以前と比べるとMacの価格は夢のように安くなったが、それでもPCのデスクトップと比べるとまだまだ高いと言う印象を持つのも確かである。しかしこれは本当に印象の問題であって事実ではないのではないかと最近感じることがあった。
それは、社内でファイルサーバとして現在使っているマシーンでは力不足のため新しいサーバを購入するために見積りを取ってもらいたいとの連絡を受けたことに始まった。さっそくXserveの見積りをApplestoreで確認してみた。シングルCPUでHDDは1.2T、ハードウェアRAIDを使うと言う構成でたったの60万円台だった。これって安くないだろうか。Dellで同じような構成のLinuxのサーバを購入しようとしたらそんな容量のラックマウントサーバは無かった。今回の構成で考えているのはHDD3基で2基はあくまでもバックアップ用である。この容量になってしまったらHDDでミラーリングする方が合理的だ。
それ以外にもある。実験のためにXEONがデュアルで載っているマシーンが手元に届いたが50万円以上らしい。この金額ならばPowerMac G5の最上位機種を買って、iBookをおまけに付けることが出来る。それにファンの音は比較にならないくらい静になる。もちろんWindows対応のアプリを実験するためなのでMacを代替えに使うことは出来ない訳だが、Windowsの方が安いと言うのはここでも崩れてしまう。PowerMacはあくまでもプロ用のマシーンのため比較対照はあくまでもフル機能のPCである。そうなるとMacの方がずっと安いのだ。
コンシューマ用のマシンでも考えてみたが、iMacの比較対照になるPCは無い。何故ならG5に対応するCPUはXEONクラスだからである。Pentium4と比較するのはG4なのだ。仕方がないのでディスプレイサイズで比較しようとするとiMacよりも高い商品ばかりである。テレビチューナが付いていると言うかも知れないが、皆が必要な機能とは思えない。
結論:冷静に考えるとMacは全然高くないのである。安普請のPCと比較すること自体が間違いなのだ。
木曜日, 3月 31, 2005
水曜日, 3月 30, 2005
Appleの失敗
iPod景気に沸くAppleであるが、かつてはいつ死んでも仕方ない状態を続けていた。丁度10年ほど前Appleは正に瀕死の状態であり、CEOの交代は延命処理に過ぎなかった。何度も書いてきたことなのでちょっとくどくなるかも知れないが、そのあたりをもう一度考えてみたい。
そもそものきっかけは20年前のMacintoshの発表にさかのぼる。社内の小さなプロジェクトに過ぎなかったMacintoshが、日の目を見たのはJobsがLisaグループのリーダーの地位を外されたことだった。GUIを持ち、マルチタスクが可能なLisaは非常にエレガントなマシーンであったが、高価格だったために普及することはなかった。その失敗の原因はJobsにあると判断した取締役会はJobsをLisaチームから切り離す決定を下した。ここで、重要な点は当時のAppleにおいて主力商品であったApple IIのアーキテクチャーを完全に否定したマシーンをJobsが作ったことだったのである。Jobsは常に前進することを求め自社の商品を平気で否定出来るビジョンを持っていたのだ。Lisaチームを外されたJobsは、今度は打倒Lisaを旗印にMacintoshグループを新マシーン開発のために組み直してしまう。Lisaよりもコンパクトで使い易く価格も安いマシーンを目指したのだ。1,500ドル位で売れるマシーンが目標であったが、スカーリーが販促に1億ドルも掛けることが分かり結局非常に高価なマシーンになってしまった。案の定すぐに売れ出すことはなかった。ここで取締役会は、Jobsから商品開発の権限を奪うと言う措置に出た。その結果JobsはAppleを去り、Appleが新しい商品を作り出す機会を失ってしまったのである。恐らく、JobsがAppleに留まっていればNeXTはAppleからデビューしていただろう。そう考えるとWindows95が発表された当時には、現在のMac OSXと同等の先進のOSを持ったマシーンを発表出来ていたのだ。取締役会の判断ミスのためにAppleは10年近く遠回りをしてしまったのである。
結論:破壊者を社内に飼うことが出来なかったことが、Appleの失敗の根本的な原因だったのである。これ、どこかの日本の家電メーカーにも当てはまるような気がするんだけどな。
