水曜日, 2月 04, 2009

Appleがネットブックを出さない訳

 ネットブックをハッキングしてMac OSXをインストールする人達が増えているようだが、実行した結果のベンチマーク情報なども出てきてその実力のほどが窺うことが出来るようになった。結論を言ってしまえばネットブックに搭載されているAtomはAppleが望むようなパフォーマンスを持ったチップではなく、iPhoneで使えるほど省電力でもない。OSXは決して重いOSではない(Vistaほど)が、その実力がフルに発揮されないようなCPUをわざわざ使うと言う気はAppleには更々無いのだ。もしそれがあるのならばiBookを残してサイズを小さくしたに違いない。そうすればMacと言えども6万円くらいでこさえることは出来た筈である。

結論:Appleの製品はおもちゃのように簡単に扱えるが、おもちゃではない。Appleがネットブックを出さないのは、今更iBookG4なみのパフォーマンスのAtomを使う意義を感じていないからなのである。まあ、G4よりはAtomの方がバッテリーの持ちは良いとは思うが。

火曜日, 2月 03, 2009

Macが何で売れているのか

 PC業界や家電業界がガタガタの今、一人Appleだけが好業績を上げている。今後年間4,000万台位はiPhoneやtouchが売れるのではないかという予想から、PSPやDSを脅かす存在になるとさえ考えるアナリストもいる。既にゲーム機の一極になっていると言うことなのだが、iPodのハロー効果で売れたとされるMacもじわじわと確実にユーザを増やしている。

 長いことMacを使っていると、それが当たり前になってしまうため見過ごされ勝ちなことなのだが、ここ数年のMacは買って後悔するようなことは全く起きていないと言うことに気がつく。使い方によって最適なマシーンは違うのだが、批判を恐れずに言ってしまえば、どれを買っても絶対に文句は出ないし、後悔もしない筈だと言えるのだ。

 正直な話、Appleが最悪の状態だった1995年当時はMacユーザでない人にどれが良いと聞かれても答えに窮するような製品群しか存在しなかった。最新のMacを使わずにSE30などの初期のMacを使うべきだと言いたいくらいに、魅力のない商品ばかりだったからだ。

Macが売れている理由
その1:iPodとの相性が一番良いから。携帯オーディオの世界をほぼ独占してしまったiPodなしには、Macは語れないかも知れない。
その2:期待を裏切らないから。スペックには書き表せない満足感を与えてくれるPCは多くないが、Macは間違いなくそう呼べるPCである。ここ最近Macを買って後悔したと言う話を聞かないのが何よりの証拠である(私に文句が言えないだけか?)
その3:使わない時にも満足感を味わえる。電源を入れずにただ置いているだけで見とれるようなPCは他には無い。ナンチャッテ金属ではなく本当の金属を削り出して作り出される質感はオブジェと同じように心に響くのだ。PCを裏返して作りを見てから買う人なんかいないのかも知れないが、PCしか勝った事の無い人は是非Macを裏返してみて欲しい。どこにもネジが無いのを見て他のPCとの違いを是非感じて欲しいのである。
その4:デフォルトのOSが、Windows Vistaではない。結構これが一番の理由だったりして...そんなバカは少ないか?

結論:経済状況が最悪の今、最低価格が一番高い(しかも値引はない)Macが売れるのは本物の価値を持っているからである。

月曜日, 2月 02, 2009

AppleがOSをライセンスする時

 Microsoftが評判を落とす中、徐々にシェアを拡大し始めているApple。全てAppleの商品ではあるが、MacだけではなくiPodやiPhone、Apple TVとOSXが使われている機器は増え続けている。iPodやiPhoneに使われているOSXは、Mac OSXのサブセットだがOSXがCPUに依存しないことは既に実証されている。Snow Leopardが発表される前にモデルチェンジされるMacのCPUはIntel製だが、今年の後半から来年にかけて出てくる次のマシーンがIntel製だけとは限らない状況になってきている。

 現在のAppleはIntel製の高性能チップを主力としているが、他のPCメーカーは価格競争に巻き込まれ、既にバリューチップからAtomに軸足を動かし始め、Intelの思惑(PCは高性能チップで、Atomは別デバイス用)とは別に、Vistaなど重いOSでも動かす能力を持っているAtomで製品群を構築しようと言うのがPCメーカーのメイン・ストリームになろうとしている。他のメーカーとは違いAppleはNetbookを出していないが、出すとすればチップはAtomだろうが(実際にはiPodやiPhoneに、Atomを使おうと思っていたのだが、そこまで省電力ではない)、他のマシーン(Apple TVには使うだろう)には、もっと強力なチップを載せてくるだろう。そんな贅沢が出来るのは、Appleが価格競争に巻き込まれることのない製品だからである。

 既に、NetbookにOSXをインストールして使っている事例も数多くなってきているがAppleは正式にPC用のOSXを出すとはアナウンスしていない。それは、パッケージとしてのMacとPCが同じメーカーのCPUを使っている(同じ仕様で比較すればMacは高くはないが、そんなこと一般ユーザには判断出来ないだろう)現状ではの差別化をはかるのは難しいからだ。

結論:Macが自社製のCPUに移行した時が、PC用のOSXの発表の時である。それが、今年の終わりか来年になるかは定かではないが、Intel製チップのアドバンテージが低くなった時(既にチップセットはそうなった)なのは間違いないだろう。もう、そこまで来ているのだ。そして、その時のチップはPowerPCの流れを汲むのである。