土曜日, 8月 06, 2011

失敗に終ったスマートテレビ戦略

 スマートテレビというジャンルで売ろう目論んだメーカーは軒並み夢破れたようだが、そもそもテレビをスマートにしようと言う定義が間違っていると気付いていないのが問題の根源。パケットでデーター化すればチューナーさえ不要な時代に余計な機能を付加しようと言うのは時代錯誤。画質のアップコンバートや音質の向上など本質的な部分に力を入れ(3Dではない)ディスプレイに徹すべきだろう。
 
 Google、SONY、Logitechの三社がぶち上げGoogle TVも結局、鳴かず飛ばずに終わったが、それでもCES2011で各社が発表した製品(2010は3Dだっけ)よりは、まだ売れた方なのだろう。Google TVに対して後出しジャンケンのようになったApple TVは機能からすればSTBと大した違いがないものだったが、番組のレンタル(バージョンアプで購入も可能に)、AirPlayなどを組み合わせる事で一番成功したのではないだろうか。

結論:未だに、趣味の範囲を越えていないとApple自身が言っているApple TVに勝てないのは、作ってる連中がスマートではないからなのである。ネットが出来るくらいでスマートと言われても…

2 件のコメント:

bluehips さんのコメント...

結局「テレビチューナ内蔵パソコンと何が違うの?」という素朴な疑問に答えられなかったというのが失敗の原因では?
スマートテレビとは?という説明を聞いたり読んだりしても、全てパソコンで出来る事ではないかと思う訳です。
定義が曖昧な物に対して、深く掘り下げた商品が出来る訳が無いと思います。

G4 Cube Everlasting さんのコメント...

コメントを頂き有難うございます。

何を作りたいかが分からないから取り合えず作ってみましたの典型だと思いますね。ビジョンもないからAppleやGoogleが出すんだから乗り遅れるなで追従だったのでしょうが、そのGoogleだって見切り発車だった様に思えます。