月曜日, 6月 06, 2005

Inrel版Mac〜その後

 Intel版の噂が本格的になってきたが、ユーザの心理としては非常に微妙である。PowerPC版のサポートが今後も続くのであれば、個人的には問題ないが、もし5年位で打ちきりになるのだとすればとんでもないことになりそうである。それと、PowerPCと比べてIntel版が本当に速いのかと言うことも気にかかる。Tigerでは、グラフィックはGPUに任せる仕様に変更されているのであとは、純粋にコプロ計算が速いかどうかに掛かってくるが、これはCPUのクロックスピードよりもCPUの設計に負うところが大きい。この点は、PowerPCの方が優れていると言うのが、今までのAppleの立場であった。

 そんなことを無視してまで、出さなければいけないほど今のAppleは追いつめられているとは思えないことから、私はメディア・センターとしての新たなデバイスでならばIntelの石もありだと考えてきた。そこでサポートしなければいけないデバイスの数は圧倒的に少ない。これならば、すぐにでも出せるというのが私の読みである。Intel版にフル機能MacOSを用意するくらいならば、Cell用のMacOSを出す方が理にかなっていると思う。

 いずれにしろ、今夜の未明には答えが出る訳であるが、Mac専用のカスタム・チップを出せない限り、Intelの提案が魅力的に見えないのは私だけではないだろう。

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