そもそものきっかけは20年前のMacintoshの発表にさかのぼる。社内の小さなプロジェクトに過ぎなかったMacintoshが、日の目を見たのはJobsがLisaグループのリーダーの地位を外されたことだった。GUIを持ち、マルチタスクが可能なLisaは非常にエレガントなマシーンであったが、高価格だったために普及することはなかった。その失敗の原因はJobsにあると判断した取締役会はJobsをLisaチームから切り離す決定を下した。ここで、重要な点は当時のAppleにおいて主力商品であったApple IIのアーキテクチャーを完全に否定したマシーンをJobsが作ったことだったのである。Jobsは常に前進することを求め自社の商品を平気で否定出来るビジョンを持っていたのだ。Lisaチームを外されたJobsは、今度は打倒Lisaを旗印にMacintoshグループを新マシーン開発のために組み直してしまう。Lisaよりもコンパクトで使い易く価格も安いマシーンを目指したのだ。1,500ドル位で売れるマシーンが目標であったが、スカーリーが販促に1億ドルも掛けることが分かり結局非常に高価なマシーンになってしまった。案の定すぐに売れ出すことはなかった。ここで取締役会は、Jobsから商品開発の権限を奪うと言う措置に出た。その結果JobsはAppleを去り、Appleが新しい商品を作り出す機会を失ってしまったのである。恐らく、JobsがAppleに留まっていればNeXTはAppleからデビューしていただろう。そう考えるとWindows95が発表された当時には、現在のMac OSXと同等の先進のOSを持ったマシーンを発表出来ていたのだ。取締役会の判断ミスのためにAppleは10年近く遠回りをしてしまったのである。
結論:破壊者を社内に飼うことが出来なかったことが、Appleの失敗の根本的な原因だったのである。これ、どこかの日本の家電メーカーにも当てはまるような気がするんだけどな。
木曜日, 3月 24, 2005
Macintosh伝説〜番外編〜
iPod人気によってAppleに対する認知はかつてないほど大きくなっているにも関わらず、現在Macintosh専門の雑誌は多くない。思い返してみればユーザの数からは信じられないくらいに多くの雑誌が発行されていた時代がかつてあったのである。その当時はNetで十分な情報を得られるような状態でなかったために、一月以上遅れた情報でも価値があったと言うことである。それと、現在はAppleが何ヶ月も前に情報をおおっぴらにするような体制にないため、記事の書きようがないと言うのも雑誌が少ない本当の原因なのかも知れない。さて今回はかつて出ていた雑誌についての思い出を語りたい。
《MacLife》御用系雑誌
Macの雑誌としては一番古くからあり、その厚みも最大であった。ページが少ない分、紙の厚みが厚く、なおかつ広告が一番多い雑誌だった(半分は広告ページだった)。それゆえの御用雑誌である。提灯記事をなくしてしまうと誌面が成り立たないのじゃないかと危惧したほどである。清く正しいMacユーザが読むべき雑誌だった。
《Mac Japan》 反体制雑誌
Macの雑誌であったにも関わらずAppleを批判する記事を載せることに躊躇しないところはさすが技評(技術評論社)出身と言える雑誌だった。Macの日本の価格から新製品やOSの罵詈雑言まで分け隔てなく載せたためアップル(当時はアップルジャパン)の逆鱗に触れスポンサーが全て降りる(当然アップルの圧力)と言う仕打ちまで受けてしまった。記事の内容はどこまでも濃く担当者のカラーが思いっきり出ていた個性的な雑誌であった。
《Mac World Japan》 老舗雑誌
日本での発行はかなり後半で、なおかつ長続きしなかったが本家アメリカの記事が翻訳されていたため海外でのMacの情報が掴めると言う良さがあった。正統派であったために面白おかしい(ふざけたと言う意味)が少なかったため読者の数は最後まで増えなかったようである。そのため正統派の雑誌ながら最後まで広告で半分と言うような状態にはなれなかった。
《日経MAC》 ビジネス系雑誌
言わずとしれた日経BP発行の雑誌。一部ユーザの間では日経が出したくらいだからMacの未来はバラ色だという雰囲気をかもし出してくれたが、実際にはAppleが坂道を下り降りている時期と重なったためわずか7年ほどで消え去ってしまった。記事の内容はbyteのMacに関係している部分が主体であったが、当時日本のユーザはMacをビジネスで使うことを端から諦めているような連中だったため、Appleの最悪期との相乗効果で短命に終わった。世間では日経Macが無くなった時にMacが無くなったと誤解されたほどであった。
《Mac User》 骨太系雑誌
Macの雑誌の中では、Mac Japanの次に硬派の雑誌であった。アップルにたて突く訳ではないが、内容の濃い記事を主力とした正統派であったが、内容が専門的過ぎたため一番短命だったかも知れない。Macを良く理解していない人間でないと内容を把握しきれない物だったためライトユーザーがおいそれと手を出せるものではなかった。
