火曜日, 8月 27, 2019

HomePodを買ってはいけない 〜10の理由〜

買ってはいけないを書きたくてもそもそも買えなかったHomePodが日本国内で発売開始された。AirPodsとは違い予約開始初日で数ヶ月待ちになる様なことはなかったので、またぞろ売れていないとどうにかしてApple製品をDisろうとしている連中にとってはありがたい展開なのかもしれない。
とう言うわけで今回はようやく国内販売が開始されたHomePodを買ってはいけない理由を書き連ねてみたい。

買ってはいけない理由
その1:iPhoneを持っていない
Bluetoothペアリングで使えるわけではないHomePodをApple製品が一切ない環境で使おうと言うのはかける労力に対して見返りが少な過ぎます。音声アシスタントが使えれば音には拘らないと言うのならばecho dotやGoogle Home miniを手に入れれば良いし、少しでも良い音の方がいいならSonos Oneがあります。Sonos Oneで音楽を聴けるように設定を終えるには結構な手間がかかるのようですがiPhoneを持っていないのにHomePodを使おうとするよりはずっと簡単です。iPhoneユーザーにとってHomePodほど簡単に使えるものはありません。

その2:Apple Musicはハイレゾじゃない
本当に聴き分ける耳を持っているのかはこの際置いておいてオーディオに金に糸目は付けないお金持ちにとってHomePodの自動キャリブレーションなど子供騙しの世界。Apple Musicの「Apple Digital Masters」はファイルサイズが桁違いに小さくいのにハイレゾに匹敵する音ですがハイレゾでは無いのは事実です。もちろんHomePodそのものはFLAC対応なのでハイレゾ音源を専用アプリで再生すれば良いのですが。専用のオーディオルームも持たず気軽に良い音で音楽を聴きたい方には最適だと思います。 

その3:Siriはバカ
Siriのことを知りもしないでディープランニング信奉者とってAppleのAI技術なんて鼻糞のようなものと決め付けている人にとってiPhoneよりもできることの少ないHomePodのSiriなど目糞にもなりません。商品購入以外ではHomePodのSiriはAlexaよりも賢くなったと言う話もありますが、どんなに頑張ってもGoogleアシスタントがトップでHomePod単体でSiriがそれを超えることは将来的にもないでしょう。HomePodのSiriが他の音声アシスタントと比べて優っていることはワイヤレスイヤホンからMacまでApple製品に囲まれて生活している人にとってシステムレベルで動作するSiriだからこそ可能なハードウェアからサービスまでを統一的にカバーしてくれていることでしょう。「Hey Siri」と言ったときに家中うのApple製品が一斉に反応したりしないだけでも凄いなと思います。 

その4:高い
確かにiPhoneに限らずApple製品が他とは比べようもないくらいに高価なのは事実です。安いことが正義と考えている人なら、たとえ音が貧弱でもそこに10倍近い金額を出そうなどと考えないのは決して間違いではありません。AlexaもGoogleアシスタントもサービスそのものはGAFAを代表する企業がやっているのでなくなることはありませんが、Appleと違い有象無象のメーカーがハードを提供しているスマートスピーカーではメーカーそのものが潰れたりサポートがなくなると言う危険と隣り合わせなのも事実です。Appleが自社のエコシステムのサービスと結び付いた製品をいきなりやめてしまうような事がないのが価格が高い理由の一つだと思います。 

その5:デザインが嫌い
デザインは好みの問題ですので如何ともし難いです。 

その6:壁と床が薄い
BOSEのM3程ではありませんがサイズ感と音のギャップは結構大きいです。フルボリュームで聴く必要など無いですが隣のお宅のひそひそ声が聞こえてくるような環境で楽しむにはパワフル過ぎるかも知れません。ボリュームの大小に関わらずバランスの良い音を出してくれるので小さい音で聴けば良いのですが結構低音が出る上に中高音も伸びのある音なので元々隣近所とうまく行ってないようでしたらトラブルの原因にもなりかねませんのでお勧めできません。 

その7:スマートスピーカーは腐る程持っている
echoだminiだとGoogleとAmazonが競い合って特別セールで放出されていた時に片っ端からスマートスピーカーを買いあさったのでもう胸が一杯という人もいるでしょう。最初の数日は面白がって「OK Google」、「Alexa」と取り敢えずいろんなことをお願いしてみたけど、結局目覚ましやラジオとしてしか使わないなと引き出しに仕舞い込んでしまった人にさらに買い足させる動機付けは見つからないかも知れません。そうなってしまった最大の理由はスマートスピーカーは何でもできる魔法のスピーカーと幻想を抱かせてしまったから。スマート家電で溢れているような環境であれば役に立つスキルの一つもあったのでしょうが、そんなものがなければスマートスピーカーは音声しかないスマホの出来損ないのようなもの。HomePodはさらにできる事が限られているのですからどうしても手に入れる必要はないでしょう。但しHomePodは数多のスマートスピーカーとは違い、賢いオーディオ機器と言うジャンルの製品。ゾクゾクするような音楽が聴きたいというなら話は別です。 

