水曜日, 10月 02, 2013

iPhone 4でさえ対応したiOS 7

iPhone 4がデビューしたのは2010年の6月。既に3年を経過した端末なので新しいiPhoneに機種変をしてしまい現役で使っている人は少ないかも知れないが、iOS7はiPhone 4以降に登場したiOSデバイスの全てに対応している。iPhone 4では動作が遅いなどの批判はあるかも知れないが、それだって初期のAndroid端末と比べたら月とスッポン。アップデートによって更に使い易くなる部分とのトレードオフは十分に成り立つ。既に、iOS6端末の半数以上はiOS7にバージョンアップを完了。年内に殆どのデバイスがiOS7に変わるのは間違いないだろう。

何故、そんな事が可能なのかと言えばiOS6からPC無しでOSのアップデートが出来るようになったからだが、アップデートを促すバッジとボタン一発でアップデートが実行可能なシステムを用意したAppleの先見性の成せる技だったのだ。プリインストール以外のOSは机上のアップデートに過ぎないAndroidとの大きな差はますます開くばかり。OSの分断化がユーザの分断化に繋がる事に気付いた時には手遅れなのだが…

結論:三年前の機種でさえサポートするApple。継続と革新を同時に行う事ができるからこそAppleファンが増殖可能なのである。責任を持つと言うのはこう言う事なのだ。

月曜日, 9月 30, 2013

Androidは、無法建築

もう随分前になるがAndroidは終わっていると書いたら、随分と多くの部外者からアクセスが殺到した。

最初に書いた時はGoogleの言う自由は無責任に過ぎず、ディズニーでジャングルクルーズをするのと本当のジャングルに置き去りにされるのとの違いだと。その後は、アップデートもままならずユーザが置き去りにされるはずなので、いずれはユーザもAndroidの問題(分断化)に気付き嫌気がさすだろうと。

その頃は、ちょうど面白がってAndroidのバージョンアップが繰り返されていた頃だったが、国内メーカーもガラケーを捨ててスマホに移行しなければいけないと思い違いをしていた時期(なんでわざわざ窮地に飛び込んだんだ)だったので、Twittet上で随分と文句を書かれた(直接食ってかかってきた人は一人だけだったが)。

その後の、Android陣営の状況は表面的にはシェアも大きく伸びていて、Appleに翳りと相変わらず書かれる始末だが、お前らに電話の何が分かるんだとほざいていた携帯の大メーカー(Nokia、モトローラ、BlackBerry)が、いずれも何処かに買い取られる以外に生き残る道が残されなかったことを考えれば、繁栄でではない事は間違いない。プレイヤーが変わっただけだと反論もあろうが、最初にAndroidに手を出したHTCも風前の灯。どう考えてもAndroidでは幸せにはなれないのである。

何で、こんな無様なことになったかを一言で言えば、Androidの根本的な考え方に間違いがあったからで終わってしまうのだが、もう少し細かく見て行った方が理解しやすいだろう。

Androidの問題点
その1:建築基準がなかった
最初の段階でGoogleが提示したのは建築のラフスケッチに過ぎず、与えられたパーツは全体像を持たないものであった。Appleも、スタート時に将来どうなるかのビジョンまでは持っていなかった可能性があるが、少なくとも野放図にならない事を前提にしていたので、建築基準法は定めていた。同時に自社製しかないため部材そのものもコントロールされていたため違法建築が入り込む余地はなかった。Androidに関しては短期間にユーザ数を増やすために自由とオープンをお題目にしたために建築基準を出すわけにいかなかったのだ。
その2:施工業者を選別しなかった
Appleであれば施工業者(EMS)の選別、部材の提供という形でレギュレーションをコントロールしモデルごとの企画統一が可能だったが、組み立てに使う部材の手配から好きにさせたため、与えられたOSでまともに動くかどうかも検証なしに出荷可能な状態を生み出してしまった。その上、傍観者として見ていたらどうしてそんなに好き放題にOSに手を入れるのだと思うほどにバージョンの改定の連続。国内メーカーのように出遅れ組にしたら、製品を出荷する前に次のバージョンがリリースされ、それをサポートすることさえ不可能な状態を作り出してしまった。それは、デフォルトとなる部材の基準がなかったからなのだ。
その3:差別化が分断化を加速
誰でも自由に手に入るOSを使っているのだから他者との差別化を図れば、自社独自のどうでも良い機能を追加する必要があり、ソフトウェアでは実現不可能なハードをよりによって載せざるを得ない状況を自ら作り出してしまった。世界中で使えるはずのOSなのに結果的には国内メーカーは海外では通用しないドメスティックな端末開発に注力した。結果的にはガラケーと呼ばれた携帯と同じことを繰り返して自らの体力を消耗させただけなのだ。それだって、飛ぶように売れれば問題はなかったが、Appleの製品とは違い新製品を正価で買ってもらえなかったのだから目も当てられない状況に輪をかけただけだったのだ。
その4:キャリアの衰退
背に腹を変えられずiPhone販売に売って出たドコモを見ればわかるように、どのキャリアもメーカの面倒を見るほど余裕はない。キャリアから提示された仕様で端末開発を続けてきたメーカーにとってのお客様はキャリアだったので、キャリアが喜びそうな機能を載せることにばかり目を向けていたため、一派人ユーザのニーズに応える開発が疎かになってしまった。そんな頼みの綱のキャリアからいきなりハシゴを外されたのだからNECやPanasonicのようにコンシュマーむけを諦めるしか方法はないのである。

結論:甘言に踊らされた方が悪いのだが、それに巻き込まれたユーザは目も当てられないのである。

iPhone 5sの持つ意味


iPhone 5sに64ビットCPUが載った事に対しSamsungも64ビットを載せてくると発言していたが、いつになるか分からないAndroidが登場よりもAppleが仕掛けてくる日の方が早いのではないだろうか。

A7で64ビット化が始まりiOSも一部64ビット対応(そのために不具合もある)となり64ビット化が今後更に進むのは間違いない。現状でもiPhoneの処理能力は最後のPowerPCを凌駕するレベルには達しているが、流石にCorei7を超える能力を持っている訳ではないが、それも未来永劫そうだと言う訳ではない。

Windowsのようにリリースされる度に強大化して足を引っ張るOSとは違いAppleは既に必要とするハードウェアの基準は大分おとなしいものになってきている。

しかし、やがてA8からA9へと開発が進んでくればその差は縮まりいずれはIntelのチップにも劣らない処理能力を持つ日が来るだろう。勿論、Intelも黙って指を加えている訳はないが、消費電力などトータルの性能でIntelに肉薄する日が来ないとはいえない。それが実現すればiOSデバイスが文字通りモバイルPCに化ける訳である。

外付けのキーボードやマウスをBluetooth LEで接続しAirPlayで飛ばせばPClikeな使い方も十分可能な(可能なだけでそうした方が使いやすいわけではない)iOSデバイス。全てが64bit化された時、Mavericksとの差は僅かになっているだろう。

結論:Microsoftのように無理に一つのOSの中に同居させるような愚は犯さないだろうがIntelとARMどちらでも動くiOSとOSXが用意されるのはあながち夢ではないのだ。