っている訳ではないので本当かどうかも分かりません)に過ぎないとは言え最下位機種であるMacBook AirがMacBook Pro 16インチの上位機種(Core i9の2019年モデル)さえ凌駕すると言われて嬉しい気持ちになるハイエンドモデルユーザーなんてそんなにいないと思います。ポートが少ない、eGPUが使えないとdisたって負け惜しみに聞こえてしまうとしたら尚更です。下位機種でさえIntel版の上位機種よりも処理速度が速いのですからMシリーズの載ったMacBook Proが出るまで買ってはいけません。


その3:eGPUが必須

Intel製の統合型グラフィックスと比べて5〜6倍速いと自慢されてもRadeon Proのグラフィックスチップと比べてどうなのかは分かりません。画像処理はGPUだけではなくNeural Engineも使っているのでIntel版のMacに比べて信じられないくらいに速いと言われても本当なのかどうかも今のところ分かりません。その上M1版MacはeGPUには対応していないので拡張のしようがありません。世の中のほとんどの人はeGPUなんて一度も使わずに天国に召されることと思いますが、それ無くして仕事は成り立たない人には死活問題です。eGPU対応のハイエンドMacBook ProかeGPUなど鼻で笑うほどの処理速度を持った統合GPUが載ったMacが登場するまでMシリーズMacを買ってはいけません。


その4:外部ポートが沢山必要

どうでも良いようなものも含めて外部ポートは多ければ多いほど良いと考える人(Windowsユーザーには多いのではないでしょうか)は絶滅した訳ではありません。そんな人にとってたった2つしか外部ポート(それもUSB Type-Cのみ)のないMacBook ProやMacBook Airは信じられないと思います。Mac miniはAirやProよりも外部ポートは多いですがそれでも必要最低限しかありません。ポート数が命の方はM1版Macは絶対に買ってはいけません。


その5:720p以上のカメラが必要

画像処理エンジンが今までとは比べ物にならないくらいに賢くなったので今までのFaceTimeカメラの画像とは全然レベル(明るく綺麗に映るようです)が違うと言われてもどうしても気になるのはカメラの画素数(クロックスピードと同じで単純に数が多ければ多いほど良いと考える人がいます)が変わらないこと。カメラやスマホではないのでカメラの画素数でPCを選ぶ人はいないとは思いますが、そう言うことが気になる方は絶対に買ってはいけません。


その6:目立ちたい

見た目どころか手にしてもIntel版との違いはありません。中身に大した違いがないのに外見だけ替えて新製品として売るメーカーもある中、Appleは一つの筐体デザインを何年も使い続けます。通常のマイナーアップデートならそれでも良いでしょうが新製品は全く新しいデザインじゃないと納得できない人は多いと思います。長い間Apple製品を使い続けている人でそんなふうに考える人は少数派だと思いますが最近Apple製品に目覚めた人にはそう言うAppleだけに通用する常識は通用しないのも事実です。折角新しいMacを買ったのに誰からも指摘されない(今までApple以外のPCを使っていたなら別です)。Mシリーズの16インチのMacBook Proは筐体デザインを変えてくる可能性があります。当然その後に出るMacBook ProやAirも同じデザイン思想で作られるはずです。誰がみても新しいと分かるMacが欲しい人はどんなに魅力的に見えてもデザインの一新される次のモデルまで買ってはいけません。


その7:Windowsが使いたい

Microsoftがx86用WindowsをフルカバーするArm版のWindowsを出せていないのですからM1版MacにはBootCampがありません。どうしてもMacでWindowsが使いたい方は型落ちのIntel版のMacをお買い求めください。


その8:Androidユーザー

Appleが作り上げたエコシステムの本当の素晴らしさを実感するにはiPhoneは必需品です。Apple WatchのようにiPhoneを持っていないとアクティベーションできないと言うレベルではありませんがシームレスにデバイス間の行き来が出来るのはApple製品にだけ許された世界。iPhoneユーザーが羨ましくなるだけですのでIntel版も含めてMacを買わない方が良いと思います。


その9:Intelが好き

かつて私がMotorolaのMPUが大好きでiPhoneが発売されるまで携帯電話もMotorolaを乗り継いできたようにPC/AT以前からIntelチップの載ったPCを使い続けMacもIntelに変わったのを機にWindowsを捨てた方はIntelの入っていないMacなんて裏切り以外の何物でもありません。その上世の中に存在するPC(ほとんどはx86系)の98%よりも速いとdisられる始末。Core i9よりも3倍以上速かろうが、Iris Plusよりも5倍もGPUが速かろうがそんなことは関係ないはずです。


その10:ハイブリッドが欲しい

今回のMacはそうではありませんでしたが今後もAndroidのタブレットやWindowsのPCのようにPCなのかタブレットなのか分からないようなMacは登場しません。そう言うものが欲しい方はどんなに使い辛い部分があろうが他のメーカーから販売されているそう言う商品を買うべきだと思います。


おまけ:Rossetaを信じていない

過去の苦い経験は中々消え去るものではありません。何度もアーキテクチャーの違うCPUに移行を繰り返してきたAppleなら尚更です。今ではどれも成功だったと語られていますが本当に移行が完了して新しいCPUになって良かったよねと言われるようになるまで何年も掛かったのは事実です。そんな人にとってみればx86用のバイナリはRosseta 2で翻訳されればネイティブアプリと同じように(更にはx86よりも)「サクサクと動きますよ」と言われても素直に信じられることではないでしょう。Macintosh Plusの時代からApple一筋の私から見れば68KからPowerPC、PowerPCからIntelと移行の度に話にならない期間は短くなったのは明らかです。以前のリプレイスの時のように中途半端な状態でも出さなければ行けなかった時代とは違います。全くトラブルがないなどとは思っていませんがM1にしなけりゃ良かったと皆が思うようなことはないと思います。それでもトラウマから逃れられない方には人柱覚悟で購入することはお勧めしません。


結論:iPhone 12シリーズが全部A14 Bionicだったように今回のMacに載ったSoCは全て同じM1AirにはGPUが7と8がありますが大きな違いではありません)でした。SoCを外販することのないAppleにはどれが一番速いのか分からなくなるようなバリエーション(販売価格の違いの理由にはなします)はいらないからでしょう。x86版のOfficeは最初の起動時だけバイナリの翻訳に20秒程待たされるけどその後は速いとMicrosoftからの話もあったようです。少なくとも遅くて話にならないと言う話は実機がユーザーの手に渡っていないので出てきていません。今回のモデルは数量限定で販売される訳はありませんので買ってはいけない理由に該当しない方も慌てる必要はありません。販売後2週間もすれば消化不良になる程レビュー記事がネット上に溢れかえります。それから考えるので遅くはありません。

火曜日, 11月 03, 2020

11月10日のAppleスペシャルイベントで発表されるもの

 One more thing!のイベント告知が届き今年最後のオンライン発表会が多くの予想通りに開催されることが明らかになりました。WWDCで年内にApple Silicon搭載のMacをリリースすると発表しているのでOne more thingはApple Silicon搭載のMacの訳が無いもしそうならおかしいとのツッコミもあるようですがiPhoneの発表で終わりじゃないよと言う意味にも取れますのであまり深読みしない方がオンラインイベントを楽しめて良いのではと思います。


さすがに来月にもオンラインイベントが行われるなんてことはないと思うのでそうなるとApple Silicon Macが出ることは間違いなく、話はどのモデルが出るのだろうかに進みます。最新の噂では一番ゴージャスな予想でMacBook Air、MacBook Pro 13インチ、MacBook Pro 16インチの3種類ですが、MacBook Airは現在の出荷予定が3〜5営業日なのでApple Sikicon搭載はまずないと思います。同様にiMacも3〜5営業日なのでこれもありそうもありません。そんな中、出荷予定が以上に長くなっているのがMacBook Pro 13インチの上位機種(Touch Barモデル)。こちらは出荷予定が4〜5週間と大幅に先なので恐らく該当モデルになると思います。そしてMacBook Proの16インチが2〜3週間。13インチよりも出荷予定が早いのが気になりますが可能性はあると思います。iMac Proの出荷予定は4〜5週間先になりますがこちらはカスタマイズ前提のモデルなので除外。Mac miniは在庫有りなのでApple Silicon版は当分出ることはなさそうです。


私の予想が正しいかは全くの不明ですがエントリーではなくハイエンドモデルからApple Siliconを載せてくるのだとしたらAppleはApple Silicon Macに相当自信を持っているようです。A14 BionicのベースSoCを載せたiPad AirがA12Z  Bionicを載せたiPad Proと遜色のないスピードが可能な処理もあるのですから噂されているA14 Bionicの倍のコアを載せたA14X Bionicや3倍と噂されるA14Z Bionicを載せたMacはIntelのCoreシリーズを載せた現行のMacBook Proのハイエンドモデルを凌駕する可能性は高いのではないでしょうか。


結論:出荷日インジケーターからの予想で可能性の高いモデルはMacBook Pro13インチと16インチの上位機種。Timが年内にいくつかの製品(いくつかは最低3種類を示すらしい9を発表できると四半期決算の電話インタビューで答えているので他にもう一つの製品。Appleファンの方は楽しみに待ちましょう。そして他のメーカーの関係者の方々、申し訳ありませんがご愁傷様です。

金曜日, 10月 30, 2020

iPhone 12 Proを買ってはいけない 〜10の理由〜

 例年とは違い新型コロナの影響でお祭り騒ぎになることもなく(それでも初日入荷分は瞬殺だったようですが)無事に販売がスタートしたiPhone 12シリーズ。iPhone Xの時はたったワンモデルだったものが2018年には、XR、XS、XS Maxと3モデルになり、そして遂に今年は4モデル。その上、春に発売になったSE 2ndだけではなくXRと11も継続販売となり現役モデルが7つという事態になってしまいました。