その8:Sonosに満足している
流石にオーディオメーカーであるSonosの製品は他のスマートスピーカーとは段違いに音が良い製品。iPhoneではなくAndroidの方なら価格から見てもHomePodを新たに購入する必要はありません。しかし、AndroidではなくiPhoneを使っているとなると話は変わってきます。既に家中にSonosが溢れていると言うなら無駄な投資になってしまうのでHomePodを買い足せとは言えませんが、一台しかないのならその音の違いや使いやすさの圧倒的な差は買い足す価値が十分にあると思えます。音質は人それぞれ好みの違いが大きいので一度店舗で実機に触れてみて結論を出されたら良いのでは。 

その9:Apple製品だから
世の中にはApple製品を毛嫌いしている人もいます。私がWindowsやAndroidを受け付けないのと同じですので我が道を行ってください。 

その10:音楽は一切聴かない
HomePodはオーディオ機器ですのでお勧めしません。

結論:7つのツィーターと1つのウーハーで作られる音場は音楽の再生中に6つのマイクで拾った音を元に自動でキャリブレーションされ部屋に最適化。設置直後と音楽をしばらく再生した後では全く違う音質に変わったのがわかるレベルに変化する。そのキャリブレーションにユーザーは全く関与する必要はなく開封からキャリブレーション完了までのステップでユーザーに要求されるのはiPhoneでに表示されたボタンを数回押すだけ。これから未来のスピーカーが欲しいと考えているiPhoneユーザーなら買っても損はしないと保証できる商品なのです。

月曜日, 7月 01, 2019

ビル・ゲイツ最大の失敗

ビル・ゲイツが最近インタビューで本来Microsoftが押さえていなければいけなかった立場をAndroidに奪われたりのは最大の失敗だったと答えていた。まるで手をつけるのが遅かったので本来Microsoftが手にしていたはずの地位をGoogleに奪われたと言う語り口だったが、Windows CE、 Windows MobileとiPhone以前にMicrosoftが出していたものは出来損ないのWindowsで動くものばかりだったのは疑いようのない事実。iPhoneが登場した時にキーボードとスタイラスペンを持ったものが最後は勝つと断言していたのはビル・ゲイツ。iPhoneの登場でまるでWindows CE端末のようなスマホから一気にiPhone風に路線変更をしたGoogleほどの先見性がなかったことは間違いなかった。

デジタルミュージックプレイヤーでも太刀打ちできず、95%ものシェアを持つOSを持ちながら音楽のダウンロードサービスでも完敗。それはひとえにエンドユーザーが何を望んでいるか、それをどう完全なものにするかと言う発想からスタートしていないDNAをもった持った会社だったから。バルマーがゲイツよりも間抜けだったのは間違いないがそんな奴に経営を任せたという段階でアウト。Windowsのビジネスモデルの成功は単にSteveのいなかった時代の Appleがビジョンを失っていたと言う棚から牡丹餅だったのではと疑う気持ちを爪の垢ほどでも持ち合わせていたならモバイルファースト時代にここまでコテンパンにやり込められる事はなかったであろう。

同時にSteveのいなくなった後の Appleが目先の利益に囚われる事なく目指すべき方向を見失っていなければ10年も先行していたMacintoshがWindowsに駆逐されることなど本来あってはいけなかったのだ。もちろん追い出された当時のSteve Jobsが社内をかき回す存在だった事は事実なので同じ結果になっていた可能性もあるが、どんなにPCの世界で高いシェアを維持していたとは言えSteve復帰後の Appleにやる事なす事全てで完膚なきまでに叩きのめされモバイルファースト時代の主導権をAppleに奪われたのは身から出たサビだったのだ。


結論:Microsoftにとっての顧客は設立当時から一般消費者ではなくPCメーカー。それが良い悪いではなくもしもAndroidの占めるシェアを目指してモバイルOSを開発していたとしても誰もが楽しめるものではなくビジネスユースのスマートフォンしか作れなかっただろう。Appleがどんなに頑張ったってMicrosoftにはなれないようにMicrosoftAppleにはなれない。Microsoftはビジネスユースのことだけを考えていれば良かったのにOfficeを人質にすればコンシューマ市場でも勝てると信じていたのがMicrosoftの最大の失敗だったのである。

月曜日, 6月 24, 2019

Appleの失敗すると言われていたものたち

既に根拠がないと3月にIDC持ち出したiPhoneの販売数が30%も減少したと言う数字を持ち出してAppleはもうダメだと言う記事を何本も上げたAxiosをAppleInsiderの論説が批判していたが、未だに根拠なくAppleをDisるのを楽しみにしているジャーナリストはたくさん存在する。そのような論説はsteve復帰以前の本当に潰れそうだった時代ならApple信者でも首肯して当然だったが、iPhoneの売上が金額にして17%落ちる中MacやiPadの売上、そしてサービスが大きく伸びている現状を見てAppleはもうダメだと決め付けるのは大人気ないと言わざるを得ない気がするのだ。と言うわけで今回はIT業界にたむろする訳知りの方々(過去の他社を根拠にAppleを評価する人達)の見当違いの数々を列挙してみたいと思うのである。

