金曜日, 9月 02, 2005

7日に発表されるのはiPodだけか?

 9月7日アメリカでの発表は、果たして噂通りにメモリタイプのiPod miniとMotorolaのiPod携帯だけなのであろうか。これだけでもそれなりに話題性はあるが日本でもビデオを使ってプレスだけの発表会を行うと言うことはそれ以上の隠し球があると踏んでも良いのではないだろうか。

 日本では8月4日にiTMSの開始のプレス発表にJobs自らが現われた。一番難問だった日本での音楽ダウンロードの開始だっただけに思わず大将がやって来たのであるが、iPod携帯が日本でも発表を行わなければいけない(まだシェアが低いからか?)程の商品とも思えない(日本で使える携帯ではない)。そうなると俄然、ミュージックビデオが見えるiPod位は出るのではないかと言う気になってくるのだが、Appleinsiderなどの情報では年末まで出そうにないと言うことだ。

 ここで、希望を一つ(前から言っていることか)。アップル純正のiPod携帯電話の発表をして欲しい。前からAppleはiPhoneという商標を抑えているし、携帯電話で使われているビデオの圧縮方式はQuickTimeである。実はこっそり日本のメーカにも作らせていて、いきなりDoCoMoから発表されたりしたならば、流石と拍手を送りたいものである。普通に考えてありえないと思えるような物をいきなり発表するのがAppleなのだ。ソニーエリクソンやパナソニックがOEMでAppleの携帯をひそかに作っていたとしても驚いてはいけないのである。

 話は変る。何故AppleはTVチューナ内蔵のMacを出さないかについてである。国によって放送方式の違うTV電波に対応するのはこのネットワーク時代に相応しい考えではない。データを全てQuickTimeに変換してしまえばユニバーサルなサービスを行うことが出来る。現在のQuickTimeはフルハイビジョン(1080p)に対応しているのでどんなでかいディスプレイで表示しても見劣りするようなことは無い(既にDVDのクオリティを越えている)。映像を配信するシステムではそこが肝腎なのだ。BD(ブルーレイ)を始めとする次世代DVDは、規格統一もならないうちにどうでも良い技術に成り下がってしまっていると言ったら言い過ぎだろうか。デジタル時代になりどんなコピープロテクトでさえ破ることが出来るのだから、そんなことを考えるよりもコピーされても利益が得られるビジネスモデルを構築しなければいけないのである。

結論:ビデオが見えるモバイルギアを作る時間があったら、その次の時代に合うデバイスを開発するべきである。

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