正直良く知らない人はどれを買ったら良いのかさっぱり分からない状態なのだと思います。7つある現行機種の中ではiPhone 12シリーズに関しては、現行機種で一番小さいmini、一番大きいPro Max、スタンダードな12、望遠の付いたProと結構分かりやすいモデル構成だと思います。と言うことで今回はiPhone 12 Proを買ってはいけない理由を書き連ねようと思います。


買ってはいけない理由
その1:ミリ波対応ではない
これはiPhone 12 Proに限った話ではないのですが5G対応を大きく謳っているiPhone 12シリーズがミリ波に対応しているのはアメリカだけでそれ以外の国ではなんちゃって5Gと言われるSub6にしか対応していません。夢の高速通信が低遅延がと提灯記事に踊らされ全国がカバーエリアだと勘違いしている半可通にはそんなインフラはまだ皆無に等しいですよ、インフラが整う頃にはiPhone 14が出ていますよと教えたくなる衝動に駆られます。とは言え楽天モバイルと五十歩百歩状態でほぼSub6エリアだってごくわずかしかなくLTEしか飛んでいないのに5G契約しか認めないキャリアもどうかとは思います。


その2:写真も動画もほぼ撮らないし見ない
やれLiDARだ望遠だとカメラの進化を強調しているiPhone 12 Pro。確かにDolby Visionの動画やHDR3、年末にはApple ProROWと言う新しいフォーマットで写真が撮れる事は写真や動画を撮らない人にはどうでも良い話。全くいらない機能のために余分なお金を出すくらいもったいない事はありません。そうは言っても処理速度の速い高性能なスマートフォンをと考えているのならiPhone 12やiPhone 12 miniをお勧めします。


その3:SIMロックフリーが欲しい
今回は事前の在庫数が多かったのかキャリアの在庫状態は潤沢のようでどのモデルのどのカラーも未だに品切れになっていませんが、SIMロックフリーモデルとなると全く状況が変わります。Appleのオンラインストアでの入手は来月後半、家電量販店もいつ入荷するかが分からない状態です。また今回アメリカだけミリ波対応となったため日本の技適を通っていないので日本では使えない端末になっています。間違っても日本の技適を通っていないiPhoneを買ってはいけません。


その4:出遅れた
予約開始日にいの一番でオンライン予約をした人は既に手に入れて悦にいっているとことと思いますが、なんの因果か単純にボーッとしていたのかは知りませんが予約当日の最初の数分間を逃した人は今すぐに手にいれたいと考えてもキャリア以外で手に入れる事はほぼ不可能になりました。今予約しても入手が来月後半になってしまうのなら店頭に並んだ12 miniや12 Pro Maxを実際に触ってみてから購入機種を決めるのが正しいと思います。 


その5:バッテリーの持ちが悪い
iPhoneに限った事ではないですがApple信者以外の人が真っ先に口にするのはApple製品はバッテリーの持ちが悪いと言う話。正直な話毎日必ず充電していますが充電する時に省エネモードにまで残量が減っていることなど滅多にありません。Apple Watchも稼働時間は公称18時間ですが18時間で切れた事はないです。どう考えてもバッテリーがヘタってしまった使い古しのiPhone以外で1日に何度も充電しないといけないなど利用の仕方に問題があるのではないでしょうか。実際、家内はiPhone XRと楽天のOPPOのスマホを併用していますがバッテリーの減りがひどいのはiPhoneではなくOPPOの方です。寝る時に充電する習慣を付ける気がないのなら買ってはいけません。


その6:小さいのが欲しい
Galaxy Noteなどと比べたら小さいですが小さいiPhoneが欲しいならiPhone 12 miniが出るのを待ちましょう。


その7:デカいのが欲しい
Galaxy NoteなどAndroid端末には大きいだけじゃなく折りたためる壊れやすいスマホもあります。例え2年ごとに新しい機種に乗り換えているにしても最新のOSに間違いなくアップデート出来るか、いつ出来るかが分からないようなものを買ってはいけません。iPhone 12 Pro Maxが出るのを待ちましょう。


その8:充電アダプターもイヤホンも付属しないから
エコを考えて付属品を減らしたとのAppleの主張は綺麗事に過ぎないと思いますが、そんな理由でApple製品を買わないと言う方は潔くGalaxyにでも乗換えましょう。何しろGalaxyはイヤホンどころか最新のノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンのGalaxy Buds Liveが付いてくるのです。最新製品であるイヤホンを付けなければならない台所事情に私は少しも同情する気はないですが付属品目当てが人助けになるかも知れません。


その9:指紋認証じゃない
いつかは画面埋め込みや新しいiPad Airのように電源ボタンに指紋認証が付くかもしれませんがAppleは精度が低くても取り敢えず他社に先んじて載せるような事はしません。マスクが当たり前のこの時代気持ちは分かりますが今まで指紋認証対応のiPhoneを使っていたならiPhone 12 ProではなくiPhone SE 2ndをお勧めします。iPhone 7や8ユーザーだったなら今までと変わらぬ使い心地に満足する事でしょう。新しくなった気がしない?それなら文句を言わずにiPhone 12にして下さい(笑


その10:懐事情が
5Gエリアなんてないに等しいのに高額の5G契約をさせられるiPhone 12シリーズは4年分割で2年経ったら下取りで残債免除と言われても月々高額の請求書が届きます。そんな方にはiPhone 12 ProではなくLTE契約できるiPhone SE 2ndをお勧めします。


結論:iPhone 12 ProはカメラとNeural Engineが強化され暗い場所や逆光などの撮影条件が悪い場所でも映える写真を撮れるスマホに進化しました。基本的な部分はProでないiPhone 12でも同等ですがLiDARが搭載された事で暗所でのメインカメラでのポートレート写真などではその違いを感じられるでしょう。とは言えその差が21,000円もあるかとと言われれば価値観によってなんとも言い難い部分です。実際にProの方は最小ストレージが128GB1284GB同じ容量で比べるとその差は16,000円と妙に納得のいく差のように思えます。今回のiPhone 12シリーズには残念なモデルはありません。何をメインに使うのかで機種を選定すれば良いと思います。


火曜日, 5月 12, 2020

iPhone SE(2020)を買うべき 〜10の理由〜

見た目はiPhone 8なのに今のところ最新のA13 Bionicを頭脳に持つiPhone SEが販売開始された。何か出る度に買ってはいけない理由をこれでもかと書いているのですが私の力及ばずで他社さんの製品のように無かったことになった製品は今のところありません。iPad 7thが安くなったのでSEも安くなるだろうと噂されてはいましたが実際に蓋が開くと最新のチップを載せていながらの低価格。3G停波によって生まれる電波難民を狙って出してきたのではないでしょうが、そんな人やこれからスマホを持つ初めて世代にうってつけの端末であることは確かです。何よりも価格が原因でAndroidを…
と言うわけで通常なら買ってはいけないを書かなくてはいけないところですが今回は敢えてiPhone SE(2020)を買うべき理由を述べさせて頂きます。

買うべき10の理由

その1:SoCは最新のチップ
何年も前から次期SEが出るとミンチー・クオさんが予測(2年以上前から出る出るじゃ予測でも何でもない)していた新しいiPhone SEはiPhone 8の筐体ベースの4.7インチモデル。既に修理会社のiFixitのバラシも終わりディスプレイやSIMスロットなどの部品がiPhone 8と同じであることが分かっています。同じSoCを使っているがSEの方のクロック数を落としているなどと言うデマもありましたが。これもベンチマークテストで否定されています。メインの頭脳はiPhone 11は当然としてiPhone 11 Proと同じ処理能力を持っているのですから期待を裏切ることはありません。

その2:Touch ID
iPhone 8もApple Storeのカタログ上から消えApple取扱のiPhoneとして唯一のTouch ID製品。繋がるSoCがiPhone 8と違うため壊れたからと言ってiPhone 8の指紋認証センサーの流用はできませんがCOVID-19のパンデミックでマスクが必須となった現在。Touch ID搭載のiPhone SE(2020)はある意味救世主のような存在かもしれません。Touch IDの精度は既に折り紙付きの指紋認証センサーですのでご安心ください。

その3:価格が安い
iPhone 11シリーズと同じA13 Bionicを使っていると言いながらそのメインメモリ容量は4GBではなくiPhone XRと同じ3GB。一番メモリを食うディスプレイの画素数が少ないのだから何の問題もないと言われても納得できない人もいるかも知れませんがAndroid端末と違いメモリ容量が原因で使い物にならなくなる様な事がないのがiOS端末。ベンチマークテストならばメモリーの多いiPhone 11 Proの方が速いかもしれませんが普通に使っていてSEにしなければ良かったなんて言うことはまずありません。

その4:5年間は現役で使える
中価格帯のAndroid端末で最上位機種と同じSoCを載せているスマホはほとんどない上にOSのアップデートの保証も短いか、無いに等しいのがAndroidの世界。それに対して最新の頭脳を載せたiPhoneのOSのアップデートも含めたサポート期間は長くバッテリーの寿命が来てしまったは別として今後5年近く現役続行が可能です。その間にAppleが潰れる様なこと身売りされる様なこともありませんので安心してご購入ください。

その5:小さい
初代のSEに比べればだいぶ大きくなってしまった2020年モデルですがAppleの現行機種では一番小型で軽い端末。その上リンゴマークの位置以外に外見上の大きな変化はないので今までiPhone 7や8で使っていたケースが無駄になりません。7や8用の保護フィルムはは流用できませんが剥がして貼り直す人はいないので問題なし。購入の時に8用を間違って買わないようにだけご注意ください。

その6:Apple TV+が1年間無料
10万を超えるようなiPhone 11 Proなら当然だろうと思えるApple TV+の1年間無料は低価格のiPad 7th同様にiPhone SE(2020)でも利用可能。他のビデオストリーミングサービスと比べて見られるコンテンツが少ないと言われれるかも知れませんがApple TV+のコンテンツは英語だけではなくドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語に日本語。国による微妙な違いがある場合には複数のローカルバージョンに吹替られており、吹替がないものには数十ヶ国語の字幕を用意。それぞれの国の言葉を勉強するためのツールとしても利用可能です。

