水曜日, 3月 06, 2013

サブスクリプション全盛?

レコチョクのレコチョクBest、SONYのMusic Unlimited、KDDIのLISMO unlimitedとサブスクリプションタイプの音楽聴き放題サービスが花盛りだが、これで音楽業界が潤う事が無いのは間違いない。その中で1,700万曲の曲数を誇るのがSONYだが(他も2,000万曲を目指すようだ)、問題は聴き放題はサービスを解約してしまえば元の木阿弥な事。着メロのように新曲を消費する目的で乗っかるサービスは、音楽好きには不要。人が何を聴いているかなんてどうでも良い話で自分の好きなアーティストの手に入らない曲が手に入るのでなければ曲数が何億になろうが無用の長物に過ぎない。音楽にお金を落としてくれるユーザに魅力のないサービスなのだから、そんなもので落ち込むしかない音楽業界の裾野など広がる余地はどこにもないのだ。

キャリア主導のサービスだと、割引やキャッシュバックを餌に強制的に加入を促した会員で水増しされた会員数をベースに成功しているように粉飾が可能だが、更新時にそのまま継続するとは到底思えないので直ぐに頭打ちになるだろう。アナログレコードを後生大事に買い集めた世代がどういう気持ちで、アルバムを買い続けたのか。その辺りを理解した上で考え抜かれたサービスでなければサブスクリプションは全く駄目なサービスなのである。勿論、音楽好きが皆私と同じ気持ちだとは言わないが、摺りきれるまで聴くのでお気に入りは何枚も購入した世代からしたら大好きな曲を人質に取られてお金を要求されるのを良しとするとは思えないのだ。

結論:音楽に限らずサブスクリプションを喜ぶユーザはその作品に思い入れを持っていない人なので直ぐに他のものに興味が移ってしまう事をまず考えたらどうなのだろう。

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