水曜日, 7月 20, 2005

iTunesはどこへ向かうのか

 長らく待たされていたiTunes Music Storeジャパンが正式に開始される見通しがたった。今のところエイベックスだけが正式に名乗りを上げているだけであるが、恐らく国内のほとんどが参加することになるであろう。価格などは発表されていないが150円を上限になるのではないだろうか。本家のiTMSは、私の予想通りミュージック・ビデオの発売を開始する。合わせてテレビ局各社との交渉も始まっている。これはパッケージとして販売コンテンツ(映画など)以外をiTMSに載せてくることを示唆している。つまりmovieではなくTVなのである。その辺りの違いを理解できない人々が世の中に多くいるがコレクションするための映像は世の中にいくらでもある(レンタルビデオがあるし、パッケージを買えば済む)。それをあえてネット上に載せてくる意味合いはほとんどない。

 オンデマンドが必要なコンテンツはTVのように使い捨てになってしまうメディアなのだ。それをデジタル化する作業はまさに作業でしかない。世の中のIT企業の経営者でそれを理解しているのは他でも無いJobsだけである。テレビ番組ををPC用映像にして配信しているポータルはたくさんあるが、iPodで見られるような形でサービスできるのはAppleを置いて他には無い。

 と言う訳でiPod Photoの次の機種はiPod TVとApple Media Centerになるのではないだろうか。Apple Media Centerは、MacがなくてもiPod TVにテレビ映像を送り込むことが出来るiTunesとQuickTimeをベースにしたマシーンである。DVDなどに焼くことが出来ない(テレビに映すかiPodに送る機能に特化した)コンパクトなマシーンで価格は500ドル以下といったところでどうだろう。

 今のところ噂さえ出ていないようだが、発表されると面白そうである。
iTunes Music Storeが遅れていたが日本だがテレビ局各社がテレビのコンテンツをオンライン配信しようとしている。ここは一挙にTVの配信サービスを開始してしまう党のはどうだろう。

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