その7:写真が綺麗
使われているカメラモジュールはiPhone 8とさして変わらないのにA13 Bionicの画像処理能力が高いために撮れる写真やビデオの画像は向上しています。ナイトモードや超広角などカメラモジュールのハードウェアに依存するものはシングルカメラのiPhone SEではどうしようもありませんがiPhone 7や8のカメラで十分満足していた方なら更に綺麗な写真が撮れるiPhone SEなら大満足のはずです。

その8:予備機が欲しい
通信機器にお金を注ぎ込むことを厭わない人なら同じ端末を複数持てば良いと思いますが、そうでないiPhoneユーザーなら安価なAndroid端末ではなく同じエコシステムの中で連携が簡単に取れる上に型落ちではないiPhone SEはお勧めです。

その9:会社貸与端末に最適
法人契約の場合キャリアとの交渉で端末の上代に関係なくランニングコストは一緒などと言うこともあるかも知れませんが、そこまでゴリ押しの通る取引ではない場合。会社にとってありがたいのは当然端末価格。iPhone X以前は好きな端末を希望できたのにiPhone X以降は会社貸与はiPhone 8などの年落ちの端末に限定されるようになってしまったと言う話も聞くご時世。最新にして最低の端末価格は企業にとっても社員にとってもありがたい存在です。

その10:ガラケーユーザー
コロナ騒ぎで先延ばしにはなるようですが間違いなく停波してしまう3G携帯ユーザー。機種変をするなら操作が分からない時に聞けるユーザーが一番多いiPhoneを選ぶのが一番。その中でもコスパが一番高いのがiPhone SE。誰かのお下がりを使う予定でないなら間違いなくお勧めです。

結論:iPhone 11 Proを買おうと考えている。あるいは秋以降に出るiPhone 12待ちと心に決めているならiPhone SEを買いなさいとは言いませんが、長く使っていた8以前のiPhoneの調子が今ひとつ良くないので買い換えようかなと考えているとかもう一台予備機としてと考えている人なら一押しはiPhone SE2020)です。SEは通常ラインとは違い毎年新製品が出るとは思えません。長く使おうと考えているならなるべく早く手に入れるのが良いでしょう。

金曜日, 11月 08, 2019

UWBで何がおこうるのか

AppleがiPhone 11に突然搭載したために新しい技術と考えられても仕方のないUWBは2003年にアメリカで発表され、技術者の間で大きく騒がれたのに(こんなの上手く行きっこないも含まれる)Appleが近距離通信をBluetoothに絞り込んだことで檜舞台を派手に飾ることもなく2012年の段階でもうニッチと言われていた技術。現にAppleはBLEをiBeaconとして使い始め完全に引導を渡されたと考えられていた。技術的にはBluetoothよりも省電力性、通信容量とも桁違いに優れていることは当時から分かっていたが如何せんチップの小型化、低価格化で全く歯が立たなかった。それがU1と言う新しいチップの形でiPhone 11へのUWBの採用。一般人には全く知られていなかった技術が一躍檜舞台に登場となった。まさにUWBびとっては晴天の霹靂だったのだ。

今では使われていないことの方がおかしいUSBも規格が決まった当時はバスパワー給電が可能だったり抜き差しが自由だったりと当時のPCメーカーの常識では到底受け入れられないものだったがAppleがUSB以外の外部アクセスポートを載せないと言う大博打で打って出たiMacの大ヒットがあってこそだったことを知らない人も多いだろう。本来であればiPhone 11の発表で大々的にアナウンスされて良いはずのUWBの標準搭載。まるでAirDropを便利にするために搭載したようにしか触れていなかったが、今後一番重要になる技術をスルーしたのはまだ全てのコマが揃ったわけではなかったからと考えるべきだろう。
UWBに関してはDENSOはキーレスエントリー用、Samsungは家電のIoT基盤技術、SONYなどの多くの家電メーカーも実はどうにかして取り込もうと研究開発を続けているが大々的に発表していないということはまだ明確な使い道を見つけていないからだ。UWBには大きく二つのコンソーシアムが存在し、そのどちらにもSONYやSamsungなどのメーカーが参加している。Bluetoothよりも前からUWBの研究開発を続けているのにどちらのコンソーシアムにも参加していないAppleがUWB専用のU1チップをいきなりiPhone 11に載せてきたことで業界は慌てふためいているに違いない。AppleはUWBで何をしようとしているのか、今回は妄想も含めてその辺りを書いてみたいと思うのだ。

UWBで何が出来るのか
その1:AirDrop
別にたいしたことではないのだが今回の発表ではこれしか触れていない。例えばパーティーなどでiPhone 11ユーザーで個人情報を公開している場合にはiPhoneを向けた先の人が誰かを知るアプリなどを作ることができる。目の前にいる人とのデータ共有は同じアプリを使っているならメールやメッセージなどインターネットを経由するアプリを使わずに可能にある
その2:Find My
Apple製品であれば「探す(Find My)」で家の中のどこにあるかをバルーンで正確に教えてくれる。U1チップを搭載した分失防止タグが発売さればネットワーク接続機能を持たない様々な物の位置情報を知ることが可能になる。既にBluetoothを利用したタグは存在するがそのバッテリーの消費量が全く違うのですぐに電池切れになるようなことがない。
その3:HomeKit
AlexaやGoogle Assistantで家電をコントロースするにはインターネット必須だがUWBではインターネット接続なしにiPhoneなどを向けた先のデバイスがUWB対応であればその装置のコントロールに必要なアプリが自動で立ち上がり操作を促すことが可能になる。
その4:AirPlay
AirAirPlayが可能なテレビやスピーカーなどのデバイスならそちらにiPhoneやApple Watchをそちらに向けるだけでAirPlayがスタートさせるなどの可能性がある。受けて側のデバイスには強力なCPUやストレージがなくてもUWBだけでストリーミング再生が可能になる。
その4:CarPlay
自動車ドアのロック解除、エンジンの始動などがUWBで可能になる。そのセキュリティレベルはBluetoothやWi-Fiを利用したものよりも高くなりすましを防ぐ事が可能な上車を離れるだけで自動でロックをかけることも可能になる。

結論:世間は5Gだけに気を取られているがニッチに過ぎなかったUWBが今後、近距離通信のキーとなる可能性が高くなってきた。そんな事はないと言う意見もあるだろうがiMac発表以降ハードウェア仕様のデファクトを再定義し続けてきたAppleが動いたことを軽視してはいけないのだ。

水曜日, 11月 06, 2019

AirPods Proは何が違うのか?

Appleの子会社とは言えBeatsが新製品を出してもAppleのように乳飲み子から知っているわけではないので世の中が大騒ぎになることはありませんが、ことAppleとなるとプレス向けの発表会さえ行わなかったのに既に年内に手に入れるのが不可能になりそうな売れ行き。私があれほど買ってはいけないと書いたのにと思わないでもないですが読んでる人がほとんどいないので仕方がありません。時計と同じようにオーディオは奥の深い世界。音の好みは千差万別。超高額のオーディオ機器を買ってきたわけではないので偉そうなことは言え獲ませんが高音よりも低音がしっかりしている方が好きなのでキンキンするような音を売り物にしているものは苦手です。その上、上を見たらキリがないのがこの世界。セットで数千万もするようなオーディオシステムで音楽を聴いている人にとってAirPods Proなど眼中にはないでしょうからそんな特別な方々は別にしてAirPodsdで十分満足だった人にとってAirPods Proは魅力いっぱいの商品です。27,800円という価格は一見高いですがワイヤレス充電可能なケースがついているのでAirPodsのワイヤレス充電タイプとの差はたったの5,000円。価格帯がほぼ同じで音質はAirPods Proより上との評価のあるSONYのWF-1000XM3はワイヤレス充電ではないので結構お買い得な気さえします。

と言うわけで今回は一通り信頼のおける方々のレビュー記事が出てきたのでそこから得られた情報をベースに先を進めたいと思います。

音質
好みの問題が大きい世界なのでAirPodsの方が好きと言う人もいれば物足りないと感じている人も当然います。但し聞くに耐えないと言うものは一切なかったのでイヤフォンとしての評価は及第点を取れていると言っても狂信者以外に殺されるようなことはないでしょう。
ANC(アクティブ・ノイズ・キャリブレーション)
単純に遮音性だけを問えばもっと強力なものがあるようですが、密閉による圧を感じない、風切音や振動音も軽減されるなど現行の他社の製品よりも一歩以上先を行っている部分もあります。それは特定の周波数帯ではなく全帯域にノイズリダクションが働いているからなのでしょう。イヤフォン内部のマイクは耳穴の反響音を捉えて最適なイコライザーチューニングに使われるアダプティブイコライゼーション機能との併用で遮音性はトップクラスのようです。AirPods Proの遮音性はイヤフォンではなくBoseのヘッドフォンQuiet Conmfortレベルとのレビューもあります。その上で特筆すべきは普通のイヤフォンだけではなくANCでもどうしても問題となるイヤフォン装着時にものを食べたりするとその咀嚼音がかえって気になる(咀嚼音が骨伝導でイヤフォンに伝わり耳に届く)問題がAirPods Proでは軽減されるようなのです。同様に風切り音も軽減するようです。
実装技術
AirPodsよりは重くなっていますが他社の製品に比べ重量が軽く、密閉性が高いのに装着感は他の製品よりも高い。これはApple独自開発のSoCであるH1とそれをSiPにしたAppleの実装技術が他社の追随を許さないレベルにある賜物でしょう。
レイテンシ(音の遅延)
外部マイクで環境音を拾いその音の逆位相の音をスピーカーから再生することによって聴こえないようにするのがノイズリダクションの原理。環境音を拾う>逆位相の音を作る>逆位相の音を出すの処理を行うので当然処理時間が発生しますが、AiPods Proはほぼそれがないと思えるくらいに短い。これはiPhoneからBluetoothで音声を飛ばす時も同様でビデオ再生で映像と音声にズレを感じるようなこともないし音ゲーでもほとんど遅れを感じないようです。逆位相の音を作るために外部マイクで1秒間に200回も音を拾っているようですがH1の処理速度が驚くほど速い上にソフトウェアが優れているお陰でしょう。
Transparency mode(外音取り込み)
あえて日本語にせずTransparency modeと呼ぶべきAirPods Proの外部音取り込み機能。このモードでは密閉性の高いイヤフォンで耳道を塞いでいるにも関わらず、まるで何も付けていないように外の音を自然にイヤフォンで再生してくれるようです。両耳に装着している状態でまるで何も付けていない時のように音の大きさや方向を正しく判断できるレベル。片耳からAirPodsを外した時に自動的にANCからTransparency modeに切り替わりますが、その時AirPods Proを付けたままの耳にも自然に周りの音が聞こえてくるとレビューされています。SONYのWF-1000XM3は片方を外してもANCモードのままでかえって周囲の音を聞きづらくする結果になってしまいます。この辺りはANCが音質重視なのか実用性重視なのかの大きな設計思想の違いに負うところでしょう。
耐水性
IPX4なので防水ではありませんが洗濯機で洗いこんだり付けたままで海に潜ったりせず多少水しぶきを浴びたくらいでは壊れません。もちろんびしょ濡れのまま使えるわけではないので対汗・耐水とは言え滝のように耳汗が出ると言う方にはお勧めできません。まあ、そう言う方はどんなイヤフォンも使えないはずです。と言うわけで一見地味ですが現状有名どころでANC機能付きのイヤフォンで耐水仕様になっているのはAirPods Proだけのようです。
充電
これもAppleが派手に主張していないためスルーされがちですが前述の通りAirPods Proのケースはワイヤレス充電対応です。SONYのWF-1000XM3は大きいケースの割に(これはPowerBeats Proも一緒ですが)未搭載の機能なので売りの一つになるはずです。ケーブルはUSB Type-CのLightningに変更。アダプターは付属していないのでUSB Type-Cのアダプターを持っていない人は付属のケーブルではなくiPhoneやiPadのケーブルを兼用しましょう。