《MAC Fan》 一般系雑誌
Mac専用なのに一般系とは失礼かも知れないが、日本語文献も皆無の時期からどっぷりとMacに浸かっていた確信犯的Macユーザにとっては得るべき情報のない雑誌だったのは間違いない。創刊号から暫くはお付き合いさせて頂いたが真っ先に購読をやめてしまった。毒にも薬にもなら無い雑誌だったのである。
《Mac People》 素人系雑誌
何か大志を抱いてMacを買ったような人が読む雑誌ではなかった。原理主義者からみたら、お題目や念仏を唱えただけで幸せになると考えている奴らが見るような雑誌にしか見えなかったのだ。買う気も起きなかった。
このほかにも数多のMacの雑誌が創刊され無くなっていったが、現在残っているMac FanやMac Peopleは良い意味で普通の人を相手にしていた。こういう雑誌が生き延びたと言うことはある意味良かったのだと思う。Mac Japanだけが生き残っているようだったら、我々はオウムののように犯罪者になっていたかも知れない。
《MacLife》御用系雑誌
Macの雑誌としては一番古くからあり、その厚みも最大であった。ページが少ない分、紙の厚みが厚く、なおかつ広告が一番多い雑誌だった(半分は広告ページだった)。それゆえの御用雑誌である。提灯記事をなくしてしまうと誌面が成り立たないのじゃないかと危惧したほどである。清く正しいMacユーザが読むべき雑誌だった。
《Mac Japan》 反体制雑誌
Macの雑誌であったにも関わらずAppleを批判する記事を載せることに躊躇しないところはさすが技評(技術評論社)出身と言える雑誌だった。Macの日本の価格から新製品やOSの罵詈雑言まで分け隔てなく載せたためアップル(当時はアップルジャパン)の逆鱗に触れスポンサーが全て降りる(当然アップルの圧力)と言う仕打ちまで受けてしまった。記事の内容はどこまでも濃く担当者のカラーが思いっきり出ていた個性的な雑誌であった。
《Mac World Japan》 老舗雑誌
日本での発行はかなり後半で、なおかつ長続きしなかったが本家アメリカの記事が翻訳されていたため海外でのMacの情報が掴めると言う良さがあった。正統派であったために面白おかしい(ふざけたと言う意味)が少なかったため読者の数は最後まで増えなかったようである。そのため正統派の雑誌ながら最後まで広告で半分と言うような状態にはなれなかった。
《日経MAC》 ビジネス系雑誌
言わずとしれた日経BP発行の雑誌。一部ユーザの間では日経が出したくらいだからMacの未来はバラ色だという雰囲気をかもし出してくれたが、実際にはAppleが坂道を下り降りている時期と重なったためわずか7年ほどで消え去ってしまった。記事の内容はbyteのMacに関係している部分が主体であったが、当時日本のユーザはMacをビジネスで使うことを端から諦めているような連中だったため、Appleの最悪期との相乗効果で短命に終わった。世間では日経Macが無くなった時にMacが無くなったと誤解されたほどであった。
《Mac User》 骨太系雑誌
Macの雑誌の中では、Mac Japanの次に硬派の雑誌であった。アップルにたて突く訳ではないが、内容の濃い記事を主力とした正統派であったが、内容が専門的過ぎたため一番短命だったかも知れない。Macを良く理解していない人間でないと内容を把握しきれない物だったためライトユーザーがおいそれと手を出せるものではなかった。
《MAC Fan》 一般系雑誌
Mac専用なのに一般系とは失礼かも知れないが、日本語文献も皆無の時期からどっぷりとMacに浸かっていた確信犯的Macユーザにとっては得るべき情報のない雑誌だったのは間違いない。創刊号から暫くはお付き合いさせて頂いたが真っ先に購読をやめてしまった。毒にも薬にもなら無い雑誌だったのである。
《Mac People》 素人系雑誌
何か大志を抱いてMacを買ったような人が読む雑誌ではなかった。原理主義者からみたら、お題目や念仏を唱えただけで幸せになると考えている奴らが見るような雑誌にしか見えなかったのだ。買う気も起きなかった。
このほかにも数多のMacの雑誌が創刊され無くなっていったが、現在残っているMac FanやMac Peopleは良い意味で普通の人を相手にしていた。こういう雑誌が生き延びたと言うことはある意味良かったのだと思う。Mac Japanだけが生き残っているようだったら、我々はオウムののように犯罪者になっていたかも知れない。
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