金曜日, 7月 22, 2005

AppleはJavaに見切りを付けたのか

 あまり大きなネタではないのだが、長らく選択肢の一つとして存在していたCocoa-Javaはアプリケーションの開発環境として非推薦になった。もちろんWeb-Objectsの世界ではJavaはデフォルト(Cocoaでは作れない)であるが、万能の開発環境としてはObjective-Cしかないと言う状態になった。これは、Carbonに対しても言えることなのであるが、CarbonにせよCocoa-JavaにせよCocoa用のライブラリーが完成するまでのつなぎだったのである。

 結局Jobsがどう言おうが、Intelチップに変更した理由もCocoaだけでMacのアプリが作れる体制になることが前提だったのだ。QuickTime(Carbonのライブラリーしかなかった)のように過去の遺産の方が大きいライブラリーを置き換えるのに時間が必要だったのだ。といわけでJavaだってつなぎだったのかも知れない。WebアプリではJavaは有効であるがグラフィックを多用するアプリケーションの作成環境としては端から無理がある。そもそもAppleが考える世界のMainストリームを歩むような技術では無いと言うことなのだろう。

 というわけで、Mac(PowerPCでもIntelでも)で開発をする限りはレガシーなライブラリー(Objective-Cが一番歴史があったりするが)のことは忘れてハードの能力を最大限発揮させたいならCocoaを使えと言うのがアップルのご託宣なのである。

結論:JavaはMacでも動く存在であって、無くてもかまわない物だということだ。Javaをマスターする時間があったらObjective-Cをマスターした方がいいぞと言っているのである。

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