他にもSiriが使えるなどいくつも有用な機能はありますが、それはAirPods 2ndやBeatsのPowerBeats Proでも出来る事。そしてオーバーイヤータイプが欲しいなら同じくひっそりと発売開始になった Beats Solo Proがあります。AirPodsはアンチ・ノイズ・キャンセリングじゃないからと馬鹿にされていた方は一度視聴してみて下さい。

結論:AirPods Proは、ノイズリダクション機能やヒアラブルデバイスとしてはピカイチ。とにかく良い音がと聴きたいんだと言うなら他の選択肢もあるでしょうが使いやすさや取り回しの良さも重要と考えるなら魅力的な製品になっています。

水曜日, 10月 30, 2019

AirPods Proを買ってはいけない 〜10の理由〜

そんなことしなくても間違いなく飛ぶように売れるからと思ったのかは知りませんがスペシャルイベントも一切行わずにいきなり発売となったAirPods Pro。Apple Storeの注文を受け付けてからわずか1時間で初回出荷分は底をつき、今からの注文ではいつになるのかさえ分からない状況です(既に2〜3週間待ち)。Proなしは耳からウドンと言われていましたが海外も含めてProは既に今度は「マダツボミ」と呼ばれているようで、これなら宣伝などしなくても勝手に売れると言う状況です。と言うわけで今回はそんな突然発売開始されたAirPods Proを買ってはいけない理由を書く並べてみたいと思います。

買ってはいけない
その1:心の準備ができていない
スペシャルイベントもなしにいきなり販売になるよと言う噂もあったけど、まさか本当に売り出すとは思ってもいなかったので心の準備ができていないはずです。機能に関しては噂通りなのでレビュー記事が出揃わなくてもどんなものかは凡そ分かっている人も多いでしょうが何事にも助走が必要。心の準備が整った手もいないのに買ってはいけません。
その2:手に入らない
注文開始と同時にポチった人たちは既に開封の儀に移っているようですが、先述したように欲しくてもすぐには手に入りません。明日になればもっとひどい状況になり下手をすると初代と同じように年内は絶望なんてことにもなりかねません。注文したのにいつ届くか分からないものを首を長くして待つなど精神衛生に良くはないのでこの際在庫が豊富になるまで買おうと思ってはいけません。
その3:他のノイズキャンセルが可愛そう
ノイズキャンセル機能を持たないワイヤレスイヤフォンはAirPodsとは全然違う価格帯で叩き売るかノイズキャンセル機能を売りにして高級路線で売るかのどちらかしかなかったと言っても過言ではないでしょう。そんな中のAirPods Proです。来週になればこれでもかとレビュー記事が溢れるはずですが既に出ている一部のレビューを見れば分かるようにノイズキャンセル機能に関してはいきなり他の追随を許さないレベルに到達しているようです。他のApple製品を見れば当然そうなるに決まっているのですが、それでも周回遅れでスタートしたはずのAppleにいきなり抜かれたのではあまりにも可愛そう。AirPods Proはあなたが買わなくても間違いなくドル箱となる製品なので買わなくてもなくなりません。
その4:カラバリがない
老若男女に関わらず耳から白いウドンが当たり前の世界ですが、そうは言ってもカラーバリエーションがあればウドンなんて言われなかったかもしれません。出所が台湾メディア経済日報なので全然信憑性のない噂なのですが8色のカラーバリエーションが用意されているなんて書いていたのです。その記事を見て今度はiPhoneと同じ色をなんて考えていたのに蓋を開けて見たら白一択。その上今度はウドンではなくウツドン(マダツボミの進化系)なんですから、そのガッカリは押してしるべし。出る保証はどこにもありませんが本当にカラーバリエーションが登場するその日まで買ってはいけません。
その5:Appleが嫌い
世の中にはBOSEの音が好き、SONYの音が好きと言う方もいます。いつものことですがそう言う方が敢えてApple製品に手を出す必要はありません。
その6:Pixel Buds 2が欲しい
周回遅れ感が強く本当のところいつ発売開始になるかが分からないGoogleのPixel Budsを買おうと考えている方はAirPods Proを買ってはいけません。そんなことをしたらPixel Budsを買う必要がなくなってしまい初代のPixel Budsの二の舞になってしまいます。
その6:Echo Budsを買う
まだ注文はできないようですが約束通りなら10月からアメリカで発売開始すると発表しているEcho Buds。こちらはPixel Budsとは違いノイズキャンセル機能付き。BOSEの技術協力もあっての製品なのでそれなりの能力があるはずです。その上価格はAirPods Proよりも100ドルも安く、そして動きが悪いようならすぐに特別セールで安売りされるのですから買わない手はありません。ただし日本で販売されるかは全くの未知数。アメリカにお住まいならという条件付き製品です。BOSEのCEOがノイズキャンセルの技術を提供しただけで自社製品とは違いますと言っているので音は価格なりだとは思いますがAirPods Pro発売開始で値崩れ確実。Pixel Buds 2とは違いそんなには待たされない。先にAirPods Proを買ってはいけません。
その7:オーバーイヤーが好き
カナルだろうがなんだろうが耳穴を塞がれるのは嫌という方はいます。そんな方にはどんなに素晴らしいノイズキャンセル機能を搭載していようがインナータイプのAirPods Proはおすすめのしようもありません。Appleからオーバーイヤータイプが出ることは恐らくないと思いますので少し前に発売開始されたBeats Solo Proをお買い上げ下さい。
その8:Androidユーザー
Apple WatchやHomePodとは違い何の苦労もなく(iPhoneユーザーほど設定が簡単かは別の話)BluetoothのペアリングでAndroidユーザーでも使うことのできるAirPods。Androidでは使えないと思い込んでいるために買わないのならば別ですが、そうでなければいつ出るか分からないPixel BudsやEcho Budsを選ぶのも一つの方法です。もちろん他のメーカーからも様々なものが出ていますのでどうしてもAirPods Proを買えとは言いません。
その9:高い
正直に言ってコードが引っかかったりすることのないワイヤレスイヤフォンは欲しいがノイズキャンセル機能まで必要ないと考えている人にとってAirPods Proはオーバースペックな上、価格も想定をオーバー。毎年最新のiPhoneに乗り換えている人ような人ならちっとも痛くない金額でしょうが、音楽を聴いていないと震えが来るとか特別な事情でもない限り税込で3万円近くするイヤフォンは誰にでもお勧めできるものではありません。
その10:最近AirPods 2ndを買ってしまった
ワイヤレスではないイヤフォンを使っていた時、猫にケーブルを齧られたりいつの間にか断線したりと毎日使っていてたらイヤフォンはどんなに高価なものを手に入れても消耗品なのだと嫌でも気づきます。ケーブルのあるイヤフォンは大抵物理的に壊れてしまい買い替えなのですが、ワイヤレスタイプは充電回数がネックとなって使い物にならなくひがやってきます。特に初代のAirPodsを発売直後に手に入れて一度も無くしたりしていなければバッテリーがすっかりヘタってしまい実用にならなくなってしまったはずです。と言うわけで我慢しきれずについ最近AirPods 2ndを買ってしまったと言う方は慌てることはありませんAirPods Pro2が出るまで待ちましょう。もちろんもう一つあっても良いと言うならAirPods Proを買うべきですが。

結論:既に注文をしていて届くのを待っているのでない限り、今週末までどうするかを考えて居たら欲しくてもいつ手に入るか分からないでしょう。どうせそうなら慌てても仕方がないので信用のおける人のレビュー記事を読んだ上で購入するかを決めるので良いのではないでしょうか。安物ではないので決して「安物買いの銭失いになる」ことはありません。

金曜日, 9月 27, 2019

AmazonがHomePodを必要としAppleがEcho Dotを必要としない理由

スマートスピーカーの販売台数シェアでAppleを圧倒しているAmazonがついにプレミアムスピーカーEcho Studioを出してきた。目指しているものが違うHomePodと音が出るWi-Fiマイクと呼ぶべきEcho DotやGoogle Home miniを同じカテゴリーで括ること事態がそもそも間違っているのだが誰もそれを指摘しない。個人的には久兵衛とかっぱ寿司の客数を比べる馬鹿はいないのに何故なんだろうと思うのだが。