失敗すると言われたものたち
その1:NeXT買収
汎用のアプリもまともにない、時代遅れのUNIXベースのNeXTとMac OSの統合など絵空事だと、かのビル・ゲイツも宣っていたNeXTの買収。OS Xとして確固たる位置を確保しただけでなく、その後のApple製のOSの基盤となる
既にアプリの存在する旧システムとの互換性を確保しながらOS Xに移行するなど確かに他のPCメーカーなら無理だったかもしれないが、平気で互換性を無視するのがAppleだと言われながらエンドユーザーが意識する事なくいつの間にかOS Xへの移行を完全に終了しただけでなくVistaやWindows 8の失策を誘発する位の完成度の高いOSに育て上げることに成功。

その2:iMac
フロッピーがない、SCSIがない、RS422がない、Apple独自のADBさえない、USBポートしかない、こんなもの売れる訳が無いとケチョンケチョン批判された初代iMac。カラフルにしただけで売れるならPCをいつでも赤く塗ると宣ったのもビル・ゲイツ。iMacのヒットによりPCだけでなく家電製品までトランスルーセントにすれば売れると勘違いした製品が山のように世に出てきたが、その後iMacはデザインコンセプトを変えながら現在もバリバリの現役。
iMac登場当時一般的になり始めていたメールやWeb閲覧などのインターネット接続が目的の人にとってフロッピーや余計なポートは必須ではなかったことを証明。iMacのデザインコンセプトを変える度に見た目を中途半端に模倣した製品が登場したがどれも討ち死にしてしまった。

その3:iPod
5万円近くするデジタルプレイヤーを買うユーザーなどApple信者以外に世の中にはいないと馬鹿にされたiPod。ポータブルCDプレイヤーから始まり当時各社は主力商品としてMDプレイヤーをラインナップ。一方デジタルメモリープレイヤーも存在したがPCを中心としたガジェット好き向けの製品。そんな中1,000曲以上の曲を持ち歩く奴はいないと言われていたiPodが発売開始。初代発表当時はFirewireポートを持つMacを持っている人以外には無用の長物に過ぎなかったがWindows対応で一気に人気製品に。iTunes StoreがスタートしたことでMDプレイヤーの息の根を止めただけでなく、後続のデジタルプレイヤー全てを叩きのめすことになった。

その4:Apple Store
GatewayやDellなどネット通販で成功したPCメーカーが直営店経営に失敗した中で始まったApple Storeも大方の業界の予想は失敗するだったが、どのように使うかを知ってもらう形の店作りによって大成功を収める。その後、Microsoftなども直販の店舗展開をしたがお世辞にも成功したと言える状態には未だになっていない。一方のApple Storeは坪当たり売上は現在も全米一を誇っている、

その5:iTunes Store
AppleがiTunes Storeを始める以前にも音楽のダウロード販売サービスは数多く存在した。ガラケーと言う独特の進化を遂げていた日本では、着メロ、着うたとキャリア縛りではあるが確実に利益を上げているサービスさえ存在した。そんな中頭打ちになってきたCD販売に変わるものとしてレコード会社やオーディオメーカーを中心に自社独自の楽曲サイトがスタートしたが視聴契約を打ち切れば聴くことの出来なくなるストリーミングサービスばかり。曲の所有が可能なiTUnesが音楽好きの間でデファクトとなったのは当然の結果だった。サブスクリプションが主流となりダウンロード販売は完全に縮小したためi Apple Musicとして健在。

その6:iPhone
携帯電話を知らない素人のAppleは1年持たない、500ドルもする携帯など誰が買うのだと批判された初代iPhoneが登場したのは2007年。iPhone登場以前のスマートフォンを比較対象にキーボードがなくGMSでしか使用できなかった初代は物好き用のスマホだったかもしれないが、あっと言う間にスマートフォン市場を作る形で携帯市場を圧倒。開発当初見た目がWindowsフォンと変わらなかったAndroid端末もiPhoneのデザインを模倣せざる負えない事に。出荷台数ではAndroid陣営が圧倒する形が続いているがハードだけではなくアプリ市場もAppleが圧倒的な市場を握っているのは登場時から変わらないままである。

その7:iPad
タブレットなんて売れないが業界の常識だったが常識を覆した。タブレットをPCの版中と捉えるカウントならAppleは世界最大のPCメーカーと考えられる状態がずっと続いている。

結論
その後に発表されたApple WatchやAirPodsは流石に失敗するとまで言われることは無くなったが、発表当初失敗すると言われた製品は未だに健在どころか市場をリードしてるとさえ言える。それまで市場と呼べる規模ではなかった製品市場を作り出してきた Appleからイノベーションが消えたはかなり前からの常套句だが、それは失敗するとDisれなくなったからなのだろうと考える今日この頃である。