仮に販売台数のシェアを比較することを認めるのであれば公平を記すために市場の売上額や利益に対するシェアも同時に並べるべきなのだが一向にそれが当たり前にはならない。スマートフォンでは既にそうなっているから利益のシェアではAppleがぶっちぎりでトップを維持したままなのが明らかになっている。Wi-Fiマイクと本格的に音楽を楽しむためのスマートスピーカーを分離した場合、Amazon Echo、Google Home MaxのどちらもHomePodの足元にも及ばないのが実情。HomePodと同等以上に売れているスマートスピーカーはSonosくらいなのだ。

Amazonが利益を度外視してまでEcho Dotを大量に販売しなければいけなかった最大の理由はAppleのように10億台を超える自社サービスにダイレクトにつながる専用のデバイスを持っていないから。その上、ブラウザーを経由して自社サービスへのアクセスを許せば大事な情報をGoogleに与えてしまう。Googleを経由せずに顧客をダイレクトに結びつけるスマートフォンで失敗したAmazonは家庭内に置かれる専用デバイスがどうしても必要だった。そこで白羽の矢を立てたのがAlexa用スピーカー(音の出るWi-Fiマイク)だった。対するGoogleがGoogle Homeを出したのはブラウザーを経由せずにダイレクトにAmazonに繋がってしまう入り口を家庭内に持ち込ませるわけにはいかなかったからEchoを潰すためにHome miniをぶつけてた。さらにEcho Dotと同じ価格帯のminiを用意するだけではなくEchoよりも音が良いことを売りにHome Maxまでぶつけて来た。しかし、そこにAppleのHomePodが割り込んできた。リリースが遅れに遅れ出ないのではないかとさえ言われたHomePodはHome Maxなど足元にも及ばない技術の粋を凝縮したスピーカーだった。案の定Home Maxは全く売れなかった。そこでAmazonはGoogleに追随することはせずにプレミアムスピーカーはBOSEなどの専業メーカーに任せる形で時間稼ぎをして来たと考えるのが正しいだろう。

単純にHomePodの販売数量を取り上げてAppleを負け組と決めつけた上でEcho DotやHome miniのような音の出るWi-Fiマイクを出すべきだと非常識な常識を押し付けようといまだに考えているようだが、Apple Musicを快適に楽しんでもらう一つの手段と考えているAppleがその意見に追従することは将来的にもあり得ないだろう。次期HomePodが登場する時には現行モデルをより安い価格にして継続販売にすることは考えられるが、全く競い合う対象とも考えていないEcho DotやHome miniを潰す目的で廉価品を出すようなことはないのだ。

では、何故Amazonはあれだけ廉価版を売っていながらEcho Studioを出さざるを得なかったのだろうか。私はAmazonの人間ではないので憶測に過ぎないがEcho Dotの購入者がAmazonでのショッピングにEchoをほとんど使っていないからではないかと考えている。一般の人と比べてIT関係の繋がりの人が多い私だが発売開始と同時にEchoやEcho Dotを購入した人たちは良くてラジオや時計がわりに使っているだけでAmazonでのショッピングなどには使っていないし、そうでない人は既に引き出しの中かクローゼットにしまってしまった。IT系でない一般の人なら尚更だ。そもそも安いものを求める人の購買意欲は弱い。Apple製品を買い求める人が高価格商品を景平気で買うのとは対照的だ。そして購買力の高い優良顧客はEcho Dotなどには手を出さず迷わずにHomePodを購入する。Amazonにはそういう人たちを引き付けられる商品がどうしても必要だった。だからHomePodが販売開始されプレミアムスピーカーに需要があることを見極めた上でHome Maxよりも魅力的な機能を持ってHomePodよりも安いものを発表して来たのだ。

結論:個人との入り口をiPhoneの形で既に持っているAppleには全家庭に入り口を作るためにEcho Dotのような製品は必要なく、Amazonは高価なApple製品を躊躇なく買い求めるような優良顧客を引きつけるスピーカーが必要だった。それがEcho Studioだったと考えると手を出さないと言っていたプレミアムスピーカーを出して来た理由が明らかになるわけである。

土曜日, 9月 14, 2019

Apple Watch Series 5を買ってはいけない ~10の理由〜

内蔵するプロセッサーは64ビットデュアルコアプロセッサーを備えるS5にアップデートされ更に高速処理が可能となり省電力になったとは言え、Apple公称の動作時間は変わらずの18時間。常時表示で同じ時間使えるのだからすごいと言われても他社製では本当のところはそこまでは持たないようだが一回の充電で5日間使えますが売りに文句(そこしかないのかも知れないが)になるご時世。Apple Watch Series 4を使っている私の使い方で18時間でバッテリーが切れることなどないのだが、そうかといって何日も持ったこともないのも事実。心臓が止まるその時まで計測を止めることなくApple Watchを動かし続けようと考えたら複数個持つしか方法が…と言うわけでリクエストにお応えして(本当にあったかは問い詰めてはいけない)Apple Watch Series 5を買ってはいけない理由を書き連ねてみたい。

買ってはいけない理由
その1:Apple Watch Series 4ユーザーだ
知っている場所でさえまともに一度でたどり着いた試しがないと言う方向音痴にとってコンパスを内蔵したSeries 5は最後の頼みの綱かも知れません。大抵の人はGoogle MapやAppleのマップで既に方向音痴を克服しているはずだがそれさえも役に立たなかった人のためにSeries 5は存在すると言っても過言ではない(かも知れない)。と言うわけで徘徊と勘違いされるほどウロウロしたりしないし、既にApple Watch Series 4を持っているなら買い換える必要はありません。
その2:アクティブトラッカーで十分
そんな人も世の中にはいますし決して間違った考え方ではありません。ただしガラケーとiPhoneを比較して世の中を見誤ったようにこれからアクティブトラッカーを買おうなどと考えているならそれは全力で阻止します。何故ならアクティブトラッカーとApple Watchは全く別物だからです。
その3:Androidユーザー
将来に渡ってそうかは分かりませんがiPhoneユーザーだけで年間1,000万台を超える販売数を確保している現在Androidユーザー向けのApple Watch用アプリを出すと言うオプションの優先順位は相当低いと思います。iPodの時はWindows対応したじゃないかと言う意見もありますが、正直Windows対応するまでのiPodのセールスはApple Watchとは比べ物にならないくらいに小さいものでした。その当時はいつ潰れてもおかしくない会社の製品だったのです。と言うわけでiPhoneを持っていないのらApple Watchは絶対に買ってはいけません。どうしてもApple Watch Series 5を使いたいと言うのならiPhoneユーザーになりましょう。
その4:他のスマートウォッチを使っている
iPhoneユーザーだけどApple Watchじゃないスマートウォッチを使っている人もそれなりにいると思います。手に入れてからどれだけシステムのアップデートが行われ便利な使い方ができるようになったかは他の製品を使ったことのない私には分かりませんが、OSの仕様がガラッと変わり名前も変わってしまうものを信じられるほど私は楽観的ではありません。もしもこれからもスマートウォッチを使い続けたいと考えているならサポートが打ち切られる前にApple Watchに切り替える方が賢明かと思います。
その5:金無垢のモデルが欲しい
エディションモデルとしてセラミックが復活したとは言え、残念ですがどんなに待ち焦がれていようと流石にもう二度と金無垢のApple Watchは出てこないと思います。諦めて金無垢じゃないApple Watchを買いましょう。
その6:時間に追われたくない
恐らくそんな方はスマホも携帯電話も持っていないしテレビも映らないようなところにお住まいと思います。Apple Watchはいりません。
その7:みんなが使っているから
最近は老若男女問わずに耳からうどんをぶら下げていることが普通になって来たように、一番多くの腕に収まっているスマートウォッチは間違いなくApple Watchです。どんなにシェアが低かろうが変人扱いされようがMacintoshしか手にして来なかった私も正真正銘の天邪鬼なのでお気持ちは分かりますが、私がApple製品を使っている一番の理由はワクワクさせてくれるから。それも感じないのにみんなが使っているからとか会社で使っているからと言う理由でApple Watchを買う必要はありませんが、ちょっとは心惹かれているのにみんなが使っているからと言う理由で買わないのだとしたらそれは凄くもったいない気がします。
その8:Apple Watch Series 3なら2個買ってお釣りがくる
そうなです。18時間しか持たないから寝ている時は充電するしかないじゃないかと言うのがApple Watch最大の不満点(実際には18時間で切れたことなんてありません)。それをカバーするには複数個持つしかないのですが流石にSeries 5を2個持てとはApple信者の私でも言えません。既に世代は問わずApple Watchを持っているなら充電時間中にそちらと付け替える方法が可能ですがそうでないならSeries 3の2個持ちは十分ありかも知れません。厚労省がApple WatchのECG(EKGとも言う心電図機能)機能を承認してくれるならSeries 4がディスコンとなってしまった現在Series 5を選ぶべきだと思いますが、相手が厚労省だと心電図が使えるようになる前に心臓が止まる可能性だってありますから。
その9:Samsungが好きだ
好きにしてください。
その10:Wear OS by Googleが好きだ
Android系のスマートウォッチはウエアラブル専用じゃないAndroidを搭載すると言う暴走でスタートし、スマホと同じようにハードの開発も終わらないうちにバージョンだけがどんどん先に行ってしまうAndroid Wearですっかりメーカーも怖気づき、ハード要件もある程度コントロールされて発表されたWear OS by Google。一年に一度でさえ多いと言われるWatch OSなのに、半年で2.0にメジャーアップデート。その後はアップデートがないようですが…Apple WatchにWear OS by Googleが載る事はありませんので買ってはいけません。それにしてもこの名前はいつまで持つのだろう。


結論:19,800円という信じられない価格で継続販売されることになったApple Watch Series 3。これからApple Watchをと考えているならまずはSeries 3をお試しで購入するのもありかと思います。そしてSeries 4をお使いならどうしても買い換える必要はないと思います。もちろんどうしようもない方向音痴なら別ですが。

iPhone 11 Proを買ってはいけない 〜10の理由〜

一番期待していたUWB(U1チップ)に関する発表の無かったAppleのスペシャルイベント。こちらに関しては改めて大きな発表があるだろうと勝手に期待している今日この頃です。ハードに関しては噂通り(あまりにも確度の低いものは除外して)の発表となりましたが、最大のサプライズはハードだけではなくApple ArcadeやApple TV+の価格が予想以上にリーズナブルだったことかも知れません。コンパスと常時画面表示以外にSeries 4と違いがないじゃないかと突っ込まれそうなSeries 5を際立たせるためにSeries 4を終了し、その上でECG(心電図)以外のApple Watchに必要な基本機能を備えたSeries 3を継続としたことは正しい判断。その上で同じ機能を備えてこの価格で出したのでは他のメーカーは間違いなく赤になってしまう199ドル(何と日本では19,800円なのでドル換算で100円以下)という値付け。これでスマートウォッチを諦めるところがまた増えることでしょう。と言うわけで製品別に買ってはいけない10の理由を考えるのは大変なので今回はiPhone 11 Proに的を絞って書き連ねてみたいと思います。

買ってはいけない理由
その1:トライポフォビアだ
カメラが2つしかない11は大丈夫だが3つもあるProやPro Maxは見ただけで卒倒してしまう。そんな方が安心して使えるのはシングルカメラのPixelシリーズかも知れません。そんな方にはPixelよりも未来のある継続販売の8やXRをお勧めします。お尻がムズムズするくらいなら良いですが吐き気を催したり、気を失ったりするようでは本末転倒。皆がトリプルカメラのiPhoneを使うようになりそれで写真を撮られることに違和感を感じなくなってからトリプルカメラ以上のiPhoneを買うので問題ありません。
その2:5Gじゃない
インフラもサービスも整っていない現状で5G通信は自己満足以外の何者でもありません。今出しても5Gの恩恵を多くの人が得られるようになる頃には次のiPhoneが出ている事でしょう。こちらも普及段階とは言えませんが自分で設置可能なWi-Fi 6に対応した事で今年は充分だと思います。どうしても5Gと考えているなら他のメーカーから出ているシングルモードではないマルチモードが出てからの方が正しい選択。4K放送の規格が決まる前に4K対応チューナーがないテレビを高い金を払って買ってしまったと言う過ちを繰り返すようなもの。どうしても5Gが欲しいのならAppleが対応するiPhoneを出すまで待ちましょう。
その3:iPhone 11で充分だ
多くの人にとってProやPro Maxに搭載されたカメラが必須かと言われればそんな事はないと答えるのがApple信者の正しい務め。他のメーカーなら11の価格を抑えるために型落ちのSoCを載せるところでしょうが、Appleは昨年のXR同様にカメラとディスプレイ以外はほぼ最上位のProと同じ構成で11を出してきました。その上で途中で値下げしたXRよりも低価格。カメラ命でないなら敢えてProを購入する必要はありません。
その4:発売当日に手に入らない
オンラインも店頭での予約もスタート。欲しかった色は既に完売で初日に手に入らないから優越感に浸れない。そんな理由でProを買わない人は敢えて8やXRを買いましょう。iPhone 6sでは流石に辛いですが7以降のiPhoneなら何ら問題のないiOS。当然、iPhone 8でイライラするような事はまずありません。最新モデルが欲しいならじっと到着を待てば良いし、優越感だけが目的ならこんなに安くなったよと大幅な値下げになった8で去年8を手に入れた人を悔しがらせましょう。それで友達を失っても当方は一切責任は負いません。そもそも、国民の半分以上がiPhoneを使っている日本でiPhoneだからと優越できることなどないのですから。
その5:バッテリシェアではない
GalaxyやHuaweiの端末ならできるバッテリシェアが出来ないから買わないと言うならバッテリシェア対応のiPhoneが出るまで買話なくて結構です。私は常に複数の予備バッテリをバッグに忍ばせそのうちの一つは当然ワイヤレス受電も可能なものなので双方向充電は重要な機能ではありません。最新の未確認情報ではハード的には双方向充電が可能でiOSで機能を殺しているとのこと。充電効率がAppleの望むレベルになるなら機能を復活させる可能性はあるようです。どちらにしろあったら便利だよねの機能。他のメーカーならそのレベルで他社の差別化が必要なのでしょうが。
その6:重くなった
見た目はほとんど変わらないのnいXSよりも重量の増えた11 Pro。1gでも軽い端末が欲しいと言うなら敢えてお勧めはしません。ただし僅か11gと18g増えただけでそれぞれ駆動時間が4時間、5時間と伸びたProその分軽いケースを選ぶなり、裸で使うなりの方法があるはず。10kg近くあったMacintosh Portableと比べたら羽のような軽さです。
その7:指紋認証がない
他のメーカーでは既に出ているディスプレイ内蔵の指紋認証が載っていないので買わないと言う人も世の中にはいます。そんなものは今年のiPhoneには載らないとだいぶ前から確度の高い噂で出ていたのですから期待する方が間違っています。Appleも開発そのものは続けているのでいずれは搭載されるでしょうがAppleは他のメーカーのように物珍しさで売ろうと言う考えは一切持っていません。精度の低い顔認証システムを誤魔化すために指紋認証を載せるような事はAppleはしないのです。
その8:UWBが嫌だ
10cmの精度でどこにいるかがバレてしまうUWBが載っているスマホなど持っていたのではプライバシーが守れないから嫌だと考えている人もいるでしょうがAppleがUWB対応のU1チップを年間1億台以上世の中に出していくことで新たなエコシステムが出来上がるのは間違いありません。iPhoneが携帯市場を変えたようにUWBを仲間にしたiBeaconが世の中を変えると思います。
その9:ToFセンサーじゃない
まだ量産体制が整っていないものを搭載するほどAppleは酔狂ではありません。他のメーカーはニッチ狙いでそんなものを我先に出そうと考えるでしょうがAppleが販売するiPhoneは最低でも数千万台億以上の部材が揃わないようなものはプロトタイプ段階に過ぎないのです。iPhone 11は全て2眼以上になったので画像の視差で奥行き検知の精度は向上しています。シングルレンズしかなく機械学習で得たアルゴリズムだけで奥行きを判断するものよりは高い精度だと思います。
その10:折りたためない
そう言う価値観の人には買って欲しくありませんw

結論:Appleからイノベーションが消えたは随分前からよく出てくる言葉。どこかが折りたためば何故折りたためない、どこかが顔認証を出せば何故顔認証じゃないといつも同じパターンのDisりばかり。Appleが搭載したものは写真やモニターに写った映像でもロックが外れてしまうような出来損ないだったでしょうか?進化とはその後それがデファクトになるものでなければ意味がありません。一代限りで終わってしまうものは進化ではなく単なる奇形に過ぎないのです。深化するからこそ進化と呼べる。目新しいもののつまみ食いばかりしているところの製品に手を出すことぐらいバカらしい事はありません。

火曜日, 9月 03, 2019

9月10日のスペシャルイベントで発表されるもの

Steveの時代と違いあちこちからリーク情報の漏れてしまいどんなものが飛び出してくるかの楽しみがなくなってしまった今日のごろ。今年もそんな時期が近づいてきました。招待状に書かれた文章は「 By innovation only.」と随分と自信満々ですが、チップの高性能化やカメラの数が増えるくらいでは到底イノベーションとは言えないので何か噂になってもいないようなものでも載るのとツッコミを入れたくなってしまうのが人情。とうわけで現在噂として出てきているハードをまずはおさらいしてみたいと考えるのが普通なのだろうが、今回一番重要なのは新しいIPhoneやiPadなどではないと考えている。キーワードはトラッキング。以前から「iPhoneを探す」や「友達を探す」は存在していたが、これらはネットワークにつながっていることが条件となっていた。今までのトラッキング方法では電波が届かない電源が切れたなどによって携帯網やWi-Fi環境などのネットワークから一旦切り離されてしまうと現在位置を割り出すことができない仕組みだったが、今後Appleが提供するトラッキングシステムはBluetoothのアドバタイズをベースにしたものに切り替わる。そんなものはすでにサードパーティーが提供しているじゃないかと反論される人もいるかもしれないが、今までのものは検知するための基地局や検知するアプリがインストールされた端末が存在する前提で成り立つシステムだった。本当に役に立つものにしたいと考えたらアプリユーザーを力技で増やすしか方法がなかったのだ。小資本の企業では全世界どころか国内であってもくまなく展開させるなど到底不可能な話だったのだ。僅かな費用で販売しなければ数を出す事は出来ず、それではインフラに費やす資金を捻出することが出来ない。単独では無理なので交通機関などの公共的なインフラを持つところとのタイアップでの展開がせいぜいだった。当然それでは本当の意味での社会インフラにはなり得ない。そこに降って湧いたのがAppleの新しい「探す」アプリ。これは今まで通りの通信網からの検索も可能だが単独では通信網と繋がることのできないBluetoothしか持たないデバイスでも近くにネットワークに繋がったiOS 13やiPad OSがインストールされたデバイスを持った人が存在すれば場所を通知可能なトラッキングエリアに変えられるシステムをOSのアップデートだけで構築できる画期的な仕組みなのだ。もちろん赤の他人にそんなことをさせるのは嫌だという考えもあるだろうが落とし物だけではなく安否確認のために人を探すなどが、サードパーティーなどの第三者に個人情報を提供する事なくiCloudの利用と言うデフォルトの設定を行う事だけで可能になるのだ。そしてそれは恐らく無償で提供される。iPhoneを持たせることの出来ない子供の安否を知るために警備会社のサービスへの加入やトラッキングタグを持たせていた親御さんも多かったかもしれないが、これからはそんな子供にはApple製のトラッキングタグやライセンス契約されたサードパーティー製のトラッキングタグを鞄の中に忍ばせるだけで済んでしまう。そんなことでは警備会社などのビジネスが成り立たないではないかの意見も出てきそうだが、場所が分かったら人や物をリカバリーする駆け付けサービスが成り立つようになる。BeaconとiCloudを組み合わせることで新たな市場を作り出すことになるのだ。

結論:恐らくスペシャルイベントでApple製のトラッキングタグが発表されるが、それを聞いて何を今更と考える人もいるかも知れないが世界中に遍く優に10億を超えて存在するデバイスがトラッキング検知の基地局に変わり同時にトラッキングタグに変わるという歴史的な出来事になる。5G通信や折り曲げられることがイノベーションだと考えるような人には理解できないことかも知れないが、これこそがイノベーションなのである。

木曜日, 8月 29, 2019

スマートスピーカの覇者は?



スマートスピーカーの出荷台数でGoogleがバイドゥに抜かれてついに3位になったと最新の調査で明らかになったが、そんな記事が出ると中国国内で売れただけとGoogleを擁護するシンパも沢山いるだろうけどそもそも出荷台数の多さに本当に意味があるのかと問いかけたい今日この頃。AlexaやGoogleアシスタントの使えるスマートスピーカーはAmazonやGoogleご謹製の製品以外にも数多くの種類(両者が動くものも多い)が存在しているけど果たして本当に生活の役に立っていますかが私からの一番の問いかけ。

Apple信者の私からすればAmazon echoやGoogle Homeだって出荷台数は多いかも知れないがバイドゥと同じように安価なものをばら撒いているだけで少しもビジネスになっていないではないかと揚げ足を取りたくなってしまう。大事なのは出荷台数ではなくビジネスになっているかどうかなのだが、記事として取り上げるメディアも出荷台数(シェア)という20世紀の尺度から離れられないらしくシェアから見たらその他に含まれてしまうHomePodはAppleの失敗作と平気で書いてしまう始末だ。

Amazonのスマートスピーカーは、そもそもスマートフォンで個人にリーチすることに失敗したAmazonが家庭に入り込むための手段だったはず。AndroidやiOS向けのAmazonアプリは存在するが、家庭の中で使われるPCでググらせて他との比較をさせないための販売窓口になる事がechoの最大の役目。そのために音声だけでお買い物が出来ますよが謳い文句だったけど、それだけじゃ少し賢いダッシュボタン(単機能すぎて単なるガジェットで終わった)に過ぎないので天気予報やニュースだけではなくAmazon Musicで音楽も聴けますよとしたまでのこと。その証拠にスマートスピーカーと言いながらechoやecho dotはどう考えてもAmazon MusicやUnlimitedを楽しんでもらうためのリッチな音が出るようなスピーカーを使ってはいなかった。では、echoシリーズはAmazonの販売窓口として有効に使われているのだろうか?音声だけで注文するようなものは比較する必要のない定番商品。そんなものは定期購入にチェックを入れておけば済む話なのでわざわざスマートスピーカーなどは使う必要はないし、比較しなければいけないような商品なら音声だけで注文などできない。ユーザーは実際に使ってみて買い物には役に立たないと気付くわけだ。

もう一方のGoogleが何故スマートスピーカーを出したかと言えば家庭内にGoogleのネットワークを通らないAmazonの販売窓口など作られては困るからと言う大人の事情と音声認識の精度を上げるための膨大な音声データを集める手段になると言う二つの理由から。物販でAmazonのように儲けているわけではないし音楽サービスもうまくいっていないのでそれを楽しんでもらうためじゃないことは幼稚園児にでも分かること。そう、こちらは音声データをAmazonに独り占めされたくないのでスマートスピーカーを出したと考えればスッキリとおさまる。

累計販売台数は両者とも既に相当数に登っているかもしれないがごく一部の物好きにしか使われていない失敗作であることは間違いない。誰もが生活必需品としてスマートスピーカを使ってくれているなら先を争うようにディスプレイ付きのスマートスピーカーなど出す必要はなかったからだ。そう言えばLineやSamsungはその後どうしているのだろう…

と言うわけでHomePodの話を。こちらはスピーカーで物販の窓口になろうとか音声データを集めようと言う考えで開発されたものではない。ワイヤレスイヤホンのAirPodsを出したのと同じように純粋に家庭内でApple Musicを楽しんでもらおうと言う製品。AlexaやGoogleアシスタントよりも賢くなれればそれはしめたものかもしれないが、そこで争おうとは最初から考えていないのだからHomePodのSiriはGoogleアシスタントとよりも馬鹿だと言ってみても仕方がないのである。


結論:HomePodの真価はオーディオやITの専門知識がない人でも誰でも同じように良い音で音楽を楽しめることにありAppleは間違いなくそれを製品として実現させた。そしてそれがAppleの考えるスマートスピーカーだと示したのだ。AmazonGoogleもクラウドサイドにどれだけの利益をもたらすかがスマートスピーカーの役目でありAppleはユーザーをどれだけゾクゾクさせるかがその役目。クラウド側の基準でHomePodを評価をしても意味はないのである。スマートスピーカーの評価基準をどこに置くかで覇者は変わってしまうのだ。

火曜日, 8月 27, 2019

HomePodを買ってはいけない 〜10の理由〜

買ってはいけないを書きたくてもそもそも買えなかったHomePodが日本国内で発売開始された。AirPodsとは違い予約開始初日で数ヶ月待ちになる様なことはなかったので、またぞろ売れていないとどうにかしてApple製品をDisろうとしている連中にとってはありがたい展開なのかもしれない。
とう言うわけで今回はようやく国内販売が開始されたHomePodを買ってはいけない理由を書き連ねてみたい。

買ってはいけない理由
その1:iPhoneを持っていない
Bluetoothペアリングで使えるわけではないHomePodをApple製品が一切ない環境で使おうと言うのはかける労力に対して見返りが少な過ぎます。音声アシスタントが使えれば音には拘らないと言うのならばecho dotやGoogle Home miniを手に入れれば良いし、少しでも良い音の方がいいならSonos Oneがあります。Sonos Oneで音楽を聴けるように設定を終えるには結構な手間がかかるのようですがiPhoneを持っていないのにHomePodを使おうとするよりはずっと簡単です。iPhoneユーザーにとってHomePodほど簡単に使えるものはありません。

その2:Apple Musicはハイレゾじゃない
本当に聴き分ける耳を持っているのかはこの際置いておいてオーディオに金に糸目は付けないお金持ちにとってHomePodの自動キャリブレーションなど子供騙しの世界。Apple Musicの「Apple Digital Masters」はファイルサイズが桁違いに小さくいのにハイレゾに匹敵する音ですがハイレゾでは無いのは事実です。もちろんHomePodそのものはFLAC対応なのでハイレゾ音源を専用アプリで再生すれば良いのですが。専用のオーディオルームも持たず気軽に良い音で音楽を聴きたい方には最適だと思います。 

その3:Siriはバカ
Siriのことを知りもしないでディープランニング信奉者とってAppleのAI技術なんて鼻糞のようなものと決め付けている人にとってiPhoneよりもできることの少ないHomePodのSiriなど目糞にもなりません。商品購入以外ではHomePodのSiriはAlexaよりも賢くなったと言う話もありますが、どんなに頑張ってもGoogleアシスタントがトップでHomePod単体でSiriがそれを超えることは将来的にもないでしょう。HomePodのSiriが他の音声アシスタントと比べて優っていることはワイヤレスイヤホンからMacまでApple製品に囲まれて生活している人にとってシステムレベルで動作するSiriだからこそ可能なハードウェアからサービスまでを統一的にカバーしてくれていることでしょう。「Hey Siri」と言ったときに家中うのApple製品が一斉に反応したりしないだけでも凄いなと思います。 

その4:高い
確かにiPhoneに限らずApple製品が他とは比べようもないくらいに高価なのは事実です。安いことが正義と考えている人なら、たとえ音が貧弱でもそこに10倍近い金額を出そうなどと考えないのは決して間違いではありません。AlexaもGoogleアシスタントもサービスそのものはGAFAを代表する企業がやっているのでなくなることはありませんが、Appleと違い有象無象のメーカーがハードを提供しているスマートスピーカーではメーカーそのものが潰れたりサポートがなくなると言う危険と隣り合わせなのも事実です。Appleが自社のエコシステムのサービスと結び付いた製品をいきなりやめてしまうような事がないのが価格が高い理由の一つだと思います。 

その5:デザインが嫌い
デザインは好みの問題ですので如何ともし難いです。 

その6:壁と床が薄い
BOSEのM3程ではありませんがサイズ感と音のギャップは結構大きいです。フルボリュームで聴く必要など無いですが隣のお宅のひそひそ声が聞こえてくるような環境で楽しむにはパワフル過ぎるかも知れません。ボリュームの大小に関わらずバランスの良い音を出してくれるので小さい音で聴けば良いのですが結構低音が出る上に中高音も伸びのある音なので元々隣近所とうまく行ってないようでしたらトラブルの原因にもなりかねませんのでお勧めできません。 

その7:スマートスピーカーは腐る程持っている
echoだminiだとGoogleとAmazonが競い合って特別セールで放出されていた時に片っ端からスマートスピーカーを買いあさったのでもう胸が一杯という人もいるでしょう。最初の数日は面白がって「OK Google」、「Alexa」と取り敢えずいろんなことをお願いしてみたけど、結局目覚ましやラジオとしてしか使わないなと引き出しに仕舞い込んでしまった人にさらに買い足させる動機付けは見つからないかも知れません。そうなってしまった最大の理由はスマートスピーカーは何でもできる魔法のスピーカーと幻想を抱かせてしまったから。スマート家電で溢れているような環境であれば役に立つスキルの一つもあったのでしょうが、そんなものがなければスマートスピーカーは音声しかないスマホの出来損ないのようなもの。HomePodはさらにできる事が限られているのですからどうしても手に入れる必要はないでしょう。但しHomePodは数多のスマートスピーカーとは違い、賢いオーディオ機器と言うジャンルの製品。ゾクゾクするような音楽が聴きたいというなら話は別です。 

その8:Sonosに満足している
流石にオーディオメーカーであるSonosの製品は他のスマートスピーカーとは段違いに音が良い製品。iPhoneではなくAndroidの方なら価格から見てもHomePodを新たに購入する必要はありません。しかし、AndroidではなくiPhoneを使っているとなると話は変わってきます。既に家中にSonosが溢れていると言うなら無駄な投資になってしまうのでHomePodを買い足せとは言えませんが、一台しかないのならその音の違いや使いやすさの圧倒的な差は買い足す価値が十分にあると思えます。音質は人それぞれ好みの違いが大きいので一度店舗で実機に触れてみて結論を出されたら良いのでは。 

その9:Apple製品だから
世の中にはApple製品を毛嫌いしている人もいます。私がWindowsやAndroidを受け付けないのと同じですので我が道を行ってください。 

その10:音楽は一切聴かない
HomePodはオーディオ機器ですのでお勧めしません。

結論:7つのツィーターと1つのウーハーで作られる音場は音楽の再生中に6つのマイクで拾った音を元に自動でキャリブレーションされ部屋に最適化。設置直後と音楽をしばらく再生した後では全く違う音質に変わったのがわかるレベルに変化する。そのキャリブレーションにユーザーは全く関与する必要はなく開封からキャリブレーション完了までのステップでユーザーに要求されるのはiPhoneでに表示されたボタンを数回押すだけ。これから未来のスピーカーが欲しいと考えているiPhoneユーザーなら買っても損はしないと保証できる商品なのです。

月曜日, 7月 01, 2019

ビル・ゲイツ最大の失敗

ビル・ゲイツが最近インタビューで本来Microsoftが押さえていなければいけなかった立場をAndroidに奪われたりのは最大の失敗だったと答えていた。まるで手をつけるのが遅かったので本来Microsoftが手にしていたはずの地位をGoogleに奪われたと言う語り口だったが、Windows CE、 Windows MobileとiPhone以前にMicrosoftが出していたものは出来損ないのWindowsで動くものばかりだったのは疑いようのない事実。iPhoneが登場した時にキーボードとスタイラスペンを持ったものが最後は勝つと断言していたのはビル・ゲイツ。iPhoneの登場でまるでWindows CE端末のようなスマホから一気にiPhone風に路線変更をしたGoogleほどの先見性がなかったことは間違いなかった。

デジタルミュージックプレイヤーでも太刀打ちできず、95%ものシェアを持つOSを持ちながら音楽のダウンロードサービスでも完敗。それはひとえにエンドユーザーが何を望んでいるか、それをどう完全なものにするかと言う発想からスタートしていないDNAをもった持った会社だったから。バルマーがゲイツよりも間抜けだったのは間違いないがそんな奴に経営を任せたという段階でアウト。Windowsのビジネスモデルの成功は単にSteveのいなかった時代の Appleがビジョンを失っていたと言う棚から牡丹餅だったのではと疑う気持ちを爪の垢ほどでも持ち合わせていたならモバイルファースト時代にここまでコテンパンにやり込められる事はなかったであろう。

同時にSteveのいなくなった後の Appleが目先の利益に囚われる事なく目指すべき方向を見失っていなければ10年も先行していたMacintoshがWindowsに駆逐されることなど本来あってはいけなかったのだ。もちろん追い出された当時のSteve Jobsが社内をかき回す存在だった事は事実なので同じ結果になっていた可能性もあるが、どんなにPCの世界で高いシェアを維持していたとは言えSteve復帰後の Appleにやる事なす事全てで完膚なきまでに叩きのめされモバイルファースト時代の主導権をAppleに奪われたのは身から出たサビだったのだ。


結論:Microsoftにとっての顧客は設立当時から一般消費者ではなくPCメーカー。それが良い悪いではなくもしもAndroidの占めるシェアを目指してモバイルOSを開発していたとしても誰もが楽しめるものではなくビジネスユースのスマートフォンしか作れなかっただろう。Appleがどんなに頑張ったってMicrosoftにはなれないようにMicrosoftAppleにはなれない。Microsoftはビジネスユースのことだけを考えていれば良かったのにOfficeを人質にすればコンシューマ市場でも勝てると信じていたのがMicrosoftの最大の失敗だったのである。

月曜日, 6月 24, 2019

Appleの失敗すると言われていたものたち

既に根拠がないと3月にIDC持ち出したiPhoneの販売数が30%も減少したと言う数字を持ち出してAppleはもうダメだと言う記事を何本も上げたAxiosをAppleInsiderの論説が批判していたが、未だに根拠なくAppleをDisるのを楽しみにしているジャーナリストはたくさん存在する。そのような論説はsteve復帰以前の本当に潰れそうだった時代ならApple信者でも首肯して当然だったが、iPhoneの売上が金額にして17%落ちる中MacやiPadの売上、そしてサービスが大きく伸びている現状を見てAppleはもうダメだと決め付けるのは大人気ないと言わざるを得ない気がするのだ。と言うわけで今回はIT業界にたむろする訳知りの方々(過去の他社を根拠にAppleを評価する人達)の見当違いの数々を列挙してみたいと思うのである。

失敗すると言われたものたち
その1:NeXT買収
汎用のアプリもまともにない、時代遅れのUNIXベースのNeXTとMac OSの統合など絵空事だと、かのビル・ゲイツも宣っていたNeXTの買収。OS Xとして確固たる位置を確保しただけでなく、その後のApple製のOSの基盤となる
既にアプリの存在する旧システムとの互換性を確保しながらOS Xに移行するなど確かに他のPCメーカーなら無理だったかもしれないが、平気で互換性を無視するのがAppleだと言われながらエンドユーザーが意識する事なくいつの間にかOS Xへの移行を完全に終了しただけでなくVistaやWindows 8の失策を誘発する位の完成度の高いOSに育て上げることに成功。

その2:iMac
フロッピーがない、SCSIがない、RS422がない、Apple独自のADBさえない、USBポートしかない、こんなもの売れる訳が無いとケチョンケチョン批判された初代iMac。カラフルにしただけで売れるならPCをいつでも赤く塗ると宣ったのもビル・ゲイツ。iMacのヒットによりPCだけでなく家電製品までトランスルーセントにすれば売れると勘違いした製品が山のように世に出てきたが、その後iMacはデザインコンセプトを変えながら現在もバリバリの現役。
iMac登場当時一般的になり始めていたメールやWeb閲覧などのインターネット接続が目的の人にとってフロッピーや余計なポートは必須ではなかったことを証明。iMacのデザインコンセプトを変える度に見た目を中途半端に模倣した製品が登場したがどれも討ち死にしてしまった。

その3:iPod
5万円近くするデジタルプレイヤーを買うユーザーなどApple信者以外に世の中にはいないと馬鹿にされたiPod。ポータブルCDプレイヤーから始まり当時各社は主力商品としてMDプレイヤーをラインナップ。一方デジタルメモリープレイヤーも存在したがPCを中心としたガジェット好き向けの製品。そんな中1,000曲以上の曲を持ち歩く奴はいないと言われていたiPodが発売開始。初代発表当時はFirewireポートを持つMacを持っている人以外には無用の長物に過ぎなかったがWindows対応で一気に人気製品に。iTunes StoreがスタートしたことでMDプレイヤーの息の根を止めただけでなく、後続のデジタルプレイヤー全てを叩きのめすことになった。

その4:Apple Store
GatewayやDellなどネット通販で成功したPCメーカーが直営店経営に失敗した中で始まったApple Storeも大方の業界の予想は失敗するだったが、どのように使うかを知ってもらう形の店作りによって大成功を収める。その後、Microsoftなども直販の店舗展開をしたがお世辞にも成功したと言える状態には未だになっていない。一方のApple Storeは坪当たり売上は現在も全米一を誇っている、

その5:iTunes Store
AppleがiTunes Storeを始める以前にも音楽のダウロード販売サービスは数多く存在した。ガラケーと言う独特の進化を遂げていた日本では、着メロ、着うたとキャリア縛りではあるが確実に利益を上げているサービスさえ存在した。そんな中頭打ちになってきたCD販売に変わるものとしてレコード会社やオーディオメーカーを中心に自社独自の楽曲サイトがスタートしたが視聴契約を打ち切れば聴くことの出来なくなるストリーミングサービスばかり。曲の所有が可能なiTUnesが音楽好きの間でデファクトとなったのは当然の結果だった。サブスクリプションが主流となりダウンロード販売は完全に縮小したためi Apple Musicとして健在。

その6:iPhone
携帯電話を知らない素人のAppleは1年持たない、500ドルもする携帯など誰が買うのだと批判された初代iPhoneが登場したのは2007年。iPhone登場以前のスマートフォンを比較対象にキーボードがなくGMSでしか使用できなかった初代は物好き用のスマホだったかもしれないが、あっと言う間にスマートフォン市場を作る形で携帯市場を圧倒。開発当初見た目がWindowsフォンと変わらなかったAndroid端末もiPhoneのデザインを模倣せざる負えない事に。出荷台数ではAndroid陣営が圧倒する形が続いているがハードだけではなくアプリ市場もAppleが圧倒的な市場を握っているのは登場時から変わらないままである。

その7:iPad
タブレットなんて売れないが業界の常識だったが常識を覆した。タブレットをPCの版中と捉えるカウントならAppleは世界最大のPCメーカーと考えられる状態がずっと続いている。

結論
その後に発表されたApple WatchやAirPodsは流石に失敗するとまで言われることは無くなったが、発表当初失敗すると言われた製品は未だに健在どころか市場をリードしてるとさえ言える。それまで市場と呼べる規模ではなかった製品市場を作り出してきた Appleからイノベーションが消えたはかなり前からの常套句だが、それは失敗するとDisれなくなったからなのだろうと考える今日この頃である。